人狼議事


93 Once upon a time...

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妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/20(Mon) 00時頃


【人】 妄執の誓い エフェドラ

――楽団テント――

[かちり、と音が聞こえたのは、それからどれほど経った頃か。
 それは、ほんのかすかな音。距離は、まだまだはるかに遠い。
 けれど聞こえてしまうのは、肉体という覆いを失い剥き出しの存在となったせいで。
 知覚が鋭敏となっているせいなのかもしれない。
 思い描く、複数の鋭利な凶器が擦り合わさるイメージ。
 彼だ。サイモン>>5:73が、近づいている――――]

 的を外したままじゃ、終われないよね。
 そりゃ、さ。

[死の直前まで、信じていた。
 サイモンは、プロであり、一流のアーティストであり。
 共に、死んでくれると、思いを受け止めてくれた男だったから。
 気配を感じれば、辿り着くよりはるか以前に。
 入場口を開けるかのように、奥への方と進んでいった]

(17) ginlime 2014/10/20(Mon) 20時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 お邪魔するねー。

[言いながらも、視線の先は呼びかけとは違う者、アントニーを捉えている。
 声は聞こえないながらも、細く、泣いている>>5:*1のは分かった。
 追い詰められた、可哀想な獣の子。
 1人ぼっちで閉じこもるしか、術をなくした哀れな存在。
 そんな様子を目にしていると、どうしても思い出してしまう。
 記憶に新しいあの感覚。あの、体験を]

 遠慮、しないから。
 ここで見る。

[月を背に、瞳に焔を宿して圧し掛かっていた小さな影。
 肉体の内側を抉った鋭い牙と、間近であびた息遣い。
 噴出した血液、欠損していく自分の体と。
 愉悦とともに咀嚼された、自分の切れ端。
 そして、人形と化すことで必死に耐えていた、死への震え。
 耐えがたく、耐えきったあの苦しみを…………]

(18) ginlime 2014/10/20(Mon) 20時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 別にいーでしょー?
 ……あたしもさ、無関係じゃ、ないんだから。

[ことさら声を張り上げて、こうして話しかけていた相手、倒れた椅子の足に腰かけた存在>>5:+31に向かって言い切った。
 そして、応えの有無に関わらず、そのまま奥まった場所で腕を組む。
 ……まだ、泣き声は聞こえている。
 サイモンも、まだ、やってこない。
 だから、そんな隙間の時間に、ぼそりと小さく呟いた]

 きついよ……あれ。
 マジで、さ……。

[聞こえない呟きは、泣き続けているアントニーに向けて。

 ここが、フィリップの言っていた場所かどうかは分からない。
 ただ、きっと、『最高の観客席』に自分は居座っているはずなのに。
 ため息とともに視線がそれて、2つのまぶたはそっと閉ざされた。

 こうして、じっと目を閉じたまま。
 凄惨な最後の演目の始まりを、エフェドラはじっと待ち続けたのだった*]

(19) ginlime 2014/10/20(Mon) 20時半頃

妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/20(Mon) 20時半頃


【人】 妄執の誓い エフェドラ

――楽団テント――

[唸りに続く吼え声>>5:98を耳にし、閉ざしていた瞼を開いた。
 まだ幼いだろう獣が周囲を突き崩し、長身の男へ飛びかかる>>0
 再びフラッシュバックする、上から食いちぎられた時の感触。
 思わず目をそむけたくなるのを、歯を食いしばって耐えぬいた。

 サイモンの肉体へと食い込む牙と。
 アントニーの体へと打ち込まれたナイフ>>3

 さらに、もう一本>>4
 噴出された血の海に、倒れ伏す小さな姿>>6

 返り血と、おそらくは自分の血で赤く染まったサイモンが。
 アントニーの首に切っ先を寄せる>>7

 一際強く、こびりついて離れないあの感覚が再来し。
 震える幽体を抱きしめるようにして、それでも身を乗り出して、聞こえぬ叫びを投げかけた]

(28) ginlime 2014/10/22(Wed) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 やって! サイモン! 幕を下ろして!

[叫びながらも、同時に現実に胸を締め付けられる。

 死ぬ。殺す。と声高に掲げてきた、まだ肉体のあったあの頃。
 体験したこともないくせに、なりふり構わず無知の覚悟で突き進んできた時とは違う。

 死がもたらすもの――――。
 肉体や精神なんて言葉では到底くくれない存在どこかで、止まらなかったあの震え。

 体。心。経験。関係。思い出。
 築けたかもしれない何か。誰かへとも及ぼす何か。

 過去。そして、未来。
 幾ら言葉を連ねたとしても、決して言い表せない終焉への震え。

 死んで初めて理解……いや、味わった。
 味わうには、味あわせるには、あまりに酷な、あの感覚を。
 今、目の前で堕ちようとしている相手に、覆いかぶせようとしている。
 アントニーの小さな体に重ねて、予感>>18とともに、理解はしていたはずだけど]

(29) ginlime 2014/10/22(Wed) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

[ナイフが、首へと突き立てられた>>12

 その現実を目の当たりにし。
 無意識に、両手を祈るように組んでいた。

 私たち罪人のために、お祈りください。
 今も、死を迎える時も、お祈りください。

 これは、望んでいた結末。死してなお、抱いていた結論。
 ただ、罪深き自分の願いを聞き入れてくれる慈悲があるなら。

 アントニーに降りかかっているかもしれない、あの感覚の幾許かでも。
 どうか、薄めてあげてください。

 死を迎える時も、その後も――――。

 天ではなく、血ぬられた血を見つめて祈りを捧げながら。
 死へと向かっていく姿>>25を、両目に焼き付けたのだった**]

(30) ginlime 2014/10/22(Wed) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

――楽団テント――

 人の傷痕ってさー。なんか無性に触りたくなるよね。
 まぁ、程度によるんだけど……。

[さて、あれ>>30から何かあったか。
 ともあれ、今、エフェドラはこうして、じっと覗きこんでいる]

 あれって、なんでだろ? サイモンさー。

[なんて。スーザンの手により、患部に包帯が巻かれ>>23見えなくなる前に。
 サイモンに向けて、聞こえない声で問いかけてみた。
 なお、この段階に至るまでの間に、サイモンには精一杯のお礼と労いを自分なりにしていたのだが。
 見えない、聞こえない行為な訳だから、伝わらなかったに違いない。
 つい……ねえ。思わず、あんなことまでやってしまったもんだから。
 よかった。伝わらなくって、本当によかった。ほっ]

(31) ginlime 2014/10/22(Wed) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 その手で……ダイジョーブ?

[だから、今は心配げに手当てを終えた後とサイモンの顔を見比べる。
 そんなことをしいたせいで、スーザンと隻眼の男のやり取りには>>26気づかずに。
 再びサイモンの名前>>27が出てから、ようやく彼女へと視線を送った。
 『事後』に対する、的確な指示。亡き者たちへの、弔いも……]

 ……スージー、あんがと。
 でも……質素でいいよ。あたしは。
 お芋を1つそなえてくれたら、それでいいから。

[死した者達への、弔いへ。
 それは、失った歯車を失ったままに、一歩一歩前へと進んでいくための手続きのように思え。
 心強くも、寂しくて、ちょっとした無念さも感じてしまう]

(32) ginlime 2014/10/22(Wed) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 それでいーよ。
 これから、大変なんだから。色々、さ。

[メルヘンの傷口は、決して小さいものとは思えない。
 人員の補充は必要だろうか。再建にどれだけ費用がいるか。
 お気楽なエフェドラの頭では、到底はかりきれないけれど。
 それが、大変だっていうくらいの感覚は持ち合せているつもりだ。
 それでも、自分にはもうできないことは、図々しくも付け加えておいた]

 大変だけど……お願い、ね。
 あたしらの分まで――――――――。

[大変なのはわかっているけど、怪我をしているのも知っているけど。
 できるかどうかは分からないけど、これはもう、託すしかできないお願い。
 だから遠慮容赦なく、生き残った者達に、聞こえない声で呼びかけた]

(33) ginlime 2014/10/22(Wed) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 みんなの心に、新しいハッピーエンドを!
 そのために、遥々やってきたんだから>>0:#0さー。

[修復するのは大変だろうけど、吐いた唾はのめないし。
 誰かにおきたちっちゃな不幸を枕の向こうへ飛ばすのが、サーカス団メルヘンのお仕事じゃないか。
 メルヘンの内部で起こった、血塗られたお伽噺のことは。
 どこかの、絵本の中にでも収めて、ぱたん、と閉じてしまえばいい。
 知る者だけが思い出した時にそっと開ける、人目につかないメルヘンとして]

 頑張れーよぉー。

[Once upon a time……。
 そんな秘められた、むかしむかしの世界に飛び込んだエフェドラは。
 これからも幸せな物語を紡げるはずの者たちへ、精一杯のエールを送ったのだった*]

(34) ginlime 2014/10/22(Wed) 23時半頃

妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/22(Wed) 23時半頃


エフェドラは、ジャニス ジャニス (テコテコ ピタリ。

ginlime 2014/10/23(Thu) 00時頃


エフェドラは、ジャニスに、あたし寝るよー! おやすみ!(手ぱた**

ginlime 2014/10/23(Thu) 00時頃


【人】 妄執の誓い エフェドラ

――少し時間が流れ……――

 ようこそ! サーカス団メルヘンへ。いらっしゃいませー。

[続々とチケット売り場を通過していく、人、人、人。
 エフェドラはそんな彼らを、深々とお辞儀をして出迎えている]

 はい。会場は、あちらのテントになります。
 あ、はい。お手洗いはあちらに。

[正直、接客は不慣れだけど、そこはなんとか笑顔でカバー。
 この場の空気にあてられたのか、話しかけてきた相手も上機嫌で、ちょっとばかし饒舌だ]

 そうですね。そういったご要望でしたら。
 こちらの演目をぜひ、お楽しみになさってください。
 かの綱渡り師は、当サーカス団随一の……。

[なんて、対外的な一人称>>0:14を用いての、精一杯な営業スマイルは。
 相手の次の一言によって、小さく氷ついたのだった]

(44) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 ―――――――― あ ?

(45) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

[それから、数十秒の空白>>-431の後。
 大テントへ向かう『お客様』を見送ったエフェドラは。
 はぁ、はぁ、と少しだけ紅潮した頬で息を切らせながら、感慨深げにぼそりと呟いた]

 ……するんだ、ナンパ。ユーレーも。

[ついでに、トイレも使うんだ、とも思ったけれど。
 他幽霊《タニン》のライフ(?)スタイルに、とやかく口出すつもりはない。
 だから、この件は引きずることなく、きれいさっぱり忘れることにし。
 大テントの方をそのまま見つめ、その光景に目を細める]

 すんげぇ、大盛況。
 全員入んのかな、生きている人以外も含めて。

[もちろん、見えている存在が生前より広がっているというのはあるけれど。
 それを差し引いたとしても、『大入り』は間違いないだろう。
 一時期、新聞をも騒がせた『事故』を乗り越えた、この公演を。
 心待ちにしている、無数の人々――――]

(46) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 ここまで、やれたね……。

[観客達の喧騒を縫いながら、会場へ向かいつつ思う。
 外部の観客などいなかった、血塗られた公演の後。
 トップを失ったメルヘンの行方は、じっとふわふわと見守ってきた。
 葬儀が終わった後だって、ずっとここから離れずに]

 頑張ったよね。ホント。
 特に、トリノスはさ。

[だから、話し合いの場>>37も、奔走する姿>>38も。
 ずっと見ていたことになる。
 ただ見ているのは辛くって、ハロウィンだしねと、お金にならないふわふわした存在達を、無暗に呼び込んだりはしたけれど。
 欠けた歯車を、新しい形に築きなおしたのは。
 まぎれもなく、これから物語を綴っていける残されたみんななわけで。
 頑張ったね、の言葉くらいは、今、口から自然にこぼれてくる]

(47) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 でも、お疲れ様ーは、まだ言わないよーん。
 今日は観客なわけですしー。
 ……まだね。本番終わるまで。

[大テントに入ると、ふわりと浮きあがり、テントを支える骨組みの上部に腰かけた。
 やがて至る、その瞬間。
 スポットライトの中心で、トリノスが開幕を宣言する>>41

 うわっ。すごっ。
 あたし、トリノスがこれだけの人前で喋るの初めて見たわ。

[まるで、人が違ったみたいだ、なんて思うのも一瞬のこと。
 湧き起こす、割れんばかりの歓迎の拍手]

(48) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 ……始まるねー。

[会場にあふれる期待の高まりの中、ぺちぺち両手を叩きながら思う。
 始まる。いや、もう始まっている。
 悲しい過去を乗り越えて、メルヘンの紡ぐ新しい物語が。
 エフェドラは両手を叩く。
 それを祝して、聞こえない音に気持ちを乗せて。
 けれど、未来を想う胸を抱いて、ただ黙っているのを抑えきれなくなったのか。
 やがて、ふと視線を逸らして、軽く微笑み問いかけた]

 今のお気持ちは? …………旧、団長。

[生者が死者の織りなす拍手は。きっと、長く、長く。
 なかなか、鳴りやむことはなかったことだろう**]

(49) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃


【人】 妄執の誓い エフェドラ

――    ――

[それは、公演の始まる前のことか。
 一人の女がテントを訪れ、その場にいた団の者に問いかけた]

 失礼します。団長様はいらっしゃいますか?

[忙しいはずのこの段階で、面通しが叶ったかどうかは分からない。
 難しいならば、無理は通さない。
 その者か、新団長か。
 ともあれ、伝えるべきことだけはきっちりと、口に出したことだろう]

 託を、賜っていまして……。

[墓の付近で出会った者からと、そう告げて。
 顔を隠していた布を、そっと緩めた]

(60) ginlime 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 クラウン……と言うのでしょうか。
 そういった容貌の方から……『前口上、楽しみにしてる』と。

[食いちぎられた顔にある、その双眸は白濁しており。
 彼女の言うような、決容貌も光も捉えることはできそうになかったが。
 ただ、それだけ告げると頭を下げ、一本しかない腕で掲げてその場を辞した]

 ……みなさまの公演。
 私も、楽しみにしています。

[その首には、もはや生者においてその効力は、彼女しか知る由もないだろう。
 赤黒い土人形が吊るされていたと言う**]

(61) ginlime 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

――いつか――

 すごーく、罪悪感はあるんだけど……。

[そう言って、エフェドラは背中の上に、ぽふりと覆いかぶさった]

 何もしないでいると、成仏しちゃう気がするんだよね……。
 だから……。
 定期的に、『それっぽいこと』しておかないと。

[正直、死んだ後になっても、そこら辺のシステムはよく分からない。
 ただ、うっかりやりそびれてしまったせいで、昇天することになったら嫌だから。
 本音じゃないけど、覚悟を決めて。
 後ろから抱き付いた相手の耳元で、その名をおどろおどろしく告げてやった]

 サ〜〜イ〜〜モ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
 

(65) ginlime 2014/10/24(Fri) 00時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 いーつー死ーぬーのぉぉーーー?

[ひゅ〜どろどろ]

 ……よし。充電完了。いつもありがとー。

[やることやったら、背中から飛び降り。
 ふわふわっ、と去っていく。
 今日のメルヘンはどんなかなーって、心の内に抱きながら**]

(66) ginlime 2014/10/24(Fri) 00時頃

妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/24(Fri) 00時頃


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