84 Es 3rd -Test days-
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[>>0:68ミケが頷けば隣の椅子に腰掛け、揺れる尻尾を観察していた。
当時、藤之助は別の戦場に赴いていて、惨事に直接立ち会う事はなかった。 帰った後に、先輩と仰ぐ彼が敵国のゲリラ組織の生物兵器の被害に、と耳にした時には殺気だったが、 その効果を聞けば思わず吹き出して笑ってしまい。 命に別状がないのならと心の戟を収め、ご愁傷様ですとひっそりと手を合わせた。
流石に十年も同じ姿でいるとは思っても見なかったが。 だからこうして間近に彼を…尻尾を見るのは実に久しぶりだ。]
…えー? そういうとこって酷いなぁ。
[まるで悪いところみたいじゃないですか、と笑顔でのたまう。]
(46) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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――え、いいんですか? それでは喜んで。
[>>0:69断られる事も想定していたので、許可を得られれば紫紺を瞬かせ。 先端なら、という注意には、はぁい、と行儀よく返事をした。 一瞬、その先を触ったらどうなるんだろうと興味をそそられはしたものの、 久々に再開した彼を怒らせたいわけではないので咄嗟に抱いた衝動は胸の裡に隠して微笑んでいた。
ふわりと己の膝の上に載ったミケの尻尾が生き物のように動くのを見て目を細め、そっと触れる。 作り物ではない温度や質感が其処にあった。 藤之助は猫を飼った事はないので程度が分からないが、毛並みを乱さないように撫でる。]
んー?楽しいですよ。
[視線は尻尾に向けたまま、口元に笑みを浮かべて応えてみせる。]
(47) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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――でも、本当。 これで済んで良かったと思いますよ。
…まぁ、済んでなかったら、膾切り程度じゃ済まさないですけど。
[Esにいた時代。 基本的に出会った敵は全員殺してきたが、身内を害された時にはそれは一層苛烈となった。 静まり返った戦場で、愛刀を手に軍服を血に染めたまま微笑んでいた頃の片鱗を覗かせ。 ミケの尻尾を人差し指でつつきながら、藤之助は笑顔で言ってのける。 実際、彼らに手を掛けてはいない。]
ねぇ、元に戻る為の研究は進んでいるんですか?
[ライジと話をしていて彼とマスターとの会話は耳にしていなかったから、そんな問いかけをして。 同じような回答を得ただろうか。]
(48) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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[ふと視線を上げた藤之助はランプの光に目を細め、いい事を思いついたかのように笑い。]
もしも完全に猫になってしまったら、私の家に遊びに来て下さいよ。 うちの縁側は日当たり最高ですよ。
[鳥派の彼の嗜好が猫のようになっているかは知らないが、そう言って。]
まぁ、猫にならなくてもいいですけどね。 ――歓待しますよ。
[従者が、とは言わず。 ふふ、と笑み漏らして言えば、どんな反応が返って来ただろうか。]
(49) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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[などと言っていると、>>26店の入り口の扉が開いてまた一人同族がバーに姿を現す。
彼がEsで後方支援をしていたという事を知ったのは、 たまたま出会った夜に先程ライジにやったように彼から聞き出してから。 ひらりと亀吉に向かって手を振り、こんばんは、と挨拶を。 >>32傍らのミケに問われれば、彼に視線を向けて]
うーん、別に示し合わせてるわけではないんですけど。 私は気晴らしでふらりと遊び歩いていた頃に見つけて、それから。
先輩も此処に結構来てたりするんですか?
[などと聞いてみる。 亀吉が此処を訪れる理由は聞きだしていただろうか。]
(50) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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[その後、亀吉は何処に座るだろう。 もし近くに座れば、近況を聞いた。 >>33漏れる声で物思いに耽るミケの様子に気付けば、 その横顔をぼんやりと眺め、右手で手元のワイングラスを引き寄せる。]
――…。
[くい、とグラスを干して、マスターにワインのお替わりを所望した。]
(51) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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―回想・セシルと―
[>>5差し入れをどうするかは相手に委ねるもの。 誰かに与えたのでも構わないし、セシルが束の間愉しんでくれたのなら贈った甲斐があるというもの。 背中に掛けた言葉には短いなものが返ってくる。]
――…そう。
[彼の心に一石投じる心算はなかったのだが。 頑なな言葉からはこれ以上踏み込むことを許されていない気がして。 セシルがバーからいなくなったのに気付くのは、大分経ってからの事。*]
(52) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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―回想・宵闇亭―
確かにな。違いない。
[>>34元より期待はしていなかったが――… バーテンダーの返答に緩く頷き、 藤之助と同じ――血のように赤いワインをサーブしてもらう。
上質な味わいとほのかな酩酊感は、 其れは其れで、心地良く。
ランプの灯を反射して、緋色に輝くグラスを手元で弄びながら、 ぐるりと店内を見回した。
何やら黒いケースを手にした和服の青年。 ハンチング帽を被った人物は、 コートの尻のあたりが妙に揺れている。
そんな事を、記憶に留めた――*]
(53) 2014/07/28(Mon) 01時頃
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[ラフレシアについてはそれ以上聞かれなかった>>41。 単に花である以上の興味がないのか、自分に聞いても無駄だと悟ったのか。 何となく不満そうな表情を見れば後者であると知れる。 が、それに気付いたからといって言葉を重ねる意も見いだせず、口を噤む。 ヒトには勘付かれない>>42。その言葉には]
なるほど。
[納得のいく部分は多々ある。変に貧血の人が増えた時もオカルト新聞は吸血鬼の存在を書き立てたりしたものだが、結局は気象やら、変化した食生活のせいというもっともらしい説に皆が流れて行った。 そういうモノなのだろう。 特に、生活をおびやかされないのなら今、彼に用は無い。 立ち上がろうとして、思い出す。]
同族の血はお前にとって、何だ?
[その声には今までの問いにはなかった何らかの熱が紛れていたかもしれない。それが何に由来するかなど、知りたくもない。
答えを聞ければ今度こそ用は無いとばかりに立ち上がる。引き止められればそれに従う位の誠意はみせただろう**。]
(54) 2014/07/28(Mon) 01時半頃
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―回想・ライジと―
[>>20返ってきた言葉には面白そうに目を細め、]
へぇ、流れ者。 何処かの旦那かと思った。
此処のお酒はどれも一級品だよ。 私はワインが好きかな。
[向き直った彼には、己の纏う血の匂いが届いたのだろうか。 不意に彼の目が細まれば、藤之助はにっこりと微笑む。]
(55) 2014/07/28(Mon) 01時半頃
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[>>21昔の様子などおくびにも出さず、ライジと言葉を交わす。]
ライジ、ね。
私は二条藤之助。 この近くに住んでいる者だよ。 [人探しをしている話を耳にすれば、好奇心を擽られる。 彼から感じる気配は同族のもの。 それならば相手も同族なのだろうか。 などと思いながら。] へぇ…、人を。 何か役に立てたらいいのだけど。
[頬に当たった横髪を掬い、横に流しながら首を傾げる。]
(56) 2014/07/28(Mon) 01時半頃
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[>>22己の事を観察されているようだとは僅かに察するものの、藤之助の姿勢は変わらない。
人の良さそうな笑みは、時に優男と相手を油断させ、時に懐っこい性質に見せるもの。 その奥に分け入る事が出来るかどうかはその時の気分次第。 食指が動かなければ、藤之助は梃子でも動かない。
席を立つ間際、尋ね人の特徴を示される。 人差し指で持ち上げられた口元からは、予想通りのものが見えて――…。]
へぇ、それは… もう少し情報が必要そうだな。
[彼から情報が得られれば、手伝いをしてみようか。 それくらいには思って緩く首を傾げてみせた。**]
(57) 2014/07/28(Mon) 01時半頃
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―回想・宵闇亭→路地裏―
[ワイングラスを片手に、ゆるりと周囲を伺っていた其の時に。
>>27バーの入口が開く気配と共に、 不意に、強い血の薫りが流れて来た。 目線を走らせそちらを見やれば、 銀髪の、何処か線の細い印象を与える青年が 店内へと入って来た処で。
>>50先程の、藤之助と名乗った男が、 こんばんは、と手を振っている。 なかなかに社交的な人物なのだろう]
しかし此の薫りは――、喉が、ひりつく……
[いくらなんでも此処で騒ぎを起こす訳にはいかない。 自らの理性が保たれているうちにと、 宵闇亭を後にしたのだった**]
(58) 2014/07/28(Mon) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/28(Mon) 01時半頃
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[ひとつの事柄に対し、きちんと納得の意を示すのもこの音楽家の特徴だと感じていた。 理解力が高いのか、執着が薄いのか。 何となく後者の予感がしていたが。
不意に灯された問い>>54、其処にまじる熱意染みたものに、 暫し面食らうよう眸を瞬かせたのは言うまでもなく]
――覚えたのか? …或いは、与える悦びを悟ったか。
そうだなァ、……罪の味、が一番近いかもしれん。
[下卑た笑いを響かせる。 童貞を捨てた若者を見下ろすような眼差しに似ていたかもしれない。
罪の味。麻薬を口にしたような、毒薬を浴びたような。 素の人間から頂く血液と異なる背徳的な感情を、「誰か」に対する行為と重ねていたかもしれず。
妖精の言葉に彼が如何なる反応を示したかは解らずも、踵を返すその足を制止する事はなかった*]
(59) 2014/07/28(Mon) 02時頃
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…うぇ、まずっ……
[勢いで買った酒を口に含み、無理矢理喉の奥へ流し込んだあと、苦虫を潰したような顔で独りごちた。元々自身には酒など好んではいない。何気なく立ち寄った村で、身の置き場がないような気がして路地裏に縮こまってみたのだ。 頭上から>>11小さな声が聞こえ、ふと視線を移したが、 よもや自分に話し掛けているなどとは思わず、ぽかんと間抜けな表情でそのシルエットに見入っていた。 目線が合う位置に跪き、差し出されたのはハンカチに包まれた小さな黄色い生き物。]
…この子は…??
[掌に乗せられた小さな鳥をみながら、力を込めて握ればつぶれてしまいそうだな、などと残酷な思考が脳裏を過るが、それとは裏腹に]
パンや、米をすりつぶしたものを、 少しずつ口に運んであげるといいよ。 それと、寒くないように、あたためてあげて。
[差し出された両の手をそっと覆い、念を押すように、フワリとハンカチで包んでやった。目の前のその人は、長い髪がきらきらと逆光に縁取られ、表情をうかがうことはできなった。]
ねぇ。名前…聞いてもいい?
(60) 2014/07/28(Mon) 02時頃
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―夜半の月―
[奏者との語らいに時に苛立ち 時に愉快と笑い声を響かせながら 妖精は柔らかな百合の花弁を数枚引き千切り、 眠くなった折に布団にしようと胸元へ抱えて飛び去った。
夜半を過ぎた月は優しい光で界隈を照らすのみ、 伝承のように死を齎してくれる事はない。
それはとても、苦しくて、――辛いこと]
逃げ、……だよなァ…
[子供のまま成長を止めた彼>>44と同じ事柄を思案していたなどと、思い知る余地はない。 けれど彼の姿形を思えば多少なりとも自身と変わらぬ立ち回りで 部隊を支えていたであろうと―― 過去の記憶を掘り返すまでも、なかった]
(61) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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[月が傾いてからのこと。酒を販売する為だけに存在する、 明るくも大きな四角い箱が出来たのだと、人々の噂を耳にし翅音を響かせる。
そこには、既に銀髪瞬く血色の眸の先客の姿は消えていただろう。 動かず場を陣取るは、快活そうな青年と――大きな、妖精から見て酷く嘴の尖った、鮮やかな鳥の姿。
思わず手にしていた花弁をはらはらと地面へ落としてしまい]
――…なんだ、…お前は。
どこの組織から、来た。
[視線は青年ではなく、明らかに鳥に注がれている。 大きな鳥は、恐ろしい。 幾度、喰われそうになったか、わからない]
(62) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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―回想・宵闇亭―
>>55>>56 若旦那風なのは、あんたの方だろう。 着ているその服も、如何にも上物そうだ。
[そんな他愛も無い話を続けた後に]
>>57 それもそうだな……
[牙を見せつけるように、 口の端を持ち上げていた指を離す。 もう少し情報が必要そうだと言う藤之助に、 ほんの少し、声を潜め顔を近付けた]
ならば、また今度何処か人のいない処で。 ――あまり人には、聞かれたくない。
[瞳の奥に微かな獣の気配を宿し――、 含みをもたせた口調は、 この男にどう受け止められたものだろうか**]
(63) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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―芸術劇場跡―
[自動販売機付近の青年(とオウム)と冷戦を敷いた後 妖精の翅音は再び広場を抜けて森の手前に鎮座する、 半焼したままの芸術劇場の前へと辿り付いた。
思い出せぬ記憶のかけらの奥底で、未だ鮮明にその色を放つ 轟々と音を立てて建物を飲み干す炎を…
その残像を前に虚空へ浮いていた**]
(64) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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―路地裏→芸術劇場跡―
[路地裏から血の薫りを辿って>>23、 カリュクス宅のある森の手前までやって来た。
其れはまさにお菓子の家へと続く甘い道標の如きではあったが――]
な、んだありゃァ……
[>>64宙に浮く妖精の姿に思わず絶句する。
足音を潜めて後ろから近付き、 両手で挟んで捕獲しようと――**]
(65) 2014/07/28(Mon) 03時頃
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[銀髪のその人の返事を待たず、肩のオウムが忙しなく羽をばたつかせた。]
おいおい、何だよ急に…っとと… あ〜あ、もう!駄目にしちゃったじゃんか。
[手元から滑り落ちた酒は、硝子の容器が割れ地面にみるみるうちに吸い込まれたていった。さして残念という訳でも無かったが、何となく悪態をついてみたくなった。]
『マテー!マテー!ナニカイルー!マテーマテー!』
[突然肩のオウム大騒ぎを始め、興奮冷めやらぬ様子で大きな羽音を立てて飛びたってしまった。何かを追っているようだが、自身の視野にはその対象を捉えられずにいた。]
ちょ、勝手に飛び出すなよ!なんなんだよ!
(66) 2014/07/28(Mon) 03時半頃
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[慌ててオウムを追い、走り出す。躾なおしだな、等と考えつつも、ただ自分が独りになりたくないだけの感情だという事に気づく。広場を横切りオウムを追っているのか、誰かを探しているのか判らなくなってきたそのとき、目に捉えたのは色鮮やかな羽を広げ、ぐるぐると同じところを旋回している相棒の姿と、ほとんど半分焼け落ちた大きな建物。]
…なんだ…あれ…
[旋回を止め、肩に戻ってきた鳥が見据える先には、同じく羽根を持つ、しかし鳥でも蝶でもない、不思議な存在。相棒がいなければ半焼の建物に気を取られ、気づかずやりすごしていただろうか。]
…妖精…。 いやまさか。ははっ…
[バカなことを口にしてしまったと自嘲しながらも、それ以外にその存在を形容する言葉が見つからない。]
(67) 2014/07/28(Mon) 03時半頃
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―芸術劇場跡・誰かの気配―
[燃えさかる炎の熱、怒号。 脳の奥で、鼓膜の傍で過去の記憶が甦る。
だから、ここは好きじゃない。 けれど、ここがあるから余所へ拠点を動かせないのだ]
……カトンゥド…、
[ぽつり、告げた名が音に変わるか否かというその瞬間、 背後に感じた誰かの気配>>65
翅を強く羽ばたかせ、その手から逃れ高く舞い、瞬時に壁を探した。 ちょうど時を同じくして鳥使いとあの大きくて色鮮やかな鳥が此処へとやって来るか。 先ずは最大に危険を感じる着流しの男の視線から逃れる事が賢明と、 妖精は焼け崩れたままの劇場の壁面へ身を隠した**]
(68) 2014/07/28(Mon) 04時頃
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―広場―
[>>30翅を分けてやると言っただろうか?
可笑しな事を言う。その羽をもいでしまっては 一体何処にピンを刺せばいいのだろう?
交換だなんて、対等だと、思っているのが面白かった。 口元に手を添えて、くすくすと、笑うその見目だけは 何処までも穏やかで邪気無く見えるだろう。
そんな己の思考が歪んでいると知る意識の方が 歪んでいれば、そこに邪気など、ある筈も無い]
(69) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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ならば遠慮しておきましょう、愛でる眼が無ければ、 宝の持ち腐れですし… その翅を部屋に飾ってしまっては、 貴方にきっと、退屈させてしまいますから。
[首の後ろと背と腰、両手と両足、肘と膝、 細いピンで額縁に貼り付けにしても、 その身が朽ちる事は無いだろう。 書斎の蝶の標本に紛れ込ませたらきっと素敵だけれど、
そんな生活は、自由に飛び回る事に慣れた彼には 酷く退屈な日々になるだろう。
あれは、飛んでいるから美しいんだ、 そう己に言い聞かせる事で、手を伸ばす事は諦めた*]
(70) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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―路地裏―
[>>60不思議そうな表情で見返して来る彼に、 キョトリとして何度か目を瞬かせる、 何か可笑しな事を言っただろうか?はて、と小首を傾げた。
しかし彼が紡いだ言葉に、合点が行った顔になる。 この子の出で立ちが不思議だったのだろうと そんな形で納得した。王冠に赤いマント姿の雛。 かくいう己も、最初に見つけたときは己が目を疑った]
…さぁ?迷子、でしょうか。 一度目が合ったら、何だか離れなくなってしまって。
[ピヨピヨ後を追い掛けられたつい先程を思い返せば、 少しだけ困ったように、けれど微笑ましげな笑みが零れる。]
(71) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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…パン、と米、をすりつぶして、…ですね、 判りました、ありがとうございます。
[色鮮やかな肩の鳥が随分と懐いていたから、 きっと鳥に優しい人なんだろうとの思い込みから、 彼に過った残忍な思考に気付くことはなく。
恐らく腹を空かしているであろう、小さな小さな迷子の 腹をやっと満たしてやれると、ほっと安堵の息を吐いた。
礼の言葉と共に恭しく深く頭を下げて、 立ち上がり去ろうとすれば、優しい手に己の掌ごと 雛を包み込まれて引き留められる…]
(72) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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…?…あぁ、私の名は―――……
[>>66不意に、言葉を遮る様に暴れ出した大きな鳥。 驚いて思わず、掌に包み込み胸元に引き寄せる様にして 雛を庇えば、重なる手は自然と解けただろう。
>>67走り去っててしまった彼を呆然と見送り――…… ]
…とりさん、喋るんだ。
[ぽつり、呟き零して、遠ざかる背を眺める。 呆気にとられたままに暫しその場に立ち尽くした。*]
(73) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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―月が傾く頃―
[>>24突然の来訪者を、>>0果敢に出迎えた雛、 しかし、小さなその身で何を出来る訳でもないだろう。
揺蕩う微睡の中に在りながらも、元は戦場を塒としていた身、 近付く足音と気配を嫌が応にも察するのは、もはや習い性だ。
けれど、手の触れられ意識を完全に覚醒させても尚、 そのまま狸寝入りを決め込んだ]
…――ン、……、ぅ――……
[生渇きの傷口を這う濡れた感触に、むずがるように身を捩る。
己の巣に飛び込んできた、殺意も敵意もない見知らぬ来客、 …――はてさて今宵は如何歓迎しようかと、 気付かれぬようひっそり弧を描く唇に舌舐め擦りを]
(74) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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[掴まれたその手で、逆に彼を掴まえ捕らえようとした瞬間、 >>38新たな気配に気付いた為に、 結局指先一つ動かす事はなかった。
――あぁ、彼だ。 甘い菓子の匂いと、聞き覚えのあるその声の響き。
酷く落ち着くような、やけに胸が高鳴るような、 複雑な感情を、またひとつ、胸の内に大事にしまい込む。
彼に己が吸血種であることを伝えた事も無ければ、 彼から同族である事を伝えられた事も無い。
互いに気付いて居る、けれど、伝え合って居ない以上、 彼の目の前で血を啜る行為に及ぶ事に、 なんとなく、躊躇いがあった。
互いの事を知りもせぬ侭、つかず、はなれず、 そんな今の距離が気に入っていたから、壊してしまうのが 壊れてしまうのが怖くて、寝息の真似事を繰り返し、繰り返し*]
(75) 2014/07/28(Mon) 05時頃
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