人狼議事


21 ─明日も、薔薇の木の下で。

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【人】 奏者 セシル

 ……調べものです、か?
 頑張ってください、ね。

[半ば反射的に紡ぐ言葉は至っていつも通りの言葉なのに、自分でも驚くほどに冷たい声。
表情も、他に向けるのとはあきらかに違う、温度のないもので。

自分に苛立ち、髪をかき
このまま出ていくのも露骨だろうと、背を向けて、本を選ぶふり。

ピアノの音が、聞こえる]

 ……サミュさんと、一緒ではなかったのですか。

[なぜだか、そんなことを言っていた。

本を抜き取った時、派手な音を立てて、椅子にぶつかりながら他の本が落ちる。
まるで癇癪を起こしたような音に、眉を寄せる。
もし外にいる人がいれば、その派手な音を気にするだろうか]

(268) 2013/08/05(Mon) 17時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……サム

[そうか、彼はサミュエルのことをサムと呼ぶのか。
普段避けていたから、そんなことも知らなかった。

ざわり、と。
自分の中の引っ掛かりが何事か喚いた]

(280) 2013/08/05(Mon) 20時半頃

【人】 奏者 セシル

[怯えられてる気配がして、苛立ちが胸の中心から広がる。
そうさせているのは自分なのに、理不尽なものだ。
分かってはいても、窺うような視線が向けられて、苛立ちが増す。
意思表示は明確にしてほしい、なんて思うのは、彼にだけだろう。
他の誰がそうしても、きっと自分は話しやすいように水を向けて待つことができるのに]

 ……あなたが音楽室に行くのを、私は見てました。

[戸惑いと苛立ち。
早くこの場を立ち去るべきだとは、わかっている。
分かっているのに、言葉は流れる]

 何をしていたのですか?

[まるで犯罪を犯したものを叱責するような冷たい熱のこもった声。

ぐるりと体の中で渦巻くものは、サミュエルの声変わりが始まった時、感じた戸惑いや違和感によく似ていた]

(282) 2013/08/05(Mon) 20時半頃

【人】 奏者 セシル

[ふうん、と。
自分で訊いたくせに、興味のなさそうな声。

ふうん]


 後輩が元気がなかった、ですか?大丈夫だといい、ですね。

[くるり。
振り返った顔は、穏やかなはず。きっと。

そのままの表情で、一歩一歩、彼に近付いた。
怯えた彼を壁際に追い詰めるように]

 今朝、知らない曲、は。アーネの注文、でしたか。
 楽しかった、ですか?よかった、ですね。

[自分が何をしているのか、何をしたいのか。
分からないまま、無意味に怖がらせるように]

(290) 2013/08/05(Mon) 21時頃

【人】 奏者 セシル

 ふうん。それなら、楽譜探すの、サミュさん、頑張ったですね。


 ……で、

[だん、と。
彼の顔の横の壁に、片手をつく]

 ……なぜ、逃げるのでしょうか。

[微笑み、首を傾げる。
嗜虐心と、それを伴う優越感。
彼がいるだけで、自分の存在価値が希薄になるような感覚が、そのときばかりは薄れて。

笑顔が歪んだ]

(302) 2013/08/05(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

 ……ふ、可愛い。

[手首を掴み、ぎちりと力を込める。
膝で性器をぐりと刺激して、冷たい目でアーネストの顔を見下ろす、
性的な欲求を感じるはずもない、単なる加虐]

 …………。

[泣くかな。泣けばいいのに。
そうしたら少しはこの気分も晴れるかもしれない。


ぺろり。彼の首筋を舐め、喉笛に歯を立てた]

(303) 2013/08/05(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[やめて、やめてって
それで、どうにかなるとでも思ってるのだろうか。

震える喉に、歯を立てる。
動脈を切れるほど、強くはないけども。
確かな痛みを与える、行為。

塩辛い血が、彼のバター色の肌から滲む]

 ……嫌なら、殴ればいいです。

[片手は空いているのだから、と]

 いつも、あなたはそうです、よね。
 ……腹立たしい。

[無抵抗な者が、捕食されないで生きていけると思っているのだろうか]

 ……私よりも、ずっと
 恵まれている、のに

(318) 2013/08/05(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[血を吐くような言葉を紡いだとき

懐かしいサミュエルの声が聞こえた気がして
びくり、と肩が跳ねた]

 ぅ、わ

[ぼすりと背中にぶつかられ、衝撃でアーネストの手を離す。
すぐそばで羽の羽ばたきが聞こえた]

(320) 2013/08/05(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[解決するか、なんて問いは酷く奇妙に思えた。
攻撃して逃げる。単純で、動物的な解決法。
食われるよりもよほど、まともで本能的な行動だろうに。

恵まれてるように見えるか、という問いも
そう見えなければ、言ってないだろうと思う。

言葉はすべて、背中の熱のおかげて言う機会をなくしたが]

 ……サミュ、さん?

[さあっと、血の気が引く。
いま自分が何をしていたのか自覚して、青い顔がアーネストを見て、サミュエルを見て、壁にさ迷い、扉を見た]

 は、なして、ください

[サミュエルを乱雑に振り払うことなんて出来なくて、ちたぱたと弱い抵抗をしただけだったけど]

(333) 2013/08/05(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[背中をなぞる指の感触。
それが文字を綴っていると分かると、少しだけ抵抗を止めて

拗ねた子供のように、俯く]

 …………。

[サミュエルを悲しませたくはないのだけど、でも。だって。
唇を噛み、答えない。
きっと、困らせてしまう。思うも、うんとはどうしても言えなかった]

 ……?アーネ、

[と。虚ろな目をしてこちらを眺める彼の体が、ゆっくりと横に倒れて
驚き、ぱちりと瞬き]

(342) 2013/08/05(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[また、背中に文字が綴られる。
意味をすぐ理解できるのは、サミュエルとそれなりに長くいた証し。
その長い付き合いの中で、ほとんど聞いたことのない命令文に、少し情けない顔をした]

 …………。

[どうしても?そんな気持ちでサミュエルを見る。
上着を引かれて、叱られた犬のようにその視線が落ちた。

怠慢な仕草でアーネストの手首を持ち、肩を貸すようにして支える。

ふと。
手首の赤いあとが、目についた]

(357) 2013/08/06(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[アーネストを支えれば、サミュエルが安堵した気配が伝わった。
サミュエルは優しいから、だとはわかっているけど。
わかっているけども、じりと胸を焦がす違和感。
苛々する。自己嫌悪で泣きたくて、今すぐこれを放り出して逃げたくなる。

それでも足を進め、廊下に出れば、ラドルファスに出くわした。
幼ささえ感じる仕草で困惑されて、つい苦いものが混じった笑みが溢れる。
ああ、やっと笑えた。

問いには、しばらく答えなかったけども]

 ……気分が悪くなった、みたいです。

[医務室に入り、初めてそう口にする。

嘘、はついてない。
はずだ]

 …………。

(407) 2013/08/06(Tue) 10時半頃

【人】 奏者 セシル

[医務室のベッドに寝かせ、むすりと俯いていれば
頭に乗せられた、サミュエルの手。
口の動きで何を言ってるのか分かって、泣きそうに顔を歪めた]

 ……Mi dispiace

[頭を振り、小さく呟く。

またサミュエルを困らせそうな返事だった]

(408) 2013/08/06(Tue) 10時半頃

【人】 奏者 セシル

[拗ねていれば、サミュエルが何か話したそうだったので、そっと手を差し出す。
単語だけが綴られる彼の言葉は分かりやすい。
少しだけむくれたまま、ゆっくりと言葉を理解する]

 ……変?

[綴られた言葉を繰り返して
無邪気なラドルファスに、少しだけ微笑んだ。

うん。そう。
さっきの自分は、明らかにおかしかった。
でも、それと薔薇の香りが関係してるというのはいくらなんでも薔薇への濡れ衣だろうけど。

だけど、倒れているユリウスがいったと言う奇妙な言葉に、こてり首を傾げる。

それから、ふと思い出す、学園に伝わるお伽噺。
まさか、と。その馬鹿げた考えは一蹴したが]

(409) 2013/08/06(Tue) 10時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……うん。ピアノ、弾いてください。
 落ち着く、ので。

[サミュエルが行き着いた結論は、なんとも彼らしい。
だけど少なくとも、このどうしようもない自己嫌悪と罪悪感は軽減されそうだった。

また頭を撫でられて、すんと鼻を鳴らす]

 ……少しだけ、休んでいます。

[膝を抱えて、視線は合わさなかった]

 ……今日は、サミュさん、帰ってきます、か?

[ちらり、見上げはしたけど]

(410) 2013/08/06(Tue) 10時半頃

【人】 奏者 セシル

[がたごとと椅子を移動させて、アーネストから離れる。
自分の体が微妙にカーテンで隠れる位置で、また膝を抱えた]

 ……Mi dispiace

[俺だけが悪いわけじゃないもん。
理性ではそうではないと分かっていても、素直に罪を認められない。

自己嫌悪。戸惑い。苛立ち。困惑。罪悪感。
並べ立てても自分の感情を表せない。言語はこうも貧弱だ。

ふと、扉が開く音がした]

(411) 2013/08/06(Tue) 10時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……シィシャさん。

[膝から顔を上げれば、耳に届く彼が溢した言葉に、顔を歪ませる。
問いには、沈黙だけを返して。それが、積極的に自分が何かしましたと返事を

シーシャが心配そうにアーネストを見ているのを、しばらく離れた場所から見ていて]

 ……ごめんなさい。

[耐えきれず、拗ねて泣きそうな声を、ぽつり]

(412) 2013/08/06(Tue) 10時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 10時半頃


【人】 奏者 セシル

[シーシャが椅子から立ち上がる気配に、ぎゅっと目を瞑る。
何があったのかと訊く強張った声を想像していたのに、次の瞬間感じたのは頭に乗せられた手の温もりだった]

 ……シィシャさんが、謝る理由、ないです。

[困ったような、泣き出しそうな震え声。
鼻がつんとして、慌てて下を向いた]

 ……私は、シィシャさんより歳が上、なのですよ。

[本音半分誤魔化し半分の言葉を紡いで、それでもその手を止めさせることはなく。

ただ、情けなさに俯いていた]

(417) 2013/08/06(Tue) 12時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 13時頃


【人】 奏者 セシル

 私は子供では、ありません。から。……でも、ありがとお。

[苦笑いに少し眉を下げて、それでも抱いてくれる手が心地よくて、動物のようにすりよる。
囁かれた口実は、甘えてもいい免罪符のようだった]

 …………。

[すん、と鼻を鳴らして、問いにしばしの沈黙。
もそり。身じろぎして、涙目でシーシャを見上げた]

 ……わかりま、せん。

 私は、悪いこと、しました。
 ですが、それが理由なのか、も。わからないの、です。

[自分の気持ちに整理がつけられなくて、混乱して
なぜそんなことをしたのかさえ分からなくて、それが怖くて

シーシャの身体を抱き返す。
心音が聞こえて、少しだけ落ち着ける気がした]

(423) 2013/08/06(Tue) 13時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……ん、

[笑ってくれるから、甘えたまま頷いて
涙目のまま、少しだけ微笑みを返す。
その甘いアドバイスが、いまは少しだけ胸の内のものを軽くしてくれる気がした。


囁くような、ゆっくりとした尋ね声には
駄々をこねる子供のように、ぽすりとシーシャに抱きついて顔を隠してしまったけど]

 ……謝りたくありません。

[自分が悪いとは重々分かっているのに、おかしなものだ。

吐息をシーシャの服に染み込ませるようにふごふご言って、むすくれて
シーシャを抱く力を少し強くした]

(429) 2013/08/06(Tue) 15時頃

【人】 奏者 セシル

[咎める色のない音に、罪悪感を伴う安心感を覚える。
すり、と擦り寄れば、少し暑い。
その暑さがなんだか昨日の晩のことを思い出させて
顔を隠したまま、べそをかいた。

きっと、サミュエルに嫌われた。
あの返答からすると、今日は部屋に帰ってこないんだろうな。
部屋を変えてって言われるかな、どうしよう。

……お腹いたい]

 ……ん、

[ねだるようなシーシャの声に、顔を隠したままこっくり頷いて
そのまま、しばらく抱きついていた。

熱りの名残を追いかけるように]

(436) 2013/08/06(Tue) 17時頃

【人】 奏者 セシル

[しばらくして、もそりとシーシャから身体を離す。
泣いた後のように、目尻に朱が差していた]

 ん……そろそろ、出ます。

[アーネストが起きたとき、自分はいないほうがいいだろう。
ちらりと、未だ目を閉じた彼を見下ろす。
首にくっきりと歯形の形に血が滲んでいて、自分が痛そうに顔を歪めた。

ごそごそと引き出しを探る。
やがてお目当てのものを見つければ、アーネストの側に寄って
ふてくされた顔のまま、ぺちりと叩きつけるように首の傷にバンソウコを貼った]

 …………。

[盛大に斜めになったバンソウコを見、ぷいとそっぽを向く。
医務室の扉を開けるまで、子供のようにむくれた顔のままだった]

(437) 2013/08/06(Tue) 17時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 17時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 18時半頃


【人】 奏者 セシル

[ピアノの鳴る方向へ向こうとする足を無理矢理別の方向へと向ける。
さっきのいまで会う気はしないのに、条件反射のようにピアノに惹かれる自分に呆れてみたり。

ピアノの音から逃げるように、背を向けて足をせっせと進める。
そのこそこそした感じも情けない。
きっと、彼は優しいから自分が誠意ある対応をすれば済むことなのに。

目を擦りながら角を曲がったとき、ふと、明るい色彩が目に入った]

 リューさん。サミュさん、は?

[>>446先程までサミュエルと一緒だった赤い鳥を見て、少しだけ頬が緩んだ。
動物は好きだ。彼らは自分が何を言おうが関係ないから]

 フィーさんも、こんにち、は。

[赤い目をさりげなく隠しながら、少しだけぎこちなく笑う]

(452) 2013/08/06(Tue) 21時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

[気のせいだろうか。
サミュエルの名前を口にしたとき、フィリップが気分を害したように見えたのは。
それは、鏡で何度か見た自分の表情にも似ていた。

それでも、すぐにいつもの明るさで話すから、そんな思いは雲散霧消する]

 そうなのですか。
 お迎えしてもらえて、よかったです、ね。リューさん。
 ピアノ、楽しかったですか。

[今度はいつも通り笑えた。
リュシカの喉の辺りに指を伸ばし、くしくしと軽くかいてやる。

サミュエルの側にいれたその鳥が、少しだけ羨ましい]

 フィーさんは、お出かけ、してましたか。

[彼の身体から、ふわりと薔薇の香りが漂ってきたものだから
庭の薔薇の側にでも行ったのかと、首を傾ぐ]

(464) 2013/08/06(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

 だいすき

[鳥と同じく拙い言葉で繰り返し、ふにゃりと笑う。
お腹の痛さが少し軽くなった。

胡桃をやるわけでも、ピアノを聴かせてやるわけでもないのに好意を示してくれるのが嬉しくて]

 薔薇の匂いが、フィーさんから香ったので、そう思いました。

[なんの他意もない問いに、なんの他意もない答えを返す。
鳥の小さい頭蓋骨をくりくりと撫でながら、いつもの調子で]

(475) 2013/08/06(Tue) 22時頃

【人】 奏者 セシル

 フィーさん?

[鳥の頭を撫でていれば、急にフィリップが顔をしかめ、手首を押さえた。

まさか自分の言葉が引き金だ、なんて思うはずもない。ましてや、原因なんて。
だからわけもわからず、ただ手首が痛むのかと
心配を顔に浮かべて、隠された手首に手を伸ばす]

 大丈夫、です、か?どうしました、か?

[おたおたとしながら、怪我でもしたのかと声をかける。
手首を押さえる手に、指先が触れた]

(483) 2013/08/06(Tue) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[手を払われて、目を丸くする。
一瞬遅れて、じん、と痛みが手に走った。

視界に入った引っ掻き傷に近い、赤い痕。
どこかでそれを見た。気がする。
思い出すよりも、まずはしどろもどろな彼への疑問が勝った]

 ……なんでもない、わけない、です。
 痛み、ます、か?

[困ったときの癖で、眉を下げながらもう一度手首に手を伸ばす。
お節介だとは思いながらも、だって本当に彼が痛そうな顔をしていたから。
手当てをしないと、と。温厚なくせに頑固な性格は、譲らない。

近付けば、また薔薇の香りがした]

 手当て、しましょう?

[ね?と、首を傾げる、純朴な有害]

(493) 2013/08/06(Tue) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 医務室……ああ、いや。

[言ってから、ふるりと首を振る。
さすがにさっきのいまであそこに戻る勇気はない。
少しだけ落ち着かなく髪をいじってから]

 ……談話室。救急箱、ありました。
 人、今の時間なら、少ないだろうと思います。

[軽く手に触れて、行こう?と首を傾げる。
渋面を見て、やはりお節介だっただろうかと不安になってしまって]

 ……サミュさんに、嫌われたので。私はいま寂しいのです。
 すみません。

[そんな言い訳を口にする]

(502) 2013/08/06(Tue) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

―→談話室―

 ん……。ふふ。

[はたかれた手が今さらのように痛みと熱を訴える。
でもそれよりも、手を繋いでくれたのが嬉しくてふにゃり、笑った]

 ソファ、座ってて、ください。

[談話室につけば、案の定人気はなくて
体温が名残惜しかったけど、そっと手を離す]

 んっと……今日は、ハルさんと一緒では、ないのですね。
 私も、一人ですけど。

[フィリップの同室者の名前を何気なく出してみたりしながら、救急箱を漁って
そんなに深くはないだろうけど、と思いながら、消毒薬とガーゼを手にする。

従者のごとくソファの前に膝をつき、微笑んで見上げた。
そっと手を伸ばし、手首に触れる]

(513) 2013/08/07(Wed) 00時頃

【人】 奏者 セシル

 ……そう、なんですか。
 二人は仲がいい、からですね。

[耳と尻尾があれば、へにゃんと垂れていただろう。なくてよかった。

消毒薬は沁みそうだったけど、我慢してもらって
ガーゼを真剣な顔で貼っていれば、ふと頭に触れた手の温もり]

 んー……?ふふ、くすぐったいです。

[いつもなら困ってしまうのだけど、自分で思ってたより人恋しかったらしい。
嬉しげにくすくす笑いながら、髪をすく手に擦り寄る。
手当てが終わって空いた手で、こっちも彼の頬を撫でてみたりして]

(523) 2013/08/07(Wed) 00時頃

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