84 Es 3rd -Test days-
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―回想・宵闇亭 ライジと―
あぁ、これ。 ちょっと伝手があってね。
[>>1:63外套から覗く本紫に視線を向けて、肩を竦める。 実質、食事にはそれ程かからないので、衣類や酒代に離隊時に受け取った慰労金は使われている。 後は手慰みに親の縁故で請け負っている呉服のデザインを細々と行う程度。 そのお蔭で高価な衣類も少し安く買えるようになっている。
ライジの纏う朱色に人差し指で触れると微笑んで返し。]
貴方こそ、朱色の着流しなんてそうそう着こなせるものじゃないよ?
――…。
[ほんの少し距離が詰められて耳元に届けられた言葉。 その内容から訳ありか、と推察する。]
(29) 2014/07/28(Mon) 22時半頃
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[ライジの瞳の奥に宿された微かな獣の気配。 含みをもたせた口調。 猫殺す好奇心を擽るこの相手は、今の藤之助にとっては好ましいもの。]
いいよ? 日付を指定して貰えれば、抜け出してこよう。
[飛び込んだ先に何があるかは分からない。 けれど誘いに乗る事にして密やかに笑った。*]
(30) 2014/07/28(Mon) 22時半頃
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―現在・宵闇亭―
そうでなかったら途中でやめますってば。
[>>22隣から聞こえてくる呆れ声を懐かしく思う。 ミケは藤之助の我が儘に付き合ってくれる方だった気がする。 実家にいた頃には犬を飼っていたが、家を出てからは飼っていない。 今は季節の変わり目くらいしか交流のない実家を思い出して胸に宿ったのはほんの少しの哀しみ。]
酷いな。 それじゃあまるで私が冷血人間みたいじゃないですか。 …あ。
[言いながらむくれてみせたところでミケの尻尾が手から逃れ、己の腿を叩く。 何故猫にしたのか意図は分からないが、良く作ったものだと思う。 動きが止まれば尻尾を捕えようと試みる。]
(31) 2014/07/28(Mon) 22時半頃
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え、そうですかー?
[>>23困ったように微笑むミケの、恐ろしいとの評には不思議そうに首を傾げる。
彼の手際の鮮やかさには同じ前線に立つ者として惚れ惚れしていたものだ。 鮮血の香りに当てられれば藤之助の理性は容易く消し飛び、周囲に動く敵がいなくなるまで殺戮を続けた。 慣れるまではそれこそ箍が外れた人形のようだったから彼には迷惑もかけただろう。
人ならぬ力を持つ吸血種に対しては手加減は無用とばかりに、戦時中にはかなりえげつない兵器も使われていた。 それらで命を落とすのに比べれば、猫化で済んで良かったと思う。]
……。
[尻尾を突いていると藤之助の手指に巻き付いた。 容易に解けぬそれを空いた手でどうにかしようとはせず、自由に動く指先で抗議するように輪郭をなぞるようにして毛並を逆立てさせる。 そうしてじっと彼の言葉に耳を傾けていた。 そこにはいつもの微笑みはなく。]
(32) 2014/07/28(Mon) 22時半頃
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…すみません。
[>>25掠れる語尾に神妙な顔になって詫びる。 彼は今も国から手当を受けていると人伝に聞いた。
藤之助は戦争で何処も損なわずに済んだ。 だから藤之助には彼の立場を想像する事しか出来ない。 彼と久しぶりに会えた幸運に浮かれてしまったか。]
――吐き出していいと思いますよ。 殺した相手に許しを得る事は出来ないですし。
…私達は、容易くは死ねないんですからそれくらいは許してくれます。
[グラスに視線を落としながら紡ぐ。
藤之助は殺した相手に思いを馳せる事はないが、生きていかねばならない、と思う。 気が遠くなるような永遠に近い生を。
例え、己の家族が老いていくのを離れた場所から見送る事になろうとも。]
(33) 2014/07/28(Mon) 22時半頃
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[視線上げて紡いだのは冗談の心算。 >>26ミケの笑みを呼ぶ事が出来たのは正しいのかと心中に問い掛けたが、返るものはない。]
えー、それはどうでしょうねぇ。 猫になったらこうして話も出来なくなるんでしょうか。
[それはきっと、寂しい。 胸に落ちた波紋の理由に藤之助は気付かない。 完全に猫になったら、という言葉には静かに微笑んだまま。]
信用ないですねぇ。 お大臣並みの待遇をお約束しますよ?
[魚の舞は提供出来そうにありませんが、などと添えながら冗談めかして首を傾げてみせる。
返って来た質問の答えには、それ程に彼のこれまでには吐き出したい想いがあったのかと思う。 前触れなく姿を現す自分とは時間が重なっていなかったのだろう、とも。]
(34) 2014/07/28(Mon) 23時頃
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[もしも自分が猫になったなら――… ミケに視線を向ける前、男は目を伏せて束の間想像する。
丸まって日向ぼっこをしている近所の野良猫の姿が脳裏に浮かんだ。 あれで彼らも色々と考えているのかもしれないが、人間程あれこれ考える事がないのは確かに楽なのかもしれない。 けれど恐らく叶わないだろう。
多くの命を手折った事を後悔していないが、 吸血種に覚醒して得た終わりのない生は力を得た代償…罰めいたもののようにも思える。
長く生きれば、何時しか死ねぬ絶望に暮れるようになるのだろうか。 ――そうした自分は今は想像出来ないけれど。]
(37) 2014/07/28(Mon) 23時頃
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[恐らく今の従者が死ねば、実家から替わりが差し向けられるだろう。 けれどそれは断る心算だ。
あの屋敷で、一人。 否、恐らくあそこは引き払って別の場所を探す事になるだろう。
軍での生活も何とかやっていけたのだ。 一人で暮らせない事はないだろうが。
――静かでいいかもしれないけど、 きっと寂しいだろうね。
藤之助は密やかに苦笑する。]
(39) 2014/07/28(Mon) 23時頃
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[グラスを干すのは今宵バーにやって来て通算何杯目か。 大して酔ってはいないが、数えるのも面倒で。
>>27ミケと視線が合い、彼の掌が目の前で動けば曖昧に笑む。 するりと尻尾が離れていけば、触れていた手は宙に浮かせたままその様子を昴と目で追って。]
――…、
あぁ、素敵な手触りでしたよ。 ありがとうございました。
[手は下ろして膝の上に乗せ、藤之助はふわりと微笑む。 束の間、己が胸を過った感情に首を傾げながら。]
(41) 2014/07/28(Mon) 23時頃
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[何かを振り払おうとするように藤之助はワインを呷る。 グラスを干せば、酒気孕む息をそっと吐き出して。 普段であればこの程度余裕なのに瞳の周囲は薄らと紅く染まる。そこからじわりと熱を感じていた。]
――ねぇ、先輩。
その、もし貴方の気が向いたら、
……たまにでいいですから、 こうしてご相伴させて貰ってもいいですか?
[ミケの表情を窺いつつ、藤之助にしては珍しい逡巡と殊勝さでもって許可を願い出る。]
(45) 2014/07/29(Tue) 00時頃
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―回想・宵闇亭 ライジと―
[>>43取次は従者に全て任せているものの、数十年も経てば違和を感じるだろう。 藤之助の家に因子持ちが生まれる事は知られていても、それと実際に吸血種と知るのとではわけが違う。 弟子だと誤魔化して何代も続ける心算もなく、今の従者がいる間の束の間の交流。]
――まぁね。 …さぁて、どうだろう。 口説き口説かれとは離れて久しいよ。 [もてそう、という言葉には薄く笑って軽口を返し。 不穏さ纏う色の選択の理由には恐れるでもなく、単純に納得する。]
あぁ、成程。 うっかり付けると大変だよね。
[自身の手では洗わないが。]
(46) 2014/07/29(Tue) 00時半頃
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[告げられた条件には少し考えて]
昼間よりは、闇に紛れた方が都合がいいかもね。
逢引?私と?
[冗談と受け取って喉を鳴らして笑い、自分の家はどうかと提案した。**]
(47) 2014/07/29(Tue) 00時半頃
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