21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[ねだるような、窺うような ハロルドの声>>92を 勝手に肯定と受け取って。 くすりと笑い、頭を撫でた]
馬鹿だなぁ、ハロルドは。 そんなことを心配して。
これからはちゃんと、 君しか見ないし 君しか好きにならないし 君しか抱きしめたり撫でたりしない
誓うよ。
[腕の中で瞳を見つめる。 それは唇が触れ合いそうになる距離で]
だから
(96) 2013/08/07(Wed) 19時頃
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ハロルドも誓って。俺だけを愛する って。
(97) 2013/08/07(Wed) 19時頃
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[視線を逸らされて>>99心が痛む。 誓いを願った彼が愚かだったのだろうか。 しかしその思考も 続く言葉>>100に掻き消された]
[彼がいないと生きている意味がない。 それは どんな誓いよりも信じられる愛に聞こえて。 泣きじゃくるハロルドの背中をゆっくりとさする]
[もっと早くに、 ハロルドみたいに手を伸ばしていれば よかったのかもしれない。 そうしたら、孤独に囚われることなく 幸せになれたのかもしれない。 でも。 彼は今 幸せだから。 これまでの寂しさも苦しさも この日の為にあったのだと思える。 だから。 今度は手を引く側になろう]
(110) 2013/08/07(Wed) 22時半頃
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ハロルド…
[ふわりと揺れる髪に頭を埋めて呼びかける]
俺はハロルドを愛してるから。 置いて行ったりしない。傍にいつづけるよ。
[困ったように笑い、言葉を続ける]
どれだけ言葉を重ねれば 君は泣き止んでくれるんだ? …と、思ってるけどね。 正直に言うと 嬉しいよ。 それだけ俺を想ってくれてる ってことだから。 ちがう?
[鳥のように首を傾げた]
(111) 2013/08/07(Wed) 22時半頃
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[もたれかかって寝ているハロルド>>114に かけるものを探した。 が、音楽室に そんなものがあるはずがなく。 いまが夏でよかった と安堵した。 すると不思議なもので、 今度は暑さが気になってくる。 彼は自身のシャツに手をやり ひとつ ふたつ ボタンを外した。 傍にいるハロルドのボタンも外すと 日に焼けていない鎖骨が露わになる。 指でなぞっても起きる気配はない]
(とまらなくなるかな…)
[所有の証とばかりに、花弁をおとした]
(120) 2013/08/07(Wed) 23時半頃
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[そのまま輪郭を辿った終着は ハロルドの薄く開かれた唇で。 想いを込めて口づけしようとし]
“ 薔薇の呪いはくちづけでうつる ”
[噂の一部を思い出して、ギクリと止まる。 嘘だと思いたい。 そんなことはないと信じたい。 でも、もし本当だったら…]
[包帯に巻かれた荊の痕が 存在を主張するように熱くなった]
(121) 2013/08/07(Wed) 23時半頃
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[赤薔薇の囁き。交わされた約束。 彼は悩んだ。幸福と義務の狭間で]
[霧に包まれる思考。 ゆっくりと瞬きをして、 その瞳が開かれるのは数時間後]
(124) 2013/08/07(Wed) 23時半頃
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[焦点の合わない視界。 ぼんやりと、寝る前のことを思い出す。 今は何時だろうか。 ぐるり、部屋を見回してハロルドがいるのに気づく。 自室だと思い込んでいた頭が ようやく覚醒した。 軽く目をこすり、ハロルドに]
おはよ……っ
[本から視線を上げたハロルドの 襟から見える赤い花弁。 蠱惑的というには自然体で、 扇情的といったほうが正しいだろう。 ドキリと心臓が鳴った]
(156) 2013/08/08(Thu) 12時頃
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[ハロルドはふんわりと笑い、彼を朝食に誘う。 自分の証を見せびらかしたい気持ちが半分。 もう半分は、ハロルドが困るだろうな という推測。 ゆるく息を吐いて]
もう少し服を選んでくれ
[自分の首元をトントンと指差すと *困ったように*言った]
(157) 2013/08/08(Thu) 12時頃
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[背を向けて着替えるハロルドから さりげなく視線を逸らす。 が、やはり気になって。 チラリと様子を窺うと、 白い背中が艶めかしく動いていた。 男としての自分を意識させられ、 きつく手を握り耐える]
[咎めるように手首の赤が熱をもつ]
[顔を顰めそうになった時、 着替え終わったハロルドが食堂へと促した。 その襟元を見て浮かんだ感情は]
(…残念)
(180) 2013/08/08(Thu) 16時頃
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ー廊下ー (まずいな…)
[浮かれすぎていることは 彼自身が一番よくわかっていた。 肩をだいたり手をつないだり いろんなあれこれをしたい気持ちでいっぱいで。 でも、いつ誰に見られるともしれない廊下で そんなことをするのは さすがにマズイ という 理性だけは残っていたから。 腕にとまったリュシュカを構いつつ歩いていた]
『がしゃん…!』
[硝子のようなものが割れる音がした。 驚いてリュシュカが天井近くまで飛ぶ。 彼はハロルドに戸惑いの視線を向けた]
(181) 2013/08/08(Thu) 16時頃
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ー食堂ー [扉を開けると先客>>174がいた。 どこに座るか悩んだ末に、中庭が見える机へ向かう。 鳥を椅子の背にとまらせて撫でてやると だいぶ落ち着いたのか 気持ち良さそうに目を細めた]
飲み物をとってくるから
[そう言い置くと、ひとり厨房へ。 もしかしたらその態度は そっけなく見えたかもしれない]
[しかし。 ハロルドが見えなくなると、 脱力したようにしゃがんだ彼は]
(さっきからあぶなすぎる…) (朝食の前にハロルド食ってるとこだったよ)
[そんなことを考えていた]
(189) 2013/08/08(Thu) 17時頃
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えっ、いや、べつに…
[グレッグに突然話しかけられ、 考えていたことがことだけに しどろもどろになる。 どう誤魔化そうかと思ったところで、 グレッグが先程の音について聞いてきた。 これ幸い と、その話題に答えたかったが、 彼が知っていることは何もない]
ガラスっぽい としかわからないな。 ラルフなら さっきセシルといたけど…
[どこに行ったかまではわからない と、 軽く肩をすくめた]
(201) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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あぁ。珍しい組み合わせだと思ったんだけど、 ふたりは仲がいいのか?
[ケトルを火にかける。 用意したカップはふたつ。 中身はどちらも紅茶にする予定。 普段 彼が飲むのは珈琲が多い。 しかし今のような時に飲んでは 紅茶の香りがとんでしまうだろう。 そんな気遣いができる程度には、 落ち着いたようだった]
(205) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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[紅茶を注ぐと、ケトルをひとまず流しに置く。 グレッグ>>208と挨拶を交わし、 熱くなったカップのフチを持って席に戻った。 すると 入れ替わりのようにハロルドが立つ]
食事くらい俺が取りにいくのに。
[そんなことをサラッと言ってしまう彼は 世話を焼きたがるタイプなのかもしれない]
[言葉をするりとかわして歩いていったハロルド>>200を しばらく見ていたが、 視界の端にチラつく窓が気になり、そちらへ向いた。 いや、正確に言うと 気になったのは窓の外。 大雨に荒らされた薔薇園だった。 キッとした表情で薔薇たちを睨みつける。 色とりどりの薔薇があるが、脳裏を掠めるのは情熱の赤。 彼は知らずのうちに手首を押さえていた]
(210) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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『カタン…』
[机に皿が置かれる音で振り返る。 愛しい人の姿を見れば自然と笑顔になって。 ありがとう と礼を述べて パンケーキをつっついた*]
(211) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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[強気の発言>>228に くすりと笑う。 ただ甘やかされる子は好きじゃない。 こういうハロルドだからこそ、好きになったのだと思う]
セシルなら大丈夫だと思うよ。 ひとりじゃなかったし。 何かあったらラルフがなんとかするだろ。
[心配している。ハロルドの声から、それを感じた。 務めて明るい声を出し ハロルドの不安を和らげようとしたけれど、 うまくいくかどうか。 だって彼は、セシルたちのこと以上の 心配事を抱えていたから]
ハロルド。あの…さ……
[言葉が途切れる]
(235) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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これ? …うん、
[大丈夫だよ と言うべきか悩んでいる。 不安にさせたくない。でも]
[赤薔薇が欲しているのは 想いをこめたくちづけ。 ニーセンのときも、その前も、赤薔薇には勝てなかった。 だからきっと。 共にいてほしい という愛する人の願いも 裏切ることになる]
[カタン…とフォークを置いた]
薔薇は好き?
(238) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[返された問い。少し意外そうな顔をして、 それから 彼は笑った]
どうしてだと思う?
[こうやって想いの強さを確かめるのは 彼がまだ孤独を恐れている証左]
(244) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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そっか。なら、赤薔薇には気をつけて。 どんなに俺を恨んでもいいから、 赤薔薇を信用するな。
[ハロルドには、おそらくわからない言葉。 それでもよかった。 ただ、彼が言いたかっただけ]
(いつ赤薔薇が仕掛けてくるかわからない) (けれど、残された時間を精一杯…)
[精一杯、幸せになろう]
(248) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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もうお腹いっぱいだよ。
[この話はここまでだ と言うように 強引に話題を変えて。 残したパンケーキが乗った皿を手に立ち上がる。 厨房へと歩きかけ、振り返ると]
そうだ。今晩はリュシュカを 君の部屋に泊まらせてやってくれないか?
[それは不在にすることを知っているが故の台詞。 別れの時間はすぐそこに]
(249) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[彼はゆるく首を振る]
笑って、ハロルド。
[ハロルド頭を撫でようとして、 皿を持っていることに気づく。 困ったように目を細め、もう一度 首を振った]
(256) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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俺のこと…?
[彼はパンケーキの皿を机に戻し、 ハロルドを抱きしめた]
嫌なら抵抗すればいい。 しないなら、俺の好きなようにするから。
[そう言いながら、手はハロルドの襟元へ]
(268) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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強気のハロルドも可愛いけどね。 俺を知りたいなら、少しだけそれは引っ込めてて。
[ボタンを ひとつ ふたつ 外していく。 次第に露わになる肌にくちづけて。 所有の証を刻む]
[胸に赤い薔薇を咲かせると、 次は下腹のあたりへと唇を寄せる。 伝わる熱に]
感じたの?
[と 問うのは、酷い仕打ちだろうか]
(276) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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[いいえと態度で示されて]
ふぅん…じゃあ感じてないんだ。 感じないなら声なんて出ないよね?
[残酷な言葉を突きつけた]
[ゆっくりとズボンを下ろすと、 熱く反り返るものに唇を寄せる。 ハロルドに挑発的な視線を投げ、 ゆっくりと舌を這わせた]
(287) 2013/08/08(Thu) 23時半頃
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舐めるのは嫌? それなら此処に手をついて。
[机に手をつかせて尻を引き寄せる。 前から滴る雫を掬い、後ろに塗り込めると 優しく抜き挿しをした]
[ほどよくなってきた頃だろうか。 自分の熱をあてがう。 その時 彼は、もう一度聞くつもりだった。 しかし自分の快楽を前にして 口から出たのは別の言葉で]
先輩なんて言うなよ。 フィーって呼んで。
[それはささやかな願い]
(293) 2013/08/09(Fri) 00時頃
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[ハロルドが彼の名前を呼ぶ]
好きだよ、ハロルド。
[そう言うと、熱く反り返るものを ゆっくりと埋めた。 全てが収まると、ゆるく息を吐く。 ハロルドが ちゃんと快感を得られるように 自分を律するために。 そうしないと、もっていかれてしまう。 それくらい、彼はハロルドを愛していた]
(300) 2013/08/09(Fri) 00時半頃
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ん、いいよ。全部あげる。だから、
[ハロルドに合わせて精を放つ。 言葉の先は聞こえただろうか]
(303) 2013/08/09(Fri) 00時半頃
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ハロルド、笑って
(306) 2013/08/09(Fri) 00時半頃
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[笑顔のハロルドに 想いを込めたくちづけを]
(307) 2013/08/09(Fri) 00時半頃
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