64 さよならのひとつまえ
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でも、なかなか帰ってもこれないだろうから。 日本でしかできないことがあればやっとくといい。
とくに食べ物とか恋しくなるってきいたことがある。
[カウンターから身体を離して]
(233) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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ジェレミーは、トレイルのカウンターの上にある時計を見た。
2014/03/28(Fri) 00時半頃
ジェレミーは、ジャニスがありすちゃん呼ばれるのが嫌な理由、まったく知らない。
2014/03/28(Fri) 00時半頃
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>>246
ん……。
[とくにメールや電話をするよ、とか言わず。 時計を見上げてから、そっとカウンターを離れた。
図書館を出て行く姿は、きっといつもと変わらず、そして、それきり*]
(250) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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― 屋根裏倉庫部屋 ―
[そして、図書館を出て、次に向かうは3年間お世話になった部屋。 とくに用事という用事は、 ないけれど。
でも、向かって誰かの気配があれば、ちょっと不思議に思うだろう。
もう、そこに通っているものはすべて退去したかと思ってたから。]
(256) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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>>261
ん、ありすちゃんか。 どうしたの?
[扉を押して開けると、 そこには懐かしい、…いや、その部屋でみるのには懐かしい顔があった。]
ひさしぶり、ここでは。 っていうか。
泣いてるの?
[さて、脚は飛んでくるか、とやや構えつつ]
ありすちゃん、なんでここに来なくなったの? つか、あの時からだよね。
[ライターを欲しがったのにやると、押し付けてきた時の顔。 蘇った。]
(265) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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>>267 ふうん……じゃ、吸ってみる?
[軽く蹴られつつ、 そう、ありすに告げて、ごそごそと。 出てくるタバコに、マッチ。 ライターのありかを聞かれれば、利一に貸した、と告げる。]
ありすちゃん、いつも不機嫌だね。
[さて、奨めてみるけれど、どうだろう。 ともかく、自分は火をつけて吹かしつつ]
なんかあったら、我慢せずに吐き出したら? まぁ、そうやって脚が出るのがありすちゃんらしーといえばらしーんだけど。
[ありすの事情などなにも知らず、紫煙を流して、 そして、ありすがなにか話せば、最後の屋根裏部屋を満喫しつつ、聞くだろう。
途中そっと窓を数センチあけて。]
(272) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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[けれど、屋根裏なので、当然、屋上の喧騒は聞こえてくるだろう。 もちろん、その不穏な空気に反応しないわけはない。
それは、きっとありすも同じじゃないだろうか。]
なんか、 声したよな。
[灰皿にタバコを押し付けると、 ありすにそう確認して…。]
(274) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 01時半頃
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>>278
行くよ。 アリスちゃんお先にどーぞ。
[喧嘩の特攻隊はありすだが、 とりあえず、不良候補生としても、それなりに経験はあるわけで、 ありすのあとを駆けて、屋上に登っていく。
そして、状況を見れば、もちろん、朔太郎の加勢に出るだろう。 同時に、締坂や、もしかして、頼児もくれば、おまえらは手ぇ出すな、と睨もうとして、締坂の叫びに一瞬吹いた。>>279]
なにがレイプだ。マジで犯すぞ。
[でもいい声だった。]
(281) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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>>284
お前が言うと、冗談に聞こえないところがなかなかにやばいな。
[そう言いながら、興奮している朔太郎に殴りかかろうとするや輩に肘打ちをくらわせ]
最後に、なかなかの花火だな、ありすちゃんよ。
[もうきっとバトルモード前回のありすをみやる。
ただ、朔太郎ととりあえず止めようとしても、>>282 その言い分を叫びをきけば、真面目な顔になって]
了解。
[>>285とりあえずはありすに頷き、その場、朔太郎を襲う連中から朔太郎を庇うことに集中することにした。 やがて、ありすの腕っ節があれば、連中は逃げていくだろう。 もちろん、こちらもまったく殴られないことなんかない。 でも、それより一番ひどいのは朔太郎であるだろうけれど。**]
(287) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 02時頃
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なにがいい男な。 ありすちゃんもな。
[ありすからの言葉にそう返しつつ、 もしかして、ありすは無傷でキラッキラしてるかもしれないが。
ともかく、その場を立ち去るメンツ、 そして、朔太郎とありすの様子もみながら、去っていく、カメラマンに締坂、頼児のことも見送って、最後一人、屋上に残った。
少し、なにか不穏な空気も感じたけれど、 そこで、量から見える風景を眺め、
自室に戻っていく。]
(340) 2014/03/28(Fri) 07時半頃
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― 2-G ―
[自室に戻り、無造作に中に入れば人影にやや驚きを見せるが、 それが利一だとわかれば、笑みを零した。]
や、 つか、ちょっとそこのタオルとって。
[締坂の顔を冷やそうとしてそのままだったタオル。 もちろん、もう乾いてはいるけれど、利一に頼んで、ベッドに座ると、間際においてあった鏡をとって自身の顔を覗く。 見事に殴られて腫れている下顎あたり、 指でつついて、いて…とか言いつつ。**]
(341) 2014/03/28(Fri) 07時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 07時半頃
ジェレミーは、締坂が来た時には、もう利一の姿はなかったろう。**
2014/03/28(Fri) 13時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 13時頃
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>>378
なにやってんのって、まぁ、喧嘩?
[利一の呆れ顔に、視線を逸らしつつ、 湿布をもってきてくれるというのにはありがたい、と利一のかえりを待つ。
戻ってくれば、で、何の用?とライターのことはすっかり忘れている。 ましてや、頼児に貸したボールペンのことも覚えているわけがなかった。]
――……利一。 部屋ていなくなるとさみしいよな。
[宗介をことを思い出して、なんとなくそう声をかけた。 自分も3日前に味わったばかりの妙な喪失感だ。
公園から帰ってくるときの宗介の表情を思い浮かべながら。]
(393) 2014/03/28(Fri) 19時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 19時半頃
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>>354
[締坂が部屋に来たときは、下顎のあたりにべったり湿布が貼ってあっただろう。まぁ、顎関節症とかなると嫌だし。利一のもってきてくれた湿布には感謝しつつ、部屋全体が湿布臭くなった。
それは、いつしか元エースが肩を傷めたと、神妙な顔でいたときの香りと一緒だ。 あいつの偉いところは、休むべきときはしっかり休むところで。 怪我が治るまでは、放課後、しっかり部屋に戻ってきて、それから外には出なかった。]
で、話って?
[締坂の小柄な身体を頭から足先まで一度眺めてから。 やけに不自然に見すぎたかな、と反省。 ベッドに腰掛けたまま、彼の話をきくことにする。]
(396) 2014/03/28(Fri) 20時頃
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>>355>>358>>359>>361
[それから一気にしゃべりだす言葉に、口は噤んで。 あくまで、の仮定の話を静聴する。]
友達の友達か。 その相談に巻き込まれたのか。
[あくまで、の強調は気になったけれど。 失恋をして、その失恋相手が自分の友達が好きで、という絵に描いた交差するやじるしに、やや考え込む。]
まぁ、その友達もわかってると思うが、 きっと、悪気はなかったんじゃないかな。
ただ、感情なんて、そんな思うままにならないときもあるからな。
[いつのまにか傍にいる締坂に座っていいよ、というようにベッド、隅に少し寄って…。]
(397) 2014/03/28(Fri) 20時頃
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ただ、幸せなんて、均等には訪れないし、 恋愛なんて、自分が好きでも相手が好きになってくれるとは限らないし、
今まで、いい関係だったのに、恋愛感情抱いたからって、その関係が崩れていくなんてことがあったら、 やっぱり、なにごともなかったかのようにいたいものじゃないかな。
[宗介の言葉を思い出していた。 恋愛をしても変わらないよ、と言った彼は、 本当にこれからも変わらないのだろうか。]
つか、 そのフラレたってやつすごいな。
[まだそれが目の前の相手だなんて、推理は達していない。]
(399) 2014/03/28(Fri) 20時頃
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自分の気持ちを相手に伝えるってさ。 すごい勇気いると思うしな。
俺も、わりかし、
さすがに戸惑う。
[その時、無意識に寄った締坂の身体に瞬く。 こんなに近くに来られるのは、少し、少しだけ困るけれど、 ちょっと頭を掻いてから、また締坂が喋り始めれば、口をつぐんだ。]
(401) 2014/03/28(Fri) 20時頃
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>>374>>375>>326>>327
[その変化は、少し予想範疇外で、 ただ、遠くに行く、その友達のことを話す締坂の身体が、そして、声がやや震え始めたとき、その頭を見下ろした。
小柄な身体、本当に小刻みに震える頭。 馬鹿だ馬鹿だと繰り返す言葉の語尾が段々と涙色に染まっていくようで。
綴る言葉は、友達と友達が誰と誰であるか、遠くに行く友達は放送で知っているし、その友達は、
きっと、今、横で震えている、と、容易く想像させる。]
(402) 2014/03/28(Fri) 20時頃
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――……仲直りしよう、なんて、言葉は要らないんじゃないかな。
[縋るように横で感情を溢れさせ始める締坂に、 眉を垂らして、手はその頭に落ちた。]
メールで、一本、そいつが行くときに、またなって言ってやればいいんじゃないか? そしたら、時間が解決してくれる。
お互い、無理やり笑顔を作ってもどうしようもないだろう?
[そして、その髪を撫でて、 優しい言葉だけをかけてやろうと…。]
(404) 2014/03/28(Fri) 20時頃
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>>424
利一はさみしがりだな。 そしたら、今日、明日は十文字も出てくんだろ。 頼児のところでも夜はいけば?
[利一の気持ちなんて、知らずに、そう告げて、 治療してくれるのはありがたく、顎を出しておいた。]
一人の部屋って、大丈夫と思ってても、結構な。
(429) 2014/03/28(Fri) 22時頃
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>>441 そういう問題じゃなかったか。 でも、結構、まぁ、そういう問題もあるかと思ったけれど。
[顎に湿布をおとなしく貼られつつ、 聞かれた言葉には、小さく笑って]
そりゃ、とーるとは実質2年一緒だったしな。 まぁ、でも、連絡はとれるし、いつまでも、子どもではいられないだろ。
[春からの一人暮らしには、頷きつつ]
――……得意なやつなんていんの?
[人であるならば、 一人が好きと、いっても、永遠に一人で居続けるなんて、 きっと考えられないだろうと。]
俺はすごく普通。 だから、利一も普通だ。
(451) 2014/03/28(Fri) 22時半頃
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>>466 [利一の物言いには、眉を寄せた。]
は? 俺、そんなこと言ったか?
[さみしいから誰でもいいんです、なんて、そんな意味あいで言ったわけじゃないけれど、 卑屈な物言いに、事情はわからないけれど。
ただ、どうやらご機嫌がよくなくなったらしく、 湿布の貼る手つきも荒いものになれば、手を止めて、]
ああ、いい。もう自分でやる。
[不貞腐れた物言いの利一の言葉を聞きながら、 メールを返してくれない、とか言われ、小さくため息をついた。]
(475) 2014/03/28(Fri) 23時頃
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ああ、そうだな。 返事を期待するなら、俺はやめとけ。
[そのあとも普通じゃない、と寂しげにもぽつり漏らす言葉にベッドから立ち上がって]
じゃ、俺も普通じゃないってことにしとく。 まぁ、なにか怒らせたみたいだから、すまないな。
[顎の湿布の具合を自分で確かめてから。]
なんか、ありすちゃんや朔太郎も怪我してると思うから、 湿布余ってたら、持ってってやるといい。
(476) 2014/03/28(Fri) 23時頃
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>>480
ま、いいよ。 お前はモテるからな。 無節操にとられるのが嫌だったんだろ?
[それなりの利一の悩みというやつなのだろう。 でも、本当にさみしがり屋だと思って心配もしてみたけれど、 自分の出番はなにもないな、と思い]
別れ方なんていちいち考えなくていい。 全部のやつと綺麗な思いやりのある別れ方なんて、
そんなに人間できてないし。
[そのまま、最後の片付けにかかりはじめる。]
(487) 2014/03/28(Fri) 23時半頃
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>>500 やな奴? さぁ、どうだろうな。俺は人の意見なんかしらん。
ただ、さみしがり屋なんだなって思ってただけだ。
[とりあえず、手持ち以外の荷物を最後のダンボールに放り込む。手にとったのは、とーるの帽子。少し考えたあとにそれも入れて。]
でも、そうだな。 本当に女の子とっかえひっかえでそれを寂しさ紛らわせてたとかいうんなら、そりゃやなやつに見えてもしょうがないだろうな。 でも、そんなに人の目を気にして、どうするんだ? すべてのやつに好かれるなんて、あるわけないだろ?
[ちらっとみやった視線をどう受け取ったかは知らない。]
こんな別れ方がやだから、自分を折って謝るってへんだろ。 自分をあまりいじめるなよ。
[視線を向けずにそう言い放った。]
(503) 2014/03/29(Sat) 00時頃
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ジェレミーは、朔太郎からのメールに気づくのは、もうちょっとあとの話*
2014/03/29(Sat) 00時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/29(Sat) 00時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/29(Sat) 00時半頃
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>>511>>515
[泣いてる子の頭をやっぱりぽんぽんとして、 言葉には、うん、と頷いた。]
つか、馬鹿なんじゃないでしょ。 でも、 これで最後なんかじゃないんだから、俺らは。
まだ、まだ、これから。
[そう考えることは、悪いことじゃないはずだし。]
(520) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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>>517>>518
[利一の出て行ったあと、 締まった扉をみて、頭を掻く。]
やな奴っていわれたかったんだろ?
[自分のことをやな奴かな、なんて聞くのは、そうじゃないよって言って欲しいのかと思うけれど、 きっとそうじゃないと思い返した。
勝手にそう思い、勝手にそう言ってやった。]
つか、花火一本、しみじみとやるってどんだけ俺、さみしい人なのか。 ま、やるけどさ。
[置かれたライターの花火を見てしみじみ]
(533) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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>>519>>522
ん、じゃあな。
[それから、泣き止んだのか、どうなのか。するっと部屋から出て行く締坂には、短くそう返し。
また、部屋で一人、荷物の整理をはじめる。 何一つ、自分のものなど残さないように。]
(534) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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[そして、しばらく経って、ふと、笑んだ。 同じクラスになったとき、 一度くらいはその歌が間近で聞ける機会もあるかな、と思ったけれど、
とうとう、頼まずに終わってしまった。 いつも遠くから聞こえるファルセットだけが、 耳の奥に残って、
でも、それが心地いい。]
(535) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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― 深夜から夜明け ―
[それから、荷造りがすっかり終わり、少しの眠りとともに、起きれば、朔太郎のメールを確認しつつ、Rのイニシャルのついたライターを持って、また屋根裏倉庫部屋へ。]
――……ここのものだもんな。 また誰かが拾うだろ。
[本当のそのライターの持ち主は誰なのか、 きっといま知る人はいない。
ただ、不良と呼ばれた、面子が、ここで、紫煙とともに語ってたのは、それでも、彼らの夢があふれる話で。 もう一つ、トランプも取り出すと、そこで、器用に切ってから、いま残っている面子には誰にも見せることのなかった一つの特技をまた屋根裏部屋にしまい込む。]
――……タイムカプセルか。
[参加しなかったけれど、それもまたいい。]
(541) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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[それから、屋根裏の部屋の小さな窓から夜明けにその寄せ書きとやらを見る。]
――……あれ、団子? もしくはブラジャー?
[頼児の眼鏡はどう考えても、そのいずれかにしか見えず、 しばらく口をつぐんだあとに、一人笑いながら。]
(547) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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本当、お人好しばかりだなぁ。
――……仲直りできるさ。
[ぽつり呟いたのは、締坂へ。 もちろん、聞こえるはずはないけれど。
彼が思う幸せが彼に訪れますように。 それは、最初に歌を聞いたときから、思ってたことで、
そんな想いに名前なんかない。**]
(548) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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