109 【誰歓ガチ】冬の終わりのドリームランド
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クリスマスは、カリュクスなんでわたしの匂いかいでくれないのか
shi635 2015/02/24(Tue) 21時頃
クリスマスは、みんなこんばんはこんばんは
shi635 2015/02/25(Wed) 22時半頃
クリスマスは、とりあえずアップルティー飲むわ
shi635 2015/02/25(Wed) 22時半頃
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いつもの様に、夜の丘で星を拾った。 仄かな、というよりは、どこか遠慮がちに光るそれを手に翳すと、ようやく影が堕ちる。 数多の星の一つ一つを大きな鞄に仕舞い込むと、どこか透き間からその光が零れて
「まるで夢の様だよ。」
スクーターで夜空を抜け、星を届ければ、気分はサンタクロース。 今度はそうだ、赤い服を着てみましょうか。 ここは、どんな夢でも、叶うのでしょう?
息が、白い。
どこかの誰かを笑顔に、だなんて 随分陳腐な夢だと自分でも思うよ。 そんな風に言えば笑われるけど、信じていた。
(34) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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だけど現実は。
クッキーを焼く。 毎日毎日クッキーを焼く。 星の形のクッキーを焼く。
星の型で一つずつ。 そうすると星が二つできる。
意味のある星と、ぽっかりと空いてしまった意味のない星。 自分が創り続けているのは果たしてどちらなのだろう?
「こんなはずじゃなかったんだけどな。」
焼けて−正確にはうまく焼けなくて−微かにひび割れた星を見ながら、呟く。
(35) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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夢の世界は永遠に続くだろう。 もう誰にも破壊されはしない。 駒鳥ならぬ兎を追放して神はご満悦だろうか。
「夢は夢を見続けました。 流れ星は幾らでも堕ちてくるし 私はそれを永遠に拾い続けるのです。 めでたしめでたし。」
(36) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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――…? 鞄の底で売れ残りの星がある。一つだけ焦がれくすぶる黒い星。
「……お客様、ご存知でしょうか。 これがどうしてもお売りできなかった“現実”でございます。」
冗談めかして一人嘲笑。 夢の世界は、“確かにみんなが笑顔”だけどね。
「結局、どの世界も同じだった。 私がいても、いなくても関係なかったよ。」
(37) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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丘の上で寝転がると、満点の星空。 多分もう見納めになるのだろう。
焦げた星に最後のお願いを。
「神様、どんな夢も叶えてくれるなら、ちっぽけな世界に帰して下さい。 今度は、きっと美味しいクッキーを焼いて見せますから。」
焦げた星に最後のお願いを。
祈りが届くか届かないかは、まさに神のみぞ知る。 目を瞑って星空を吸い込めば、懐かしい匂いがした。
――それが季節が廻る匂いだと気づいたのは、もう少し、あとのお話。**
(38) shi635 2015/02/25(Wed) 23時半頃
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>>44 ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.(ノ´・∀・`)ノキラキラ
(46) shi635 2015/02/26(Thu) 01時頃
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クリスマスは、みんなおやすみノシ
shi635 2015/02/26(Thu) 01時頃
クリスマスは、みんなありがとう☆☆
shi635 2015/02/26(Thu) 01時頃
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