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64 さよならのひとつまえ
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ああ、電話もしてたけど…… やっぱり、生身の保元がいいな
[こうして傍に居るのが当たり前だと思っていた。>>108 保元の生活の一部で居るのが、当然だと思っていた それは薄い氷上にも似た、たったの一年だったというのに
袖が擦れれば自然と意識してしまう。 肩が軽くぶつかると、内側で騒ぐ感情を殺す代わりに、 混んでるな、大丈夫かと発露を落として誤魔化した。]
あー……ラッシュか、 そんな長く乗らないから頑張ろう
[帰りの方角は住宅地のある駅。
十五分の時間を過ごす車内に乗り込んで、 閉まったドア付近に押し込まれてゆく。 座席横のバーの方へ寄るように促して、きついと零した時。 近い距離に、どくんと心臓が震えた音を聞いた気がした]
(111) motimoti 2014/04/06(Sun) 03時半頃
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[背後で話すカップルの会話。 この線一本で行けるエリアにある遊園地へ行く話 耳はその話し聲を拾う。
遊園地、デート。 交際したことなんて無いけども
女の子を連れて行くなら解るが 保元を誘うのはどうなんだろう。
これから俺たちは遠く離れてしまうのだから そんな想像や心配、必要ないのに。
息苦しさと寂しさに、保元のシャツの裾を掴む。
今の表情を見られたくないから、 降りる駅までずっと、壁の方を向いていた**]
(112) motimoti 2014/04/06(Sun) 03時半頃
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それは俺だって…… ……あぁ、うん。 大丈夫。
[>>111口数がやけに多い気がする。 どうしたのかと思いながらも、導かれるまま切符を買って、混雑するホームへ向かった。]
人、スゲーな。
[噂や映像で知ってはいたが、実際のラッシュはこれが初めて。 これだけの人が、不思議なくらい整然と進んで行く中、どうすればいいのか分からず、ただはぐれぬように必死で、十文字の腕を掴んだままで電車内に押し込まれた。 近すぎる距離に、呼吸が止まりそうになる。]
……暑い……
[滲む汗と火照る頬を、車内の温度の所為だと誤魔化した。]
(113) nordwolf 2014/04/06(Sun) 04時頃
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[>>112どこからか、遊園地……という言葉が聞こえた。 もっと時間があったなら、十文字と行くことができたろうか。 いや、ああ言う場所は恋人同士で行きはしても、男同士ではあまり行かないような気がする。 ……自分と十文字の関係は、何なんだ? そんな疑問が、ふと浮かんだ。
恋人、と思ってもいいのか。 けれど、明日になれば、遠くへ離れなくてはならない。 次いつ会えるかの保証もないのに、繋ぎ止めていいのだろうか。]
……ぁ。
[気付けば、十文字の手が、シャツの裾を掴んでいた。 表情を窺いたくて、15cm上の顔を見上げるけれど、壁を向いてしまっている視線には届かない。
離したくない。 離さないで欲しいと、乞うように。 混雑の中、気付かれぬよう、裾を握る十文字の手に己の手を重ね合わせた。 せめて、この電車を降りるまではと。*]
(114) nordwolf 2014/04/06(Sun) 04時頃
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シメオンは、懐かしいメールに気がついた。
fuku 2014/04/06(Sun) 04時頃
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[かけていたベスト盤のCDは、七夕の夜を歌った曲を示していた。
天の川の下で、逢いたくても逢えない想いを書いた曲。 寮生皆であの星空を見た、あの日は、七夕ではなかったけれど。]
(115) fuku 2014/04/06(Sun) 04時頃
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[貰ったメールを何度も見ては、閉じ。
歌をやめてしまった訳ではない。「EARTH」の解散は決まったが、新しいグループの誘いは受けている。
けれども、それは正しい選択なのか。あの頃と違い、相談する相手は同室にも、隣の部屋にもいない。 一人暮らし。誰もいない、部屋。CDデッキから流れる、切ないバラードだけが、部屋に響く。]
(116) fuku 2014/04/06(Sun) 04時半頃
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[締坂からのメールに、日程の都合をつけていったのは、そのメールからどれくらいだったか。
あの時買ったボロの軽が彼の前についたとき、 さて、どんなふうに変わっていただろう。
こちらは、あの頃よりももう少し、背も伸びた。 でも、もちろん、十文字に適うほどはなれないけれど。]
(117) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 10時半頃
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** ―In the wonderland, Who am I?― **
[物語の頁をほんの少しの間、僕がかわりに読み聴かせること、どうかご了承頂きたい。 なに、彼からすると僕も不思議な世界の住人らしいから よろしければ刹那の間、イカレた茶会にお付き合い願おう。 そうそう、ティーカップには琥珀色のアルコールを準備してね。]
(118) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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[さて、遠く離れた海の向こう側。 僕の名前で届けられた春の足音は、どうやら驚きというプレゼントを大爆発させたようだ。 随分と愛らしい色合いの花束を手に、アリスが帽子屋の元へ辿り着く。 本当の送り主をバカヤロウと笑い、アリスと帽子屋は懐かしい話に花を咲かせる。 そこまでは、慌ただしいウサギの描いたシナリオ通りだったに違いない。
けれどそんな言いなり、ドラマティックじゃないだろう?
主人公は勝手に走り出すものさ。 書き手の予測の遥か上を通り越してね。
僕の元に一本のコールが鳴り響く。 近くにあのウサギが居ない時で、それはそれは本当にベストなタイミング。 きっとあのアリスだろう。 彼が一番声を聞きたがっていた、あのアリスだ。]
(119) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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Hi, Alice...?
花は届けて頂けたでしょうか? 無事に、それはよかった。 “彼”にもそう伝えておきますね。
“彼”の居場所? 残念ですが、それは僕からは教えられない。 僕がアリスに教えられるのは、何処かに繋がる道順だけ。
“僕は彼と違って、嘘は吐かない”
それだけさ。
(120) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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[そうして電話は途切れ、鼓動に似た音を鳴らす。 彼が聞けばどんな顔をしただろう。 怒るだろうか、それもいい。 喜ぶだろうか、それもいい。 不吉で素敵な妄想に歌う鼻歌は、彼がよく口ずさむスーパーヒーローの歌。
“なにがきみのしあわせ?” “なにをしてよろこぶ?”
そう、僕は嘘を吐かない。 偽名として使われたけれど、電話番号も住所もちゃんと僕のものだ。 道順はいつだって示してあげるよ。 ただきっとあの白うさぎは、疲れて泣いてしまうまで走り続けて逃げ回るだろうけどね。
さあ、僕のお話はこれでおしまい。 アリスに帽子屋、それに君も。 うさぎをつかまえることは出来るかな?]
(121) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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[そうだ、最後に。 後日、あのうさぎに聞いてみることにしよう。]
僕は君の“wonderland”では、細やかに花を咲かせる白い薔薇かい?
[その問いに、困った顔をしながらきっとこう返すはずさ。]
「“Grin like a Cheshire cat”」
[――――ってね**]
(122) anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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ジェレミーは、妹送りいってきます。**
nostal-GB 2014/04/06(Sun) 12時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
anbito 2014/04/06(Sun) 12時半頃
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確かに、……暑いな。 [視線を外したまま、同意を示す。>>113 喉に触れる吐息に緊張も高まり、服越しに伝わる体温に これが非現実では無いと理解するのだ
電車の混雑に、今は少し感謝している。 理由を掲げる必要も無く、こうして居られる。
これがどんなに尊い時間なのか。 頭を回転させずとも、解る話で
苦しいと思うのは、愛おしいから。 つらいと思うのも、愛おしいから。
つらくて苦しいから、引きちぎられる位、痛いから だから気づかねばよかった、識らねば良かったのだと
この体温を受けながら、否定なんて出来るか?]
(123) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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[布地を掴む指に、ぐっと握が篭る。 背後から垂れ流される男女話し声が、どんどん遠くなってゆく 距離は同じなのに、五感を保元が占める割合は増してゆくのだ
保元の呼吸のペースばかりを肌で探っている。 溢れた聲を、耳が聞いている。 重ねられた手から、温度を確かめている。
広い世界の狭い電車の中ですら、 こんなに沢山の人間が居るのに
彼らはどんどん遠のいてゆき、一人しか感じられない
僕はもうあのさそりのように ほんとうにみんなの幸のためならば 僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。
先日購入した絵本の一篇を思い出す。 この空間に、皆はいない。視えない。 俺は、俺の倖せしか考えていない、そういう駄目な男だ。]
(124) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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[リストバンドに綴った一文が真意であっても 今は保元の幸せすら考えられなかった
ひとつの駅を開閉と共に越す度に、 別れまでの時間が数分短くなってゆく どうしてだろう。 どうして彼らは二人で車内に残ることが出来ないのだろうか。 永遠を共有できないのは、ハッピーエンドとは言えない
大事なのは結果ではなく過程なのだと、押し付けられた。
こんなに近くで探っても、倖せへ到達できない。 それは、始めから結末が決まっている物語のように]
(125) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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……ここだ、降りよう。
[ぐわんぐわんと湾曲する思考を振り切る為に頭を振る。 掴まれていた腕を揺らし、振り切る。
でもまだ今日は、此処で二人揃って降りられるんだ。 それを俺自身に教える為に、固く手を握る。
ホームに降りてから、漸く振り返った。 俺はちゃんと笑えているか、鏡が無いから解らない*]
(126) motimoti 2014/04/06(Sun) 13時頃
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[駅に電車が停まるたび、沢山の人が出入りする。 流されまいとすればするほど、重ねた手指の力は強まった。
おそらく鼓動は筒抜けのまま。 押されて密着しているふりをして、十文字の肩口に顔を埋め、そのにおいを確かめる。
周囲の音も声も、曖昧なものになってきて、目前の存在だけがクローズアップされてくる。 こんなに、誰か一人を強く想ったことなんて、今までない。 これでいいのか、間違ってはないか。 優しさにつけこんで、自分の恋心を、我儘を、押しつけるだけになっていないか。 貰ったぶんを、返せているか。]
(127) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃
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……っあ、うん。 わかった。
[幾つの駅を過ぎたのだろう。>>126 十文字は、15分程度だと言っていたが、一時間以上にも感じたし、ほんの数分だったような気さえする。
揺すられ、離れた手が急速に冷えてゆく気がした。 この手と同じように、遠く離れてしまったら、想いは冷めてしまうのか。 いつか変わってしまうのか。
そんなのはイヤだと思ってしまうのは、恋愛経験の未熟さからか。]
丞……
[漸く向けられた顔は、確かに笑顔だったけれど。 それが逆に、胸に刺さった。 何でそんな顔で笑うんだ。 問いかけようとした声は、途中で止まり、無言のまま彼の後に付いていくことを選んだ。
繋ぐ手を隠してくれそうな人混みがないことが、少しだけ恨めしい。*]
(128) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃
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─ 牛楽亭 ─
あー、丞ー、腹減ったなー!
[残された時間、辛気くさく過ごすよりは、少しでも楽しい思い出を増やしたかった。 だから店に着いた時は、少し大袈裟なくらいの笑顔を十文字に向けた。
衝立の奥の、二人掛けのテーブル席へ案内されて、向かい合うように腰を下ろす。 先程見たポスターのアニメのコースターが付くセットがあるというので、それを選んだ。]
……こういうとこ、二人で来るのって、そういえば初めてだよな。
[練習試合に出た後など、部員仲間全員だったり、数人だったりで食事に出たことはよくあった。 特にエースの方長や、一番バッターの忍足とは多かったか。 けれど、それらとは全然違う。
肉の皿が来るまでの間、テーブルに肩肘を乗せて頬杖をつき、じっと、目前の十文字だけを見つめていた。]
(129) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃
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[店内には、懐メロが流れていた。 自分が生まれるよりも前の、映画の主題歌だったその曲は、けれどうっすら聞き覚えのあるものだった。]
……別れの言葉じゃ、ねーんだってさ。
[「さよなら」は、別れの言葉ではなく、再び逢うまでの遠い約束なのだと、その歌は言っていた。
何時間でも抱き合っていたい。 冷えた指先を、頬を、暖め合いたい。
スポーツバッグの中には、プロとして第一線で活躍するという、夢と希望がぎっしりと詰め込まれている。 この荷物を下ろすことはけしてない。 どんなに辛くとも、笑顔で邁進する。
相反する想いが揺れる。 揺れたまま、訴えかけるように見つめていれば、やがて店員の足音が聞こえてきて。 ゆるく、視線をテーブルへ移した。]
(130) nordwolf 2014/04/06(Sun) 15時頃
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― 牛楽亭 ―
お前、昼飯食べてなかったのか?
[空腹を訴える保元と共に店内に入った時。>>129 既に手は離していて、空気を間に挟んでいた 破顔した保元の顔があまりにも爽やかだったから きっと、悩んでるのは俺だけなのだろうと脳が処理をする
変だ、と思われたくない。 いつも通りの苦笑を浮かべて案内されたテーブルへ。 同じセットと、ホルモンを単品で頼む。]
そういえばそうだな。 俺は外食自体そんなにしなかったし。
[観察されているかのような視線。隠せていないのか、]
……なにか付いてるか?
[困ったように眉を下げ、首を傾げさせる]
(131) motimoti 2014/04/06(Sun) 15時半頃
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……これ、昔貰ったCDの中に在ったな。
[テンポの良い曲の割に、歌手の聲は淋しげだった>>130 今の心に重ねてしまうと、期待を抱いてしまう。 そうだと良いよな、と他人事のように返す。
運ばれて来たサラダと肉皿。 コースターが入った紙ボックスを先に引けと促す。]
お元気で、とかかな。
[肉を焼く音に紛れさせて、ふと。 本当の別れの言葉は何か、捜して呟いた。 油の跳ねる音に消えてしまう程の小さな聲で。
保元がコースターを引き終えたならば、 やっぱりホルモンは塩だよな、と関係ない話を振りながら、 俺も箱の中に手を突き入れよう]
牛楽亭さん出た?
(132) motimoti 2014/04/06(Sun) 15時半頃
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─はちプラーザ駅前─
[大学の最寄りの駅で、紐井屋を待つ。数年ぶりに会う事になった彼の前でどうしていいかわからなくて。
それなら、どうして会いたいと言ったのかと言われると。]
(133) fuku 2014/04/06(Sun) 15時半頃
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久し、ぶり。
[止まっている車のフロントガラスをノックして。 止まっていた時間(トラック)が、再び、流れ始める────]
(134) fuku 2014/04/06(Sun) 16時頃
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Hello, this is “Alice”. May I speak to Mr.Sakutaro?
[電話が繋がった。博への花を注文してきた声と同じ。アリス。この単語ひとつで通じるだろう。ざらざらと問い質そうとしたところを、>>120日本語で返されて一旦くちを噤む。 回線越しの音声に耳を傾ける。朔太郎の声はしない]
あの莫迦どこに居やがるんだ、知ってんだろあんた
[だが返って来た答えは「ぼくからは教えられない」という一言。 手元の電話を睨むも、それが向こうに見えるはずもなく。ふ、と短いため息をひとつ吐いて。ちらりと博を見、にやりと口の端を吊り上げた]
(135) souka 2014/04/06(Sun) 16時頃
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では道順を訊こうミスター
ひとつ、彼は距離的にあんたの近くに住んでいるか? ふたつ、彼とあんたの関係性は何だ みっつ、こちらから何かを送った場合、あんたはそれを彼に届けてくれるかどうか
[幾つかの質問。もし博からも相手に問いたいことがあれば電話を差し出して対応もする。 嘘は吐かない、と零されたそれを信じるのならば。 最後に定型文通りの、しかし深い意味を込めた挨拶で電話を終える]
Please give my best regards to Mr.Sakutaro. I will be in touch with you soon. Thank you, Bye.
(136) souka 2014/04/06(Sun) 16時頃
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あ、いや一応は食ったけど。
[>>131わざとらしすぎたかと、一瞬だけ目が泳いだ。 我欲ばかりの内心が、透けてしまいやしないかと。]
別に、何も付いてねーけど……
[ただ見つめたいだけ、などと言ったら、笑われてしまうだろうか。
>>132さよならの意味に返された言葉は、あまりに他人事のように胸に響き、こんな馬鹿げたことを考えているのは自分だけなのだろうかと眉を下げた。
やがて肉とサラダが運ばれてきて、促されるままにコースターを一枚取る。 油の跳ねる音に紛れ、微かな声が聞こえた気がした。 何を言ったかまでは分からなかったが、ひどく寂しい気がしたので、聞こえなかったことにした。]
(137) nordwolf 2014/04/06(Sun) 16時頃
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[コースターの袋を開いてみれば、お目当てのキャラクターの姿がそこにあった。 嬉しそうにそれを十文字に見せたあと、ふと思い出したように]
なぁ、そういえば、俺が何でキャッチャーってポジション選んだかって……ちゃんと話したことなかったよな。
[コースターを弄りながら、ちょっと恥ずかしそうに口を開く。]
新聞部のインタビューで答えた、富留田選手に憧れて……っての、あれも本当のことなんだけどさ。
スペシャルマリヲ、知ってるだろ。 ガキの頃、俺、あれに出てくるユッケ大魔王が何か好きでさ、キャッチャーの防具見て、あれ付けたいーって……バカな話だろ。
くだらねー話だけど……お前に、知っててほしいなって思ったから。
(138) nordwolf 2014/04/06(Sun) 16時頃
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[>>99 頼児の話にはおう、と短い返事を返して。 運転をする怜二を見る。やはり困らせてしまったか。 そう考えてから、窓の外を見てもう一度考え直す。 寮を出てからひとつ、わかったことがある。 寮と違って必ず顔を合わせなくてはいけない状況でももうない。 本当に迷惑だと思っているのなら怜二は断ることもできた筈で。 交通費の話だって、もう会う必要がないから返さなくていい、という受け取りをしそうになったけれどもそんな感じでもなかった。]
……俺さ、 お前にどこまで甘えていいの……?
[小さく呟いてから。怜二を見る。 携帯に視線を落とす、ぽつりと呟いてみるのは新たな駅名。 先程伝えた新幹線の中継駅より2つ先、少し時間は掛かってしまうけれど、ここから乗れれば、交通費はぐっと楽になるところで。 怜二の反応を窺うように仰ぐ。]
(139) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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…おー、いい親孝行じゃん。
[母親を乗せた話には茶化す口調でもなく、感心したように瞳を細め。運転の邪魔をしないように、会話の数は少なくなっていく。]
……怜二、渡した花火やった?
[オーディオが掛けられただろうか、小さな音量のそれを車の疾走音と共に聞いて。]
……煙草、やっぱ吸ってたんじゃねーの?
[時折、ぽつぽつと話掛けるのはYESかNOか、どちらかで答えられるような簡単な問い掛け。]
(140) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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