108 Persona外典−影の海・月の影−
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------------------------------------------------ From:MAYA To:ケーイチ 件名:了解した。
だが断る、ごめん。俺はリツキを追いかけさせて。 もし鉢合わせた場合はその時はその時になるけれども。
その代わりにケーイチに聞きたい質問。 前の満月マユミどこにいた? 花河センパイも音信不通、ヒナミヤリツもいつもふらふらひとりだけど。 もしかしてこの前、マユミひとり?無事? ------------------------------------------------
(117) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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ん……うん。
[話を聞くと、表情を暗くする。 なんでそんなことに至ったかはまではわからない。 ただ、彼女が追い詰められていることは確かで。]
なにか、したい。 私に、なにができる?
[麻夜にそう尋ねた。]
(118) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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― あかりの家 ―
あかりちゃんの友達じゃもん。
[おせっかい、という言葉>>111に拳で口を隠しながら上目遣いで返事を返す。それに、巡理の目には、今のあかりが助けを求めているように見えたから。放ってなんておけなかった。]
絶対に、守るべきルール…それは、もうどうにもならんもんなん…? あかりちゃんは、一人で頑張りすぎだと思うんじゃけどなぁ。
[紅茶と珈琲と尋ねつつキッチンへと向かうあかりの背中に、告げる。]
ううん。あたし、帰る。
[鞄を持ち、立ち上がる。ローファーをはいて、扉の前でくるりと振り返って、言葉を舌に乗せる。]
…あかりちゃん。 あたしは、あたしがあんまり好きじゃないんよ。 けど、それも含めてあたしじゃって思ってる。 あと、これはあたしの予想なんじゃけど。 シャドウとペルソナは同じもので、ペルソナは、自分の中の強い気持ちだと思うん。
(119) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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…………。
[>>112少年は、問い掛けに答えなかった。 慈悲を与える高揚と、それから――痛み。 告げる気にならなかったのが何故か。 リツキのデータになく、影自身にも理解できない感情の所為だ。 彼がサムについて告げる一言はさておき。]
俺の友達は、一人しかいない。 サムは、もう会ってるだろ? …………俺に、聞きたいこと?
[>>115問い掛けへの返答に自らの問いを添えて、少年はサムを見上げた。]
(120) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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……あかりちゃんの正しさ、もうちょっと柔らかく受け入れられたら、いいね。
それじゃ、また学校で。……待ってるから。
[それだけ言って、背中を向けた。止められなければそのまま部屋を辞すだろう。]
(121) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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…そうし… …んっ?
[送信を押した時、背中から問われた明の声に再び振り向いた>>118]
…ん… …。 アカリも…わかってると思うけど…。 俺もそこまで…気の利いた事…考えるの…難しいけど…。
アカリがされて…心が落ち着く事…とか…? …普通に会いに行く…話…したり…或いは…。
…順当に考えたら…やっぱり…チアキ…とあの子の事で……。 …ショック受けた……んだろうけど…。
[少し難しい問題だ。自分も明に対して似た問題をなかなか抱えたワケだが。 別にだからと言って、心の問題に対処マニュアルなんて存在しない。言葉を止めながら、ゆっくりと思う所をそのまま明に伝えた]
(122) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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― 崇神病院 屋上 ―
そっか……。 女の子だし、それはまだよかったかもな。
[ふと、最初に会ったあの満月の夜を思い出す。 抱え上げた体は軽くて。 けども、そんな小さい体でも彼女なりにどうにかしようと頑張っていた様に見えた。]
……どうにかしてあげなきゃ、な。
[呟いたその後に。 花咲の言葉>>108に、彼の瞳は大きく見開かれた。]
(123) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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え、ちょ、あ……!?
[ただ、あまりの衝撃に、取り繕う事なんて出来ず、口をパクパク、心臓はバクバク。 自分もきっと、目の前の花咲同様、顔が赤くなってるだろうと思いつつ。 おずおずと彼女の頭へと手を伸ばし。]
……ん、僕の、胸でよけりゅ……れば貸すよ。
[咄嗟にどっかで聞いたセリフを言うけども、噛んだ。 うわぁ、と内心頭を抱えた。*]
(124) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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>>113 [馨一が悩んだ末に送ったメールが あかりの元に届いたのはいつだったろうか。 巡理の来訪の後ならば、こんな返信があるだろう] ------------------------------------------------ From:花河あかり To:賀来馨一 件名:Re:無理すんなよ。
ありがとう。 それから、心配かけてごめんなさい。
土曜日の集まり、体調が良ければ参加するつもりです。 ------------------------------------------------
[ペルソナを召喚できないあかりに、 参加する意味があるかは分からないが。 そして、生涯で初めて、 授業をさぼる学生の気持ちを理解できた気がした]
(125) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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[>>106 どうやら賀来に全く話の意図は通じていないらしい。 リツキを倒せばつながりは切れるか?彼の質問はつまり「シャドウの海を繋げるものがリツキだけか」ということだ。導こうとした答えは「リツキ以外にもシャドウの海を繋げるもの、すなわち力の強いシャドウがいるかもしれない」ということ。櫻井の敗北からその存在を導こうとしたが]
……なんだ、 雑魚の力押しで負ける程度のペルソナ使いか。
[彼らはどうやら自分が想定するよりも、大分未熟なようだ]
------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:(No Title)
そう、櫻井がやられるくらいだから、 それこそリツキみたいな格上のシャドウが、 その時その場所にいたのかなって思ったんだけどな。 ------------------------------------------------
(126) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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[うん、わかってた。 そんな言葉は口に出さないまま、彼は大塚のメール>>117に返信する。] ------------------------------------------------ From:ケーイチ To:MAYA 件名:Re:了解した。
了解。 重ねて言っとくけど、無理だけはするなよ。 大塚に何かあったら楠が泣くだろうしな。
マユミって高屋敷さんだよな? この前の満月の時は知らないけど、あの後メールもらったよ。 ------------------------------------------------
(127) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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そうだね。……また、学校で。 [>>119あかりの部屋を後にする巡理を見送る。 去り際に彼女が残した言葉には、困ったように笑う。
絶対に守るべきルールは既にあかりの血肉そのものとなっていた。 だから、もうどうしようもない。 きっと巡理には――いや、あかり以外には誰にも、理解は出来ないだろう]
(128) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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ん……会いに行きたい。
私が、いなくなろうとしたのと、一緒だと思う。 でも、どうすればいいか、わからないの。
私じゃダメかもしれないけど。 でも、せめてやれることは、やりたい。
[先輩の家の場所は教えてもらっている。 自害を止めてくれたように、何かをしたい。]
(129) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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―繁華街―
……?
[>>112 散々スルーした――と本人はまるで思っていないので致し方ない。]
あい? マユミちゃんのトモダチだっけ?
[と、悪気なく尋ねたのである。 それから、口をへの字にした。]
聞きたいこと。 ――、あれ、なんで、あんなこと、した? 泣き虫、けんか売るような子じゃ、ないってオレ、思ってんだけど。
(130) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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今はじめてこいつと口聞いたし、 別にまゆみさんの友達でもないけど。
[>>115>>130 様々の事柄をまとめて返して、 話に混ざるつもりはなかったので、その場は離れることにした。 去り際の挨拶が必要な関係性かすら悩むところだ]
(131) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[程なく返されるメール。確認して、然し更に返信はいれなかった>>127。 携帯を脇に起き、明の言葉を聴いて、小さく笑いながら頬に右手を>>129]
…それでいいと思う。 どうするかわかる人のが、たぶん稀…。
あかりの思うこと、言いたい、やりたい事、センパイに伝えたらいい。
大丈夫…あかりならできると思う。 前よりずっと…優しい顔とか明るい表情とか…良く表に出せてる…。 元々あかりは優しいんだし… …俺…そういう所凄く… … … あ … … 。
… … … … … うん。 ごめん。
[とてもナチュラルに、頬に手をあてていた事に気付いて。 少し気まずげに、手を離して、明から視線を外した]
(132) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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… あ … そうだ、アカリ。
もし花河センパイに会いに行くなら。 前の晩、誰かと居たかとか… …。
[その後、明に軽い伝言を頼んで、自分は用事で家を外出した。 恐らく三人でいたのだろう、と考えていたのだが、果たして*]
(133) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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― 繁華街/路上 ―
[>>130さて、サムと律の関係性は何だろう。 少年には推察するにも至らず、さて置いておくことにした。 合間に挟まる女性の名前を考慮するならば「痴情のもつれ」という言葉が浮かぶが、これは口にしない方が良い類の言葉だ。]
喧嘩は売られてない。 寂しさも、苦しみもないところに連れていくって約束した。 だから、それを果たした。 死ぬことと、無意識の海に沈むことは別だ。 彼女の心は今も、無意識の海の中にある。 ……だから、何も心配しなくていい。
[>>131律が離れていくのは一瞥するのみ。 少年はすぐに、サムに視線を戻した。]
(134) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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―回想・三度目の満月の夜―
[あかりが口に出来なかった言葉に、律が応える>>33 どうしてこの幼馴染は、いつも自分が言えないことに、 気付いてしまえるのだろう。
意地の悪い問いと笑みを残すと。 火烏の黒翼を羽ばたかせ、律は赤い夜へと飛び去ってしまう]
(135) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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そんなの、選べるわけないよ。 でも、
[倫理学の思考実験をもじった問い。 異なるのは関係者の全てが友人知人であるということ。 正しくあることを求める幼馴染に、この問いを向けたことは”リツ”の戯れか、それとも皮肉か]
もし、選ばなければいけないのなら、私は――
[あかりは、奇妙な冷たさを残した自分の掌を見つめ、 この問いに答えを出すべき日の訪れを恐れるのだ*]
(136) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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― 崇神病院 屋上 ―
[噛んだ台詞>>124にくすくすと笑って。]
ありがと。
[礼を言って、自分の額を賀来の肩にこつんと乗せる。いつもの距離より一歩、近づく。 胸に置いた手を背中に手を回して、コタロウにしていた時の様に優しく撫でた。 人の温かさにほっとして、擦り寄る。 (…って違!あたしが安堵してどうするのかな!?) 内心慌てるけれど、言えることなんて思いつかなくて。思考は自然と先程会った二人のことに向かう。]
意識、このまま戻らんのんかな。 みんな、あんなふうになっちゃうんかな。 ……そういう世界は、あたしはやだなぁ。
[不安をぽつりと呟いた]
(137) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[花河からの返信>>125に口元を緩めながら、指を滑らせる。]
------------------------------------------------ From:賀来馨一 To:花河あかり 件名:Re:Re:無理すんなよ。
ごめんはいらない。 その代わり、元気な顔見せてくれると嬉しいし助かる。
だってさ、脳筋しか集まらなかったら話し合いになんないだろ?w ------------------------------------------------
[茶化してみたけども。
実際、脳筋筆頭の自分と花咲がいて、大塚と楠は不参加。 雛宮も積極的なタイプではなさそうで。 となると現状、高屋敷・秋山くらいしかまっとうに考えられそうな人物がいない。 ある意味危機的状況なのかもしれない。]
(138) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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ふぁ……!?
[頬に手を当てられ、赤くなる。 言葉がなかなか入ってこない。]
う、うん。 いってみ、る。
……その、ありがとう。 がんばってみるから。
[少しだけ、目線をそらす。 その後の伝言はちゃんと聞いて、家を出る麻夜を見送った。]
(139) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[巡理がマンションを訪れた、その晩。 あかりは真弓に一通のメールを送信した]
------------------------------------------------ From:花河あかり To:高屋敷真弓 件名:ご心配をおかけしました。
ご無沙汰しています。 体調不良のため、自宅療養をしていたため。 頂いたメールは拝見していたのですが、お返事をするのが遅くなってしまいました。
お年始のご挨拶にお伺いできなくて申し訳ありません。 もし、次の満月の前におじさまと真弓さんのご都合がよい日があるようでしたら、 お伺いしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか。 ------------------------------------------------
(140) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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―南区・マンション― [訪れたのはとある土曜日の朝早く。 集まりに指定された、ちょうどその日だ。 先の満月の夜と同じようにインターホンを押す]
……どうするんだ、今日は。
[問いかけは一言だけだったけれど、 どちらの答えでもそれを許容するだろう声音だった*]
(141) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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―繁華街―
あ、そう。 ……なれなれしーっつーか マユミちゃんとは同級生だしなー
[と、首を傾げつつ、>>131離れ行く少年を見ていたのは少しの間。]
……なんか邪魔だった?
[尋ねた、とはいえ悪びれない様子だった。 大切なのはショーコのことだ。 隠すこともなく、語ると思えるような言葉に耳を傾ける]
(142) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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―あかりのマンション―
[白いコートで全身を隠して、先輩のマンションへと至る。 インターフォンを押したが、返答はあるだろうか。
冬の日差しは弱いように思えて、なかなか強い。 コートを脱げずに佇む姿は、どう見えるか。]
(143) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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[家を外出した外の道で、ふと思考に耽る。 …それは興味の名前を借りた、微かな疑問、疑念の種…]
(… … … …あの時みた、『世界』モドキ… …。
…リツキが出してたのかな。 毒ガスなんてエグい攻撃も…姿形も…。 その辺の雑魚シャドウにしては……高等すぎたけど……。
…『アイツ』の差し金? いやいや、なら直接あの『世界』とやらで俺を殺してるか…。
…やっぱり本命はリツキか…邪魔されない様に…)
[尤も、同じ当事者である明やサムに相談をする事もせず胸に秘して それから次の満月に至るまで、その些細な疑問に明確な答えは出ないのだが]
(144) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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[ …ピピッ。 それから日数は経過し、満月の日。 サムに向けて送られるメールがひとつ]
(145) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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------------------------------------------------ From:MAYA To:サム 件名:待ち合わせ。
今夜で、あのバカを詰める。 乗り心地はともかくサムのペルソナで行動範囲もクリアされた。
待ち合わせてぶん殴る。 途中の邪魔も全部ぶん殴る。 滝まで追い詰めてぶん殴る。 サムはこういうのキライ? 待ち合わせはサムの指定で。また繁華街でも構わない** ------------------------------------------------
(146) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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