人狼議事


93 Once upon a time...

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【人】 理髪師 ザック

[視界の端に、乾いた笑いを捉える。
覆う掌の奥で唇を曲げた。戻す。
笑う必要を男は感じなかった。]


……、それは、

[「めでたしめでたし」
昔話のエンディングを担う言葉。
猛獣使いはどのような心算で口に出したのか。

依然と猛獣の檻を眺めたまま
男は口元の手を顎にずらした。
体重を預けるのは変わらないまま、
発音を、言葉を明瞭なものにする。]

(57) 2014/10/16(Thu) 19時頃

【人】 理髪師 ザック

何が言いたいの。

[ハッピーエンドはもうないと
金糸の楽師に向けて答えた。
けれど一度始めた舞台は終幕を迎えなければならない。
幸福な幕閉じであろうとなかろうと、
喜劇だろうと、悲劇だろうと、照明は落ちる。
照明が落ちないと芝居は跳ねない。

だから男は、幕を下ろすのに戸惑いはなかった。
首謀者を、主演を殺すとして
――その主演たる人物が誰だろうとも、
戸惑いはない、つもりで。]

(58) 2014/10/16(Thu) 19時半頃

【人】 理髪師 ザック

[猛獣使いの言葉>>51
主演の退場を願わないようにも響く。

その水晶玉を
なんのために掲げたのか。
頼む、と何故、男にまで頭を下げたのか。

身に馴染まない思いがまた、胸中に渦巻く。
目の奥がちかちかと熱くなって
そこでようやく、男は
自分が奥歯を噛みしめすぎていることを知った*]

(59) 2014/10/16(Thu) 19時半頃

理髪師 ザックは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 19時半頃


【人】 厭世家 サイモン

[ポケットの中、二本、三本、重なるナイフの柄を指の間に挟んで握る。身を潜めたまま、エフェドラの様子を窺った。何か来るか。何が来るか。あるいは、何も来ないのか。
 抑えた己の呼吸音すら、煩く感じられた]

……、……

[どれ程経った頃だったか。随分かかったようにも、すぐだったようにも思えた。人影が現れた。エフェドラに歩み寄っていく、その影は小さく。見慣れた――トニーのものだった。
 息を呑む。まさか、トニーが? それとも。
 薄く汗が滲んだ手を、ポケットから出し]

…… !

[その手を構えた、直後。トニーが、エフェドラに飛びかかるのが、見えた]

(60) 2014/10/16(Thu) 20時頃

【人】 厭世家 サイモン

[くそ、内心で毒づきながら、手を振るう。すぐにもナイフを投げようと、狙いを定める。
 もう一つの気配には、気が付かず*]

(61) 2014/10/16(Thu) 20時頃

厭世家 サイモンは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 20時頃


スージーは、ザックに話の続きを促した。

2014/10/16(Thu) 20時頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 21時頃


流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 21時頃


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 21時頃


【人】 許婚 ニコラス

 サイモン

[奏者の足音は、気配は、相変わらず酷く希薄だ。
何より目の前に集中する彼には、捉えづらかったかもしれない。
そして奏者は、唐突に、声をかけた。
後ろから。
振り向けば――否、振り向かずとも
そのナイフを持つ手を、取り押さえるつもりで]

 何、してるの
 こんな時間に

[この場所から、二人の姿は勿論見えている。
それでも、いつもみたいに声をかけた]

(62) 2014/10/16(Thu) 21時半頃

理髪師 ザックは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 21時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

[結局、その日は一日テントに戻って毛布に包まっていた。
誰に話しかけられても、生返事を返すだけ。
うとうとして、怖い夢を見て起きて。そうしているうちに、いつの間にかすっかり日も暮れ夜の気配。
何度目かもわからない怖い夢の後、彼女は気がついた。

銀の笛に触れない一日は、ここへ来てから、初めてだった。]

(63) 2014/10/16(Thu) 22時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 22時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[サイモンが生き延びたのは、もしかしたら偶然だったかもしれない。
あるいは、気まぐれとでも言おうか。

死を悼むことを知る彼が、救えたはずの命をその手から落としてしまった。その事実に――どう、嘆くか。
同種族にしか聞こえぬ囁きで奏者は笑うだろう。
「美味しそうじゃなかったから」

本当は殺したかった。
子狼の存在を、隠しておきたかった。

ただ結果的に、人形は死に、男は生き延びた]

(64) 2014/10/16(Thu) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

[鋭く尖った牙は、やすやすと皮膚を裂く。
 木造りの人形みたいに痩せた身体でも、人には違いない。皮を破って血管も切れて、溢れ出た真っ赤な血液をすする。]

は、ぁ……んむ、

[酔う、とはこういうことなんだろうか。
 公演後に酒を呷っては楽しげにする団員を見てきた。
 子供にゃ早いとそれを口にすることは叶わなかったが、今は頭の芯からみんな雲になったみたいにふわふわする。気分がいい。もっと欲しい。もっと。
 あの時よりもうまい、と思う。今単純に飢えていたからか、別の理由か。考えるより無心にエフェドラを味わった。]

(65) 2014/10/16(Thu) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

[肉も食おう。肉も。胸に腹に歯が迫る。
 甘い。口に入ってしまえば歯を立てなくともとろけるようになくなっていって、柔らかいその肉をゆっくりと飲み込む頃には至福が全身を満たしていた。]

ふ、はァ、

[止められない。止まらない。
 無意識のうちに呼吸は荒くなる。爛々と目は紅く輝いて、本能に任せた欲の塊になって、目の前の身体を喰らい尽くす。
 意識は真っ白に真っ赤になってを繰り返す。そこに他に誰がいるかなんて、もう、見えない。]

(66) 2014/10/16(Thu) 22時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 22時半頃


【人】 厭世家 サイモン

――っ、

[鼓動が、跳ねた。
 突如として、背後からかけられた声。呼ばれた名。即座に振り向き、手の先を、ナイフの切っ先を、其方に向けた。
 と、同時に、手首を掴まれて]

なん、…… ニコラス、
お前こそ……何、してるんだよ。
おい……

[心臓が拍動し、鼓動が耳の奥まで伝わる。
 その姿を認め、見据えながら、低く声を漏らした。
 手の内から逃れようと力を込め]

(67) 2014/10/16(Thu) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 なにって ……

[掴んだ手は、骨ばって固い。
強くひかれたのを感じると、そのまま手を放した]

 夜のお散歩かな

[肉を食む音が聞こえてくる。
溢れる血を啜る音。
呻きや叫びも聞こえたろうか。
全部、命が失われていく音だ]

(68) 2014/10/16(Thu) 23時頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 23時頃


【人】 厭世家 サイモン

[散歩。そんな、状況にそぐわない平和な響きは、絶対的な異常を感じさせた。強い緊張と戦慄に、首筋が粟立つ。こいつは。こいつも、なのか? 浮かぶ思考は濁流のように。
 音が聞こえる。声が聞こえる。
 尋常のものではないそれが。絶望の、音が]

……くっ、 ……!

[固まる思考を押し込める。固まる体を軋ませ動かす。
 放された手を振るいながら、男は二、三歩飛び退いて。エフェドラの方へ――獣の方へ、ナイフを一斉に投擲した]

(69) 2014/10/16(Thu) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[エフェドラを探す小鳥、どんな理由かは知らないが
 起きてからここまで見ていないと答えた。]

 ……守るよ。

[それは純粋な子供の目に見えてそう返す。
 スージーの小さい言葉は聞こえたか、
 そうでなくても駄目とは言わない。
 
 それから昨日と同じテントに入って、毛布を敷き布にした。
 こう見えてそんなに弱くも無いのだけど、
 かといって何も無しに人狼と対面したら負けるだろう。
 言い方に迷っている内に眠気はやってきて毛布にくるまる。]

 おやすみ、また明日。

[ちょっと変な挨拶かもしれないけど目を閉じた。]

(70) 2014/10/16(Thu) 23時頃

【人】 厭世家 サイモン



[視界に鮮明に映り込む赤が。
 もう「それ」は手遅れなのだと、克明に示していたが]

(71) 2014/10/16(Thu) 23時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 23時頃


【人】 許婚 ニコラス

[手を放したのは失敗だった。
そのまま、食べてしまいそうだったから。
また、勝手に食べたら拗ねられてしまう。

それでも、サイモンの動きに獣の身体は反応する。
広げた腕、跳んだ先]

 ――…っ!!

[ナイフは奏者の手のひらを突き刺さる。
ただし、一本だけ。
残りは後ろに―――食事に耽る子狼へと飛んでいく]

(72) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

【人】 靴磨き トニー

[サイモンの投げた三本が、一本は頭の上を、一本は背中を掠めていき。
 最後の一本が肩口に刺さった。]

がッ、……!

[事切れた女を食い荒らしていた獣は、意識を突然走った痛みに持っていかれる。
 肩を抑えて呻く。片手は血に染まって爪が食いこんだ。]

(73) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 23時半頃


【人】 愛人 スージー

[守る、の言葉>>70にぎゅっとワンピースの裾を握る。
昔は守ってほしいと思っていた。
誰かに助けて貰いたかった。
大人になった今はそれを求めた相手に負担が掛かると分かるから]

 トリノス。

[小さな女の声も傍にある彼には聞こえただろう。
何も言わぬことに少しだけ安堵して手を緩める。]

(74) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[寝返りを打った。
一日眠っていたせいで、今度は眠れない。
こんな時間から、笛を吹きに行くわけにもいかない。
いなくなってしまった人々のことを、考える。
いなくなっていない人々のことも、考える。

ころされちゃったら、いやだよ。

冗談なんかじゃない。心の底から、そう思った。
これ以上、誰もいなくなりませんように。

叶わぬ願いを胸に、いつしかまた、彼女は夢の中へ。]

(75) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 23時半頃


流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2014/10/16(Thu) 23時半頃


【人】 愛人 スージー

[テントの中で毛布を敷くトリノスの様子を寝床とする場所から見詰める。
毛布に包まり眠ろうとする彼>>70の声。
昨夜と同じような状況。]

 ――…おやすみなさい。

[また明日もこうして話が出来るだろうか。
二人で居ても襲われるかもしれないと
ジャニスとフィリップの件で知ってしまったから
今は眠ることが少しこわい。
毛布を肩からかぶり座ったまま小さく息を吐く。]

(76) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

【人】 厭世家 サイモン

[投げた銀色は、ニコラスの掌へ、トニーの肩口へ。
 その結果を見届けるのと同時、周囲を赤に染めるその姿がはっきりと見えて、呻き、歯を食い縛った。
 エフェドラ。心中で名を呼ぶ。結局、生かせはしなかった]

[空いた手、そのもう片手がズボンのベルトに伸びる。
 も、再び投擲するまでの隙はなかったか]

(77) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ―――…う、 がぁあああああああ!!

[獣の咆哮が夜を切り裂く。
痛みに、ではない。
傷つけられたこと。
仲間が、震えていること。

手のひらからナイフを抜き取り、サイモンへと投げる。
ナイフ投げなんて、やったことがない。
当たったかどうかなんて、見届けもせず
赤く染まった白いドレスの傍、
傷ついた子狼に駆け寄った]

(78) 2014/10/16(Thu) 23時半頃

【人】 愛人 スージー

[遠く、獣の彷徨が聞こえたような気がして
びくりと肩が震える。
テントの中では外は見えはしないのに
思わず見上げて様子を窺うようにある。]

 …………。
 もう、寝ちゃった?

[控えめに声を掛けるは
さきほどおやすみの挨拶をしたトリノスに。

毛布を引きずり眠るトリノスの傍へと歩み寄り
その背に寄り添うようにしてころりと横たわり目を閉じる。]

(79) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

[咆哮。
 びくんと肩が跳ねて、そちらを向く。
 吼えたのはニコラスだ。ニコラスが吼えている。
 どうして、という驚きに、一瞬痛みを忘れかけた。
 こちらへ駆け寄ってくる。ニコラス。どうして。
 言葉を忘れてしまったように、唇は動かない。
 呆然と、それを見るばかりで。
 そばに来たニコラスに、血まみれの身体を寄せる。]

(80) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[床が堅くて寝にくいのにも慣れなければと考えると、
 おやすみと言ったもののまだ眠れずにいて。]


 …………ん。

[囁くような声に返事をする前に質量が横へきてびくんと震える。
 背中側に温かい感触、これはまさか。]

 スー、ジー?

(81) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[道化師の問い>>59は鋭く光るナイフのように
 痛い所に突き刺さる
 ふと、思い出すのはジャニスに話した言葉>>1:40

 すまん、情ってやつは
 厄介だな…と思ってな

[しかし、それは人間である自分が
 勝手に抱いているだけのものに過ぎない]

 ザック、こいつら…何を考えてると思う?

[檻の中の猛獣たちを指差し問う
 道化師は何と答えただろうか?]

 簡単だよ、どうやって生きていこう?
 それ以上も、それ以外もない
 …それは、俺たち人間だって同じだな

[それに価値や意味をつけたがるのは人間だけ]

(82) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 愛人 スージー

[震えが毛布ごしに伝わる。
呼ぶ声にもぞと身動ぎ、
トリノスの背へとこつり額を寄せる。]

 一緒がいいの。
 ……ダメ?

[寝床としている場所よりもそこはかたい。
昨夜もこのかたさとつめたさで眠ったのかと思えば
申し訳なさも過る。]

(83) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

 そうだな…もし、お互い無事なら
 次は、ニコラスを見ようかと思う

 俺に何かあったなら…トニーをよろしく

[誰を見たか? と問われたならば、こう返す]

 なるべく、ひと思いにやって欲しい

(84) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

[声を出さぬ小さな身体を引き寄せる。そのまま、立ち上がらせるか……無理そうならば担ぎ上げて、その場を後にしようと]

 ……エフェドラ

[穴のあいた手でその白い頬を撫ぜる。
もうこれで、白い場所なんてなくなってしまった。
全部、赤になってしまった。

美味しそうだと言ったのは奏者なのに
一欠片もその肉は口にせずに、背中を向けた。

ナイフが投げられたとしても、せめてトニーには当たらないようにとするのが精一杯で]

 ……行こう

[咆哮は、失敗だった。
わかっている。間違っていたこと、全部、わかっている。
それでも「ごめん」は口にしない。
大人ぶった仮面をもう一度、かぶりなおす]

(85) 2014/10/17(Fri) 00時頃

【人】 理髪師 ザック

[燻る思いを飲み込んだ。
想像力の欠如。
それを言いかけて、噤む。
どちらに欠如していると言うのだろう。
男にも答えは持ちえない。]


俺には判んない。
動物、苦手だし。

[唐突な問い>>82に、眉間に皺を刻みながら答える。
やはり、この猛獣使いの言いたいことは迂遠だ。
けれど底知れないとは思わなかった。]

(86) 2014/10/17(Fri) 00時半頃

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