108 Persona外典−影の海・月の影−
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[このメールが送信されたのは、高屋敷からのメール>>31が届いて、しばらくしてからのこと。]
------------------------------------------------ From:賀来馨一 To:高屋敷真弓,雛宮律 件名:Re:お疲れ様です。
あけましておめでとうございます。 高屋敷さんもご無事で何よりです。
いえ、花河からは何も連絡はありません。 普段なら率先して仕切るのにどうかしたんでしょうかね? ------------------------------------------------
(57) 2015/02/20(Fri) 23時半頃
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― あかりの家 ―
[返ってきた声に、開かれた扉>>51に、安堵して泣きそうな顔で笑う。]
よかったぁ。あかりちゃんまでいなくなってしもうたら、どうしようか思うたよ。
[遠慮なくあがりこんで、鞄からプリントを取り出す。]
これ、先生から。 連絡事項と、授業のプリント。 心配しとったよ?珍しいって。 ……どしたん?なんか、元気ない?
[プリントを差し出して、首を傾げる。]
(58) 2015/02/20(Fri) 23時半頃
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[パジャマのまま、髪にブラシも入れぬ姿で巡理を出迎える。 リビングに彼女を通し、無言のまま手振りだけでソファを勧めると、自分は床に置いたクッションに腰を降ろした。
そうして床に視線を落とし、客の方に視線を向けようとしないまま、巡理が口を開くのを待つ]
(59) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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― 病室外 ―
[翔子の病室から逃げ出して数歩歩き、漸く解放された様に呼吸を思い出した。 あの空気が非常に重苦しく感じた理由は、巡理だけではない。
彼女と共に無言で病室にいた、五郎の姿を確かに認めていた>>56。 目の前であの少女が喰われる様をみていたろう彼の心向きを思うと、尚更、とても重苦しかったのだ。 …その日はそのまま帰路に急いだ]
(60) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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[>>58 差し出されたプリントをのろのろと受け取る]
……いなくなった方が、良かったかもね。 [巡理が怒るのを承知で、それでも口にするのは本心。 少なくとも、いたいけな少女でしかない翔子や、 本当の意味で勇気のあった智晶が影に取られてしまうより、 正しいこと――今となっては、虚しく響く言葉だが――のように思えてならなかったからだ]
(61) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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― 中央区/繁華街 ―
[少年は屋上から降り、街中に降り立つ。 正月の休みが過ぎ、影が奪われる人間が増えても尚、街の賑わいは途絶えない。]
…………。
[少年は街角で足を止め、端末を手にした。 溜まったメールはそう多くない。 そもそも、メールをする相手が限られているからだ。 それも、雑談をするようなメールの件数となれば尚更限られてくる。]
(62) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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― 崇神病院 ×××号室 ―
[元気には、という言葉>>54に微笑みを深くする。間に合わなかった、という言葉に小さく息を呑み、首を振った。]
謝らんで?麻夜くんのせいじゃないって、わかっとるから。間に合わんかったんは、あたしも、だし。翔子ちゃんは…
[暗に櫻井の事を示唆して、視線を下へ向けた。翔子の経過>>55について聞かれれば、視線を入り口のほうへと向ける。そこに立つ五郎>>56の顔を見て、首を横に振る。]
変わらんよ。ずっと、寝とる。 あかりちゃんなぁ、あたしにも連絡ないんよ。 …あ、待って!これ、あげる。
[麻夜の腕を取って、少しだけ引き止め、ポケットに手を入れて飴玉を二個取り出す。麻夜と、明の分だ。それを差し出してじっと見つめる。 どうしてだろう、前見た時の激しい様子は無いけれど、あのときよりも弱っているように見える。少し迷って、手を虚空へ浮かべて、その頭を撫でるだろうか。]
助ける手は、ちゃんとあるから。 伸ばせば、掴むからね。
[そして彼が辞するのを見送るだろうか*]
(63) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:(No Title)
そうか、辛いな。 で、これからどうするんだ? ------------------------------------------------
[>>42 賀来の連絡メールに個人的に返信をした。 シャドウを退治するだけでは犠牲が出ることくらいは、学んだだろう。彼らがこれからどうするか、それは興味があったからだ]
(64) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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―崇神病院前―
[年が明けて仕事が始まっても日常は変わらず過ぎていく。ただ少し変わった事と言えば、街を歩いてすれ違う人々に重苦しいぴりぴりとした空気が立ち込めている事だった。 皆、ぼんやりとした不安を形に出せないでいるのだろう。周囲の人間に感じるそこはかとない不安、妙に病院に運ばれる人間が多いことに、内心気づき始めた人間もいるのかもしれない。]
もう少し……時間が必要かな。シャドウの海と完全につながるには。
[病院の前に立ち、翔子や智晶が運び込まれているであろう上の方を見上げて、常の微笑が消えた顔で呟いた。無論、見舞いに行く道理などあるはずもないのだけれど]
(65) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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―祟神市内・中央―
……で、なんだろうなあ、この。
[忙しない街中は確実に様相が変わってきているらしい。 それでも、元旦の静寂が過ぎた後の街は、少し騒々しい。 歩きスマホをすることになったのは、届いたメールのせいだ>>31]
(66) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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― あかりの家 ―
[きちんとした姿を見ることが多い彼女の、気の抜けたような恰好>>59に少し目を丸くするが、自身も部屋にいる時はそんなものだ。それに、女同士だし。さほど気にも留めずに進められるままにソファに座る。が、あかりが床に座るのを見て、自分も床に座った。 口にした言葉>>61はあまりにもらしくなくて、瞬きをする。少し迷いながら、言葉を舌に乗せる。]
……なんか、あったん?
(67) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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― 満月の夜 / 北部小学校前 ―
……うそだろ
[ぽつ、と呟いて、口元を押さえた。 秋山から、返答はあったかどうか。 ああ、もとより、答えなど求めていなかったのだ。 呆然と、少年がリツキの名前を咆哮するのを聞いていた。]
なんで、……
邪魔?これも、世界、返るのに
……必要?
[わかんねーよ、と。立ち尽くしたまま――唇を噛み締めたのだ**]
(68) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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------------------------------------------------ From:高屋敷真弓 To:賀来馨一 件名:Re:Re:お疲れ様です。(>>57)
そうなんだ。ううん、なんでもないの。聞いてみただけ。 なんとなく意外だけれど、具合でも悪いのかな。 だとしたら、次の満月の時までぐらいには元気になっていてくれるようお願いしたいものね。 馨一君達も気を付けて。 ------------------------------------------------
(69) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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― その後日 ―
… … ねぇアカリ。 花河センパイと、連絡とれてる?
あの人結構正月忙しそうだし、その関係だといいんだけど。
[大塚家での一幕。夕食後の時間。 恐らく、連絡など無かろう事を半分理解しつつも、明に問うてみた。 この数日、そろそろ一週間余り、花河が殆ど音信不通の状態に陥っている。
…最後に送り返された、『ごめんなさい』の一言だけを残して>>26]
(70) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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… … …なるほど。 これが先月の俺か。
[正月に送られた切りの文面は、まさに、自分が馨一に対した文面とまったく同じ物だった>>26]
…ケーイチもチアキも… やたら心配してたワケだ。 …メグリにも…心配させてたし…。
[病院で、飴をふたつぶん渡された事を思い出す>>63。 自分も明も一日で嘗めて、形に残りはしなかったが。
頭を振りながら、再び道場へと戻り、軽装のまま掃除具を片手にする]
(71) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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[…あの二度目の満月から以後…。 ある日、大塚の道場を纏める師範、つまり父親に土下座した。 そのワケは、夜間早朝における道場の利用許可。 以前の様に、他の門下生と共に父に教えられる様な訓練ではない。 道場を破門された理由が理由だし、それを今更反故にはし難い。
飽くまで自己鍛錬。その為にならば。 毎夕の道場の掃除、という誠意を引き換えにして、遂に父親に対して使用許可を降させる事が出来た。 …流石に毎夕の掃除は面倒で、多少は辛くもあるが、それも我慢できた。
少しでも力の勘は取り戻したい。その理由は、山ほどあったから…*]
(72) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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オスカーは、メアリーは全く神社のこと気にしてなかったな。と思い出し苦笑してた ◇
2015/02/21(Sat) 00時頃
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------------------------------------------------ From:雛宮律 To:高屋敷真弓,賀来馨一 件名:Re:Re:お疲れ様です。
あけましておめでとうございます。 いつまで続くかわからない、あんまり無理せず。
花河は多分、調子悪い。 あいつに仕切らせてばかりなのもどうかと思うな。 ------------------------------------------------
[>>31>>57 賀来の文面を受けて返信する。 あのあと花河がどうしたか、それは自分も気になるところではあった]
(73) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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[迷いを乗せた問いを受け>>67 ぼそぼそと言葉を口にする]
何もなかった。
違うか……。何もかも、なくなったって言う方が正しいかもね。 ペルソナも、戦う理由も何もかも。
いい? ――もう、私には何もないんだ。
だから花咲さんも、こんなところにいないで、 他のみんなと次の満月の対策でもしてた方が良いと思うな。
[喋り終えても、顔を巡理へ向けようとはしない]
(74) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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― 中央区/繁華街 ―
…………。
[少年は端末から顔を上げる。 見慣れた髪の色が、視界の端を掠めた気がしたからだ。 しかし、いざ視線を向けてみれば、そこにいる>>66のは、知った姿では無く。]
…………面白い?それ。
[>>73メールを返信する様子を見ていた少年は、彼の手の中にある端末を指差した。]
(75) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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―メールへの返信>>13― toマヤ subject:あってる main: サムさんですよー
そうだな ぶん殴るんだ?
オレは話を 聞いてみたいかな
わかんねーこと ばっかりだわ ほんと ぶん殴るときは教えてくれよ
(76) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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― 病院の屋上 ―
[スマホが震え、メールの着信を知らせる。 液晶に表示されるのは雛宮の名前>>64。]
……どうする、か………。 正直わっかんねーよ……。
[視線は液晶に釘付けのまま、ため息をつく。 指が動き始めるのはしばらくしてから。]
(77) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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------------------------------------------------- To:雛宮律 From:賀来馨一 件名:Re:Re:(No Title)
心配ありがと。僕は平気。
どうすりゃいいんだろうな? リツキをどうにかすれば、シャドウの海との繋がりは切れるのかね? ------------------------------------------------
(78) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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― あかりの家 ―
[ぼそぼそと話される言葉>>74を聞いて絶句する。 そんな言葉が返ってくるとは、思わなかった。 だって、戦おうと言っていたのは彼女で。 けれど、一緒には行けないと言ったのも、彼女だった。]
あかりちゃんの言うみんなって、誰? あかりちゃんも、麻夜くんも、明ちゃんも、翔子ちゃんも、五郎さんも、雛宮も、真弓さんも。 みんな、自分の気持ちで。 心で決めて動いとったじゃろ。 ばらばらじゃん。みんなって、誰なん?
[ぐいと体を寄せ、あかりの顔に手を伸ばす。無理やりこちらを向かせるだろうか。]
ちゃんと、あたしの目を見て言いんさい。 何も言わんと、分かってもらえる思うん? 甘えないで。そんなに世の中甘ぁないわ。 あかりちゃんの言葉で、言いなさい! もう一度聞くよ。何が、あったの?
(79) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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―繁華街:喫茶店― ―――はー……
[わしゃわしゃと、自分の髪の毛をかき混ぜる。 精神状態が如実に現れるのか、 DJを模した音ゲームの成績は普段に比べて奮わないせいで、少し休憩中、と言ったところだ]
ゴロさんの眼、赤かった よなぁ……
[気をそらすように、 机に突っ伏してそんなことを呟いた。 ショーコは、入院しているという。 昔のことを思い出して憂鬱たらしく、半ば新月に近づいた眼のまま 首を傾けて、窓の外を見遣り、会わなければ、話さなければと思っている少年の姿を、見かけた気がして]
ん、ぁ……?!! うぁっちぃ!
[がたん、と立ち上がって、珈琲を零した。]
(80) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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―中央区/繁華外―
まあ、悪くはない。 物事には下準備というのは、大事だと思うよ。
[>>75 無表情に返信を出してたら、絡まれた。 とりあえず尻ポケットにスマホを突っ込んで、ゆるりと笑う]
君だって、それ持ってるじゃないか。 おかげで繋がりからは逃れられない、少し厄介だとも思うね。 ――ああ、君が繋がっているのは、君のいう価値ある人間だけなのかな?
[そちらの端末を覗き込むように、身を寄せた]
(81) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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― 崇神病院 屋上 ―
[櫻井の部屋>>35を出た後、共に病院へ来た賀来>>41を迎えに屋上へ向かう。 後姿>>52に声をかけようとして、聞こえた呟き>>52に足を止める。 少し迷って、扉の傍の壁に背中を預ける。 こちらに気付けば、ただ微笑むだろうか]
(82) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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[更にその後日、メールに返信が入るのを確認した>>76]
------------------------------------------------ From:MAYA To:サム 件名:あってた
勿論俺も話は聞いてみたい。 俺もわからないだらけ。真実なんてしの字も視えない。
でも絶対ぶん殴る。 具体的に次の満月には、必ず。 待ち合わせてぶん殴りにでもいく? 少し込んだ事情があるから、俺の周り、危険じゃあるけど ------------------------------------------------
(83) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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― 中央部・崇神病院 ―
[表向きの理由の為に、様々な部屋を回る。 誰もいない時もあれば、見舞う者がいた時もあった。 人がいれば、そこに眠る者の他愛のない話などして、最後の部屋を後にした時、男の視界に蝶がよぎる。
青き光を、尾を引くように散らして、男を導くように人気のない廊下を舞う]
―――………。
[街灯に誘われる蛾のように、燐光に惹かれて後を追う。 時折人とすれ違うものの、誰の目にも見えていないのか、側を過ぎる蝶に目を向けることはない。 暫くして、捕まえられる程に距離が縮まった時、蝶はその姿を消した。
扉の側にあるプレートには「櫻井智晶」の名。 二度目の満月の夜、共に西部の探索に加わっていたペルソナ使い。 翔子と同じ日に、彼もまたシャドウの襲撃に会い、意識が戻らないままである]
(84) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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[部屋の中に人気がない事を知ると、その扉を開ける。 側に寄りカーテンを開けば、やはり人の姿はなかった。 男が尋ねる少し前に、巡理が同じ事>>35をしていたとも知らず、傍らの椅子に座り、ただ眠りに落ちる様子を見つめる。 翔子も、目の前の少年も、こうして見る分には眠っているだけのように思えるが、その実そうでない事も、男は知っていた]
影…… シャドウ……、海……
[意識せず零れる呟きに呼応するように、蝶が男の前に現れる。 その姿は眠る少年の頬に穏やかに佇み、暫しその姿を眺めていれば、不意に男の手へと留まった。
その瞬間、蝶は以前見たようにカードの姿へと変じる。 それは『刑死者』の形を取り、ゆっくりと裏返れば、その絵柄は『剛毅』へとうつろう。 やがてカードに罅が入り、砕け散ると、破片は男の中へ吸い込まれるように消えていった]
(85) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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…………そういうの、面倒だな。
[下準備だとか、何だとか。 馬鹿に分類した人間に対し、少年は興味を持てない。 或いは憎悪を駆り立てるような対象であれば、話は別だが。
同胞の覗き込んだ先には、友人からのメール>>16が表示されている。>>80こちらに気付いている人物には未だ気付かず。]
そう。価値の無い人間とつるむ気は無い。 俺は君たちほど、マメじゃないから。
(86) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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