84 Es 3rd -Test days-
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―宵待亭―
[>>3:53 まさか答えが得られると 思っていなかっただけに少し驚いた顔をして そして、名前よりさらに役に立つ情報を得た事にも驚いて]
森の洋館… マスター ありがとう 礼を…したいのだが… その人は ここでは何を好むのだろう?
[>>3:54 役に立ったかの問には深く頷いて 感謝の笑みを浮かべた
そして、旅先なので洗濯して返す事は出来ないが せめて喜ばれるモノを添えて返したいものだと思った*]
(23) nannan 2014/07/31(Thu) 00時頃
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―自宅客間・夜更け―
[>>17部屋の中を見られても別段困る事はない。 従者を害する事は困るけれど。 ライジの目的も知らず、藤之助は鷹揚に構えていた。
藤之助が手ずから茶を入れる事は少ない。 一口飲んで味を確認すると、やはり従者の淹れた方が美味いとの感想が浮かんだ。]
(24) 蒼生 2014/07/31(Thu) 00時半頃
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[>>18一口で茶を飲み干して、ライジはソファーから身を乗り出す。 向けられた問い掛けには動揺を見せる事もなく、静かに微笑んで応じる。]
…あぁ、知っているよ。 吸血種という人間の生き血を啜る生命体。 国王の忠実なる僕であり、最強の生物兵器の集まり…でしょう?
戦いの終結した今は、何処で何をしているんだろうねぇ。
[向けられる胡乱な眼差しを物ともせず、まるで他人事のように語る。 彼は何を目的に問うてくるのか。 笑顔の裏でそんな事を考えながら。]
(25) 蒼生 2014/07/31(Thu) 00時半頃
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――…なぁに?
[声を潜め、立ち上がって此方にやって来るライジの腕は袂の中に入ったまま。 それが何かを隠し持っていそうで気になった。
この場は己の家。 もし戦うのであれば地の利は此方にある。 使い慣れた武器は手元にはないが――… などと、物騒な事を考えながらも口元は変わらず笑みを湛えたまま。
隣に座ろうとするのならば拒みはしないが、向ける視線には警戒が混じる。*]
(26) 蒼生 2014/07/31(Thu) 00時半頃
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ケムシは、こっちのピヨピヨ>>-285(´・ω・`)
presage 2014/07/31(Thu) 00時半頃
亀吉は、>>-296 了解 業務お疲れ様です(もふり
nannan 2014/07/31(Thu) 00時半頃
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[篝火から目を背けた先、広場を横切る姿>>3:52を認めた。 大分血色が良い。 宵待亭で何か、血に代わるものを得たのだろう。
壊したいという欲が湧き出てくる。
これが何処に由来するかは分からない。 ただ、異能がいること、赤の世界を知った後に強くなったこと。 これらを総合すれば、誰かの意思が介在しているのかもしれない。
それでも、良かった。 綺麗な彼が、人を傷つけずに生きていく選択が出来る彼をこちら側に堕とせるなら。
彼の視線の先に一度白い焔を揺らめかせる。 次は、誰かを襲うと示唆するように。]
(27) ハチドリ 2014/07/31(Thu) 00時半頃
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呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。
蒼生 2014/07/31(Thu) 01時頃
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―深夜 広場―
[宵待亭とカリュクスから貰った血は当分この身を保つだろう 明日、何か手土産を持って、カリュクスに会いに行ったら その足で田舎に戻り…また数年この身を眠らせておこう そんな事を考えながら歩いている矢先
>>27 目の端に白く光る炎が見えた
それは昔良く対峙した光景で 瞬時にその炎の先に誰かがいないかと 臨戦態勢を取る ………身体が覚えている事は なかなか忘れないモノだ
そうして…その付近に人がいないのを見ると ようやく炎の使い手…セシルに顔を向けた 敵意を向けるでも咎めるでもなく 淡々とした顔を向けた]
………セシル 何故?
(28) nannan 2014/07/31(Thu) 01時頃
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ーカリュクス邸前ー
[膝を抱え項垂れるそれに、影を落として鳥が降下する。いつもの肩ではなく、後頭部にとまり]
『フィリップあほーフィリップあほー』
[羽根をばたばたさせて詰った。許してやるという合図のようなものだ。泣きたい、と思っていたのに、本当に涙が出ると急に情けないような恥ずかしいような気持ちになり、嗚咽を殺して左右のシャツの袖で流れ出る涙を拭った。]
おまえを、手離せないんだ僕は。 なのにどうしてこんなにも嫌なことをするんだろう。 お願いだ、どうか死なないでくれ、 何度僕に殺されそうになっても…
[支離滅裂なことを言っている自覚はあった。だが、涙と共に溢したその言葉は、心の奥の奥に宿した偽りの無い欲求であったのだろう。]
のど、ごめんな。歌えるか? 久しぶりにお前と遊びたくなったよ。 自慢の相棒だからな、誰かに見てもらわなくちゃ勿体ない。
[頭に鳥を乗せたまま立ち上がり、人が集まりそうな場所を探して再び歩き出した。それはさぞかし滑稽な姿だっただろう。]
(29) 波平 2014/07/31(Thu) 01時頃
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――月が傾く頃・カリュクス宅外――
……エレキテル、ですか
[放出するのは随分と難しいことのように思うが。 昨今の技術の躍進は目覚しいものだ、と年寄りは思う 赤い着流しが薄く月明かりに照らされ、 心なしか赤い目をした青年に首を差し出せば]
…………。
[彼の頭が近づいてくるとともに つぷり、 と 血を吸われる、そのことに軽い酩酊感を感じながらも 無表情でマスターは男の頭を見ていた。
手袋で傷を拭われ、採取完了、との声を聞けば 彼は血液を収集しているのだろうか、となんとなく そんなことを考えて]
おそまつさまでした。
(30) sane 2014/07/31(Thu) 01時頃
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……あいつ? 嗚呼……
[ぴよぴよと喚くひよこが一匹。 さながらライジに警戒しているように鳴く。 それに気をとられていると、月明かりの下、 ライジの辞する言葉を聞いて]
はい、おやすみなさい。 またご来店くださいまし。 ――いい夢を。
[会釈をして、彼を見送った]
さて……
(31) sane 2014/07/31(Thu) 01時頃
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何故、か。 お前の中には、衝動はうまれてないのか?
[彼の問いかけ>>28に軽く首を傾げる。 この異能を受けたのは自分だけだったのだろうか。 何となく、彼もこの異能を受けているだろうと思ったのだが。 探るように亀吉の目を見つめる。
彼が、この異能を受けているのならこちらへ引き込むいい機会だと思ったのだが。]
安心しろ。 自分を守れない“お前”にはこの血からは向けない。
(32) ハチドリ 2014/07/31(Thu) 01時頃
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[ライジが立ち去ると同時に、 ひよこがマスターの足元にたどり着き ぴよりぴよりと鳴くものだから、なんですか、と掌に乗せる]
……心配してくれたのかい?
[小首を傾げて問いかければ、肯定するようにひよこはこくりと頷く。 王冠がずりおちそうになるのを指で直してやると、一回、ふっくらと 羽毛を膨らませた]
わたくしは大丈夫ですよ。ありがとう。 今夜は遅くまでうちに帰らないから、 ……今日はあそこの家に泊めてもらいなさい。
(33) sane 2014/07/31(Thu) 01時頃
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あの子もきっと…… キミがいないとさびしい思いをするだろうから
[伝わっているのか、伝わっていないのか。 わからないが、言い聞かせて地面に置くと、 ひよこはマスターをじっと見上げた後 わかった、とでも言うように、洋館へ戻っていく。 彼のために扉を開けてやったあと、 マスターはゆるりと夜道を歩き出した*だろう*]
(34) sane 2014/07/31(Thu) 01時頃
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―藤之助宅客間・夜更け・藤之助宛―
[>>25此方の揺さぶりにも動じる事は無く。 余程の胆力の持ち主か、 其れとも実際知り得ないのか――…
自らの牙への反応、出逢った時の血の匂いからは 当然前者であると思われて。
あくまでも恍けるつもりか――
なればこそ]
(35) goza 2014/07/31(Thu) 01時頃
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[藤之助の隣に座り、 袂からどこでもスタンガンを取り出した]
此れに、見覚えは……?
[見た目は銀色に鈍く光る唯の玩具。 銃の形はしているものの、 其の先端に発射口は無く、丸い球になっている。
無造作な形で藤之助へと向け、人差し指は、引き金に。
次の瞬間、威嚇がてら、 藤之助の腕へと反対側の手を伸ばす。
そうして注意を引きつけて、至近距離から。 数分痺れる程度の電撃を喰らわせようと企んだ]
(36) goza 2014/07/31(Thu) 01時頃
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[>>32 その問いかけには眉を寄せて]
……衝動は…ある… が それを良しとする程 呑まれては…いない
[つい…と頭を巡らせて 煌々と照らす月を顎で指し]
夜が明けたら… お前が消えているよう 祈る程度にしか 僕に出来る事は無い
安心? [クスリと挑発的な笑みを向けた]
その力で 焼きつくす程の 衝動が お前に無いなど どうして知れよう?
…消えて なくなれよ セシル
[そうして呪詛のように言葉を紡いだ]
(37) nannan 2014/07/31(Thu) 01時半頃
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[亀吉の言葉>>37に、ふ、と嗤う]
本当、嫌になるくらい理性的なんだな。
[彼が、結局彼のままであることに安心したいのか、それとも落胆しているのか。 自分でも分からない。 さて、どうしようか。 そんな事を考えていると、更に言葉が重ねられる。 その内容に、少しだけ目を見開き]
そこまで、お前に思わせたら上々かな。 ……――お前の望むように。
[艶やかに笑う。そうして]
(38) ハチドリ 2014/07/31(Thu) 01時半頃
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……――パキリ…
(39) ハチドリ 2014/07/31(Thu) 01時半頃
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[何かが爆ぜる音と共に、セシルの体が白い焔に包まれた。*]
(40) ハチドリ 2014/07/31(Thu) 01時半頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 02時頃
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[>>38 自分の望むように…とそう言い残して >>39>>40 繰り広げられた目の前の光景が信じられなかった]
――――なっ…!
[多分以前の自分なら その炎を打ち消そうと 何らかの行動を起こしただろう
だが…今の自分は その光景に 腹の底から嬉々とした感情が沸き起こるのを感じていて 手を出す事も炎を消すために動く事もせず ただ… 自らの生む炎に呑まれるセシルを その瞳に映して じっと笑みを持って眺めていた
その事が 遠い意識のどこかで…とても悲しかった]
(41) nannan 2014/07/31(Thu) 02時頃
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[その肉が焼け落ちて その骨が灰になるまで 炎に巻かれて苦しむセシルの一挙一動を瞳に焼き付けて ……やがて…燃え尽きた炭状の人型となりて そのまま…一人の吸血種が世界から消える間際まで 声もなく…見つめていた
やがて静かに動きを止めその肉体が崩れ堕ち かつてセシルと呼ばれた名残になった時に ようやく…呪縛から解かれたように 喜びの感情も鎮火した]
……… 死にたかったのか?
[そう呟くと 自分の中から 違うと声がする]
(42) nannan 2014/07/31(Thu) 02時頃
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[そして蘇る>>38 炎に呑まれる前の言葉と …セシルの鮮やかな笑顔
「……――お前の望むように」
それが…真実 …そう胸の内から声がする]
ずっと 見ないようにしてきたのに 見つけてしまったでは無いか…
ああ…嫌だ 知らぬふりをして 見ないふりをして このままずっと 避けていたかったのに
[静かに炭化したセシルに近づくとそっと遺骨に触れて まだ熱のくすぶる残滓に手を焼かれる その痛みが 何故か心地よくて]
(43) nannan 2014/07/31(Thu) 02時頃
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セシル… 僕は… 何も…答えなんて持っていない
だけど…こんなフェアじゃない事なんて 許せない…
お前が死にたいなら このままこんな骨…! 砕いて川に流してやる!
だが…衝動は呪縛だろう? お互い…何かの悪い夢の中で 間違った答えを拾ってしまった
そう…思う…
(44) nannan 2014/07/31(Thu) 02時頃
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[少なくとも こんな風に一方的に消える事など 許すつもりはどこにも無かった
自分の望みは叶った筈なのに それが違うと… 認めざるを得ずに このまま セシルが消える事など 受け入れる事など とうてい出来ずに
そうして、人に牙を立てる事を厭う亀吉だが 暁の光の中で 自らの腕の動脈を牙で裂き 滴る血をセシルの身体に注いだ*]
(45) nannan 2014/07/31(Thu) 02時頃
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[「10年以上」…つまりは10歳程度と思われたのだろう>>11 元より我侭で子供染みた性格ゆえに、 そう思い込まれる事も珍しくはなかったが]
…オレが子供、って意味じゃなかったんだが、まあ… そうだな、そう思ってた方がまだ、気持ち悪くはないだろう。
[ケタケタと、笑い声を響かせる。 年齢がいくつだったかなど、自分でももう思い出せなかったから。 何故逢いたいのかとの素朴な疑問に、その笑い声は停滞し]
さあな…
[何故なのか、それを確かめる為に逢いたかったのかもしれない。 けれどそれはもう、叶わぬ夢と知っているから 敢えて口には出さなかった]
(46) presage 2014/07/31(Thu) 03時頃
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[何やら悲鳴を上げる男を横目に捉えつつ、その血を啜る>>12 「蚊」との言葉に苛立ちを募らせたか、わざと痛みを与えるように 血管を噛み千切ってやった。
溢れる紅色の雫は他の同胞達と同じ、ねとりと舌に絡みつくような 甘さを孕んでいて――ほう、と満足そうに双眸を光らせる]
明日になると、腫れて痒くなるかもなァ。 なあに、塗り薬でも塗っておけばすぐに治るだろう。
[大嘘を叩いて笑い、自己の手首の内側を牙で噛んで血を滴らせた。 ぽたり、手袋へ垂らしてから翅を瞬かせ男の頭頂部へ手袋を落とす。
不意、見上げた空に月が戻ってきていた]
悪く無い味だったぞ。またな。
[バーには行った事があるのなら、道案内は不要であろうと。 鮮血に濡れた手首を舐めながら、男と別れ―― 広場の方角へと、妖精の姿は呑まれた*]
(47) presage 2014/07/31(Thu) 03時頃
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― 一回目の夜明け ―
[目の細い男を別れて公園に戻る頃には、夜が明けていた。 藍色が橙へと飲まれ、水色へと同化する。 一陣の風が優しく頬を撫で、水の香りを運んでくれた。
つい、と其方へ惹かれるように翅を瞬かせ、血に濡れた口周りと手首を洗う。 冷えた感触が心地良くて、頭から水を浴びて跳ね回った。 もはや水浴びは趣味ともいえよう]
…あめー、ふりしこころにー…
[覚えてしまった歌を無意識にくちずさむ。
何度次元を飛び越えようと、新たな道を拓こうと こうして訪れる変わらぬ日々が、死なぬ生命の先に続くのだろう]
(48) presage 2014/07/31(Thu) 04時頃
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―時空の狭間・芸術劇場前―
>>46 気持ち悪いとか思わねェよ。なんだよ実は良い年なのか? まァ、酒場を知ってるくらいだしなァ……
[ビスケットに大喜びしてる様子は 結構餓鬼っぽかったが、という言葉を飲み込んで]
判んねェけどさ―― [何処か寂しげな、過去を見ているかの様なケムシに声をかけた]
どうせいつか死んだらそいつに逢えるんだから、 其れまでに、たっぷり土産話用意しとけよ。
ずっとお前の墓の前でしょぼくれてたとか、 生き返るの待ってたとか言われて…… 喜ぶような奴なのか?
[余計なお節介だけどな、と慌てて付け足して]
(49) goza 2014/07/31(Thu) 04時頃
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だァ――っ!?
[>>47血管が噛み千切られ、頸動脈から派手に出血する。 べしりと首筋へと手をやるが、 ケムシは既に飛び上がった後だった。
だんだんと塞がっていく傷口に 親指の爪で十字に印を付けていると、 頭の上にケムシの血で染まった手袋が落ちてきた]
――またな。
[そう、再会の言葉を交わしつつ、空を見上げる。 いつの間にか、月が優しく輝いていた**]
(50) goza 2014/07/31(Thu) 04時頃
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―街中・翌日の朝・カリュクス宛―
どうしたもんか……
[ケムシと別れ、しばらく後。 眉間に皺を寄せ、何かを考え込みながら歩いていると――
>>4見知った顔が、目の前を歩いていた。 其れは昨日出逢った少女の姿で。
どうやら方向的に、行き先は同じ宵待亭の様だった]
――よォ。
[後ろから、声をかける。 彼女に警戒されない様、肩口へと両手をかかげ]
昨日は悪かったな。 名前もまだ名乗って無かったか――俺はライジ、だ。 お嬢ちゃんも宵待亭に?
(51) goza 2014/07/31(Thu) 05時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
goza 2014/07/31(Thu) 05時頃
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―翌日・街中―
[馴染の店で気に入りの紅茶を買って、 店主に軽い会釈と共に手を振り店を出た。 バテンレースをたっぷりとあしらった真白い日傘を広げて、 明るい日差しの中をのんびりと歩く。
完全な吸血種になってからは太陽がこの身を、 色素の足りぬ肌を焼け爛れさせることは、もう、ないけれど、 それでも尚、晴れの日に傘をさすのは習い性だ。
同族の界隈で一悶着あったとて素知らぬ顔で、 人間の世界の穏やかな日常は滞りなく続く。 賑わう人々の声、子供の笑い声、そんな心地の良い音楽に うっとりと目を細めた。
…餌は身も心も健やかな方が旨いに決まっている]
(52) yahiro 2014/07/31(Thu) 05時半頃
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