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64 さよならのひとつまえ
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 02時半頃
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ツブヤイター、ね。
[ふっと、昨夜そんな言葉を白辻から聞いたことを思い出す。]
「アリスちゃん、あれは薄くて指でトゥルトゥルする最新の人たちが持てる文明の利器よ? オレみたく古い時代をまだ生きる原始人には使いこなせないの。 わかる!? ガラケはツブヤイターもラィンもめんどくさいの!!」
[そんな風に返したのを覚えている。 古い機種とも、もう少し。 新しい機種は、もう鞄の奥底に準備してあるというのに**]
(27) 2014/03/27(Thu) 02時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 02時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 03時頃
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[宗介と小鳥ちゃんの見送りは窓から。 明日、自分も乗るだろうバスに。
それから、一度実家に戻って荷物が届くのを待ってから、 今度は新しい土地へ、自ら運転して行くつもり。]
――……本、返しておくか。
[春と修羅を手にとって、 一応鞄に詰め、部屋から出る。
部屋のドアはいつでもあきっぱなだ。]
(28) 2014/03/27(Thu) 07時半頃
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― 図書館 ―
[図書館につくと、 本で連想するのは、小鳥ちゃんと入江。 あと、一緒に調べ物とか一年のとき、十文字としていた。 この風景も、もう思い出の中だけになるんだな、と思えば、 珍しく少しだけ感傷的にもなるけれど、 見た目にはなにも変わることはない。
されど、そう思ったせいか。 しみじみと本を見回ることにした。
読めた本、読めなかった本、圧倒的に後者が多いのは当たり前。 同じく、知らなかった奴のほうが多いのも当たり前。
知り合えただけでも、幸運なことだと思う考えは、いつからだっただろう。 あのライターを屋根裏で拾ったのは一年の時で、 誰にでもないらしいから、もらうことにした。
いや、誰かも欲しいといったので、じゃ、と譲ろうとしたら、 なんかイニシャルがRって彫ってあるから、怜二がもってろ、と言われて、素直にもらった記憶。]
(29) 2014/03/27(Thu) 07時半頃
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[しばらくすると、一冊、手にとって、 眼鏡をかけて、図書館で本を読み始めた。**]
(30) 2014/03/27(Thu) 07時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 07時半頃
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[あれ系のアプリは、SNSで繋がってる奴内で 得点や進行度がランキング表示されるのは知っている 多分、俺はアプリで遊ぶ度に定良を思い出すんだろうな
一番色素の薄い円盤を見て、思い出すんだろう。]
ふぅ……。
[ちゃんといつも通りの俺でメールが打てているのか。 怖い、と文章で訴えていないだろうか 自問自答してから送信し、目を強く瞑る。]
………。
[自室に戻る。締坂はいない、――保元も。 保元のベッドを見る。此処にあいつはいない。]
(31) 2014/03/27(Thu) 08時頃
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[>>24どうしたと問いかける声は、いつも寝ている自分に対する事だとすぐに気が付く。]
博、凄いな。 ...告白するつもりはないって、言ってたのに。
[ちゃんと告白、したんだな。 声帯は振るわせず、唇の動きだけで形作る。 すぐに話しすぎたことに気が付けば。]
お前に昨夜蹴られた箇所が痛くて眠れないんだよ。
[鈍い痛みを心に抱えて。自分でもルームメイトのものでもない名が、流れるのに耳を傾ける。 床に散ったクラッカーの煌めきが、今はとても遠い。**]
(32) 2014/03/27(Thu) 08時頃
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― 自室 ―
描き終わるかな…
[昨日は天体観測の後にスケッチブックの絵を水彩色鉛筆で着色した為、こっちの進行速度は微妙だった。 徹夜すれば何とかいけるかもしれない パソコンは手持ちの荷物にする必要がある
先に送る荷物に札を張った所で新着メールに気付いた]
定良か?
[開けてびっくり、前年度の生徒会長からである 昨日、紐井屋からオタク(=進路)がばれている話を教えてもらったので、まさかその話なのかとメールを開き……]
「やあ、久しぶりだね! ゲーテの詩集を読んでいたら、唐突に君を思い出したよ。 巨大匿名掲示板にあるうちの高校のスレッドに君の中傷?が書かれてたのを見つけたんだ、大丈夫なのかと気掛かりでね。」
(33) 2014/03/27(Thu) 08時半頃
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……中傷……?
[メールを確認してから机に座り、パソコンのスリープモードを解除する。
画像ファイルは一旦保存しておき、オスカルの言っていた掲示板へアクセスすると―…]
「去年の生徒会書記、ゲイらしい」 「寮の風呂で男二人にセクハラしてた」 「同室の奴の手を握ってたとかいう話も」 「公園で見かけたけど、あそこの便所発展場だったり?」
………
[想像よりも、うんと頭の痛い内容に額を抑える。 あいつの絵は下手だ、とかそういう類ならまだ全然マシだ]
(34) 2014/03/27(Thu) 08時半頃
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――っ、これ保元に見られたら……
[締坂や他の連中に見られても厭だが、万が一あいつに見られたら俺はどうする。
大丈夫だ、根も葉も無い話だと白を切ればいい。 そもそもセクハラなんてしてないし。
……じゃあ、あのメールの意味を聞かれたら?]
………
[白を切り通せるんだろうか、解らない。
そもそもこんなディープな掲示板の存在自体、知らないだろうと俺自身を諭しながら、呆然と画面を凝視して。 スクロールしてゆけば、話題は新入生が楽しみ、みたいな話に切り替わっていたので安堵する
多分、今の俺なら背後に誰かが来ても、気付かない**]
(35) 2014/03/27(Thu) 08時半頃
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―昨夜のこと―
[主役たちが去ってから、屋上を片付けた。 シートのお陰で、大体の星は回収できたと思うけど、見落としはありそうだ。 これどっから持ってきたん、とか聞きながら、青いシートの空から顔を上げれば。 いまは定良によって名前を与えられた星が、静かに光っている]
あれがシリウス。あれがプロキオン。あれが…
[ひとつひとつ、復習をしながら。 ふと、見慣れたひしゃく型の星座に目がいく]
……惚れた女なら、ふつーに助けてやりゃいいのに。 つか息子完全とばっちりじゃん。
[ホントに大体ゼウスのせい、な彼の行いに首かしげつつ。 手袋に覆われた自分の手を見る。 この下には人間の手があるし、強面なのは別になんの呪いでもないけど]
(身の程も現実も、わきまえてる。好きなのくらい、許せよ)
(36) 2014/03/27(Thu) 09時半頃
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―自室にて―
[ベッドに腰掛け、黄色いフェルト地をちまちま弄りながら。 目に焼きついた、屋上の星を思い返す。
定良も小鳥谷も、明日の朝にはいなくなる。 退寮する友人を見送るのは、これが初めてでもないのに、どうしてこんなに寂しさと焦燥感を掻き立てられるのか。
自分の気持ちを誤魔化せなくなったからだろうなぁ、と昨夜の屋上のやり取りを思い出せば]
あだっ
[ぷくりと指先に滲む赤を、慌ててふき取る。 だから、血染めのプレゼントとか作る気はないのに。
作業は昨夜より早く終わったので、普通に布団へもぐりこむことができた。 こそこそとハンドクリームを塗って、その慣れない手触りに驚きながら目を瞑った]
(37) 2014/03/27(Thu) 09時半頃
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―翌朝・見送り―
ふぁ…んん、いけね。
[眠い目を擦りながら、慌ててあくびをかみ殺す。 寝ぼけた顔で見送るのはどうかと思うが、間に合わないよりマシだ。
全力疾走して、まだ停まっているバスが見えてきたのにほっとして。 二人とも元気でな、とかそんな、ありきたりの言葉を叫ぼうとした口は]
…………
[上げかけた手も、中途に止まった。 響き渡った、愛の言葉に、ただ凍りついた。 一途な、全力の、こころの叫び。
小鳥谷ってあんな声出せるんだ、と現実逃避に頭が再起動し始めた頃には、すでに彼どころか、バスが走り去ったあとで。 小鳥谷はすごいな、きれいだった、苦しい、どうして、知らなかった、心残りって…取りとめない、ただ感情の渦としか呼べないものがあふれてきて]
(38) 2014/03/27(Thu) 09時半頃
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…ありえねー。
[単純なつぶやきは、意図せず零れ。 いま、自分がどんな顔をしているかも分からなくなったから、逃げるように走り去った。
入江のほうは、一度も見られなかった]
(39) 2014/03/27(Thu) 09時半頃
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―食堂―
[昨日の朝は、おすそわけされたツナマヨで済ませたが、今朝は食料がない。 ぼんやりと席に着きながら、味噌煮定食から立ち上る湯気を見つめる。
廊下の途中で、今日の放送>>1が聞こえた。 そういえば、今年は紐井屋が死体みたいに転がってて叫ぶことなかったな、と思ったり。 十文字に頼んだ絵は、引き取りに行った方がいいんだろうかと思ったり。 関係のないことになら、頭はくるくると虚ろに回っている]
…… ?
[と、習慣でポケットへ突っ込んだ携帯から、メールの着信音。 開いてみて、最初差出人がバグったのかと思った*]
…なんだ? まきちんの携帯、変換がイカれてるわけじゃなかったのか。
(40) 2014/03/27(Thu) 10時頃
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─ 庭 ─
[見送りには行かなかった。 行けなかった。 あの放送を聞いたあとでは、きっと、去って行く二人の姿に、自分より背の高い別な誰かを重ね合わせてしまう。 そうしたらきっと、みっともないことになってしまう。 だから庭から、皆の声と、バスの去って行く音だけを聞くつもりだった。
……まさかあの小鳥谷が、あんな大告白をするとは思わず、驚いて目を見開いて、暫し立ち尽くす羽目になったが。]
つえー、な、あいつは。
[同じ立場となったなら、自分には、言えるだろうか。 残る、去るの違いはあれど、その時は、まさに目前まで迫っていて……]
(41) 2014/03/27(Thu) 11時半頃
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……、……む………
…………す ……、キ、…………だ
[桜の樹を相手にシミュレーションなどしてみたが、あんな声は、とてもではないが出せなかった。 それどころかまともに声すら出ていない。 たったこれだけで胸は痛いわ息は切れるわ。 普段の発声は、一体何処へ消えたのか。
やはりこれは、馬鹿な想いなど胸の内に閉じ込めておけという、脳からの警告か。]
(42) 2014/03/27(Thu) 11時半頃
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[往生際の悪さに、我ながら呆れる。 もうこれで、何度目かと。
今度こそ、今度こそ……そうだ、いつものように庭をランニングすればいい。 4周もすれば、きっとスッキリするはずだ。]
……っ、よっしゃ!
[頬を両手で強く叩き、走り出す。 前へ進むんだ、目指すべきものがあるんだ、だから……!*]
(43) 2014/03/27(Thu) 11時半頃
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─ 4-M ─
[無心に4周も走った頃には、心中のモヤモヤは晴れていた。 心地よい疲労を感じながら、自販機で塩とライチの飲料を買い、飲みながら部屋へ戻った。 飲みながらだったので、ただいまは言い損ねて……パソコン前の十文字が起きていたことに気付き、歩み寄って]
…………ぁ。
[画面が見えた。 無駄に良い視力は、書かれていた文字もしっかりと捉えた。
ペットボトルを持ったまま、目を見開いて画面を見つめ、立ち尽くす**]
(44) 2014/03/27(Thu) 12時頃
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ら〜ぶ、ら〜ぶ、愛を〜叫ぼ〜う♪
[片付けながら歌が変わるのは、世紀の大告白を耳にしたからだろう。 昨夜の屋上からの「あばよ」よりも大きな大きな声で。 最後に謝るという不思議な告白。
三年間も想い続けるのはすごいと単純に思うのは、恋などしたことがないからだ。 例えば高校なんて恋愛が転がり落ちているものだと思っていた。 可愛いなと思う女の子も何人だっていた。 けれどその子達が好きかと言われると、それは恋愛などではなく普遍的な友情というやつで。 自身にしても【山本ってイイヤツだよね】で終わる、そんな性格だった為に告白などされたこともない。
恋などしたことがない。 今でも疑わず、そう思っている。]
(45) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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─2−G─
あれ。いねー。
[前に訪れた部屋の主は、そこにはいなかった。確かにあまり部屋にいるというイメージは無かったのだが。]
(46) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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[あんな風に、小鳥谷のように叫ぶ程の気持ちはもしかしたら一生生まれないのかもしれない。 本当に精霊というやつになってしまう時がやって来るかもしれない。 恋愛なんて無縁だと、その隅で胸の奥にある一頁が開かれる。
――――入学式。 散り始めた桜を見上げる横顔を見た。 名前も知らない、初めて見たその横顔はとても綺麗で。 その人が校舎に消えてしまうまで、口を開けた間抜け面で見つめていた。
後から人伝に、随分と可愛い名前だ知って。 それから、足癖や言葉使いが悪いことを知った。 遠方の花屋の息子であること、園芸部に入ったこと、花が好きなこと。 名前をからかいだしたのは、入江とお互いにダーリンハニーと呼び出した頃。 蹴られてでもいいから此方を向いてほしかったこと。 視線の先には、いつも自分ではない誰かがいたこと。
パラパラと捲る頁は誰よりも分厚いのに。]
(47) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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[>>32呟くように零れた言葉。一瞬、動きが止まる。 幾分真剣な表情で那由多を振り返る。足元の星屑がかさりと瞬いた]
─────那由多、お前、ひろの …………知って、たのか
[あの聞いてる方が苦しいような叫びを前から知っていたのか。 痛むように眉を寄せて。 話題転換する那由多に、いつもならそうやって流すのに乗って一定以上に踏み込まないのだけれど、今はそれが止まらなくて。言い募る]
こういうこと言いたくねぇが、ひろの好きな相手って、同性じゃん お前、そういうの、気にしないのか
あれだけ真剣で痛ぇ告白なんて、たとえ相手が女だったとしても、茶化そうなんざ思わねぇけどさ
それとはまた、別問題だろ だってお前、こないだ談話室で俺がハニーって呼んだら厭そうな貌したじゃん?
[言い募るほどに、出来るだけ、いつもの調子を取り戻そうと。 最後の方は軽い口調になるのだけど]
(48) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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青春だな〜……。
[それが恋と結び付かない。 気付かない、疑ってさえいない。
視線の先の相手にも、上着を貸した相手にも、演奏を共にした誰かにさえ 小さく、小さく、胸を刺す蕀の痛みは
確かに感じているはずなのに**]
(49) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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こんな、部屋だったんだ。
[開きっぱなしのドアを捻り、部屋の奥へ入る。勝手に中に入るのは悪いな、と思いつつも。 今日が最後の日だから、礼を言いたかったんだけど。]
(50) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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[カーソルを移動させ、画面下方へスクロールし他の話題を読もうとした、その時。 不意に、汗の匂いと呻く声が聞こえて、現実にずるずる引き戻されてゆく。>>44 振り返るのが怖い、と。 はっきりとはモニタに映らない俺の輪郭が震えて訴えている。 誰が後ろに居るかなんて、難しく考えなくとも解る話で。
昨晩、熟睡している保元の首筋に、こっそり鼻頭を押し付けた。 一分にも満たない接触。 理性が破壊されずに済んだのは、締坂の寝言のお陰だ。
保元が汗をかいているから、なのだろうか。 距離は――昨晩の奇行時の方がずっと近かったのに、今の方が至近しているような、]
(51) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 13時頃
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違う。
[弾かれたような勢いで告げる
振り返れない。 文字の羅列とひたすら睨み合う。 消したら余計に怪しいだろうか。マウスを握る手は硬直している 滲む汗が引くまで、一体何分間が経ったのだろう
顔だけで振り向いた。 目を見開いたままの保元を見上げて]
俺は、ちがう ――…デマだから、これは、な…?
[見上げる眸は、焦点を合わせる事を微妙に避ける。 この腐れホモと罵られたらどうしようと。 締坂にも嫌われて、保元にも嫌われたらどうしようと。 ――俺が、俺の、…どうし、と。]
(52) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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[明らかな動揺を浮かべる目と、苦笑を浮かべようとして引き攣った口許。
ああ、まずい。 椅子が後ろへスライドする。床をちゃんと踏む。 見上げてた顔の高さは、逆になる 保元の肩を掴んで、漸く視線を、合わせた。]
違うんだから、――そんな顔するなよ!
[俺は怒ってるんだろうか、何に?俺の間抜けさにだ。 何故保元を怒鳴り付けているのか。 不安だから?八つ当たり? 目の前が、真っ暗になってゆく。 寝不足だ、と理解した時には
貧血を起こして崩れていた**]
(53) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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紐井屋ー、いねーと勝手にガサ入れしちゃうぜー?
[礼を言いたかったのもあるけど、今のやり切れない気持ちを聞いてもらいたくて。 彼の胸で泣いた時の感触が、なんとなく、居心地が良かったから。]
(54) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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……あれ。
[本だらけのはずの場所に出来た不自然な、空間(>>28)。]
読書タイムってやつ?じゃあ、どこに?
[ふと、頭を悩ます。]
(55) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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シメオンは、携帯を取り出した。
2014/03/27(Thu) 13時頃
シメオンは、とりあえず空きベッドに*ダーイブ*
2014/03/27(Thu) 13時半頃
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["そいつ"をはじめて認識したのは入学式の日だった。 新入生の中で一際背が高く頭抜きん出た姿が2つ。田舎の中学で似たような身長の奴らだけとのんびり過ごしてきた自分にとって、同い年にこんな育ち方(身長的な意味で)をしている奴がいるということが衝撃だった。
(うわでっか…こわ、)
これが高身長2人への第一印象だ。そしてこの第一印象を長く引き摺ることになる。でかい奴は大抵喧嘩にも強い、身体能力が違うのだ。幸いクラスも違うし話しかけることもないだろうと思った。
そいつらから視線を外して隣の女子に話しかける。兄貴は高校に入ってすぐに彼女を作り高校生活を満喫していたようだから、自分もそうするのだろうと思っていた。それが普通だと思っていた。]
(56) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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