28 わかば荘の奇々怪々な非日常
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[そうして視線が、病沢>>250の、まだ蒼白いかおに戻る。 ジャニスの嵌めた手袋の色が近い所為か 黒と白のコントラストが際立って、懸念は拭えません。
頬を濡らす硝子の滴は 本人の意図しないところで、病沢の涙の痕を隠しました。]
……………
[左右に揺れる首と、一文字。 それだけが得られるまで、硝子は頬に触れたままで 固唾を飲んで見守り―――…ほ、意思表示を見届けて。安堵。]
よ、良かった、です。 吃驚しました。 あの、その、でも、まだ顔色が優れませんから。
[急に起き上がっちゃ駄目ですよ、控え目に告げて。 ご飯>>248と口にする新居に、少し、思案げにしてから。]
新居さんのご飯、とっても美味しいんです。
(252) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
[わかば荘に移り住んで半年、年月を経たけれど お隣さんでもある病沢>>257の面差しを、今日ほどに まじまじ眺めたことがあっただろうか。いや、ない、反語が踊る。
宝生とはまた異なる、口数の少ない彼。 反芻するのは、思い当たる節が彼自身にない所為か。 足りないことばの分、あたしは出来得る限り、頭を巡らせる。]
や、病沢さん、が、すごくぐったりされていた、ので…
[―――吃驚した理由。 部屋に運ばれて来たときの、顔色の悪い横顔。 きゅ、と眉間を引き絞って、気付けばなんだか似た表情をしていた。
そして 無言 言葉足らずな私は、肩を縮めて。]
美味しい、ご飯、食べたら。 元気になる、ます。
[唇がむぐむぐ、波打った。]
(263) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
[懸命に、心情を整理して、舌に乗せて、ばらばら。
上手く説明なんて、いきなり出来るようにならなくて。 波打っていたら、新居>>258の呼ぶ声が聞こえた。 頬に触れさせたままの硝子瓶、私はそっとそれから手を退きます。]
は、はい!
ええと、こっちがお水で、こっちがレモン、ですね。 ………お店にあるお水みたい、です。
[テレビで見た、上品なレストランに在る、ワインボトルの水。 それを彷彿とさせるボトル二本を手に。
気持ち冷たくない水のボトルは、そのまま病沢に手渡す為に 勝手知らない室内を、ととと、ととと、行き来。]
(267) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[鼠みたく、右に左に、ちょろちょろ走り回る。 新居の部屋が整頓されているお陰で、転んで仕事を増やす真似はなかった。
ふと、響くノック音と――…声>>262 水の満ちたワインボトルを病沢に差出しながら、視線が向きます。
お話の邪魔をしないように けれど、お部屋の扉が開くなら、当然そのときは、会釈。]
(271) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[ちょろ ちょろ ちょろ。]
[新居から受け取ったワインボトル二本を腕に 一周巡って病沢>>269の傍に戻ると、 彼は殆ど微動だにしていなくて。 ゆっくりを体現している姿に、私は胸を撫で下ろしました。
顰め面をした病沢の表情と、似ていた表情が段々離れて、弛んで。]
お水、飲めそうでしたら。
[病沢の横に横たわる炭酸水よりも、遥かに胃に優しい水。 気持ち冷えていない、新居の配慮が行き届いたボトルを、差し出しまして。]
声……… あの、その、聞きたくない、声だったのですか。
[―――…声。 思い当たる節があったから、小さな、掠れた声は確かに届いた。問う声は、また不安に揺れて。]
(277) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[不安と安堵が交互に心を行き来するので 私の表情は、未だ、日常に辿り着かない。
目を伏せたジャニス>>274の横顔も、たった8日目の縁でも 日常と少し異なる――…くらいは察することが出来るのです。 重なった視線に、そわ、と指先が震えて。]
……ご、ご加減が優れない、ですか?
[安心させてくれるような言葉は返らなくて、懸念が煽られる。 新居>>275と交わす会話も耳に届けば 先に受け取ったレモン水のボトルに、目を落としました。
そして、躊躇いがちに、そっと差し出した。 物を押し付けるのは何時だって慣れなくて、つい、御伺いがちに。]
(288) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
[目覚めた病沢に対する安堵とか どこか遠い表情をするジャニスに対する不安とか 玄関から聞こえる新居の―――>>287 ああ、これ、安堵だ。
ワインボトルを受け取ってくれた、白い指先にも、安堵。 桃色でなくて、白い爪先には、不安。ぐるぐる。]
……………
だから、だったら、病沢さんも。 聞かない方が、良いです。
[人間だから、揺さぶられているのではないのだろうか。 まるで病沢自身を除外している口振りに 私が聞いた声と、彼が聞いた声が同じか如何か、分からなくても。]
(296) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
[おずおず、と云う擬音こそ相応しい、ワインボトルを差し出す手。
大丈夫。
求めていたことばがころりと舞い込んで 懸念に揺れていた眦を、柔らかく細めた。これは、安堵。 伸ばされた指先にそっと、冷たいボトルの側面を触れさせて 指先が手袋越し、触れた瞬間、ぱん!と頭のなかで、爆竹音。]
だ、だ、だ、大丈夫じゃあ、ない…!
[爆竹音と一緒に、安堵することば>>302まで取り下げられて。 ―――…多分、あたしはこの時に 若者の言うところの"かっとなった"というところでしょうか。
離れる指先と、ボトルを追い掛けて、掌を押し付けて。 背伸びをして、冷たいボトルを、ジャニスの頬に触れさすように。背丈が足りなくて、出来ません、でした。]
(309) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
[新居の居るキッチンから、徐々に、 先程のオムライスと異なる食欲をそそる匂いが届く。
聡明から縁遠い私にでさえ 掠れた声、震える声、咳き込む姿に揺れを覚えるのに。 何故――― そう返されて、眉を自然と引き絞った。]
だ、だって、
[主張するのは、緊張する。勇気がいる。 舌が縺れて、不自然な間が空いた。]
……… だって、ちゃんと、ひとです。 確かに、うう、その…… 時々、ねこさんのよう。ですが。
[ふ、と。浮かんだのは、朝、屋根で見かけた光景。]
(314) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る