64 さよならのひとつまえ
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てめ、ちゃん付けすんなって……
[>>265足が出るほどの元気がない。昨日の会話を思い出して、怜二のちゃん付けを矯正するのを諦めた。詰めていた息を吐く]
そうだな、ここで会うのはあのとき以来だな って泣いてねーし どこに目ぇつけてんだこら
[構えてくれたので、起き上がって軽く足を出す。 当たっても軽くだし避けられる程度の戯れ]
あー? こんな狭いとこであれだけの喧嘩して 上級生から目ぇつけられるようになったからなァ 来づらくなったんだよ ライターは、なんかむしゃくしゃしてたから 勢いでタバコにでも手ぇ出してみようかと思ったけど
[首を傾げて、あの頃を思い出す]
(267) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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「同性愛者なんて頭イッちゃってんじゃねぇの?」
[我慢ならない言葉が、スイッチを押してしまった。]
……――おい、なんつった?
てめぇいま、何て言った……
誰が何を好きだろうと、誰を好きだろうと、てめぇに関係ねぇだろうが!! ヒロろんがてめぇに迷惑かけたか、あァ!? 一度でもそんな素振り見せたか、見せなかったろ、オレだって知らなかったよ!! 三年間ずっと隠してきたんじゃねぇのかよ、知られないように黙ってきたんじゃねぇのかよ!? 苦しいことずっと抱えて黙って隠して堪えてきたんじゃねぇのかよ!!?
そんな気持ちを、好きだって気持ちを、てめぇらが踏みにじって良いもんじゃねぇんだよッ!!!!
(268) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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[朔太郎が線を引く様子>>238を撮る。 ズームで見た朔太郎の表情。口が何か動いているようだったが、耳は音を拾わない。 代わりにぱしゃり一枚撮った。]
ん?朔たろー、買い物? りーちも怜二んとこ行くなら、僕も一旦戻るー。 幹央探してー、利政に伝言ゲームー。
[ふんふんと頷き、寮へと戻る。 一度振り向いて、ぱしゃりと無人の校庭を写真に撮った。]
(269) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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────屋上、なんかうるさくね?
[締坂は片付けをする手を止めると。]
(270) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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────ちと、行ってくる。
[締坂は声のする屋上へ、駆け出す。]
(271) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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>>267 ふうん……じゃ、吸ってみる?
[軽く蹴られつつ、 そう、ありすに告げて、ごそごそと。 出てくるタバコに、マッチ。 ライターのありかを聞かれれば、利一に貸した、と告げる。]
ありすちゃん、いつも不機嫌だね。
[さて、奨めてみるけれど、どうだろう。 ともかく、自分は火をつけて吹かしつつ]
なんかあったら、我慢せずに吐き出したら? まぁ、そうやって脚が出るのがありすちゃんらしーといえばらしーんだけど。
[ありすの事情などなにも知らず、紫煙を流して、 そして、ありすがなにか話せば、最後の屋根裏部屋を満喫しつつ、聞くだろう。
途中そっと窓を数センチあけて。]
(272) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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―2-G前―
怜二〜〜〜〜、 れ〜い〜じ〜!!
…なんだよ、いないのかよ。
[呼んでも部屋から返事はない。留守かと思ってドアノブを引いたら>>28 開いてしまって眉が下がった。やはり留守だ。そっと中を覗く。]
…田舎じゃねんだから…閉めとけよ…、 変なもん見られても知らねーぞ。
[怪しいものなども、片付けは終わってしまっているだろうから大丈夫だろうかと中にお邪魔することにする。荷物を漁るつもりはない。
同室者もいなくなってしまって、同階の怜二もいなくなってしまう。今くらい淋しさ紛らわせをさせてくれたっていいじゃないか。
部屋の隅に座って、携帯を開く。宗介からのメールに返信をして時計の時刻を確かめた。長く、息を吐いて膝に額を押しあてる。 あと少し。あと少し。 あと少し―――…して怜二が戻らないようならば、ライターは机の上に置いていこう。**]
(273) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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[けれど、屋根裏なので、当然、屋上の喧騒は聞こえてくるだろう。 もちろん、その不穏な空気に反応しないわけはない。
それは、きっとありすも同じじゃないだろうか。]
なんか、 声したよな。
[灰皿にタバコを押し付けると、 ありすにそう確認して…。]
(274) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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[怒号は階段から廊下を抜けてどこまで響いたのだろう。 頭に血が登った状態では、何の加減もできそうもない。
目の前にいたヤツの襟首を掴んで殴りかかった。 近くでニヤニヤしていたやつも、その隣にいたやつも。 右手でも左手でも殴った、顔だろうが腹だろうが頭だろうが構わない。 殴り返されて唇が切れても、血の味なんてわからない。 ただ、引き剥がされてしまうまでは全力で殴り続けた。 喧騒の中に、メールの着信を知らせる音がなっても今は気付けない。
手の痛みなんて感じなかった。 ただ、折角あたたかかったはずの手のひらは、酷く酷く冷たくなって行く気がした。
心だけが、痛かった。]
(275) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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シメオンは、屋上へ繋がる階段を上っていく。
2014/03/28(Fri) 01時半頃
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─ 中庭 ─
[どこへ行こうか迷った挙げ句、足はまた中庭へと向いた。 屋上へ行きたかったが、階段の途中で十文字に会ったら、今はどんな顔をすればいいか分からない。
ど真ん中に寝そべって、空を見上げてみたが、星はひとつも見えなかった。 当たり前か。
かわりに、ひらひらと、昨夜の流星の名残が風に飛ばされてきた。 寝そべったまま片手で掴まえ、光に翳すように見つめる。
星だけでは寂しいと、スマホを取り出し、保護をかけてあるメールを開いた。 画面の中に、ぽっかりと半月が浮かぶ。
山本のメールに気付いたのは、その時だった。>>181]
(276) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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おい、うる…………
[目の前に見えたのは、普段は見たことの無い表情の山本の姿。]
(277) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 01時半頃
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[>>272タバコを勧められて、首を振った]
いや、ほんと言うと興味ない あんときはすげぇ苛々してたからそんな気分だっただけ
不機嫌なのには訳があるんですぅ
[そのちゃん付けのせいだこのやろう。 その言葉はもはや心の中だけに仕舞っておくけれど。そうして怜二が流す紫煙を目で追っていれば、幾らか乱れた心も落ち着いてきた。 今何時くらいなんだろう、携帯電話もなにも部屋に置いてきたままここに走ってきてしまったけれど。 紫煙が少しだけ空いた窓から外に流れてゆく。 ─────と、喧騒。 >>274怜二が先に気付いて、頷く]
なんだ、こんな時分に喧嘩か? つか喧嘩するようなやつって俺くらいしか残ってねぇ気がしてた
行くか?
[タバコを押し付けるのが見えれば、先に屋根裏部屋を出る]
(278) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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うわーっ、レイプされる!犯される!早く誰か来てーっ!!
[締坂が機転を利かして叫んだ言葉は物騒だったけれど。こういう時にアカペラで鍛えた発声は活かされて。]
(279) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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これ以上やるなら、もっと無いこと無いこと叫んでやるけど? 俺の声、悪いけど超響くよ?
[殴り合いを続ける面々を見て、ニヤニヤとした笑みを浮かべる]
(280) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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>>278
行くよ。 アリスちゃんお先にどーぞ。
[喧嘩の特攻隊はありすだが、 とりあえず、不良候補生としても、それなりに経験はあるわけで、 ありすのあとを駆けて、屋上に登っていく。
そして、状況を見れば、もちろん、朔太郎の加勢に出るだろう。 同時に、締坂や、もしかして、頼児もくれば、おまえらは手ぇ出すな、と睨もうとして、締坂の叫びに一瞬吹いた。>>279]
なにがレイプだ。マジで犯すぞ。
[でもいい声だった。]
(281) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[目の端に見える鮮やかな金は締坂の髪だろう。 目には見えていても、意識には入らなくて。]
好きなもんを、好きって、言う自由さえッ、ねえのかッ!!? ダチなら、見守ってやったってッ!! いいんじゃねえのかバカヤロウ!!!
[歪んだ顔をしているんだ、きっと。 殴る度に噛み締めた奥歯は痛いし、薄い眉根には深い皺が刻まれる。 それでも、そんなことよりも、どうしても許せなくて。
友を傷つけられたことも。 好きだと言うことを侮辱されたことも、なにもかも。]
(282) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[怜二が出て行った後。>>250 また、図書室に一人きり。なんだか色々と喋りすぎたかもしれない。さらりとさり気なく話を合わせてくれる怜二の空気のせいだろうか。下手に親身にされるより、今はそれが有難かった。]
いくら見ても足りない、か。 レージすごいなぁ。 そんな風に考えてたら違ったのかな。
[転校生なんてただでさえ、浮きやすい存在。自分を守れるのは、自分だけ。出る杭は打たれる。だから周囲から外れないように、必死で。
スマホが鳴る。画面をタップして、一瞬手が止まった。恐る恐る開けば、本文のないメールに困ったように口元を歪ませた。]
……らしいなぁ。
[彼が考え込んだり沈黙したりしていた空白の中に、いくつの想いが詰められてたのだろう。 今更そんなこと、わかるはずもないけれど。*]
(283) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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だって、頭使うしかないじゃん。紐井屋みてーに強くねーんだから。 確かにこれはないなって思ったけどさ。
[少し不服そうな顔をして、口を尖らせる。]
(284) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[光景に目を見開いた。────朔太郎? >>282叫んでる言葉は光景の異質さと喧騒に紛れて巧く入って来なかったけれど]
ばっかさくたろてめぇ何してやがんだ!!!! 喧嘩なんてもんは俺様に任せておけよ!!!!!!!
てめぇら俺様の蹴りを喰らえ!!!!!!!!
[小中学生の頃は名前へのからかいが酷く、登校すれば喧嘩をしていた。だからほとんど通った記憶がない。だが、それ故にこの足は一応歴戦の猛者なのだ。 >>281怜二に朔太郎を止めるのを頼んで、自分は相手をのしてくことに意識を向ける]
(285) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[やれやれと起き上がり、校庭へ向かおうとした矢先、屋上の方から物騒きわまりない声が響いてきた。]
……は?
樹央!?
[やたらよく通る声だった。 逆に通り過ぎていて、内容が疑わしいほどに。]
(286) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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>>284
お前が言うと、冗談に聞こえないところがなかなかにやばいな。
[そう言いながら、興奮している朔太郎に殴りかかろうとするや輩に肘打ちをくらわせ]
最後に、なかなかの花火だな、ありすちゃんよ。
[もうきっとバトルモード前回のありすをみやる。
ただ、朔太郎ととりあえず止めようとしても、>>282 その言い分を叫びをきけば、真面目な顔になって]
了解。
[>>285とりあえずはありすに頷き、その場、朔太郎を襲う連中から朔太郎を庇うことに集中することにした。 やがて、ありすの腕っ節があれば、連中は逃げていくだろう。 もちろん、こちらもまったく殴られないことなんかない。 でも、それより一番ひどいのは朔太郎であるだろうけれど。**]
(287) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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ミッキーいい声してんなァ!!! てめぇらこの加勢見てまだやる気あんなら俺様んとこ来いやおらァ!!!!
[朔太郎に一番近いところにいた奴に回し蹴りを喰らわせる。 朔太郎を背後に庇う位置で一度体勢を整えて、頼児も来るのを見遣れば]
お前らさがってな、さくたろもだ 落ち着け いや落ち着いてねぇからこんな状況なんだろうけど
お前が傷つくと俺が哀しむぞ
[言い置いて、また蹴りに戻る]
(288) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 02時頃
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うっわあり……白辻まじこえー。
[屋上が殺気立ってきたのでちょっと避難しようと端っこに移動しようとする締坂。 締坂を狙おうとする相手には────]
(289) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[敵は白辻の華麗なる足技によって伸されたか、もしくは不良高校生の紐井屋のターンか。 或いは締坂の麗しのボイス口撃により散り散りになったことだろう。 他にも加勢があったかなかったか、海苔色の頭が見えたような気がしなくもない。 その認識さえ今は、あやふやだ。
肩で大きく息を吸って吐く。 喧嘩は適度にしてきたつもりだが、人を殴ったのは初めてだ。 こんなに殴られたのも、初めてだ。
からかってきたやつらから離された今も、悔しさのような塊があって。 感覚のよくわからない手で、床を一度だけ殴った。]
(290) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[何事かと見上げれば、他に幾つも声が聞こえる。 談笑や号泣の類ではなく、怒号だ。]
ッおい、退寮前に喧嘩はやべーだろ!
[止めなくてはと、急いで階段を駆け上った。 到着した頃、そこはどんな状況だったろうか。]
(291) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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身長が163cmだと股間にちょうど当たっちゃうんだよね、パンチ。
[体型の嫉妬も重なって、容赦なかった。]
(292) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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ちゃんと子ども産めるといいね♪
[うずくまる相手に吐き捨てると保元を見つけ]
(293) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[寮の中、どこを探そうかと首を傾げる。]
どこにいるんだろなー。 僕、かくれんぼとか苦手なんだけど。
[困ったように呟きながら、一階から順番に探していると。 聞こえてきた、声。 探していた相手の物と気付き、またその内容に眉を顰める。
新聞部のフットワークの軽さで、声が聞こえた方へと向かう。]
(294) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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ちょっ、保元こそダメだってば!未来のメジャーリーガーなのにっ!
[締坂は少し怒り顔。]
(295) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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[庇うように目の前に白が覆ったとき、傷付くと哀しむと聞こえた声は。 きっと自分に対してじゃないと、心の何かが拒絶した。
喧嘩を起こして、騒ぎを起こして。 そのくせ、守られて。]
……、…わり。
[その声を絞り出したのは、場が収まってからになる。 いつものように笑ったつもりで、うまく、笑えなかった。]
(296) 2014/03/28(Fri) 02時頃
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