5 シ ロ イ ハ コ
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リッキィは墓荒らし ヘクターに投票した。
ヒューは負傷兵 ヒューに投票した。
チアキは墓荒らし ヘクターに投票した。
ヘクターは友愛組合 チアキに投票した。
ヘクターは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヒューが無残な姿で発見された。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
友愛組合 チアキは、メモを貼った。
hippolyte 2013/06/06(Thu) 03時頃
一人、また一人。
白い部屋は死に覆われ、やがて青い部屋が埋まっていく。
さすれば思い出すだろう。
君たちが犯した過ちと。
そして、奪われた命のことを。
(#0) 2013/06/06(Thu) 03時半頃
『簡単なこと』だったのだ。
(#1) 2013/06/06(Thu) 03時半頃
人の命を奪ったもの。
人に命を奪われたもの。
無造作のようにして、無作為のようにして選ばれたその二つが
複雑に絡み、互いの『生きた証』を証明するために。
理由なく人を憎み、陥れ、――――そして 殺す。
(#2) 2013/06/06(Thu) 03時半頃
白が赤に染まる時、やがてこの『噂話』は幕を閉じる。
死んだものに来世が訪れるのか。
生きたものに光が訪れるのか。
導かれた者達に、幸せな結末など用意されてはいない。
なぜなら あなた は―――……
(#3) 2013/06/06(Thu) 03時半頃
シ ロ イ ハ コ
【cast】
ソフィア … master
サミュエル … anbito
リッキィ … asta_jan
ヒュー … bloody
チアキ … hippolyte
ヘクター … config
エリアス … ぶんちゃん
and you...
(#4) 2013/06/06(Thu) 04時頃
「…って、そういう話なんだってさ！」
「なにそれ、こわーい！！
……そういえば最近ソフィア見ないよね、風邪？」
「もしかしたら、シロイハコの中だったりして。」
「やだっ、帰り道怖くなるからほんとやめてよー！
じゃ、また明日ねー！」
「あはは、バイバイ！」
(#5) 2013/06/06(Thu) 04時頃
「え――――…… なに、この 白 い 」
(#6) 2013/06/06(Thu) 04時頃
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[がくん
"何か"に足を取られてヘクターの身が揺らいだ。
意識の間隙、驚愕の表情。
高らかに構えた手そのままに、前のめりに倒れ込んでいく――
そしてそれは、目標へは届かない]
[勢いそのまま。
彼は自ら、死地へと飛び込んで――]
(0) asta_jan 2013/06/06(Thu) 22時半頃
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[ど。
それは大の男が倒れ込んだ音だったろう。
何かが突き刺さった音も、皮膚を引き裂いた音も、鋭利な刃のような音もしなかった。
いや、したのかもしれない。
けれど、そんなものは男が倒れる音にかき消されてしまったのだ
倒れ方が悪かったのか、"それ"は男の喉を貫通するのみならず、横に大きく引き裂いた。
のみならず、そう大きな強度がなかったせいだろう。
薄いガラスの刃はかかった負荷のせいで幾許かにくだけていた。
大きな血管を切ったのか、まるで蛇口をひねり過ぎたかのように黒い血が流れていく――]
(1) asta_jan 2013/06/06(Thu) 22時半頃
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――あなたをオトリにしてどうにかする、でしたよね？
これでいいですか？
動くのが遅くて、ちょっとドキドキしました？
[無表情の中に、多少の楽しげな含みを残しつつ――
彼女は淡々とチアキに述べた]
(2) asta_jan 2013/06/06(Thu) 23時頃
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>>2
殺されるかと思いましたよ
[ふうと嘆息しリッキィに素直な感想を述べる。
そして、後一人残された男を見る。
彼はどんな殺され方を望むのだろう？
何にしろ、これでやっと出られるかもしれない。**]
(3) hippolyte 2013/06/07(Fri) 22時頃
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[正味な話
彼女にとってはどちらでもよかった。
チアキに協力してヘクターが死のうが、ヘクターが転倒した先にチアキがいようが。
ただ単純に、ヘクターよりもチアキのほうが与し易し、とみただけの損得勘定。
記憶も背景もない彼女に、義理も、仲間意識も存在しない。
道徳意識なんて、"初めからない"]
(4) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時頃
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[組んでいたとも見える二人の発言に、ヒューはどんな態度を見せただろう。抵抗しようとしただろうか、諦めた様子でも見せただろうか。
スイッチが入りさえすれば、二人がかりですら敵わないかもしれない]
(5) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時頃
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[もしもチアキの言う通り、ヒューを殺しさえすれば記憶が戻り、現実世界に戻れるというのならばそれはそれで構わないだろう。そんなことは"どっちだっていい"のだから。
殺した結果、どうなるかなんて、彼女の考えの及ぶ所ではない。
最後の一人になるまで殺し尽くせば――現実に戻れるのかもしれない。
何も起こらず、飢えず餓えず、ただ淡々と気の遠くなる時間を一人で過ごすことになるのかもしれない]
(6) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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転 瞬
(7) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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――ッ、ァ――！
[がくと身体が揺れる。猛烈な息苦しさと痛みに視界が明滅する。
慣れた眼鏡はどこかに弾け飛んだのか、夜なのか薄暗く、この僅かに感じる光は月明かりだろうか、判別出来ない]
――、ぅ、あッ
[状況を打開しようと小さな手に力を込める。最早反射。すると、喉首を抑えているのは、誰かの手であることが分かった、瞬間。
――理解した。
思い出したといってもいいのかもしれない。
目の前で自分の首を絞めるのが誰か]
(8) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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["誰か"は恨み事を言っていた。
呪っていた。
ほとんど骨と皮だけになって、心労で起き上がることさえ満足に出来ない身の力を全身に振り絞って。
自らの運命を、世界を、そして自分の分かれ身――リッキィを。
息をするように悪を為す存在を。]
(9) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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[気づけば薄暗がりに顔が見えてくる。
力が入りきらないのか、その気もないのに長く苦しめてしまっている人間が、彼女の母だった。
内心で、窒息はくるしいな、と当然の我が事のように彼女は認識した。
美しかった髪は乱れ、肌は荒れ見る影もない。
彼女がそうした。
じわりじわりとそう追いやった。
意識の戻り際、反射的に抵抗したことがまた彼女に正気と罪悪感を与えたのか、ぼろぼろと涙を溢している、優しいひと。]
(10) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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[そ、と。
最期に彼女はかよわく。
母の頬を撫でて――
儚くなった。
無表情に、微かな笑みを浮かべて]
(11) asta_jan 2013/06/07(Fri) 23時半頃
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[あの白い部屋は泡沫の夢だったのだろうか。
現実にあったことだったのだろうか。
そんなことは――どうでもいい。
彼女の物語は、終わったのだから**]
(12) asta_jan 2013/06/08(Sat) 00時頃
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―白い部屋―
[「サミュエル」の言葉>>2:1には、
カップを傾ける格好のまま、視線だけを彼女に向けて。]
んー、どうだろうね？
少なくとも俺の好みではないようだけど、『これ』は。
[目を瞑り、また一口珈琲をすすって。]
おねーさんは、死にたがりなのかな。
……それとも、自分は大丈夫だとでも、思ってるのかね。
[ぼそ、とカップの中に零した。
相手に届いたかどうかはわからない、
――「ソフィア」が急にもがき始めたから。]
(13) ぶんちゃん 2013/06/09(Sun) 03時頃
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[可愛い顔が醜く歪んで、どこにともなく向けられた視線の筈が、
此方を見たような気がする。
助けを乞うような目、
拒絶された悲しみの目、
憎いものを睨むような目……。
自分の身体はぴくりとも動かなかった。
ただずぅっと、彼女がもがく様を、
……事切れるのを笑って眺めていた。
それこそ、「自分は大丈夫だ」と、勘違いをしていたのだ。]
(14) ぶんちゃん 2013/06/09(Sun) 03時頃
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赤いな。
[「毒を盛ったらどうなるかな」
ちらり過ぎった軽い思い付き。
それが実際に彼女を死に至らしめたのかはわからないけれど。
皆があーだこーだと話す様。
眺める表情は笑みのまま、
次は誰だろう、と傍観を決め込んでいた。]
(15) ぶんちゃん 2013/06/09(Sun) 03時頃
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[「チアキ」が「サミュエル」の首を掻っ切る>>3:3
太い動脈を割かれたのだろう、
血が噴き出してチアキのシャツを、テーブルを、椅子を、壁を、
……白を、赤く汚した。]
（あぁ、また……「女」が殺された。）
(16) ぶんちゃん 2013/06/09(Sun) 03時頃
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[くす、と笑ってまた珈琲をすすった。
その時、上から落ちてきた声>>3:10に首を捻って見上げる。]
は？利尿作用とか、
そんなん気にしてたら飯も食えないでしょ。
[「何言ってんの？」と見上げ見た「ヒュー」の目はどこか虚ろだ。
そして、後に続く言葉にぞわりと。]
なっ なになに？しーしーとか、 え？
[困惑の笑みを浮かべているうちに、
腕を掴まれ、現れた便器の方へと連行される。]
(17) ぶんちゃん 2013/06/09(Sun) 03時頃
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ちょ、 っんだよ！！放せ！！！
……きっしょく悪ぃな！！！
[掴まれた腕をブンブンと振って抗ってみても、
「好きじゃない」この「細っこい体」では
男を振り払う事は叶わない。]
やめろ！！！ ふっざっけんな！！！
[ぎゃあぎゃあと声を上げるしか出来ない。
「ぶっ殺す」「死んじまえ」という言葉が、
ヒューの記憶の中の誰かに向けられていると
察する余裕もないままに]
が！！ ごぼごぶ……ぁっ！！！！
[頭を掴まれ、便器の中で溺れる。]
(18) ぶんちゃん 2013/06/09(Sun) 03時頃
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