人狼議事


64 さよならのひとつまえ

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視点: 人

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【人】 保険調査 ライジ

─ 夕刻の食堂 ─

 なー飲み物なにがいい?
 花見ん時俺何も出してねーし、今日は俺が奢る!

[とは言っても、自販機のジュースなのだが。
 自分用には、また塩とライチのアレを買った。]

 ところでさー。
 今夜の味噌汁……しじみじゃねーよな?

[できれば大根か小松菜がいいなと。
 そんなささやかな希望は、はたして届いたのだろうか……**]

(4) nordwolf 2014/04/04(Fri) 04時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

nordwolf 2014/04/04(Fri) 07時半頃


保険調査 ライジは、メモを貼った。

nordwolf 2014/04/04(Fri) 14時半頃


【人】 保険調査 ライジ

─ それから ─

 三年間、どうもお世話になりました!

[寮母や食堂のおばさん達に見送られ、バスは駅へと走り出した。
 車内では、皆と何を話したろう。
 三年などあっという間だったようで、それなのに、話すことは尽きず、駅が見えてくると、少し残念そうに眉を下げた。]

(40) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時頃

【人】 保険調査 ライジ

[駅前には、両親と姉が、車で迎えに来てくれていた。
 皆と、いつかの再会を約束して別れ、車に乗り込み、まずは親戚たちの集まる本家へ向かった。

 本家での、卒業祝兼プロ育成入り祝いは、殆ど自分を肴とした酒盛り状態だったが、それでもこうして祝ってくれる身内がたくさんいるというのは、有り難いし、とても嬉しいことだった。
 一日も早く、一人前のプロとしてマスクを被れるようにならなくてはと、決意を新たにした。

 その翌日は、寮へ移るための準備に大わらわだった。
 母と姉にぎゃいぎゃい言われながら、新しい服を買い、お祝いにもらった新しいスポーツバッグに荷物を積める。
 そして夜は、家族だけての時間を過ごした。
 母が、好物の海老フライと青椒肉絲を作ってくれた。

 そして、実家での最後の夜、父と、将来の夢について語り合った。]

(41) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 ……そりゃもちろん、やるからには、シトラスを優勝に導けるような選手になりてーよ。
 メジャーとか、先過ぎてちょっとわかんねーけど、そんくらいの意気込みで頑張る。

 あとさ、ちょっと夢ってーか、なんてかさ……
 よく野球とかサッカーとかの選手の伝記みたいな漫画あるじゃん。
 あれをさ、描いてもらえるくらいな選手になりてーなーって!

[はにかみながら伝えたそんな夢に、父は、静かな笑みで頷いてくれた。*]

(42) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時半頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 最後の寮食 ─

 ありすはお茶なー、他はー?

[コインを投入し、ボタンを押せば、がこがことお茶が落下してくる。
 人数分の飲み物を買い終えて、また食堂内へ戻ると、白辻と、イイ笑顔の食堂のおばちゃんが迎えてくれた。
 シジミ汁とともに。]

 なん……だって……?

[最後にこれかと、固まった。]

(56) nordwolf 2014/04/05(Sat) 16時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[さて、食事中も、なかなか手をつけようとしなかったシジミ汁だが。
 最後の最後にお残しするというのも気が退ける。]

 くっ……、いただきます!

[覚悟を決めて、ごくり、冷めたシジミ汁を口へ運んで……]

 ……泥っぽくは、ねぇ。けど……

[渋い顔をしつつも、なんとか飲むことはできそうだ。
 しかしやはり、好む味ではない。
 克服までの道程は、まだ遠い。*]

(57) nordwolf 2014/04/05(Sat) 16時半頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 実家を離れる朝 ─

 じゃ、明日、寮に着いたら電話する。

[駅まで送ってくれた両親に別れをつげて、特急に乗り、一路都心へと向かった。
 大体のものはもう寮に送ってしまったから、スポーツバッグの中は、1日分の下着、タオル、乳から譲り受けた古いノートパソコン、財布や小物、そしてスケッチブックが一冊だけ。

 移動中は、元野球部員仲間とツブヤイターで遊んでいた。

「#1000RTされたら10年後の俺はメジャーリーガー」
 とかふざけたら、ノリのいい部員連中に一斉にRTされ、現在124RT。]

(58) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時頃

【人】 保険調査 ライジ

[都心部に着いたのは、昼を回った頃だった。
 列車内で母からもらったおにぎりを食べはしたが、まだ育ち盛り継続中の腹は、それだけでは到底足りず、それに十文字のバイトもまだ終わっていないだろうと、とりあえず近くにあったロッチリアで時間を潰すことにした。]

 三段エビバーガーセット。

[比較的空いているこの時間なら、1時間くらいのんびりしていても文句は言われないだろう。]

(59) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 七重洲口のロッチリア ─

 食いにくいなコレ。

[三段エビバーガーは、美味いが、かなり食べにくかった。
 結局少し行儀悪いと思いつつ、真ん中のエビカツ一枚を引き抜き、そのままで食べた。

 メジャーへのRTは、更に35RT増えていた。
 なにがしたいんだおまえらは。]

(67) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[メールを送信し、路線図を確認する。
 しかし、毛細血管か何かかとツッコミを入れたくなるほどの複雑な路線図に、自力で調べることは即断念。駅員に訊くことにした。
 環状線一本で、30分ほどで着くと聞いて、安堵した。
 ついでに、何時に来るのか聞いてみたら、5〜10分間隔くらいで走ってると言われ、驚いた。

 ともあれ、小一時間後くらいには、沼袋駅に到着した。
 サンセット通りはどこだろうと、案内板を見てみたが、東口と西口にあるデパートの名称が逆なことに、首を傾げている真っ最中。*]

(68) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 一方その頃 ─

[まだ時間に余裕があると、自力探索に出たのが間違いの元だった。
 いくら春休みとはいえ、何故平日日中からこんなに人が多いのかと不思議に思いながら、サンセット通りを目指し歩いていたはずが、気付けば、ばかでかいアニメの看板が掲げられたビルの前に来ていた。
 それにしても、驚くほどに女子が多い。]

 ……本屋?

[ちらりと覗き込んでみたが、なんとなく、普通の本屋とも雰囲気が違う。
 どうしよう、駅まで戻ろうにも道が分からない。
 心細さから、壁際に逃げておろおろしていたら、電話が来た。]

 ッ、わ!

[小さく驚きの声をあげたら、女子高生の視線がこっちへ向いた。]

(96) nordwolf 2014/04/06(Sun) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

>>100スマホを握ったままで、十文字の到着を今か今かと待っていたら、思いのほか早くにその姿が見えた。]

 丞!
 良かった、このへんゴチャゴチャしてて、俺どうしようかと思って……!
 なんか、手間かけさせちまって悪……

 ……ん?

[嬉しそうに、こちらからも駆け寄ろうとするが、十文字がすぐ後ろを指差した>>1-1ので、何があるのかと振り返る。]

 え、そうなのか?
 さっき見て、スゲー格好いいなーって……へー!

[まったくの初見で、内容も何も知らないが、絵はとても気に入った。
 これが一番格好いいと、緑色の牛のようなキャラクターを指差した。]

(102) nordwolf 2014/04/06(Sun) 02時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 ……って、ここで油売ってる場合じゃねーか。

[女性客だらけのここは、男性客が珍しいのか、やたら視線が向いて、なんとなく居心地が悪い。
 奥には普通に男性客もいるのにと思いながら、スポーツバッグを肩にかけ直す。
 荷物は、これひとつだけ。]

(103) nordwolf 2014/04/06(Sun) 02時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 ヘー、そういうのは結構好きだな!
 親父からノートパソコンの古いのもらったし、アニメ見てみるかなー!

>>104すっかり興味を示しつつ、それにしても変な名前のキャラクターだと思っていたら、理由を説明されて納得した。]

 焼肉屋?
 そうだな、お前んち近いんだったらそこがいい。

[コースター配布の文字を見ていたので、伸ばされた手には気付かなかったが]

 ……?

[聞こえてきた黄色い声に、どこかに有名人でもいたのだろうかと、きょろきょろ辺りを見回した。]

(106) nordwolf 2014/04/06(Sun) 03時頃

【人】 保険調査 ライジ

>>105よく分からない本屋を出て、駅へ戻る大通を歩いている最中、人が多い為だろうか、何度も十文字と腕が触れ合った。
 それだけのことなのに、不安も緊張も消え去って、かわりに、疲れてもいないのに少し鼓動が早くなる。]

 そーだな。
 声だって、聞いてたはずなのに。

[ずっと今まで近くにいて、けれど想いは言えないまま、気付けないまま過ごしていたぶんの反動か。

 人混みを言い訳に、もう少しだけ、十文字に肩を寄せた。

 やがて見えてきた駅は、東口の筈なのに、やはりデパート名は西部だった。
 この街はおかしい。]

(108) nordwolf 2014/04/06(Sun) 03時頃

【人】 保険調査 ライジ

 それは俺だって……
 ……あぁ、うん。  大丈夫。

>>111口数がやけに多い気がする。
 どうしたのかと思いながらも、導かれるまま切符を買って、混雑するホームへ向かった。]

 人、スゲーな。

[噂や映像で知ってはいたが、実際のラッシュはこれが初めて。
 これだけの人が、不思議なくらい整然と進んで行く中、どうすればいいのか分からず、ただはぐれぬように必死で、十文字の腕を掴んだままで電車内に押し込まれた。
 近すぎる距離に、呼吸が止まりそうになる。]

 ……暑い……

[滲む汗と火照る頬を、車内の温度の所為だと誤魔化した。]

(113) nordwolf 2014/04/06(Sun) 04時頃

【人】 保険調査 ライジ

>>112どこからか、遊園地……という言葉が聞こえた。
 もっと時間があったなら、十文字と行くことができたろうか。
 いや、ああ言う場所は恋人同士で行きはしても、男同士ではあまり行かないような気がする。
 ……自分と十文字の関係は、何なんだ?
 そんな疑問が、ふと浮かんだ。

 恋人、と思ってもいいのか。
 けれど、明日になれば、遠くへ離れなくてはならない。
 次いつ会えるかの保証もないのに、繋ぎ止めていいのだろうか。]

 ……ぁ。

[気付けば、十文字の手が、シャツの裾を掴んでいた。
 表情を窺いたくて、15cm上の顔を見上げるけれど、壁を向いてしまっている視線には届かない。

 離したくない。
 離さないで欲しいと、乞うように。
 混雑の中、気付かれぬよう、裾を握る十文字の手に己の手を重ね合わせた。
 せめて、この電車を降りるまではと。*]

(114) nordwolf 2014/04/06(Sun) 04時頃

【人】 保険調査 ライジ

[駅に電車が停まるたび、沢山の人が出入りする。
 流されまいとすればするほど、重ねた手指の力は強まった。

 おそらく鼓動は筒抜けのまま。
 押されて密着しているふりをして、十文字の肩口に顔を埋め、そのにおいを確かめる。

 周囲の音も声も、曖昧なものになってきて、目前の存在だけがクローズアップされてくる。
 こんなに、誰か一人を強く想ったことなんて、今までない。
 これでいいのか、間違ってはないか。
 優しさにつけこんで、自分の恋心を、我儘を、押しつけるだけになっていないか。
 貰ったぶんを、返せているか。]

(127) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 ……っあ、うん。
 わかった。

[幾つの駅を過ぎたのだろう。>>126
 十文字は、15分程度だと言っていたが、一時間以上にも感じたし、ほんの数分だったような気さえする。

 揺すられ、離れた手が急速に冷えてゆく気がした。
 この手と同じように、遠く離れてしまったら、想いは冷めてしまうのか。
 いつか変わってしまうのか。

 そんなのはイヤだと思ってしまうのは、恋愛経験の未熟さからか。]

 丞……

[漸く向けられた顔は、確かに笑顔だったけれど。
 それが逆に、胸に刺さった。
 何でそんな顔で笑うんだ。
 問いかけようとした声は、途中で止まり、無言のまま彼の後に付いていくことを選んだ。

 繋ぐ手を隠してくれそうな人混みがないことが、少しだけ恨めしい。*]

(128) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 牛楽亭 ─

 あー、丞ー、腹減ったなー!

[残された時間、辛気くさく過ごすよりは、少しでも楽しい思い出を増やしたかった。
 だから店に着いた時は、少し大袈裟なくらいの笑顔を十文字に向けた。

 衝立の奥の、二人掛けのテーブル席へ案内されて、向かい合うように腰を下ろす。
 先程見たポスターのアニメのコースターが付くセットがあるというので、それを選んだ。]

 ……こういうとこ、二人で来るのって、そういえば初めてだよな。

[練習試合に出た後など、部員仲間全員だったり、数人だったりで食事に出たことはよくあった。
 特にエースの方長や、一番バッターの忍足とは多かったか。
 けれど、それらとは全然違う。

 肉の皿が来るまでの間、テーブルに肩肘を乗せて頬杖をつき、じっと、目前の十文字だけを見つめていた。]

(129) nordwolf 2014/04/06(Sun) 13時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[店内には、懐メロが流れていた。
 自分が生まれるよりも前の、映画の主題歌だったその曲は、けれどうっすら聞き覚えのあるものだった。]

 ……別れの言葉じゃ、ねーんだってさ。

[「さよなら」は、別れの言葉ではなく、再び逢うまでの遠い約束なのだと、その歌は言っていた。

 何時間でも抱き合っていたい。
 冷えた指先を、頬を、暖め合いたい。

 スポーツバッグの中には、プロとして第一線で活躍するという、夢と希望がぎっしりと詰め込まれている。
 この荷物を下ろすことはけしてない。
 どんなに辛くとも、笑顔で邁進する。

 相反する想いが揺れる。
 揺れたまま、訴えかけるように見つめていれば、やがて店員の足音が聞こえてきて。
 ゆるく、視線をテーブルへ移した。]

(130) nordwolf 2014/04/06(Sun) 15時頃

【人】 保険調査 ライジ

 あ、いや一応は食ったけど。

>>131わざとらしすぎたかと、一瞬だけ目が泳いだ。
 我欲ばかりの内心が、透けてしまいやしないかと。]

 別に、何も付いてねーけど……

[ただ見つめたいだけ、などと言ったら、笑われてしまうだろうか。

 >>132さよならの意味に返された言葉は、あまりに他人事のように胸に響き、こんな馬鹿げたことを考えているのは自分だけなのだろうかと眉を下げた。

 やがて肉とサラダが運ばれてきて、促されるままにコースターを一枚取る。
 油の跳ねる音に紛れ、微かな声が聞こえた気がした。
 何を言ったかまでは分からなかったが、ひどく寂しい気がしたので、聞こえなかったことにした。]

(137) nordwolf 2014/04/06(Sun) 16時頃

【人】 保険調査 ライジ

[コースターの袋を開いてみれば、お目当てのキャラクターの姿がそこにあった。
 嬉しそうにそれを十文字に見せたあと、ふと思い出したように]

 なぁ、そういえば、俺が何でキャッチャーってポジション選んだかって……ちゃんと話したことなかったよな。

[コースターを弄りながら、ちょっと恥ずかしそうに口を開く。]

 新聞部のインタビューで答えた、富留田選手に憧れて……っての、あれも本当のことなんだけどさ。

 スペシャルマリヲ、知ってるだろ。
 ガキの頃、俺、あれに出てくるユッケ大魔王が何か好きでさ、キャッチャーの防具見て、あれ付けたいーって……バカな話だろ。

 くだらねー話だけど……お前に、知っててほしいなって思ったから。

(138) nordwolf 2014/04/06(Sun) 16時頃

【人】 保険調査 ライジ

 丞も?

>>144店の名前的に多いのかとも思ったが、そういうわけでもなさそうだった。]

 そっか、じゃあお揃いだな。

[偶然が、何だか嬉しいようなおかしいような。
 カードは大切にしまっておこうと、スポーツバッグの中、一冊だけ持ってきていたスケッチブックに挟み込んだ。]

(151) nordwolf 2014/04/06(Sun) 17時頃

【人】 保険調査 ライジ

>>145まず取り合いになることがなかったから楽だったと笑って]

 別なポジション……それ、俺にも想像できねーかも。

>>146切欠はくだらないものだったかもしれないが、結果、やり甲斐のあるポジションを得られたことに後悔はない。
 グラウンドの選手すべてを見回して、試合の流れを読み、仲間達に声をかける。
 一見地味だが、要となる大切なポジション。]

 そー、か。
 俺も、そう思うし。

 ……お前が描いてくれた俺、どれも、すげー活き活きしてて……
 嬉しかった。

(152) nordwolf 2014/04/06(Sun) 17時頃

【人】 保険調査 ライジ

[あんな風に見ていてもらえたことが、とても嬉しい。
 表情を和らげたところに、大きめの肉が皿の上に置かれれば、笑顔のまま「サンキュー」と小さく口にして]

 ……これからも、ずっと、描いてくれよ。

 俺、丞の絵、すごく好きだ。
 絵描いてる時の横顔とか、手とかも……忘れたく、ねーし。

[話ながら、タレに漬けていた肉は、ちょっとしょっぱくなりすぎた。]

(153) nordwolf 2014/04/06(Sun) 17時頃

【人】 保険調査 ライジ

 偶然っていえば、俺らが同じ部屋になったのだって、同じ学校通ったのだって……偶然だよな。

>>158少しでもずれていたら、何も思わなかったかもしれない。
 そも、出会えていなかったかもしれない。]

 ……うん、だから俺、丞から貰ったスケッチブック、もう何度も何度も見たし。
 今だって、小さいの一冊、持ってきちまってる。

>>159汚れるからここでは出さないとはにかんで、残りはすべて寮に送ってあるとも付け足した。]

(161) nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃

【人】 保険調査 ライジ

[ちょっと味が濃くなり過ぎた肉を、米と一緒に口に運び、また新しい肉を乗せる。
 海老バーガーが胃にまだ残っているが、それでもやはり白米はすすむが。]

 ……。
 そー……か。

[即答されず、濁る返事>>160に、箸が止まる。

 そうすれば、忘れずにいてもらえると思ったのだけれど。
 これから漫画家を目指す、忙しくなるだろう彼に、やはりそれは我が儘な願いすぎたか。
 忘れたくない、忘れられたくないと思っているのは、自分だけなのだろうか。
 沈黙の中、思い悩み、視線は徐々に下へ向く。]

(162) nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃

【人】 保険調査 ライジ

[漸く顔を上げたのは、十文字の続いた声に、弾かれるようにして。]

 あ、テレビ。

 そうか、それ言ったら……
 うちのチーム、こっちのテレビじゃ、放送殆どねーや……ってか、二軍にもなれてねーのに、俺も何言ってんだかな。

[向けられた苦笑には、苦笑しか返せなかった。

 やはりダメだ。
 与える側になりたいのに、求めることばかりしかできていない。

 ピッチャーの球を受けるように、試合の流れを読むように。
 何故、できないのだろう。]

 ……何で俺、お前に、何もしてやれねーで、こんな甘えたことばっか言っちまってんだろうな……

[網から剥がした肉は、ちょっとだけ焦げていて、その苦さに顔を顰めた。*]

(163) nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

nordwolf 2014/04/06(Sun) 19時頃


【人】 保険調査 ライジ

 そういえば、丞の地元って、どこなんだ?
 うちは、高校からそう遠くないんだけど……

>>171遠くないと言っても、バスで終着までいって、車で1時間以上なのだが。
 たった3年……いや、1年。
 想いに気付いてからをいうなら、半年ほどしか経っていない。
 知らないことばかりなのがもどかしい。]

 うん、地元じゃ大体やってんだけど、こっちじゃ滅多に……
 あぁっ、でもな、公式サイトでライブ中継あったりするし!
 二軍の動画なんかもたまにあって……

 だからっ……!

[見ることができる、ではなくて、見て欲しいと。
 顔を赤くして捲し立てる自分の必死さに、少し呆れた。]

(178) nordwolf 2014/04/06(Sun) 20時半頃

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