64 さよならのひとつまえ
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[>>89手を振っている時間は長かった。 前に向き直ったら車の速度が変わった。 気を遣ってくれたのかと、怜二の方を見る。]
おー…久しぶり?ちょっとぶり?がこんな形でマジ悪い…。 つか、本当にありがと。
あー…さすがに家までとか無茶言わねえし。 ん…金借りるまで迷惑掛けれねー…つか 返さなくてもいいって…。 なんでんなこと、言えんの…。
[眉を下げて怜二を見て]
東からちょっとでも西に近付けたら 交通費もギリ足りる…と思う…。 …今日、どの辺まで行けそう?
(91) chiz 2014/04/06(Sun) 01時頃
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[>>94 緩く、首を横に振る。]
…迷惑じゃねえよ。 迷惑掛けてんのは俺だし。 でも、そういう甘え方はできない…。 既にもー甘えまくってるけど!
[金の借り貸しに関して頑なになってしまうのはそういう育ち方をしたから、それだけだけど。怜二の言葉に頷いて、少し携帯を弄る。駅の情報サイトにアクセスして、新幹線の中継駅の名前を告げる。ここならば今日中に着くだろうし、ぎりぎり交通費も足りそうだ。]
あー…頼児。あいつ俺より寮出るの遅いと思うから。 一回実家帰るって言ってたし…連絡取った方がいいかも。
[花見での頼児との会話を思い出して。高速に乗ると少し黙る。免許取りたてで1人車で全国を回ろうなんて大した勇気だとも思う。兄貴の免許取りたての運転は、それはこわいものだったから。思い出して、小さく笑う。]
……怜二。 車、俺乗せる前、もー誰か乗せた…?
(97) chiz 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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リーは、ごめん時間切れ!明日返すな、おやすみ!**
chiz 2014/04/06(Sun) 02時頃
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[>>99 頼児の話にはおう、と短い返事を返して。 運転をする怜二を見る。やはり困らせてしまったか。 そう考えてから、窓の外を見てもう一度考え直す。 寮を出てからひとつ、わかったことがある。 寮と違って必ず顔を合わせなくてはいけない状況でももうない。 本当に迷惑だと思っているのなら怜二は断ることもできた筈で。 交通費の話だって、もう会う必要がないから返さなくていい、という受け取りをしそうになったけれどもそんな感じでもなかった。]
……俺さ、 お前にどこまで甘えていいの……?
[小さく呟いてから。怜二を見る。 携帯に視線を落とす、ぽつりと呟いてみるのは新たな駅名。 先程伝えた新幹線の中継駅より2つ先、少し時間は掛かってしまうけれど、ここから乗れれば、交通費はぐっと楽になるところで。 怜二の反応を窺うように仰ぐ。]
(139) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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…おー、いい親孝行じゃん。
[母親を乗せた話には茶化す口調でもなく、感心したように瞳を細め。運転の邪魔をしないように、会話の数は少なくなっていく。]
……怜二、渡した花火やった?
[オーディオが掛けられただろうか、小さな音量のそれを車の疾走音と共に聞いて。]
……煙草、やっぱ吸ってたんじゃねーの?
[時折、ぽつぽつと話掛けるのはYESかNOか、どちらかで答えられるような簡単な問い掛け。]
(140) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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……怜二さ、
[その問いかけを向けたのは、目的地が近付いて来た頃だ。 外が薄暗くなり、見ている窓越しに怜二の姿が映って見えた。*]
……高校で、 誰か好きなやつとか、いた……?
.
(141) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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リーは、返すだけ返してまた用事に戻るんだ。**
chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃
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[>>154怜二からの言葉に、目を瞬かせる。 怜二と同じタイミングで視線が前方へと向く。
―――…思っていたより。
思っていたより自分は怜二の中で、 大事な友達の位置付けにあるのではないか、 そんな気がして。 自分も先程宗介に恥ずかしいくらいに ぶちまけてきたような気がするけれども、 言われる側になるとまたなんだかこそばゆい。]
……お、おう…、…ありがとな。
[声が上擦って。 照れたのだということは気付かれたかもしれなくて。]
(164) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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…帰るのは入学式ギリ…? 大学生になる前にやっとけよ。
[花火の話には、そう笑って。 赤から白、そして夜の青へと変わりつつある空を前に車は走る。走っても、走ってもその景色に届くことはなく。]
…ったりめーじゃん。 さすがにそこまで、子供じゃねーし。
[屋根裏で花火をやっていたのならそれはそれで大問題だが。言われた通りに目の前のダッシュボードを開けると今度は誤魔化されずに煙草のケースが現れた。 ワリーんだ、そう笑いながら箱の銘柄を読んで。 一本、怜二に手渡してもう一本を自分の手に取る。確かめるように眺めてから火は付けずにポケットへとしまわれた。]
(165) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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[眠ってもいいと怜二には言われたけれど、トンネルを抜ける度に色の変わる世界を眺めているのは楽しかったから、結局一度も眠ることはなく。 矢印と、怜二に告げた地名の表記が看板に表示される。駅につくまで、あと少し――目的地まで、]
……十文字にも?
[好きなやつ、その問いかけに返ってきたのは 予想もしていなかった名前で。小さく心臓が跳ねる。
…十文字も同じ質問をした。 怜二は、十文字には答えたのだろうか?だとすれば、 怜二は、十文字の答えも知っているはずで。
あいつは高校で…誰か好きなやつがいたんだろうか?
聞きたい。知りたい。聞きたくない。気になる。]
(166) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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[――――…知るのは、こわい。
怜二を見て、眉が下がる。苦笑を零して、]
見返り求めないんじゃねーのかよ。 ……けち。
[聞ける筈もなくて。こちらが明かすこともなく、 怜二にもそれ以上のことは聞かなかった。
ウィンカーの音が鳴る。インターチェンジの表記。 目的の駅に着く――…あと少しで、怜二ともさよならだ。*]
(167) chiz 2014/04/06(Sun) 19時半頃
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[>>183 予定通りの駅、それには小さく頷いて返した。 甘えることもできたけれども、そうなると今日の内に家に着くことが難しくなってしまう。既に一度親には嘘をついている。これ以上心配も掛けれなかった。
高速を降りると町の景色が広がる。新幹線の中継駅、帰る地元と違って活気付いた町。 ジッポの手入れの仕方を教えるというから、また今度でいいのにと考えながらも頷いて。]
ん…どういう風に? 中の掃除とかは?しなくていいの?
[カバンから屋根裏で入手した「R」の文字入りのライターを出すと、怜二に車を停めて教えてくれるように頼む。 駅から少し外れた、人通りの少ない通りに車は停められただろうか。入手したライターをくるくると回転させながら、怜二から手入れの仕方を教えて貰った。 一緒にご飯を食べる時間は、なさそうで―――…]
(191) chiz 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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…なー、怜二。
[名前を呼んだのは、もうさよなら、という少し前。]
…最後にひとつだけ…、我儘聞いてくんね…? ―――…男にこんなこと頼まれんの、 キモい…とか思うかもしれねえけど…。
[緩く眉を寄せたままライターを見つめていたが、 意を決したように怜二を見上げて、]
(192) chiz 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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……お前のこと、一度だけ…抱きしめてもいい?
[冗談ではないのだ、というのは声音で伝わっただろうか。 困っていたら助けると、そう言ってくれた友達は、 この言葉を聞いてどのような反応を示すのだろう? 引かれやしないか、こわくて、眉を下げた。*]
(193) chiz 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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リーは、チアキとがっしり握手
chiz 2014/04/07(Mon) 00時半頃
ろくでなし リーは、メモを貼った。
chiz 2014/04/07(Mon) 01時頃
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[>>260 薄闇の中通り過ぎていく車のライトに照らされて。 ジッポが踊る、怜二の手の中で。時折光を反射しながら舞う姿を感心したように見つめていたら、弧を描いたライターが怜二の手からこちらの手の中へと戻ってきた。]
…はぁ、…すげ。練習してみるけど。 絶対怜二ほど上手くはなれねー…。
[同じことができたらかっこいいと思う。真似てみて、カチ、と蓋の音は鳴るけれどもライターはまだ自分の手の中では踊ってくれない。要練習だな、と彫られた文字に瞳を細める。「R」の文字は怜二のイニシャルだと思い込んでいたけれども、よく考えたら自分のイニシャルでもあることにそこで初めて気がついた。 ライターは、ポケットの中にしまわれて。]
(280) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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―――…ただ、淋しいからってわけじゃねえよ。
[頭を撫でられて、怜二が寮を去った日の会話を思い出す。 こんな頼みごとをするのも。こんな頼みごとだからこそ。 誰でもいいというわけではない。 少し俯いたまま頷いて、恐る恐る怜二へと手を伸ばす。 片手で触れる。それから両手で、背に手を回して抱きしめた。
背丈も、触れる温度も、かたさも違う。あいつとは違う。
何かの終わりと察する怜二の考えは当たっていて。 自習室での思い出が十文字と話したものから 皆と笑った思い出に上書きされていったように、 宗介の家で十文字に抱きとめられた記憶が上書きされていく。]
(281) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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[これは―――…抱え続けた恋を終わらせる為の儀式。 縋るように、どれくらい抱きしめていただろうか。]
……怜二、…ごめん。 ……でも、ありがと。
[どうして。何故。それは怜二にもやはり明かせずに。 眉を下げて怜二に笑い、ゆっくりと体が離れていく。]
……お前のおかげで、 やっと、俺…次に進める気がする。
[理由は伝えられないけれど。真摯な言葉は届くだろうか?
駅が見える―――…さよならの時間。 ひとつ、わかったことがある。]
(282) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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[目の前の友人は、 たまにひどく思い込んでしまうことがあって。]
……そかな。 …んじゃ、次会う時はウマく甘えれるようにする…。
[だから俺はそれに気付き次第、 言葉と行動でその考えの軌道修正をしなくては。]
入学式までにまた会うだろ…? ぐるっと回って、俺の地元も寄ってけよ。 布団くらいなら提供するし。…あとかつお。
…また、連絡すっから。 つか、毎日メールする。…居場所聞く。
[人の気持ちなんてわからない。だから、手探りで進んでいくしかない。躓いても。失敗しても。返事が返って来なくても。
怜二との繋がりも、失いたくはないから。 あっさりとした怜二の別れの言葉には、またな、と次へと続く言葉を残して車が見えなくなるまで手を振った。**]
(283) chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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ろくでなし リーは、メモを貼った。
chiz 2014/04/07(Mon) 19時頃
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[それからは、あっという間だった。 家に着いたのは深夜前で、その日は真っ直ぐ部屋に戻った。 荷物を解いて、鞄の中のものを出していく。 ポケットのライターと新幹線で買ったコーラは机の上に置き、 タオルがないと首を捻って宗介の家に忘れたことを思い出す。 旅費の残りを両親に返しに行かなければいけない。 携帯は到着のメールを宗介と怜二に2通送ってから 充電機に掛けられた。 …それから。 封の切られていない茶封筒を鞄から出す。 宛先を眺めてからひっくり返し、差出人の名前を確認して。机の2番目の引き出しを開けるとごちゃごちゃ詰まったものの一番上に、茶封筒を乗せて閉じ鍵を掛けた。]
―――…お前はしばらく『まて』、だ。
[犬に躾けるような声音で引出しに声を向ける。 今は開けない、開けてはいけない。前に進むと決めたから。 未練ではなく前向きな気持ちとして、この引出しに鍵を掛ける。 十文字の友達として、笑って読むことができるその時まで。]
(304) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[その翌日には近所に住む兄夫婦が遊びに来た。 『りーちー!おかえりー!』と3歳になった甥子に飛びかかられて重てえと痛めた腰をさすったりなんかして。 2人目出産間近の兄夫婦が幸せそうに新たに増える家族の話をする。2人目孫フィーバー間近の両親は身重の義姉の世話に張りきっていて、息子の連絡の1日のずれくらいには気付いていないようだった。 当たり前のように帰ってきて、 当たり前のように食事の手伝いをし、 当たり前のようにみんなで笑ってご飯を食べた。 そして当たり前のように家族集まっての団らんで『早くお前も子供作って家をもっと賑やかにしろ。』なんて話題が上がって、早すぎるだろと苦笑しながらも重てえな…と心の中で嘯いた。]
(305) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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『将来どうするの……?』
[そんな質問が母親から投げかけられたのは、兄夫婦が帰った後の事で。既視感を感じる。中学三年の時にも同じ質問を投げかけられたな、あの時と同じ言葉で、あの時と同じ表情で。 何にも真面目に取り組めなかった、何にも興味を持てなくて…。 飲んでいた湯呑に視線を落とす。 あれから3年…自分は何か変われたのだろうか。]
……わかんね。
[ぽつりと落ちた言葉は、3年前と何も変わらなくて。]
(306) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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…でも、
[でも。]
……絵、とか… 写真…見てるのは好きだって、わかったから。
なんか、そっち系で仕事…、 あんのかなって…探そうと思ってる…。
[まだ、自分の将来の夢が何なのかは何も見えない。 3年で、大きく変わることはできなかった。けれども。 少しずつ、少しずつ―――今も、こうやって。変わって。*]
(308) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[1年目はツブヤイターにも張りきって書き込んだ。 成人式には全員にお祝いのメールを送ったりもした。
でも、就職活動の始まった辺りからぽつぽつと連絡を取らなくなる相手も出てきて、それが少しずつ増えて、大学を卒業する頃にはツブヤイターもあまり覗かなくなっていった。
季節が目まぐるしく変わっていく。時間が経つのはあっという間だ。幾度も、空を見上げて。悩んで。泣いて。笑って。 今、こうして見上げている桜は、 あの日寮を出てから何度目の桜になるのだったっけ――…?*]
(314) chiz 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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― 10年後・春 ― [送信の画面を見送って、メールの画面を閉じる。 スマホのさきっちょではくたびれたこいぬが揺れて。 カチリ、と小さな音が鳴る。使いこまれたライターが空で一度弧を描いて舞って、その後ゆっくりと紫煙がのぼって消えていった。
懐かしい町だ。 あれから10年、結局あの日から一度もこの町に戻ることはなくて。だから…こんなことになるのだろう。
画面に視線を落として、選んだ名前は少し久しいもの。 連絡を取らなくなって…半年?1年近くなるかもしれない。 定良宗介、と表記された電話マークを押す。
一度。 二度。コール音。
相手が出るまでにまたゆっくりと紫煙が吐き出され]
……あ、もしもし?宗介?俺…、
[あれから煙草を覚えて。髪を少し切って。声だって、10年前からは少し落ちついたものへと変わった。]
(344) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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……わり、 久々に来たら道迷った。 今ドコ?つかここドコ?俺今ドコいんの…? 公園…えーと名前は…、…迎え来てくれね…?
[けれども――…人はそう急には大きく変われない。 背丈も、苦笑交じりに笑う癖も、ゆるい口調も、 そう簡単には、なかなか変われないもので――…]
あ〜…そうそ、忙しくて伝え忘れてたんだけど…、 俺、夏からそっち。東住むから。 ん。言ってた店、開く目処たったから。 あとは家…いい物件探すの、一緒に手伝ってくれね?
[ルーズな性格だって。 なおしたいとは思っているのだけれども。 一方的な用件を宗介に伝えて電話を切る。]
(345) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[桜の花弁が目の前を舞う。――…あれから10年経った。 今日は誰に会えるのか、みんなどのように変わっただろう? あの異様に背の高い男はどうなっただろう? 会えるだろうか、会えたのなら―――…まずは、]
……そういやあいつら噂じゃすげえ飲むんだっけ? コンビニどっちだ…?ウコン仕入れねえと…。
[連載お疲れ、と肩を叩いて労ってやろう。 終盤、一箇所納得の行かない展開があったから、 あれはなぜああなったのかと直接聞いて。 それから―――…]
(346) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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つか、俺ウーロンじゃダメかな…。 飲まされんだろな…。
[今度こそは、ちゃんと伝えよう。 10年前タイムカプセルにしまった、 あの下手な絵を見て笑いながら。
十文字。 俺は…お前の描く漫画が、一番好きだと。]
(347) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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『将来の夢は―――…?』
[あれから10年。 普通に大学を出て、普通に地元で就職をして。 特に飛び抜けた特技も才能もなく、ここまで来たけれど]
…今度、 小さなギャラリースペースを開けることにしたんだ。 アマでも、プロでも、どんなやつでも 自分の作品の個展を開くことができる…、そんな店。
[絵も描けない。写真だってうまくはない。 自分はそちら側には回れなかったけれど、 夢を描き続ける者達を、 少しでも支えていく存在になれたらいい。
卒業の日、何の輪郭もなかった夢は今こうして 形になる。**]
(348) chiz 2014/04/08(Tue) 00時頃
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ん、前の仕事はもう辞めた。 言ってたギャラリー、開けそうだから。 夏からはこっち住む…お前ん家? 男2人で住むのはきついと思うけど…、
[電話越しに聞こえる声。 変わらない、いや、少し変わった。 いつの頃からか、聞こえる声は元気をなくして。]
―――…南半球?
[遠いな、と思う。かつおよりもずっと遠い。 利政も旅立つ前はこんな気持ちになったのだろうか。 十数年前の、ルームメイトの姿をふと思い出して。
電話を切ったのは、公園に宗介が現れたから。 天文の仕事に就くのは宗介の長い長い夢だったから。受験勉強も、頑張っていたのを間近で見てる。 南半球で働けるなんて滅多にないことで、きっとこれは宗介にとってチャンスなのだろう。その夢に、口を挟むのはいけないことで。]
(369) chiz 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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……本当に応募しちまうの?
[そう、思ってたのに。 宗介の顔を見て告げた第一声はそんな言葉で。眉を下げて、]
…ずっと、あっち留まんなきゃ…、 お前のやりたいことってできねえの?
[それから、目を伏せる。]
……わり。 やっと近くに住めると思ってたから。
正直…、ちょっとお前が行くの、やだなって思った。
[変われてない――…自分はあの頃から。何も。 人はそんなに急には変われなくて。 苦笑を零して紫煙を吐き、宗介の背を軽く叩く。 一旦この話はしまって、タイムカプセルまで案内してくれと。]
(370) chiz 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[祝福の言葉に瞳を細めて。 変わっていない…少し、変わった。 自分のことで手一杯だった高校のあの頃よりも――… 少しだけ、周りを見る余裕ができた。 今まで、気付かなかったことも…目の前の、親友の表情も]
―――――……、
[その表情に名前を呼ぶことができなくて。 耳元で鳴る、リップ音。 久々の温もりが離れきってしまうその前に。
手を伸ばして、宗介の指を掴む。何時かの日のように。]
(398) chiz 2014/04/08(Tue) 01時頃
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―――…久しぶり。 ………なぁ、
[繋ぎとめた手に、指を絡ませて。]
…今日、宗介ん家泊まっていい…? んで…、話、聞かせろよ。
これまでのことと…、これからのこと。 聞けなかったお前の話。
[頼られたいし、頼りにしたい。 ちゃんと笑っていてほしいという思いも、対等でありたいのだという思いも、あの頃から変わらなくて。]
…なんでも聞くし。 ……だって、俺ら…親友だろ。
[瞳を細めて、眉を下げて、繋いだ手を離さない。 細い細い繋がりを切らさず保とうと、繋ぐ手に力を込めた。**]
(400) chiz 2014/04/08(Tue) 01時頃
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