82 【突発RP村】独りある身はなんとせう
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ー帰還の知らせを受け取った日・自宅ー
よかった…! 元通り、暮らせるんだ!
[兄の無事を知らせてくれた人に、飛びつくようにして喜びを伝える。
玄関先、しかも扉は開いたままのその扉。 通りかかる者でもあれば、少女のその声は容易く耳に入っただろう。 郵便を配達する者と、少女の言葉。 その二つから彼女の兄が帰還する。と、難なく推測も出来たかもしれない。]
ありがとう!
[帰還の知らせをくれた者に、涙混じりに礼を述べると、その背中を見送った。]
(1) 2014/07/16(Wed) 09時頃
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[兄が帰ってくるのなら、益々しっかりと掃除をしなければ。と、腕まくりして箒片手に家の前に出て]
ぇ……?
[そこにいた友達の様子に、知らず呟きが漏れる。
『どうしたの?』その簡単な一言が喉の奥で凍りつく]
「おとうちゃんが……」
[次いで友達から発せられた
『戦 死 し た』
その言葉に、息を飲む。]
(2) 2014/07/16(Wed) 09時半頃
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そっか……。
[ひどくそっけない言葉、けれどもペラジーにはそれしか言うことができず、ただ俯いて箒を動かす。
戦争で死ぬ者もいる。それはわかっていたはずだけれども。 戦争が終われば全部元通りになるのだと、無意識に思い込んでいた。
けれども、友達の姿はその甘い幻想を打ち砕くには充分で。 一度、自覚してしまえば、先ほど自分が上げた歓声>>1が気にかかる。
蝉の声が頭の中でいやに響いた。]
(3) 2014/07/16(Wed) 10時頃
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ペラジーは、カランと箒を地面に落とした**
2014/07/16(Wed) 10時頃
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ー自宅前→夏蜜柑の木の下ー
[嗚咽を漏らしながら立ち去って行く友達。 落とした箒をノロノロと拾い上げながら、その後ろ姿を黙って見送くる。]
ごめん…ね…。
[聞こえないように、小さな声で呟いた言葉。 けれども、何に対しての謝罪なのだろう。と泣き出したい気持ちになる。
友達を差し置いて、兄が生還することへの後ろめたさ。 悲しい思いをしている人がいたということ。そして、それに気づきもしなかった自分への嫌悪感。 いろんな気持ちがごちゃ混ぜになり、口元を抑える。
まっすぐに駆け出す、高台にある夏蜜柑の木の下へ**]
(9) 2014/07/16(Wed) 17時半頃
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ー高台・夏蜜柑の木の下ー
[逃げるように駆け出して、ようやくたどり着いたのは、高台にある夏蜜柑の木の所。 ゼーゼーと息を切らし、緑の草原にへたり込む。]
なんでなんだろ……。
[ぎゅうっとシワになるほど、ワンピースの裾を握りしめる。
もうあの子とは、以前のようには笑い合えないのだな。 そんなことを心の何処かで感じていた。]
(14) 2014/07/16(Wed) 20時半頃
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わっ……?
[少しの間顔を伏せていたのだが、声をかけられ>>16驚いたような声とともに顔を上げる。]
あ…ごめん…なさい。 ちょっと考え事、してただけ。です。
[相手の方に視線を向ければ、見知った農村の人ではなく、身なりの良い長身の男の人。 いつもと違うちゃんとした話し方を。とこころがけるも、なれないものだから、たどたどしくなってしまう。]
えっと村の人、じゃない……ですよね?
[小首をかしげ、問いかけた。]
(20) 2014/07/16(Wed) 21時半頃
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[みすぼらしい格好をした、自分のような子供にまでお辞儀する、その姿>>21が新鮮で、自然と方の力が抜ける。 村の人ではない。その事実も今は嬉しくて。
だから、とんとんと草原を叩いて隣にどうぞ。と合図する。 もっとも身なりの良い男性が、草の上に座るからわからないけれど。]
戦争がね、終われば 全部、元通りになるって思ってたん…です。
でも、そうじゃ……なかったんだな。って
[待ち人を喪った者と、喪わなかった者。 その溝は埋めようがなく、もと通りになんかならないのだ。と涙をためる。]
(26) 2014/07/16(Wed) 22時半頃
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ありがとう。ございます。
[ぺこりと頭を下げて、差し出されたハンカチ>>27を受け取る。 自分の背が低いから、殊更そう感じるだけかもしれないが、随分と背の高い人だなぁ。と考えて、年の頃も近そうなその男性に、兄の姿を少しだけ重ねてしまう。]
友達のお父さんがね… 亡くなってしまったの。
私はお兄ちゃんの無事がわかって 今まで通り暮らせる。って そればかり、考えてた。
[一つ、力なく首を振る。]
友達に何を話せばいいのか。 もう、もと通りにはなれないのかな。って 思ったんです……。
[ポタリと涙が手の甲に落ちた。]
(28) 2014/07/16(Wed) 22時半頃
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お兄さんも。なの…ですね。
["何を話せばいいかわからなくて散歩に出た"その言葉>>30が、さっきの自分と重なり、深く頷く。
大切な人を喪った痛みも悲しみも、本人にしかわからない。 自分は何も失わずに済んだ。という後ろめたさも手伝えば、かける言葉も見失ってしまう。]
うん……辛い。です。 私はお兄ちゃんが戻って来るって知って 嬉しくて、嬉しくて。
大事な人がいなくなった子もいる。って 気がつくことも出来なくて……。 酷いことをしたみたいで、悲しいなって。
[途切れ途切れに、けれどもしっかりと、自分の気持ちを吐き出す。]
(32) 2014/07/16(Wed) 23時頃
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うん……。 本当に、難しい。です。
[男性の言葉>>35に、こくりと真剣な表情で頷く。 きっちりと話を聞いてくれているようで、そのことが今は何よりも、ありがたかったから。
不意に木の方を向いた男性。 釣られるようにそちらに視線を向ければ、思いもかけなかった質問。]
ううん。この木は、私が生まれる前から ここにあるん…です。
皆、好きな時にお蜜柑をもいで食べるの。 印がついてるのが去年のお蜜柑 酸味が抜けて、食べごろなの。
[ね?と同意を求めるように軽く微笑んで、背伸びをすると夏蜜柑を一つもぎ取る。 疎開してきたという青年は、果たして受け取ってくれただろうか**]
(41) 2014/07/17(Thu) 00時半頃
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[青年の手の中、陽光を受ける橙色>>47は小さな明かりのようで、少しだけ心が温かくなったように感じる。
明かりを、命を受け渡す。そんな感慨が湧いてきて。]
うん。「皆」だから。 村の人も、そうじゃない人も…ね。 食べ過ぎなければ、いいの
食べ過ぎると、お腹。壊しちゃうから。
[えへへと笑って最後の言葉は付け足して。
男性が共に食べる。と言った『婆や』 親戚をなくした>>2:30というその人が
一人ではなく他の人と一緒に、夏蜜柑を食べられる。その事実を良かったと心の奥で感じながら、自分の分の蜜柑を剥いた。]
(50) 2014/07/17(Thu) 12時半頃
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[照りつける夏の日差しも、大木の葉を通せば心地よいものになる。 ヒヤリではなく、サラリとした風が、短く切った髪を揺らす。 兄が帰ってきたならば、また髪を伸ばしてみようか。 そんなことを考えながら、夏蜜柑の房を口に運んだ時。]
んーとね……。
[された質問>>49に、眉根を寄せて考える。
学校にも通っていない、読み書きもままならない、無学な少女でも覚えていた答えそれは]
陸軍。だったと思い…ます。
[少女と同じように無学な兄。 けれども体力ばかりはあったから、陸軍に配属することになったのだ。]
(51) 2014/07/17(Thu) 13時頃
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[ゆっくりと記憶をたどる。 あれは確か、もっと戦争が始まったばかりの頃。]
お兄ちゃん、視力だけはよかったから 家族に方助金が出る。ってその前に 海軍に志願したことがあったけど……。 私と同じように読み書きもできないから。
[兵役期間も長い、艦ごと沈んでしまえば助からない。 海の上ではそもそも頼りすら滅多に届かない。
そんなところに兄が志願したのはただ一つ。 先行きのわからぬ戦況と、自らのいないその間の、妹の生活を案じてのこと。 その気持ちは痛いほどわかるから、だから静かに目を伏せる。
軍がどんなところなのか、兄がどのような環境にあったのか 無知な少女には何もわからなくて、戻ってきたなら話を聞けるのだろうか。 朧にそんなことを考えた。]
(52) 2014/07/17(Thu) 13時頃
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[『多数の死』その言葉>>53に、ぎゅっと自らの手を握りしめる。土で汚れた爪が、力がこもっているのが見て取れるほどに白くなる。]
お兄ちゃん、優しいから。 多分、たくさん辛かったと…思います。 今度は私が、支えないと。ですね。
[はたして自分に何ができるのだろう。そう思いながら、ゆっくりと手を開く。 硬く握りしめていた掌に、血の気が戻り、指先からじんわりと熱が戻ってくる。]
(72) 2014/07/17(Thu) 22時半頃
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うん……。そうです、よね。
[人として当然のものなのだ。とその言葉>>54に、すっと肩の力を抜く。
その言葉はどんな慰めよりも、下手な叱責よりも、今の自分の気持ちを認めてくれているようで、ゆっくりと心に染み込んで行く。]
ギクシャクしちゃっても 今まで通りに戻れなくても
私は『友達』って思って…いきます。 態度が変わるのも、きっと、辛いと思うから。
[小さな決意。 全てが完全に元に戻ることはできないだろうけれど、それでも
大切な人をこれ以上 失いたくはない。から]
(73) 2014/07/17(Thu) 22時半頃
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[服を払い立ち上がる男性>>55 その姿に、空に伸びる木のようだなぁ。と目を細める。
この男性と出会ったことは、忘れずに必ず兄に伝えよう。と心に誓って。]
また。ちょくちょく遊びにきて、ください。 私もいつか、お兄ちゃんと一緒に お邪魔するかもしれないです。
[別れる前に、ハンカチを返そうと腰を浮かしかけたが。 貸してもらったそれには、夏蜜柑の香りがついてしまっていて、せめて洗濯をしてから返そうと。そっとポケットにハンカチを仕舞う。
心を落ち着かせるハーブ。 兄が帰還する前にそれを貰いに行くのならその時に。 もし、婆やという人がいるのなら。 自宅の庭で採れた野菜を持って行くのもいいだろう。
自分一人で出来ることは少ないけれど、それでも。 何もしないよりは、きっといい。から]
(74) 2014/07/17(Thu) 22時半頃
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私も、お兄さんとお話しできて 本当に良かったです。
[男性の表情に刻まれた喜びに応えるように、はっきりと言葉を表す。
屋敷へと戻るその背中に手を振り返し、自分も自宅へ戻ろう。と立ち上がる。]
あ……名前。
[そういえば聞いてなかったな。と今更そんなことに気がつき、苦笑を浮かべる。]
次に会ったら。自己紹介かなー。
[手の中の夏蜜柑にそんなことを話しかけた**]
(75) 2014/07/17(Thu) 22時半頃
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