82 【突発RP村】独りある身はなんとせう
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ー大木の下ー
そっかー。 気をつけて帰ってねー。
[なぜだが曖昧な響きの返事>>6に、それでも何一つ疑うことなく、大きく頷く。
さほど大きくない農村。そこで暮らす人々は皆知り合いのようなものだから『疑う』という行為をする必要がないのだ。 だからこそ少女は、言われたことを疑うことをしない。]
んー。だいぶのんびりしちゃった。 牛乳が痛んじゃうかな。
[買い物籠に右手を突っ込み、牛乳の瓶を軽く弾く。 トンと濁った音と、人肌程度の温度が伝わってきた。早めに家に帰らなければ、痛んでしまうだろう。]
(9) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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[一旦、買った物を家に置いてきた方が良さそうだ。 折角だから、ついでに何か入れ物も持ってこよう。 そう判断すると、ホリーにひらひらと手を振る。]
ホリーおねーちゃん、ありがと。 もう行くねー。
[元来た道を足早に引き返すも、家に着いた頃には、日は多少傾きかけていて。
夏蜜柑の木の所へ辿り着いた頃には、もう夕暮れ時。 たとえヘクターがまだいたとしても、気がつかなかっただろう。]
(10) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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ー村外れの自宅ー
[質素な木の机の上に、採ってきた夏蜜柑を転がす。 土埃に霞んだ、窓の外を覗けば、早くも夜闇が迫っていて。 これから訪れる独りの時間を、否応無しに思い起こさせる]
ごはん…つくろー
[わざと大きな声で、明るくひとりごちる。 買ってきた小麦粉に、僅かばかりの水を加え、団子状にする。 庭で採れた野菜を浮かべたスープに、その団子を浮かべれば、簡単な夕食が出来上がった。]
いただきまーす。
[ポンと手を合わせた音は、人の気配のない食卓にいやに響く。 その音から逃げるように、夢中でスープをかきこんで]
(23) 2014/07/14(Mon) 23時頃
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ご馳走様でした。
[キシキシとした、砂を噛むような味気のない食卓。 それでも食事が終われば、律儀に両手を合わせ、頭を下げる。
何をしようか。と考えるものの、この家には時間を潰すものなど何もない。 友達の中には『ラジオ』が家にある物もいたが、兄妹二人でひっそりと暮らしてきたこの家に、そんなものはあるはずがなく]
おやすみなさい。
[暫く窓ガラスに指先で絵を描いたりして遊んだ後。ふわぁ、とあくびを一つすると寝床に潜り込んだ。
少女が戦争が終わったことを知るのは翌日、人々の噂話を耳にしてからだろう**]
(24) 2014/07/14(Mon) 23時頃
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ー朝・自宅ー
[チュンチュンという小鳥の囀りで、眠い目を開く。 いつもの癖で室内に寝ぼけ眼の視線を巡らせ、兄の姿を探していたが、やがて意識がはっきりすれば、その不在を思い出し、しゅんと肩を落とし。ノロノロと体を引きずるように、寝床から起き上がれば]
………?
[常になく、外が騒がしいことに気がつく。]
戦争…集結……平和?
[口喧しく噂話の大好きな、近所の主婦の声が耳に飛び込んできて、あんぐりと口を開く。 大人の話に聞き耳を立てるのは、いけないことだと知ってはいるのだけれど、今回ばかりはそうも言ってられず。 気づかれないように、こっそりと窓を開く。
終戦に関する話は風に乗り、少女の耳にもしっかりと届く。]
よかった……。
[小さな小さな声で呟けば、滲んだ涙を手の甲で拭う。]
(25) 2014/07/14(Mon) 23時半頃
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ペラジーは、噂話をもっとしっかり聞こえるよう、窓から身体を乗り出した**
2014/07/15(Tue) 00時頃
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[必死の笑顔で、兄を送り出したあの日から、どれほどの月日が、経ったのだろう。
一日一日を弱音を吐かないよう、がむしゃらに過ごしていた時は、長くもあり、短くもあった。けれども]
やっと……おわったんだ……。
[少なくとも戦争は終わり、平和が訪れた。 あとは少しずつ、以前の暮らしに戻って行くだけ。 そう考えれば、自然と口元が緩み。]
お兄ちゃんが帰ってくる時のために お片づけしないとね。
[戦争の終結と、待ち人の帰還はまた別の問題なのだが。 幼い思考ではそこまで思いが至らず、二つを同列に考えてしまう。
戦死の知らせが届く者。帰還の知らせが届く者。 その対照的な二通りのそれを、受け取る者がいる。と、少女が知るのはあと数日が経ってから。**]
(35) 2014/07/15(Tue) 15時半頃
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ー数日後・自宅の裏庭ー
[今日は知らせが来るか。と、今か今かと待ちながら野菜に水を撒く。 木桶に汲んだ水を柄杓で掬えば、夏の日差しが映り込み、柄杓の中に小さな太陽が出来上がる。
兄妹二人、食べていける分だけ。 この農村の中でも、貧しい方に分類されるペラジーの家。
だから、さして畑も広くはないのだが、それでも少女一人で行うには、畑の管理は重労働で、兄が兵に行ったばかりの頃は、よく作物を腐らせたり、苗を枯らしたりしてしまった。]
よしっ!
(43) 2014/07/15(Tue) 20時半頃
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[農作業にすっかり慣れた手。 豆や垢切れでガサガサとしたその掌をパンと叩く。
今では作物を枯らすことも少なくなった、肥やしや薬を買う余裕はないので、病気ばかりは防ぎ用がない。]
お茄子とオクラと…… あとはカボチャ。
[収穫した野菜をザルに乗せ、家の中へと持っていく。 戦争が終わったからと言って、劇的な変化が起こるわけではないのだと、ため息をつき]
(44) 2014/07/15(Tue) 20時半頃
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ー家の中ー
[野菜の入ったザルを、調理台の上に置く。 豊作ではないが、それなりの量の野菜が採れたことに満足する。
戦争さえ起きなければ、このザルにいっぱいの野菜が収穫できたのだろうか。 一瞬浮かんだモヤモヤとした感情を、頭を振ってうち払った時、玄関口で扉を叩く音がした。]
は、はーい。
[村の外れということもあって、少女の家に訪ねてくるものはそう多くはない。 せいぜい、弟のように仲良くしているヤヘイと、兄と親しかった吹き硝子職人くらいで。]
(45) 2014/07/15(Tue) 20時半頃
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[こんな早朝に、いったい誰が訪ねてきたのだろう。 訝しむような視線を玄関へ送っていたが。]
いまあけますー!
[トントンからドンドンへと、激しくなるノックの音に、飛び跳ねるように玄関へと向かう。
閂を外し扉を開けば、そこには手紙を持つ人の姿。 待ち望んでいた知らせが届いたのか。と体が震え。]
「帰ってきますよ。お兄さん」
………!
[文字が読めないペラジーのため、いつものように手短に、けれどもはっきりとした声音で、その人は告げた**]
(46) 2014/07/15(Tue) 20時半頃
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