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78 わかば荘の薔薇色の日常
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[麻央らしくない大人しい声掛け>>0:746には、きょとんと思わず瞬いたけれど。 嫌がるような要素はなかったから、そう、ほんの少しだけ。]
――うん。
[口角は、上がった。]
(2) 2014/06/27(Fri) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/27(Fri) 00時頃
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[注文された肉が届いて、焼かれて、寄せられる。 それを黙々と食えばいい。麻央の機嫌もいいし、肉もうまいし、満足だ。 あと3日で成人して一年ほど経つが酒はほとんど飲まない。麻央のビールが消えていくのを見て、烏龍茶を飲んでいる。 何がセーフかはわからないが、頷いてみた。本来は八割くらい、らしい。本当に話についていけない。 焼肉よありがとう、間が持たなくても許される。]
(18) 2014/06/27(Fri) 00時半頃
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……麻央みたいな兄貴は、いらない。
[肉が置かれなくなった。間を持たせる要素が、少し遠のく。 今の麻央みたいな兄貴は、求めていない。 イコールそうでなければあり得るのだが、それを伝えるだけの言葉の巧みさもない。
うざいのかな、に対する答えは、持たなかった。 鬱陶しいと思う時もあるが、こういう時はありがたいとも思うし、そもそも麻央を傷つけずに伝えられる気がしない。 よって、肉に逃げた。]
(26) 2014/06/27(Fri) 01時頃
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[胃も満たされて酒も飲まないとくれば、はしごなんて希望しない。 明日朝早い>>33、というのを聞けば、珍しく居ないのだと思った。 ――それなら。]
……、麻央。
[飲み過ぎたのか、危うい様子の麻央>>16をタクさんに任せたくはない、というのが、99%。 1%は、小さな歩み寄り。 たっぷり迷ってから、恐る恐る名前を呼んで。 わかば荘に戻るまでの間、手を引くか肩を貸すか、足取りを助けようと。]
(39) 2014/06/27(Fri) 01時頃
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[首を振るのが、見えた>>48。 その気持ちはとても良くわかって、ああ、と寂しい納得をする。 この手は麻央にとっての過干渉なのだと思えてしまって、もう伸ばせない。 1%は、失敗したのだという結論を出す。単純の心配もあるので麻央の傍を離れることはしなかったが、時折そちらに向ける目線は、どこか不安げなものに変わる。]
……ごめん。
[いらない干渉を押し付けたと思ったから、謝った。]
(55) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
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[別に、対等な友情>>46じゃなくてもいい。 兄と弟でもいいから――いや、あまり下に見られるのは嬉しくはないのだが、事実には違いないから――一方的な干渉さえもう少し大人しくなれば或いは、と。 いつもよりはしおらしい麻央に、伸ばした手は、今は下に。]
(59) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
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――わかば荘:二階――
[アパートに帰れば、適当なビニール袋を探す。 といっても、コンビニのものしかないが、まあいいか。 ショルダーバッグの中の紙袋を袋の中に突っ込んで、再び廊下へ出た。 向かう先は、階段の方面。その、すぐ手前の部屋。]
……、邪魔、かな。
[一度はドアノブにかけた袋。 しかし疲れて帰る人間に、ドアを開けるのに手間を増やすのは酷かと、外してドアの新聞差しの口に袋の持ち手だけ差し込んだ。 彼の体調や余裕の無さまでは計算されてはいないので、まさかそのまま、気づかれないとは思ってもみない。 傘の礼、のつもりなのだが、確信はなかったし、押し付けがましくなっても嫌だったから、名前も書かなかった。]
(67) 2014/06/27(Fri) 02時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/27(Fri) 02時頃
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――夜:わかば荘に帰った頃――
[明かりの見える談話室に、ほっと息をつく。 安堵したのは隣>>71も同じようで、よろめくのを支えるため、一度引いた手が咄嗟に伸びた。 体勢を整えられたようなら、すぐにまた引くが。]
……? うん。
[ぐらつく言葉には、疑問符が先に出た。 嫌いだといった覚えもないし、嫌われたいと思ったこともない。 だから麻央の口からそんな意味合いの言葉が出てくるなんて、意外すぎて。 けれど明日も、麻央は自分を嫌いではないし自分も嫌わなくていいのだとしたら、何も変わらないじゃないかと、自己完結して頷いた。]
(82) 2014/06/27(Fri) 02時半頃
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[そうして、部屋に戻らない麻央を置いて、階段を登る。 見捨てたのでなくて、上に用事があったからに、他ならない。 ささやかな差し入れを届けて、満足気に眠りについた。]
(83) 2014/06/27(Fri) 02時半頃
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――朝――
[徹津來夏の朝は、早――い日もあるが、今日はそれほどでもなかった。 TVをつければ、人気のTV小説がやっているくらいの時間。それをベッドの中半分寝ぼけ眼で見終わってから、起き上がる。 毎朝の日課は、熱めのシャワーを浴びることと、メールチェック。 PCでないと見られないアドレスに届くのは、事務的なメールが大多数だ。 PCを立ち上げている間に、風呂へ向かう。 熱い湯を浴びながら、ぼんやりと昨日のことを思い返したりなどしていて。]
(ああ、そうだ。傘干しとこ。あと洗濯)
[今日は朝から天気も良かった。仕事がふたつ増える。]
(95) 2014/06/27(Fri) 03時頃
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[シャワーで目を覚ましたら、上半身裸タオルのままで、まずは傘を開く。 窓に引っ掛けて干しておけば、すぐに乾くだろう。庭側からはきっと目に鮮やかだ。 洗濯機に洗濯物を放り込んで、スイッチオン。 それからようやく、PC前にスタンバイ。]
――お。
[新着メール7件。その内の一つは朗報。 ストックフォトに放り込んである写真たちの、販売報告だ。 バイトもまともにしていない半引きこもり学生生活、収入源は家賃を誤魔化してある実家からの仕送りと、これくらいしかない。 合わせても月に数万くらいの余裕しかないが、衣食住の食住には不便しないのでのうのうと自由人生活をしている。 今朝はこれからどうしようかな**]
(104) 2014/06/27(Fri) 03時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/27(Fri) 03時半頃
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――202――
[洗濯機が回ってる間に、着替えて、昨日撮った写真データをPCに転送して、幾つかの気に入りを選別して、それから。 おもむろに、本棚のアルバムに手をかける。
どれがいいだろう。青い空、光る向日葵、氷の欠片。 二冊、三冊、引っ張り出しては、探し。一枚の写真の前で、手が止まる。 土の中から顔を出した新芽が、うまれたての細い蔓を絡めあわせている、それ。 ああ、これがいい。写真を抜き取って満足げに一人笑っていたところで、洗濯機が時間を告げた。 まずはアルバムを本棚に片付け、洗濯物を干し。 身辺片付いたところで、油性マジックを手にとった。]
(159) 2014/06/27(Fri) 16時頃
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[保存用のスリーブにその一枚と、補強の厚紙だけを入れて、部屋を出る。 廊下を行く間、205を通れば、昨夜208にそうしたように、新聞受けに半分差し入れた。 向かう先は談話室だ。自発的に行くのはあまりないことだが、本日はこれからバーベキューの準備があるだろう。 自ら手伝いを申し出るつもりで、コンタクトの取りやすい場所を選んだ**]
(160) 2014/06/27(Fri) 16時頃
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テッドは、麻央がそこに居れば、置いてきた写真を思う**
2014/06/27(Fri) 16時頃
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――談話室――
[くる、と小さく胃が空腹を訴えた。 それというのも談話室に、未だふわりと卵としょうゆの香りが残っていたからだ。 誘われるままにキッチンに向かうが、それらしきものには但し書きが。]
……、
[なら、あとは冷蔵庫を開けるくらい。 開けてみればそこには、いくつか並んだチョコレートと、メモ書きのやり取り。 残りのチョコレートを食べてもいいのだけど、どうするか。]
(168) 2014/06/27(Fri) 19時半頃
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[その提供者が誰であるかも、男だらけの生活を鑑みてかビターに作られているのも、身を持って知っている。 好き嫌い、という単純な話だけれど、チョコレートを食べるなら、――苦くないほうが、よくて。 それからあまり檀さんの作ったチョコレートは食べていない。]
……どうしよ。
[麻央がこちらに声をかけてこなかったので、まだ寝ているのだと思い込んでいる。 普通に一人で朝食にしてもいいのだけれど、勝手な指示待ちとはいえ部屋に戻るのも迷いどころ。]
(169) 2014/06/27(Fri) 20時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/27(Fri) 20時頃
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ん、
[声をかけられて>>171、顔を上げる。 見上げるようになる彼の身長は、威圧を感じることも多くて、殆ど顔を合わせることはない。 ただ、悪い人ではなさそうだというのを、知っているから。]
これ。
[もう一度冷蔵庫を開けて、チョコレートを取り。 日向さんの前に、差し出した。]
(174) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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は、よ。 そう。
[今からメシ>>173、に頷く。 も、ということは徳仁もだ。迷いの行き先を求めるように、じ、と見返す。]
(175) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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……いくつあった?
[チョコデリバリー>>179をするには、はじめの数がわからないと出来ない。 食いっぱぐれが出ないようにしたいと、思っていたからだ。 翔平にあげたのは、自分のぶんのつもり。]
麻央、は、チョコ食ったの。
(186) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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[考える。考える。 麻央が嘘をつく理由と、撤回した理由。 前者は、チョコが欲しかったとして、後者は、やっぱり人数分くらいしかないんじゃないかってこと。 そうすると、何がしかデリバリーしてほしいのだろうという結論に達する。]
……何か、買ってくる。
[昨日から、ほんの少しだけ近づけてみようとしている距離。 まるですれ違っているのには、気づけずいる。 コンビニ行くのに、上に行こうかと。]
(196) 2014/06/27(Fri) 22時頃
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[行こうかと、したところで徳仁から宣言あり。 いらんから、食っていい。さて、これは解釈に困る言葉だ。 素直に解釈すれば麻央に渡していいことになるが、遠慮だったりするなら、徳仁の分は徳仁に食べてほしい。 けれど本当にいらないなら、押しつけになってしまう。]
……、
[判断に困って、当事者のどちらでもない翔平の目を見た。]
(197) 2014/06/27(Fri) 22時頃
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[額をつつかれて、翔平からの解決は望めなさそうだ、と思うも束の間、麻央の方から答え>>202が出た。 ついでに、桃地さんがやってきて指示を飛ばしていく>>204。]
おれ、買い出し行く。
[ちょうど行こうとしていたところだし、何も問題はない。 自分の財布も持ってこよう。それで、麻央にもなにか差し入れたい。 談話室を出て、上に向かう足音は軽い。ぱたぱたと小走りなほど。 その間、チーズと卵の匂いが鼻をくすぐるのは、ちょっとだけ拷問。]
(208) 2014/06/27(Fri) 22時半頃
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[麻央も来い、と聞こえて>>209、計画の危うさを思うが、買い出しを断る理由はない。 部屋に戻る前、途中の205の新聞受けをちらりと。 刺さったままの写真を見て、けれど抜き取りはしない。 目の前で手渡しなんてする勇気はないし、そういうものでもない気がして。 財布とって、すぐに元来た廊下を戻る。]
(216) 2014/06/27(Fri) 23時頃
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[奢りだと言われても、足は止まらない。 バーベキュー用のものを買うわけでは、ないからだ。 意識が別に向いているから、102が半開きなことも、気づけず。
今日は買い出しの同行だから、カメラを連れていくのをやめよう。]
(218) 2014/06/27(Fri) 23時頃
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――買い出しへ――
[ワゴンの中は、視線のやり場がない。 逸らそうにも、逸らした向こうに人がいる空間。]
――あ、
[会話自体が少なかったか、途切れた瞬間か。 何にせよその気付きは車内にしっかり響いてしまって、何でもないと誤魔化す。]
(231) 2014/06/28(Sat) 00時頃
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[移動中に、麻央が機嫌を直したようすでずっと笑顔を見せていた。 それがたった一枚の写真の効果だなんて思えていなくて、単純に寝起きか何かで機嫌が悪かったのだろうと思う。 昨日の泥酔や帰り際のやり取りの陰りも見えなくて、実は随分とほっとしていた。
そんなだから、テンションのあがる様子>>244には心なしかこちらも機嫌よく。 普段から止めるブレーキも持たないが、今日はかけようという素振りも見せない。]
(249) 2014/06/28(Sat) 00時半頃
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平気。
[自分の欲しいもの>>260を篭に入れるより、麻央が入れている方が楽しそうだし、何よりそれほど欲しいものはないので。 買い出しの途中に自分の意志が挟まるのは、お菓子売り場を通ったときだけだ。 中にチョコレートの入ったマシュマロを見つけて、それだけは別口で持っていた。 自分の財布で、買うつもり。]
(269) 2014/06/28(Sat) 01時頃
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いいから。
[本当なら、この主張もないはずだった。 自己主張なんて、普段から殆どしない。誰かが自分の分まで主張してくれたら、それでいい。 主張しなけりゃ食わせない、とかでなければ、それが――楽、だから。
レジに向かって会計を済ませて、袋詰めされた品物を持てる限りに持つ。 ワゴンまでの道のりと、ついてから庭までが、働きどころだ。]
(282) 2014/06/28(Sat) 01時半頃
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いい、いいから。
[買ってやろうか、と>>285。それを、頑なに拒否する。 買いたいものには少しもなかった自己主張が、こんなところで発揮された。 クレーンゲームの猫には、助けられた。 その間に荷物を減らすようなら、手伝う。]
(290) 2014/06/28(Sat) 01時半頃
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[ワゴンに荷物を積み込むまで、駐車場までの短い間。 それでも、無視できないその数十m。荷物を持って、歩いていく。 両手にかかる重みが何となく嫌ではないのは、それが働きの証だからだろうか。]
……準備、終わってる、かな。
[ワゴンの中では、愛しい住人とアパートの姿を思い描いて、ぽつり。 車で移動すれば何分もない距離が、待ち遠しい。 バーベキューが、ではなく、帰りを待たれている、ということが。]
(300) 2014/06/28(Sat) 02時頃
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手伝う。 そか。
[手伝えばいい>>307。違いない。 住人たちとの交流は薄いくせに、桃地さんの手伝いなら積極的になるのを、わかば荘の住人ならまず目にしているだろう。 今日もそれと同じだ。いっそ終わっていなければいいなんて思うのは、悪い考えかもしれない。
坂を登れば、いつもの家が見える。庭に、何やら機材があるのも。 荷物下ろしつつ、準備作業の様子を伺う。]
(312) 2014/06/28(Sat) 02時頃
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――わかば荘――
麻央は、いい。
[荷物を運び込む間、手伝いの申し出>>320を制止した。 先ほどの二足歩行ロボットを見ればあまり体力がある方でないのは見て取れたし、火元にその厚着で立つのは健康上もよろしくない、と。 精一杯の気を遣った制止なのだが、麻央にはどう捉えられたか。 束の間の微笑ましさ>>318もここに消えるかもしれない。]
(329) 2014/06/28(Sat) 02時半頃
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あー……?
[そして、談話室から聞こえてくる叫び声。 やまびこのように繰り返して、疑問符をつける。 炭も網も全く放置されていたが故の叫びとは、この時点では誰が予想できたろう。 麻央の反応>>320も、当然だ。]
(332) 2014/06/28(Sat) 03時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/28(Sat) 03時頃
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[あまり、このアパートの中で人の走る音や話し声などは気にしないようにしている。のっぴきならないような様子でない限り、人にも事情があると思う。 だから、何しましょ、と西訛りの言葉>>352に、ようやく瑛士の存在を知って、一度顔を上げて、逸らす。 問いの答えを持たなかったから。手伝う、と言っている癖何をすればいいかに関しては疎かった。 まだビールが残っていれば、運ぶ作業に従事しているくらい。けれどその作業にさらに人手が欲しいわけでもなく、結局何も仕事は提供できない。 険しい顔を見ることの多い南方が、率先して動いているようで。 今日は多少は楽なのだろうかと、炭の準備とは少しずれたことを思う。]
[頭に触れた温度>>341を、思い出している**]
(391) 2014/06/28(Sat) 09時頃
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[人の声、足音、気にしないようにしているけれど、どうしたって聞こえるものはある。 ただ、そんなに感情に任せた声を聞いたことがなかったから、その独特の訛りを聞くまで、誰の声だかわからなかった。 部屋越しの声は、震えてもいて、すべてを伝えては来ない。 でも、その中に「バーベキュー出てみよう>>372」を聞き取れば、ついには意識を声の方に向け。]
じゃ、やろ。
[よいバーベキューパーティにしなければならないと、意気込みだけはかたく。 桃地さんか他の誰かが指示するなら、それに従って動いていた。 料理もできず力自慢が帰り着いた>>411とあらば、徐々にやることもなくなって、手持ち無沙汰に上を見る。]
(412) 2014/06/28(Sat) 16時半頃
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(――あ、)
[赤が一輪、まだ綺麗に咲いたままで。 取りに行こう、とウッドデッキから中へ戻っていく。]
(413) 2014/06/28(Sat) 16時半頃
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遊さん、おはよ。
[それから、声をかけそこねていた相手に挨拶を残して。 彼は食いっぱぐれずに済みそうだと、内心笑んで廊下を行く**]
(414) 2014/06/28(Sat) 16時半頃
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――二階へ――
[談話室を出れば、タクさんがこちら側に向かってくる>>404ところ。 彼は一階の住人だから、下にいることに疑問を持ちはしない。 管理人室に行くらしいのを横目で見つつ、自室に向かった。 窓にかけていた傘を取り込めば、華はつぼみに逆戻り。 どこかの部屋にてるてる坊主がいたなんて知る由もないけれど、今日はまだ降らなさそうだ。 梅雨の晴れ間、なんていい日だろうと、すっかり乾いた傘をベッドの上に放り投げ、代わりにカメラバッグを手にとった。]
(430) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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[昨日のドーナツがあったスペースに、マシュマロの袋を詰める。 会計申告>>341を誤魔化すのは苦労した。というより、確実にバレていたんだろうけど、見逃された、ともいう。
あとはカメラ、財布、スマホ、ペンと、メモ帳。 レンズはいつものマクロと、85mm。 それから昨日の写真が入ったSDカードに気に入りの写真を追加して、カメラに差し戻す。 ――もし見たい人がいれば、見せるつもりで。]
(431) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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[再び部屋を出る頃には、写真の追加なんかをしていたのもあって、タクさんはもう見える範囲にはいなかった。 まさか208にいるとは思わず、通り過ぎて、下へ。
食材運び>>415が残っているなら、手伝おう。]
(432) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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(でも、その前に。)
[85mmレンズつけて、ウッドデッキの端へと向ける。 ビール片手に煙草をふかす横顔>>429、切り取ってカメラの中に収めた。]
(433) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/28(Sat) 19時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/28(Sat) 19時頃
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ん、
[仕事があると手持ち無沙汰にならなくていい。 言われるままに海老の皿を持っていく。]
休講、
[その言葉は、自分にとっては"行かなかったことがマイナスにならない"という意味だ。 はじめから行く気がなかったのが、行く意味すらなくなった程度のこと。 なので、それ自体に特に何を思うでもなく、視線が向くのだけ気づいた。 気づいたが、瑛士がこちらを気にかけるのはいつものことで。何を気にしているのかが口にされなければ、それでおしまい。]
(438) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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[外に食材を運び終わったら、その褒美を求めるみたいに、シュークリームに目を向ける。 見た目で甘いのがわかるから、警戒もしないで手を出した。 プチショートケーキは、まだ様子見。]
瑛士は、いいの。
[シュークリームを譲る様子に、疑問。 彼が甘いものをそれほど好かないとは、知らないので。]
(448) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[甘いものが得意でない、という言葉>>452に、それなら今朝のビターなチョコレートは、瑛士にあげればよかったと思ったが、もう遅い。 ちなみに瑛士の場合はそのチョコレートすら徹に行っていたのだが。]
いら、ない。
[翔平は甘いものが好きで、それで瑛士は翔平にあげたのなら、翔平がこれからも貰うべきだ。 と、思ったのに、次と聞いたときに瞬間瞳が輝く本能は抑えられなかった。]
(455) 2014/06/28(Sat) 20時半頃
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[遠慮を見透かすような瑛士>>457に、これ以上の誤魔化しは無理と知る。]
……じゃ、海老、やる。
[先払いだ。きっといつか、いいものをもらえるのだという物々交換。]
(464) 2014/06/28(Sat) 21時頃
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おれが持っとくから、好きなの。
[確保にテンションを上げる様子>>466に、この返答は正しい選択肢だったのだと。 今日は勝手に一歩近づく、の日だ。一歩が成功すれば、満足。]
(469) 2014/06/28(Sat) 21時頃
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[壇さんの雄叫び>>472には、びくんと肩を跳ねた。 海老を置いておいてよかった。ちょっと危なかった。 キープ宣言>>475を受けて、返答代わり頷くと、周りの様子を見つつ海老を皿に確保する。 そのままウッドデッキの端に寄って、カメラを構えだした。 みんなが――正確には半分くらい――いる、空間。]
(483) 2014/06/28(Sat) 21時半頃
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[カメラが映し出したのは、何とも、雑多な。 コンロに肉に、大勢の男たち。85mmレンズのままで撮ったから、遠景はぼけているし、焦点範囲は狭くて、スナップ写真というにも、甘い一枚。 けれどまあ、いいかと。そのまま3〜4回シャッターを切った。
食べるよりも思わず、そちらに夢中になる。]
(498) 2014/06/28(Sat) 22時頃
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テッドは、海老キープは無事任務成功したようで、余計に画面に夢中になる。
2014/06/28(Sat) 22時頃
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[ウッドデッキで写真を撮っていれば、後ろから声>>507がする。 増えた住人に、カメラを下ろして目礼した。 それを機に、自分も食べる方にシフトしようとカメラを肩にかける。 酒も行き交う様子に、そういえば酒以外には何か飲むものはないんだろうか、と。 聞くのもなんだか気が引けて、飲めないわけでもないしとビール缶を手に取った。]
……、肉。
[食えないのは流石に、嫌だ。]
(513) 2014/06/28(Sat) 22時半頃
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食べる。
[壇さんのピースは、しっかりカメラに収めたが。 進の覗き込むのは、撮られたいのかそうでないのか判断しかねたから、カメラは下げてしまった。 徳仁に声をかけられて、ウッドデッキを立つ。]
(514) 2014/06/28(Sat) 22時半頃
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[惜しむような声>>517に、もう一度カメラを構えようかとも思ったが。 焼き役を任されていたり、酒瓶に興味を示したりしているようなのに、改めて声はかけられなくて。 桃地さんにそうしたように、横顔だけそっと収めて、また下ろした。
適当に焼けていそうな肉を皿に拾い上げて、野菜も添える。 ビール片手に、少し中心を離れて、食べはじめる。]
(528) 2014/06/28(Sat) 23時頃
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[ください、と声が聞こえて>>522。 透明な酒がグラスに注がれる。大体日本酒やら何やら、透明な酒は強いものだという偏見で、周りの"大人"たちはやっぱり飲むのだな、と思ったりして。]
――……、
[じ、とそれを見ている。]
(533) 2014/06/28(Sat) 23時頃
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|
[更には、年近いは進が飲もうとしたこと。 日本酒の強さや種類なんて知らないし、遊さんの横に置かれたのが泡盛だなんて、差がわかりもしないが。 迷って、迷って。
缶が空かないので、ください、はまだ言えない。]
(537) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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|
[目の前にグラス>>538が差し出される。 透明のグラス。酒が入っていても透明のまま。]
――や、
[それは徳仁のものだから、というたぐいの遠慮が、まず先に口をつく。 そのすぐ横で、グラス半分を一気に飲み下す、遊さんの姿。]
(546) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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[迷ううち、その間に麻央が帰ってくる。 どこに居たのか、と思うより、ミッションを成功させなければならない、という意識が先に働く。]
麻央、あの、さ。
[酒の希望に対して答えを出す前に、二枚目の肉が乗ろうとする先へ声をかける。]
(551) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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これ。
[ショルダーバッグから、マシュマロを出す。 一緒に買いに行ったものだから、見てはいるだろう。 そのまま食べてもよし、網で焼いてもよし、だ。]
デリバリー、出来なかったから。
[チョコレート入りなのは、そういう意味も込めてのこと。 いらないと言われても、麻央>>556に押し付けるつもりで。]
(560) 2014/06/29(Sun) 00時頃
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[そして、照れ隠し、みたいに。]
飲む。
[と返した>>548。]
(561) 2014/06/29(Sun) 00時頃
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いい、いらな――
[い、と、また麻央の好意>>572を拒否しそうになった。 自分の中では、麻央が何かをしなくてもいい場面だと、負担を減らすためにと思ってのことなのだが、好意を受け取らないのと、意味が違うとも思って。]
――……、 綺麗なもの、なら、なんでも。
[考えて、出した結論はとても抽象的。]
(578) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[そして、手の中のグラス>>575は、遊さんのと合わさって、きんと高い音をさせる。 甘くて美味しい、をそのまま信じて、口をつけた。 香りは確かに甘い、ような。 恐る恐るといった調子でいたら、ふいに頭の上に手が乗る。 撫でる手に誘われて、勇気を出して、一口目をぐ、っと。]
――っ!
[飲んで、飲み下して、喉が灼けるよう。 げほげほと何度か強く咽せ込んだ。]
(581) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
|
|
[何度か咽せ込んで、ようやく落ち着いて。 それでも頭を上げれば くらり、と浮遊感が残る。 確かに甘みは感じたし、ビールのような苦いアルコールの味はしない。 だけど火がつくように熱くて、とてもグラスを半分、一気になって飲める気がしない。]
は、――
[酒臭い息を吐いて、とりあえず酒より肉の方に手を出そうと、改めて網に向かう。]
(590) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[二、三、野菜と肉を見繕って。 壁際にふらり、離れて、ゆるゆると座り込む。 咽せたせいで一気にアルコールが回って、足元が危うかった。]
、ん
[なのに、座ってしまうと不思議と浮遊感は落ち着いてしまうもので。 肉と、グラスと。どちらも持ったままだったから、壁に持たれて一人、ほんのちびちびと口をつけるような酒盛りをはじめる。]
(595) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[舐めるように、ちろり、ちび、と。 それを繰り返し繰り返し、とはいえ、元々が強い酒。 はじめの一発が効いているのもあって、酔いは回る一方だ。 終いには肉食べるのも飲むのも殆ど手が止まった。
酒精に蕩けた目線は、普段の口下手な思考回路を経ないぶん、ぼうっと真っ直ぐに遊さんが行こうとする>>611、のを、見て。 いつもみたいに追いかけようと思ったのに、立ち上がろうとする動きは緩慢で、結局足が縺れてその場にへたり込んでしまった。]
(617) 2014/06/29(Sun) 01時半頃
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みず、
[正常な思考回路は、もう融けてしまっていて。 いるもいらないも言えない>>616。 一般的な判断を下すとすれば、いるいらないよりも"必要"だが、さて。]
(619) 2014/06/29(Sun) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 02時頃
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たくさ、ん、
[庭に現れた人影が何か、確かめようと。 その姿が、いつも慕う平井達久その人>>628であると気づけば、弱く掠れる声で、その名前を呼んだ**]
(629) 2014/06/29(Sun) 03時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 03時半頃
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[傍に、タクさんが近づいてくる>>637。 ぼんやりと、焦点の危うい浅い色の目が、ただそれを見ている。 声をかけられても、言葉が耳から頭に落ちてくるのに時間がかかるせいで、時の止まったように見上げていて。 たっぷり間が空いてから、潤んだ目をしたまま、大丈夫、もしくは酔ってない、違うの意で、ゆるゆると首を横に振った。 ただし、事実は透明な酒の入ったグラスが雄弁に語っている。]
……いっ、ちゃ った
[緩慢な唇は、問いかけに答えずに、自分の理解している現状だけを紡ぐ。 誰が、何が、と言った主語もないまま、視線の先が僅かに談話室の方に向いた。]
(639) 2014/06/29(Sun) 11時頃
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ゆぅ、さ
[主語の部分は、掠れ声でそれだけ答えた。 声量も相まって、注意深く聞き取ってやっと個人が特定できる程度の微かな答え。 麻央が水を持って戻ってきたなら、グラスを酒から水に持ち替える。 手に感じる冷たさが心地よくて、そのまましばらく飲まずにいた。 ほんの少しだけ醒める頭の芯が、肩にかけたままの重みを思い出させる。]
……そう、たくさ、しゃしん
[誰かに見せるつもりでSDカードの中身を変えてきたのに、結局撮ってばかりで誰にも見せていない。 タクさんはいつも見たがるし、見せていたから、きっと今日もと、カメラに手を伸ばす**]
(641) 2014/06/29(Sun) 11時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 12時頃
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――庭――
[日本語というものは、とても難しい。 行く、と言う、のすれ違いが起きても>>661、その場で内容を追いかけられなければ、うまく働かない頭の中はゆるく次の話題に切り替わった。 気に入りの写真を聞かれて、手がボタンの凹凸をなぞる。 この中で、を決めるのは少し難しい。カメラに収めた時点で、まずその瞬間が気に入りの世界で、このSDに移したものは、更にその中でも格別の。 酔いも相まって答えを出すのに時間がかかったが、一枚の写真のところで手が止まった。]
(673) 2014/06/29(Sun) 21時頃
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[そうして写真を探しているうちに、こちらを見て首を傾げる姿>>647があったので。 「見てもよいか」という問いかけだと認識した頭は、そのままカメラを徹に向けて突き出した。 もちろんタクさんも見ればいいのだと、視線だけを彼に送って。 それから意識は、壇さんに移った。 常ならば、徹一人でも人見知り発動しがちなところだけれど、酒の力か勇気の賜物か、今日はこれだけの大勢に囲まれても、野良猫のように逃げ出しはしない。
――立てないだけとも、言うかもしれない。]
(675) 2014/06/29(Sun) 21時頃
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ぜんいん、――おれも。
[舌足らずなまま、依頼>>650を繰り返す。 人物写真は撮らない。いや、探せばあるのだけれど、全員はまず揃えられない。 それから自分のも、となれば、撮ってもらう必要があって。 とても難題に思える――いつもの思考回路なら。]
わかった。
[なのに、なぜ頷いてしまったんだろう。]
(676) 2014/06/29(Sun) 21時頃
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ビス。
[噂をすれば影か、近寄ってきた三毛猫>>662に声をかける。 が、一般的に猫は、アルコール臭と高い体温を嫌う。火照った酔っぱらいはその最たるもので、寄り付こうとしない。]
(680) 2014/06/29(Sun) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 21時半頃
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[ぐ、と近くにいた麻央>>682の服の裾を強く掴んで引く。 ともすれば、バランスを崩すか多少の痛みを感じるかくらいに。]
(685) 2014/06/29(Sun) 21時半頃
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[尻餅をつく麻央>>693を、見やり。 しかし自分を避けられた結果とまでは気づかないままに、厳しめの視線を向ける。]
――まおも、こうされたら、やだろ。おどろくだろ。
やらない。
[友人でもある猫――ビスケットへの狼藉を、許さない、と。 珍しく直接的な力で、示す。]
(701) 2014/06/29(Sun) 22時頃
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[隣に徹がしゃがみ込む>>690のを、頷いて迎える。 本当は知っている。彼が別段自分に悪意を持っているわけではないことも、自分が勝手に、苦手意識を持っているだけだということも。 今日は、その垣根を払いたい日、だし、水を飲んだとはいえ、苦手さを感じるほどの頭も、まだ働いていない。]
……いろいろ、
[入ってるから、と、デジタル一眼の十字ボタンを示す。]
(706) 2014/06/29(Sun) 22時頃
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[ただ、叫び声>>704が庭に駆け込んでくれば、酒精に融けていた頭には刺激が強くて、びくりとそちらに警戒を向けてしまったが。]
(708) 2014/06/29(Sun) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 22時半頃
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……?
[ぽつりと言葉>>728が出て、驚きに強張っていた身体が解ける。 手が止まっていて、その写真がどうかしたかと。]
さがし、てる。……なにを?
[自分の写真を指して、こういうの、と言うのだから、似たようなものを探していた、ということなのだろう。 何が写っていただろうかと、液晶を覗き込もうとする。 謝られれば、余計に疑問が深まった。 徹は――他の住人も――知らないことだろうが、自分の主な収入源はそれなので。 有料素材を使っているなら、幾つか見覚えのある写真が混ざっていたとしてもおかしくないのだ。]
(733) 2014/06/29(Sun) 23時頃
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テッドは、麻央を引き寄せた手は、徹の持つカメラに吸い寄せられて、離れ。
2014/06/29(Sun) 23時頃
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……使う?
[その写真>>742が涼しげかどうかは、人の感性任せなのだが。 使う人がいいというのだからそれでいい。 自分の写真が何かに使われるなら、それに越したことはないと思っているから、そこに抵抗はなかった。 星の数ほど素材写真を登録して、売れるもの、売れないもの、それぞれあるのだが、目の前でこうして感想を聞けることはないから、むしろ嬉しい。]
(749) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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[仕事としての取り扱いなら逆に写真の提供に抵抗はない。 好きなものが商材になるのは一石二鳥だ。]
―― っ、!
[ただ、そんな計画のさなか、花火が打ち上がってまたびくりと。]
(755) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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[驚いて振り向いたところに、手持ち花火を渡された>>754。 徹にも渡されるようなら、やるのだろうかと目線を合わせる。]
いい。――他も、さがしてくる、 すずしげ?
[写真データの件については、首肯した。 収入といったって、さしたるものでもない。ストックを探してくるくらいなら、それほど報酬を求める気はなかった。
それよりも、花火。 ずっと座っていて、水も飲んで、時間も経ってで、酔いのピークの時よりは少しは冴えた頭で、意識を向け。 それでも、ふら、とまだ危うげな足取りのまま、火元へと。]
(764) 2014/06/30(Mon) 00時頃
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テッドは、離れる直前、続きかけた言葉の先を求めるように、首を傾げた。
2014/06/30(Mon) 00時頃
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[受け取った手持ち花火、火をつけないのは勿体無い。 賑やかな方に顔を出すのは苦手だけれど、それでもそっと足を向けて、薄紙で出来た穂先を火元につけた。
す、と進の陰位置に隠れるようにして、花火をしている。 弾ける火花、煙と、光。鮮やかさに、瞳が金色を捉えて輝く。]
(770) 2014/06/30(Mon) 00時頃
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