78 わかば荘の薔薇色の日常
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[>>543ですよね。]
──まだ、プリントアウトしてなくて
[そもそも、最終章が完成していない。
今から印刷したら軽く一時間は掛かりそうで]
──
[どうしよう──と 四角い光を見ながら、悩む。]
(544) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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[悪い──の加減を確かめようと 南方を見下ろして]
──…。
[>>540笑っているような表情に、目を瞬いた。]
(545) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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[頭を振って、だめじゃないと示す。]
いいけど
あ、
[鍵。 渡し渋った──つもりはないのだが。 渋った──のかもしれない。
そして忘れていた。]
ごめん、鍵
[ポケットの中を探って]
あれ──…
(551) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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[ハーフパンツのポケットも探って、 腰ポケットにも手を突っ込んで、 もう一度パーカーのポケットに両手を入れて、鍵を探す。]
……ない
[ポケットから出した両手を、 ひら、と南方の前で振った。]
(552) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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[そのまま少し、溜めて。] …────なんちゃって。
[薄く笑って、 指の間に見えないように挟んでおいた鍵を 掌に乗せて南方へと差し出した。]
(553) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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うわっちょっと、ごめん
[まさかそんなに驚くとは思っていなくて (叱られるとはもっと思っていない) げほげほ咳き込む様子に焦って背中を擦る。
そうして咳が落ち着くと、 まだ上下する肩甲骨辺りを撫でながら]
南方──サン、さ 歳一緒なんだから、呼び捨てでいいよ。
[全然関係ないことを、言った。]
(558) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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[正面から見なくてもその心境が窺い知れる 皺の寄った眉間を見下ろして、 南方の口から語られるスペアキーの所在に]
へぇ──…
[軽く頷きかけて]
同棲?
[あれ、一緒に住んでたのかと、尋ねる。]
(564) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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……それ いつ完成するの。
[モデルの確保手段に問題がありすぎる ──ような。
永遠に完成しない気がして、密かに心配になる。]
(568) 2014/07/02(Wed) 16時頃
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そ。 じゃあ、その人明日一文無しになるといいね。
[物書きにとって、敬称──それも、 どこか必要以上に余所余所しい音──は、 意外と気になるところで、 南方に呼ばれるたびに、ずっと違和感を感じていた。
こんな小さな引っかかりは、 知られたところで他にもっと気にすることがあるだろうと 突っ込まれかねないので言わなかったけれど。
なぜか今、言葉は思いの外するっと飛び出して来た。]
──遊?
[二択を迫られ、自分が呼びやすい方を答える。]
(572) 2014/07/02(Wed) 16時半頃
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[きっと呼び方も一つの境界線なのだ。
南方に呼ばれる時は、 他の人から呼ばれるのより強い線引を感じ取っていた。
それはそれで構わなかったが 不自然な“音”が排除されると、やっぱり少し落ち着いた。
うん、と頷いて]
今、読める?
[熱がありそうな高い体温を気にしている。 背中から首裏に手の位置を移し、 直接触れるとやはり相当に熱くなっていた。
それでも早く目を通して欲しい気持ちがある。]
(576) 2014/07/02(Wed) 16時半頃
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……心があったかいから。
[手の温度を言われているのはすぐわかった。 よく、冷たいと言われるから。
子供の頃はそうでもなかった。 昔より身体を動かさなくなったせいかもしれない。]
ありがとう
[読めるか尋かれて読めると答えたはずなのに いつの間にか、読んで貰う立場になっていた。
短い感謝はその現れ。]
(580) 2014/07/02(Wed) 17時頃
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うん、いい
[一人でも──]
どうせ書けない。
[とは言っても、 ここまで熱があると無理をさせるのは憚られる。
ここにはリラックス出来るソファもないし、 布団は普段クローゼットにしまわれていて、 滅多に日の目を見ない。
段々と温まる掌を南方の首筋に当てたまま、 良い方法はないかと考えた。]
(584) 2014/07/02(Wed) 17時頃
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──……。
[同情の言葉に、僅かに目を伏せる。
好きなものを書いていて、 表現に苦心して書けなくなったのとは違う。 より良い場面を模索して行き詰まっているのとも違う。
どう──したいのかも わからない。
爽やかな、未来へ繋がる決意でも書けばいいのかもしれない。 けれどそれは、拒否反応が強い。 自分の中の感性が、そんな陳腐な結末を許容してくれない。]
(586) 2014/07/02(Wed) 17時半頃
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今開いてるやつ。
[本人が読むと言っているのだから その意思に任せよう。]
待って、冒頭に戻す。
[振り返る南方の視線に招かれるように隣に進み、 開きっぱなしにしていたテキストエディターの スクロールバーのノブ一番上まで移動させた。
頁を捲るタイプではない。 ただひたすら、下にスクロールして読み進めるだけだ。]
(587) 2014/07/02(Wed) 17時半頃
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[今──どんな風に、発熱と戦っているのか 興味がないわけではない。
きっと座っているのも辛い。 だろうに、さっさと寝ると言って部屋に戻らず 付き合ってくれているのが少し嬉しい。
けれど──南方が読み始めたのがわかると 遊の目は冷めたように、 感情をなくして機械の光を見下ろした。]
(589) 2014/07/02(Wed) 18時頃
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[すぐに踵を返し、 キッチンでミネラルウォーターをグラスについで戻って来て]
薬 あれば。
[グラスをローデスクに置くと、南方の隣の床に直に座った。]
(590) 2014/07/02(Wed) 18時頃
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ジャニスは、ミナカタの手に鞄を手渡し、様子を見ている。**
2014/07/02(Wed) 18時半頃
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読み慣れてないと、二時間くらい──
…──いや、もっと、掛かるかな。
[読み始める直前におおよその所要時間を告げて、 クッションを使っていなければクッションを押し付ける。
読み易い言い回しや表現を使用した大衆小説だから 引っ掛かるところはない──だろう、きっと。]
(603) 2014/07/02(Wed) 20時半頃
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[樹の幹をキューブ状に削りだしたものに 針を付けただけの時計が、パソコンの少し奥に置いてある。
南方が帰った時点で九時半を過ぎていた時計は、 今はもう十時半を回ろうとしている。
>>591怠そうに姿勢を崩すのは身体が辛い証拠だろう。 >>593ゴミは手で受け取って部屋の隅の屑籠に捨てた。]
──
[ありがとう──。 南方に言われるのは何度目だろう。 数えるほどか、初めてのような気がする。
無理をさせているこんな時に言われるなんて。]
(606) 2014/07/02(Wed) 20時半頃
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[時間が掛かると言われて、 この状態の客人を放置して行けるほど 遊はまだ人間離れしていない。
言葉なく頷いて、大人しくしている。
少しして、雨の匂いに混じって油の匂いが鼻を掠め 床の上の畳まれた白衣に目をやった。 手を伸ばして引き寄せ、鼻を寄せる。
染み付いた油の匂い。 飛んだ絵の具。 夢の一幕を思い出す。
すぐに戻したけれど、 夢の終わりに見た故郷の風景が、淡く印象を残した。]
(608) 2014/07/02(Wed) 20時半頃
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[途中で座っているのに飽いて、 ベランダから外を見たり床の袋を片付けたり。
それも飽きると、南方のすぐ後ろで横になった。
寒い>>600と訴えるのを聞くと 大きめのカーディガンと夏布団を取り出し掛けてやる。 空になったグラスに水を注ぎ足し、 ミネラルウォーターのボトルを隣に置いた。]
(611) 2014/07/02(Wed) 20時半頃
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[それからまた、南方の後ろから 南方とその向こうの白を重ねて見える位置で横になり いつの間にかうとうとしていた。
この部屋で、パソコンを開いたまま 自然な眠気が訪れるのは久しぶりだった。
恐らくは、南方が羽織った白衣の匂いと 朝、部屋にいることを許してくれた 人の気配があったからだろう。
声は、眠りかけていた意識を唐突に現実に引き戻す>>604]
──…
……今月、新人賞の締め切りがある。 それに……応募する。
[少し眠そうな声が、起き上がる気配と共に答える。]
(616) 2014/07/02(Wed) 21時頃
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最後は、
…────……最後は、多分、泣くんだ。
自然の厳しさと思い知って、 それでも感じる圧倒的な美しさに涙を流して、 歩き出す。 ──…未来、に向かって。
[波長の短い白光が南方の顔に陰を作る。 目の前の男が今どんな顔をしているかが見えない。
書いていない結末は、大分前から頭の中にはある。 そうあるべきと思われる筋が、漠然と。 決して映像として、実感を伴って広がる世界ではないそれを 自分の中から、出したくないのだ──。
語る声音は、珍しく重い。]
(634) 2014/07/02(Wed) 21時半頃
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──、
[忘れたと言ったはずなのに。 物書きとして、足りないものを指摘されたように感じた。]
…──ない。
[しかし今、嘘をついてもしょうがない。 目を伏せて、白い光から表情を隠すように俯いた。]
(643) 2014/07/02(Wed) 22時半頃
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どう──…
[顔を上げて、表情の見えない男へ問う声は 不安げに揺れる。
期待は持てない。 書いた自分が良いと思えないものを 読者が良いと思うはずがない。
それでも縋るように、尋く。
賞を──取れるかどうか。]
(645) 2014/07/02(Wed) 22時半頃
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──…あぁ、
[吐息に滲む落胆。
コンクールには出さない、つまり 画家という道を断念──あるいは保留するという意味の。]
南方は
[──諦めたくないんだ。
当たり前のことだ。 好きでなければ描き続けられない。 あんなに緻密に、あんなに執拗に。]
(663) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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[その言葉は途切れて宙ぶらりんのまま 続く南方の言葉に埋もれる。
泣けもしない──と。]
……
[わかっている。 書き始めてすぐに気付いた。 これは自分が表現したいものとは違うと。
それでも賞を取るために、続けた。 今年中にデビュー出来なければ帰って来いと言われている。]
どうすればいいと思う。
[引き直されたライン上に上がり込み 答えをねだる。]
(664) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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[諦めたくない。 来年の今頃もここにいて、 ここで生まれる言葉を綴っていたい。]
デビュー出来なかったら 来年 俺は ここにいない。
いられない。
だから──
(665) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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[得られたのは、酷く簡潔で 酷く酷薄にも思える答え。
取捨選択を間違えている。
──そう言われた気がした。]
(679) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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書くためにここにいる。 書くためにここがいる。
例えば、ものにならなくても 他のものを全部捨てた結果、駄目でも
……書きたい…… と思う。
(683) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[口にしてしまった。
愛情深い家族よりも 美しい故郷よりも 書くことが大事だと。
それと同時に、もう一つわかった。
自分が書きたいのは、やはり違うものだったのだ──と。]
(687) 2014/07/03(Thu) 00時頃
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