64 さよならのひとつまえ
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―― 10年後 ある寺の僧は ――
[縁側に腰掛け、庭に落ちる赤い陽の色を眺めていた。 ゆっくりと、沈んでいく。 染められた空の赤が目に沁みる。 けれどもう、男は涙を落とさない。]
染められた、空の赤に僕は、君は――
[君は、いない。 紡ぐ歌は変わらず、けれど男の瞳は曇らない。 10年という歳月の間に、環から捨てたものと向き合うこともできた。 纏う黒衣も、馴染んできた。]
(287) oranje 2014/04/07(Mon) 21時頃
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あ、……
[暮れる空、一羽の鳥が飛んでいく。 4階から見た、屋上から見た、校庭から見た。 鳥の羽ばたきはただ変わらず、空を悠々と泳いで行く。
その軌跡は、弧を描いた、ベースピックに似た。]
――…… なにしてっかな、あいつら。
[染められた空の赤は目に沁みる。 変わらぬ金色の髪は、黒衣に影を落とす。 天を仰ぐ瞳に涙は浮かばない、それでも]
(288) oranje 2014/04/07(Mon) 21時頃
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もう俺はひよこじゃねーぞ! 立派な鳥だぞコラ!
[飛ぶ鳥が、環を描く。 さよならのまえと、さよならのあと、何も変わらぬ空をどこまでも自由に、高く高く。
――沈む太陽に、あの赤い髪を見た。 大切な“友人”の、面影を**]
(289) oranje 2014/04/07(Mon) 21時頃
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