108 Persona外典−影の海・月の影−
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―11月×日夜半―
[その日の満月はいつもより妙に赤みを帯びていた。
殺人事件の後とはいえ、中心部ではまだ夜も人気があったとは言え、夜更けに近づけば人通りも途絶えがちになる。
そして時計の針が夜の12時を指した頃、月がぐっと”赤く”なった。
満月に照らされた影が、くっきりと浮かび上がる。町全体が、それに空も赤と黒のコントラストに彩られた世界へと変貌していく。
それは―――異界だった。
(#0) 2015/02/14(Sat) 09時半頃
人間は動くことも認識することもできない時間。時計も動かないし、携帯の通話もできなくなる。崇神市は異界と化していた。その中で動くことができるのは、あの青い部屋を見たことのある人間だけ。
しかし大きな変化はもう一つあった。
駅の周辺で随分長引いた残業の帰りだろうか、帰りを待つ若いスーツ姿の男が駅の構内に立っている。見える者ならば、その後ろに、白黒の縞模様で彩られた、長い舌を出した球体のクリーチャーが近づいていくのがわかっただろう。
そのクリーチャーが長い舌でくっきりと浮き上がった影を舐めとると、スーツ姿の男の影が吸い取られて消える。代わりにクリーチャーが男の影を得て、見る間にスーツ姿の男と寸分違わぬ姿になる。
そして影を奪われた男の方は、いつの間にか実体が消え、影だけの存在に成り果てていたのだった。やがては影自身が、別のクリーチャー……文字通りの「シャドウ」と化すのだろう。
(#1) 2015/02/14(Sat) 09時半頃
そんな怪物――シャドウは、よく見ると崇神市のいくつかの場所から湧き出していた。
形状は様々、大小数あるが、ただ満月の夜の5,6時間ぐらいの間、人間の影を奪おうと市内を彷徨い続けている事は確かだった。
それが青い部屋を見た者……ペルソナ使いにしか見えない、この町のもう一つの姿。
それが半年ほど前からの異常であることを知っている者は、事態を引き起こした張本人達以外にはいなかったのだ。
なぜなら、彼らが全て消してしまったのだから。]
(#2) 2015/02/14(Sat) 09時半頃
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