93 Once upon a time...
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[ペギーは立ち上がった。ぐしゃぐしゃの顔をぐしゃぐしゃの袖でもう一度拭って、一度、テントをちらりと見たが……そこはまるで夜の暗がりのように恐ろしいものに見えた。すぐに顔を逸らす。]
………ねえ
[エフェドラの服の裾を摘んで、黒髪を見上げ]
おなか、すいた。
(177) 2014/10/11(Sat) 00時頃
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[ぼそりと漏らされたトリノスの言葉>>171に女は猫目を瞬かせた。 そわりと落ち着かない風に視線を泳がせ]
……あ、ありがと。
[照れる風に頬を染めながら]
お伽噺の中では銀が弱点って話もあるけれど どう、なのかしら。 護身用に銀の何かお守り代わりにすれば少しは――…
[気休めとは思いながらも彼が同じ事を考えるとは知らず そんな事を口にするうち血の匂いは遠退いてゆく。]
(178) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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うん。 サーカスは、無くならない、な。 うん。
[メルヘンが壊れれば、鳥は墜ちる。 だからこそ 続くニコラスの言葉>>175に]
……ありがと
[子供のように、嬉しそうに微笑んだ]
(179) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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人狼、なあ…… まさか、そんなもんを真面目に話す羽目になるなんてな。 俺は人狼なんぞ、万に一にも程があると思ってたし…… 思ってるが。
聞いた状況によりゃ……
[ふるふると首を横に振り]
……万に一でなけりゃ、異常野郎だからなあ。 どっちにしろ、ろくでもない。 ったく、勘弁して欲しいもんだぜ。
大丈夫って言える今、まだいいんだろうけどな。 狼サマだろうが何でもいい、さっさと犯人が捕まって欲しいもんだ。
非常識にもいいもんと悪いもんがある。
(180) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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[立ち上がって、身だしなみを直す姿>>177を微笑ましく見つめていたけれど。 惨劇の場であるテントから顔を逸らす仕草に、痛ましさも去来する]
なーにー。……って、あ。おなかぁ。うん。
[ぶっちゃけ見上げられるのは不慣れである。 もう一度、目指した先のテントを見やり、少し迷いの時間を挟んでから。 後ろ髪を振り払うように声を張り上げた]
言ったっしょー。怖えー顔のクラウンさんがー、ってぇ。 ごちそうになっちゃおっかぁ? ねぇ? 怖えー顔のに。怖えー顔のに。
[昨日の芋も、朝には無事に完食しており、残念ながらすっからかんだ。 ペギーがいやがらないのであれば、食事場へといざなって行くつもり]
(181) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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おこられるのは、嫌だ。
[団長もお客さんも怒るというなら、なおさらやらなければならない。 今日はいつもよりよく撫でられる。それは泣いたからだ。子供の弱さを見せたからだ。 やさしい手>>174は赤毛をくしゃくしゃにした。]
うん。 卵と、パンな。 おれも食べていいか。
[食事場へ行く前に、ひとつふたつは自分の分と取りおく。 雑用を押し付けられた>>176という認識はなかった。]
(182) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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[太いの基準が団長だったため、だが深くは言わず。]
銀ね、あるとしたら……銀貨?
[現金で解決するなら団長は死んでないだろう。 最も、金の話がこじれて死んだ可能性も否定はできないが。
護身用に、というお守りの案は駄目そうなのだけは判った。]
ナイフとかでも、無いよりは。 あとは一人でいないこと?
[犯人がまだ、居るのならばそれも無駄かもしれないけれど。 一人で考えこむよりは、口に出してスージーに返事を貰う方が なんとなく意味があるような気がしている。]
(183) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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んー…… ふふ、俺はねぇ わりと、皆のこと、好きなんです
それだけです
[ありがと、なんて言葉貰うことは何もない、と首をふり ぽり、と頬をかけば手のひらに薄く白粉がついた。 そのまま頬にぺたぺたとして、ごまかしておく]
うーん まあ確かにあれは 普通の人にはなかなか ……って感じだったかなぁ
(184) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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犯人、といえば ……さ メルヘンの中にいる、って 噂、聞いた?
[テント前で囁かれていた言葉のひとつ。 団長以外のテントには異常がなかったというから 彼を狙ってのこと――であれば、それが団長の居室と知っての凶行ではないかと。したり顔した団員が言っていた。 賛同はあまり得られていなかったようだ。 内心はともかく、声にして認めたくはないのかもしれない。]
(185) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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いーよ。 いっぱい喰ってね。
[年齢にしては小さく痩せっぽちな小猿に 否定を返すことはない。
アントニーが持った分から、 これ俺の分ね、と卵もパンも一つずつ手に取り 食事場へもっていく背を見送る。]
(186) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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うん。なる。
[ペギーはエフェドラの後について歩き始めた。 歩きながら、はたと思い当たる。]
こわいかお。 ………ざっく?
[クラウンの顔が頭に浮かぶ。あれは確かに怖い顔かもしれない。などと考えながら、食堂への道をゆくのであった。]
(187) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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[基準とした者を知ればさすがに絶句してしまうだろうけど それを知らずにいるは幸か不幸か。 銀についてのトリノス>>183の言葉に少し考える風。]
銀貨を投げてみる? 銀のナイフがあれば安心かもしれないけれど なかなかぱっと身近なものでは思いつかないものね。
[そういったものを考える必要性がなかったこともあり お守りになりそうなものは手許にはなく]
――…ナイフ。 もし持つなら、怪我はしないように気をつけて。 花形が怪我をしたら大変だもの。 そうね、ひとりは避けた方がいいとは思う。 でも難しいものね、普段ひとりになることも少なくないもの。
[誰かと一緒に意識して過ごす事は今は少なく トリノスにそんな言葉を返していれば 気付けば食事場近くまで来ていた。]
(188) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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[サイモンの言葉に耳を傾ける>>180も 直ぐに飽きて殆ど聞き流していたが]
おとぎ話なんだっけ。 人狼って。
でも、サーカスは……
[おとぎ話を、現実にする場所]
(189) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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そうそう。いただいたご厚意は賜るものだからねー。
[ペギーと一緒に食事場へと向かう最中のささやかな会話>>187の中。 疑問調の名ざしに、ことさら大げさに手を広げながら]
ほーかに、誰かいるー? ……って、いるか。うん。
[誰とは言わない。 昨日の芋のおかげでお腹はあまり空いていないから、せいぜいお茶をたしなむ程度かもしれないけれど。 食事場へ辿りつけば、ハーイと手を振り、適当な席につくことだろう。 もっともその明るさは、直接はまだ見ぬ今朝がたの惨状とは、似つかわしくないものだったかもしれないけれど* *]
(190) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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[ニコラスの述べる 犯人は、メルヘンの中に>>185]
犯人は、人狼、なんだろ? 人狼、見つけて捕まえれば良いんじゃないの? ここの中にいても。
[人狼の探し方等といった諸々は 一切考慮していない。 そもそも、団員が殺した、という認識が無いのだった]
(191) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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聞いちゃ…… いるような、いないような、って感じだな。 ……言わなくてもよ。 そりゃ、可能性考えたら、な。
[メルヘンの中に、とニコラスが言えば、僅かに目を伏せ]
そうかもしれない、ってはなるだろ。 むしろ、違うって言い切れたら。 なんでわかるんだ、って話だ。
……それだって、どっちにしろだ。 犯人が何者だろうがよ。 おんなじだ。見つけて捕まえるしかねえ。
(192) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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[いまだ姿を見せないエフェドラの、 その後の顛末はいかがだろう。と カフェオレを二杯作りながら考える。
一杯はミルク多め。 もう一つは、コーヒー多め。 手を掛けさせた礼代わり、エフェドラにも メイプルシロップ入りのカフェオレだ。
用意した二つを手に持って 男も食事場へと足を向けた]
―― →食事場 ――
(193) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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――食事場――
[卵とパンとを抱えて、食事場へよろよろ向かう。 炊事場よりはマシなテーブルがあるそこに、雑用の仕事をどかりと置いた。 そしてまん真ん中の椅子を陣取って、卵を剥いてかじりつく。 水分の少ない食事だ。自然、急いでもたかが知れる。 エフェドラとペギーが来たなら、頬にいっぱいにパンを詰めた小猿が見れただろう。]
(194) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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銀貨は……投げても撃退は出来無さそう。 ナイフは。スージーとか、女の子が持つのも大変かな。
[投げ慣れているサイモンですら対人狼として、戦えるのかどうか。 強そうに見えなくてコメントすることは控えておいた。]
だとしたら、やっぱ一緒にいよ。 そのほうが安心。
[手は繋いだままだったけれど、そのまま食事場へ入る。 なんとなく離さないほうがいいかなと、思っていたから。]
(195) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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そう、そういう簡単な話 ……なのかなぁ?
[犯人を捕まえればいい。それはわかりやすい話。 人狼を見つければいい。 では、ここで疑問がひとつ]
でも、人狼ってなんだろう 上半身狼の化け物だとか、満月の夜だけ狼になれるとか 人の姿のまま目だけ赤く光るとか
[紡がれた御伽噺は、それこそ昨夜見えた星の数ほどもあるだろう]
どれが本当でもさ そんな風にわかりやすければ、ね
[今はまだ、きっと手探りの状況。 それでも、一番にやるべきことは、犯人探しではないのだ]
(196) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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[ジャニスの返してくれた小猿を連れて>>120>>129 向かうは猛獣入りの檻の並ぶテント
笛吹きのペギーやアントニーの泣き声に 後ろ髪を引かれたが、ニコラスやスージーもおり 団長の状態から、他に気になることがあり 檻や猛獣たちをそれぞれ見て、ため息を吐く]
(197) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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じゃあ……そろそろ、こいつと準備してくる
[抱えなおした革袋。 まっすぐに歌うには、まだ準備が足りていない。 炊事場の方から漂ってくる食べ物の匂い。 少しずつ、少しずつ戻ってきた"日常"に背を向けて]
また、後でね
[煌びやかな大テントに向かってゆく。 ―――公演は、行われなければならないのだから**]
(198) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/11(Sat) 01時半頃
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[中途半端な丈のズボンから突き出た脚には、まだ土埃もこびりついていた。サンダルを引きずるようにしながら、ペギーはエフェドラに続いて食堂へと足を踏み入れる。上着の裾は掴んだまま。涙は乾いていたが、目元は赤く腫れ上がっていた。]
………おはよ。
[食堂の面々に挨拶を交わして歩く。先程の男たちも、隅のテーブルで朝食をとっていた。ペギーの姿を認めると、やや安堵の表情で、軽く手を挙げ挨拶した。中央のテーブルにはパンと格闘する赤毛の少年。
クラウンが姿を現したのは、ちょうどその頃。]
(199) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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銀貨が命中したら吃驚して怯んでくれるかも。 ふふ、女の子扱いしてくれるんだ? ナイフを隠し持つならスカートの下とか そういった意味では出来なくはないんでしょうけど。
[武器といえる物を扱った覚えはなく。 危害加えようとする者からは逃げる事しか選べなかった過去。 トリノス>>195をちらとみる。]
一緒に、いるの……
[フィリップでなくていいの、とか。 私でいいの、なんて言葉が脳裏を掠めるけれど]
そうね、……こうして一緒に居てもらえると 私も、安心できる、から。 ありがと、トリノス。
[支える心算がいつのまにか支えられている気がして 素直に礼の言葉を向けて食事場へと足を踏み入れた。]
(200) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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…お前らじゃないよな、さすがに
[現場では>>79ああいってみたものの 自分やジャニス以外の誰かが誤って ここから放っていたのかもと確かめて 檻も獣たちからも、その形跡は読み取れず]
…とりあえず、公演の準備を
[その昔、猛獣使いもやっていたという 団長を襲う獣はここにはいない だとしたら、やっぱり──なのだろうか?]
(201) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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人狼って、わかんないのか。 大変だなあ。
[結局、どことなく他人事。
ニコラスは準備へ。 そろそろ自分も準備が必要だ]
じゃあ、俺も行く。 楽しみだな。
[本番は、自分以外の出演者の演技は 必ず全部見ている。 サイモンのナイフ投げも楽しみだと微笑んだ。
ふわりとした笑顔に 不安はやはり、無かった**]
(202) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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―― 食事場 ――
[来ていないようだったら そのままあの現場へと向かうはずの足は、 幸運にも食事場で止めることが出来た。
頼んだ雑用を果たし、貪る最中のアントニー>>194に あは、といつもの調子に笑って。 そしてエフェドラ>>190とペギー>>199のもとへ カフェオレの入ったカップと共に進み]
ありがと、エフィー。これどーぞ。 ペギーにも。まだあったかいよ。
(203) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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ンで、実際どーお?
[さっきの小猿と似たり寄ったりの泣き顔へ 見下ろす位置から問いかける。
ぱらぱらと人が集う食堂は 公演日朝のかしましさはなく、消沈した雰囲気が漂う。]
もう元気になった?
(204) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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ん、どうした? シェロ
[ぴょんと肩から降りた小猿は 自分の足元に転がる丸いものに興味を示す 誰がしまい忘れたか、オレンジ大の丸い球だった]
そうか、気になるか…
[ひょいと投げると、小猿はしっかり受け止めた ジャニスの仕込みの成果だろうか よく出来たなと、頭を撫でてハッとする]
(205) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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ぁよう。
[パンが口に入っていると、まともに挨拶を返すことは難しい。 ペギーと、それからエフェドラ、スージーに、トリノス。 皆まとめて来たということは、皆まとめてやる気ということだ。 公演は無事に行われそうだ。]
(206) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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