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95 Twilight Carnival
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「………っと、こうしちゃいられない。 あいつらも気になるが、まずは逃げるぞ。 早くしないと、仮面達が戻ってくる…!」
[そう言って、俺はジョージの肩あたりに跳び乗る。 その瞬間。彼の肩が、びくっと拒絶反応を示した。]
「 ! ………………。 潰すなよ?」
『だ、……大丈夫。ぜんぜん平気!』
「お前の「顔」が、平気じゃないと言っている」
『あっ…!? がが、我慢はできるよ?』
[まったく。嘘を付くと一目で分かる体質というのも、 いい事に見えるが、時と場合によっては困りものだ。 虫が苦手な所悪いが、暫くの間、耐えて貰おう。]
(+13) 2014/11/09(Sun) 21時頃
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『………と、ところでさ、イアン。』
「何だ?」
『すごく強いんだね…あの二人って。 危険なのに、こんな所まで助けに来てくれて。』
「ああ、そうだな。 ……ん? でもお前も似たような事やってたろ。」
『えっ……? ………あ。 そ、そういえば……そうだっけ。』
[映画を見たなら分かるかもしれないが、本当の話だ。 コオロギにされ、魚の餌になりかけた俺を間一髪で救い、 動物に変えられ、檻に囚われていた子供達を助けたのは、 他ならぬ、この主人公のジョージだったのだ。]
(+14) 2014/11/09(Sun) 21時頃
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『………………。 …ぼくも… いつかあんな風になれるのかな……』
「……、それを決めるのは俺じゃない。お前自身だ。 思い立ったなら、出来る事から始めてみると良い。」
『……ぼくに…… できる、こと………』
[キシリと、俺の隣で首の繋ぎ目が軋む音が聞こえる。 見れば、俯いていたジョージが顔を上げていた。 自信なさげな横顔だが、先程までとは目つきが違う。
―――― ありがとうな。ヤニク、マユミ。 二人のお陰で、漸くエンジンが掛かったみたいだ。]
(+15) 2014/11/09(Sun) 21時頃
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『行こう。見つからないように…そっとね。』
「ああ。青の間なら、人も居るし安全だろう。」
[そう言うと、俺達は倒れた扉を超え、部屋の外へ。 何気なく振り返ると、鍵の刺さった南京錠が目に入る。]
「……………… ?」
[>>42 ヤニクは、鍵を取って南京錠を開けてくれた。 ……だが、あんな所に鍵なんて掛かっていただろうか? ずっとあの籠の中に居て、なぜ今まで気付かなかった?
そもそも、こんな手の込んだ監禁方法を取る団長が、 無用心にも鍵を置いていくなんて…どうも引っ掛かる。 アイツの事だ。鍵なんて、取られないよう持ち歩くか、 折り曲げたり呑み込んだりしても不思議じゃないのに…]
(+16) 2014/11/09(Sun) 21時頃
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『………イアン? どうかした?』
「ん。 ……いや、何でもない。」
[ぼんやりと疑問を抱えながら、休憩室を後にする。 >>0マユミが落としたマリアンヌがきょとんとしていたが、 人差し指を口に当てて、「言うなよ?」と目配せ**]
(+17) 2014/11/09(Sun) 21時頃
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――むっ!?
[足元からの殺気を感じて、咄嗟に飛びのいた。
眼前に噴き上がる、濃密な瘴気の牙。 精神の弱いものなら、近付いただけで昏倒しかねないだろう]
ゲイル君たちからは、かなりの武闘派と聞いていたが……、
[アトラクションを腕力任せに攻略していったと、報告は受けていた。
が、本を手にしている様子は、むしろ魔法系――報告が間違っていたのだろうか?]
(134) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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まあいい! この拳で確かめるとしよう……!
[距離を詰めんと、ダッと地面を蹴って。
なんとなれば、それ以外の戦い方は出来ないゆえに]
(135) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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― 回想:ナナコロキャッスル上空にて ―
おや? ……これは、うちの蝙蝠じゃないですねー
[レオナルドが城にやってきていくらかした頃。 >>76空を埋め尽くす蝙蝠の集団に空へ浮かされたが 男は慌てず騒がず、いつもの調子でその蝙蝠達を観察して呟く。
……となれば、心あたりは二つに一つ。]
「うげぇ、俺あの人苦手なんだけど」 [>>75何かの予感を感じ取ったか、 黒蛇はげっそりとして、寒気に震える。]
(136) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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えぇ、そうですよ?
[距離を詰める姿に、また本を捲る。 周囲の温度が下がり、中空に現れるのは氷の槍。]
氷塊《アイスバーグ》
[軽く指を振れば、それは急スピードで襲い掛かる。]
(137) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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ですがワタシ、一応貴方のようなただの脳筋ではないのですよ。
[にこりと笑いながら、素早く宙に文様を描く。 黄色く光る魔法陣に腕を通し]
付属・雷《エンチャント・ライトニング》
(138) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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― 回想:アイス・キャッスル ―
ああ、矢張り貴女でした かッ――――
[>>80言うや否や、熱烈な歓迎を受けるも 白蛇からハンカチを受け取れば、 しれっとキスマークを落としていく。
>>81そうしてそのまま、男は 特製スイートルームとやらに連れていかれるが―――
男に纏わり付く蛇達は、何かに気付き、小声で通じ合う]
(139) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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魔法闘士――――――とでも申しましょうか。
[氷の槍の陰に紛れ、肉薄し、拳を振るう。]
最近の死体は、高性能なんですよ?
(140) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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『それにしても、チャルちゃん いつもならゼルダおばさんのアタックくらい ひょいと避けちゃう筈なのに………ってまさか』
[パレードでの闘い、そして 極めつけは先程の城での落下ダメージ。 蛇達は男の蓄積された疲労に気付いていたのだ]
「クソッ、平気なフリなんかしやがって…… 相変わらず意地っ張りなんだからよーー」
[そうして、辿り着いた先の部屋で お菓子やらお茶やらで、暫くはもてなされるが……]
(141) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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ぐ、 はッ―――――……
「チャル公!!!」『チャルちゃん!!!』
[>>116ペラジーが部屋に辿り着いた時 男は、口から血――――のように紅い紅茶を零して。
ペラジーにはその有様を ゼルダに可愛がられた結果と見えるように咄嗟に誤魔化す。
その甲斐あったか、彼女には謝罪をされて そのまま自アトラクションに連れていかれる事になった。]
(142) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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[お星さまのメンテナンスを終えた2人。 さて、レオナルド追撃と行こうかと思いましたが。
放っておいてもレオナルドは何とかなりそうでした。 ならばと行く先を変えたお星さまは……一路、テライド・ゴーストライトへと。]
(143) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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はっはっは!!
[氷の槍――それは先ほど、アイス・キャッスルでの戦いで目にしている!]
遅い遅い! あの騎士の一閃に比べれば遅ぉぉぉぉィ!
[ボクサーのごとく。上体を前傾するダッキングで氷槍を掻い潜って――視界に、雷光を纏う拳]
――ぬ、ぁぁぁぁ!?
[氷槍の回避で、頭を下げていたために。選べる手段は多くない]
(144) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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くッ――のおおおおお!!
[アッパー気味に襲い掛かった雷拳――それを避けるのに、通常は仰け反るか頭を左右にずらすかする! だが、教授は違った! 逆に! なんと更に! 頭を下げて突っ込んだ!! ダイビング土下座とでもいうほどに頭を下げての跳躍! ばぢぢぢぢぢぢぢっと、後頭部から背にかけてを雷光が灼く!!]
ッ――からの!!
[マユミの足元に土下座状態でスライドして]
魔法闘士か! だが、それなら私にも出来るぞ! いくぞ――肉体魔法!! アース・ファング!!
[と、地面をドゴォ!! 大地の破片が飛び散る!!]
(145) 2014/11/09(Sun) 21時半頃
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レオナルドは、もちろん大地の破片を一番浴びるのは自分である。
2014/11/09(Sun) 21時半頃
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― テライド・ゴーストナイト前 ―
はは、ペラジー君が謝る事じゃないですよー
[>>122自アトラクション前に着いても 謝罪を繰り返す彼女に、けろっとした調子で一言。]
おや、意外ですねえ。 貴女が僕のアトラクションに挑戦だなんて。
……まあでしたら、今から来る方も一緒に。
[通信機での返事を聞きながら >>143遠い夜空に、目を細めて]
(146) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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[――――――――ブチッ]
[と、もしかしたら教授には聞こえたかもしれない。 何かが切れる音が。]
そうですか。
そうですか…………………
[大地の破片(通常よりも多分痛い(痛覚があれば))を浴びながらも、視線は更に冷たく、絶対零度となる。]
……付属・拡声《エンチャント・ハイパーボイス》
…………貴方は
(147) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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其処までして女子のスカートを覗きたいんですかこの色魔ァ!!
[渾身の叫びは、園内中に響き渡っただろう。]
(148) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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あぁ、あと貴方……随分独創的な髪型になりましたね。
[ちりちりと煙を上げる頭を見ながら、地を這うような声で実況はして差し上げた。]
(149) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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――待て、誤解だ!?
[頑張って大声を張ったが、魔法にはたぶんかなわない!]
(150) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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/* ヒーッヒヒ! 今日は誰が落ちるかネー? ざっと見、レオナルドとチャールズが弱ってるネ。
(+18) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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ペラジーは、>>148 色魔って誰かしらーとふるふる震え中
2014/11/09(Sun) 22時頃
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髪型など、夢の魔法で直ぐ戻るからいいのだ!!
[爆発に巻き込まれてアフロになったキャラが、次のシーンで元に戻っているなど珍しくもない!]
(151) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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ペラジーは、チャールズと一緒に夜空を見上げる。
2014/11/09(Sun) 22時頃
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貴方はよほどワタシ達の仲間になりたいようですね? いいでしょう仲間に加えてさしあげますよ。
[足を高く掲げながら、本が薄く光る。 土下座状態なら、よく伝わるだろう。 不気味な地響きが]
――――食人鬼《グール》!!
[ボゴッ ボ――ゴォッ]
[地中から、わらわらと鋭い牙を持つアンデット達が這い出てくる。 それと同時に]
――――――潰れろ。
[乙女の怒り(連続踵落し)が炸裂した。]
(152) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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[>>148びり、びり……と夜の冷えた空気を伝って届いて来る声。 事情は通信機で聞いているから、あーあという顔にもなるが]
………誰でしょうかねー まあヤニク君ではないようですから、まあ……あの辺ですかねー
変態には吊り縄でもかけるべきですかねー
[自身がルーカス(女性)に対して発した発言は棚に上げて そんな独り言を呟いた。]
(153) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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ヨーランダ、貴女は空を抑えてて? 脳筋がどうも暴れてるみたいだし。
どうにでも動けるような準備だけは整えておいてほしいの。
[そう伝えると、お星さまはそれぞれに分かれていきました。 やがて、チャールズとペラジーの元に飛んできたのはタルトの乗ったお星さまだけで。]
やっほー、チャールズにペラジー。 タルトも一緒に連れて行って?
[一緒に遊ぼうと、にこやかにそう呼びかけたのでした。]
(154) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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Σつ…つりなわ!?
いつの間に、夢の国にそんなものが…!!
[某海賊アトラクションではよく見れば多少物騒な何かはありそうだが]
あれ。タルトちゃん? チャールズさんが言っていた「今から来る方 」ってもしかして…
[意外な相手が登場して、きょとり]
(155) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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やあ、タルト君。
[>>154星に乗ってやってきた姿に ようこそ、とからり骨を鳴らして]
どうぞ、どうぞ。 お二人とも歓迎しますよ――――……
[かん、と地面を傘の先で突けば アトラクションの入り口の扉が重い音を立てて開く。
中に入れば、きっと退屈していた者達が >>2:9>>2:10相手をしてくれるだろうと。]
(156) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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いやっ……、待て待て待て!! 私は死人《アンデッド》になりたくなど――!!
[周囲を囲むグールの群れ! そして、連続で落ちてくる踵!! 身体を起こす暇もなく! 横に転がって避けるしかない!!]
おいっ!
[ズゴォ!]
ちょっと!!
[ズガァ!]
話を……!!
[ドズン!]
――スカートで踵落としするなんじゃあない!! 教育的指導!!!
[そう言葉を発するしか出来ない!]
(157) 2014/11/09(Sun) 22時頃
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