64 さよならのひとつまえ
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[冷えた緑茶は、外から帰ってきた身体にはあまり優しくなかった。 背凭れに両腕を凭せかけ、組んだ指の間に顎を置く。
向けられる視線を、真っ直ぐに見つめ返す。 躊躇いがちに、紡がれる言葉。 利一は、こんな話し方をしていたっけ。 ぎぃ、と、背凭れを軋ませる。]
ん、ー ……何も無かったわけじゃないけどさ
まぁ、利一にはあんま関係ないことだよ 純粋に、もんじゃおいしかったーってだけ
寮だとさ、顔合わせて話せるけど、もう無理じゃん? けど、ちょっとしたこと、利一に話したいなぁって
……駄目?
(+80) 2014/04/02(Wed) 20時頃
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[言葉は、自分でも驚くほどスムーズに紡がれる。
本当にそうなのか、聞いて欲しいのではないだろうか。 幾度も心の奥に問うけれど、明確な答は返ってこない。]
……俺は、大丈夫だよ うまく、やってけそうだし
[そう口にすれば、膝を抱える姿の方へと歩み寄り、わしゃりと髪をかき混ぜる。 その感触がなかなか良かったので、わしゃり、わしゃりと更に二度ほど追加で撫でた。]
(+81) 2014/04/02(Wed) 20時頃
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[メールを送り終えた後、家に電話をした。 書類ができたので明日の朝に寮を出ると伝えたら、バスの終着まで車で迎えに来てくれると言ってくれた。 そのまま親戚宅へ向かい、挨拶をして、自宅に帰ることになりそうだと。 翌日は、チームの寮へ向けての準備を整え、家族でのお祝い。 その翌日、昼頃には家を出て、羽根田近くで一泊した後、翌朝の飛行機で西に飛ぶ。 大体、そんなスケジュールを確認し、最後に「ありがとう」と添えて、電話を切った。
話の最中、受話器の向こうから、ずっと、春のセンバツ高校野球の音声が聞こえていた。*]
(37) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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─朝・寮4-K─
おい、さくたろ約束通り俺様が起こしに来てやったぞォ そろそろバスくんじゃねぇの、って、……何だこれ
[張り紙のある扉を軽く蹴って。気付く。 その張り紙が昨日見たときとは内容が違っていることに。
紙には「白辻ありす以外、立ち入り禁止 ――― 朔太郎」の文字。
ふと真顔になる。周りを見回す。誰もいない静かな廊下。 もう一度その張り紙を見て。ノブに手を掛ける。まわしたら開いた。鍵は掛かっていない。微かに開いた隙間から射しこむ白い朝の光。 ──────ドアを開ける]
(38) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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──────……何だ、これ さくたろ?
[声を掛けてみる。居ないのはもう見えている。静かな室内。窓が開いている。春のやわらかな風がゆっくりとカーテンを揺らす。 そこから、ひらり、はらり。桜の花びらが紛れて舞い込む。 あれだ。寮の裏に植えられた日陰の桜だ。 陽はほとんど当たらなくても、春のあたたかさが蕾を綻ばせる。 ひらり、はらり。それは静かな部屋を埋め尽くした、やわらかそうな紙でできた白い花に舞い降る。 机の上には、本。ぬいぐるみ。一本の線香花火。硬貨。星の紙屑。一房綺麗に結われた髪。チカチカと未読メールと未送信を示す携帯電話。 並べられた幾つかは見覚えのある雑多なもの。
見当たらない部屋主。
それに気付いて最初に感じたのは、漠然とした「置いてかれた」という絶望に似た何かだった。立ち尽くす]
(39) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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ライジは、ジャニスに会ったら、山本を知らないか、聞いてみなくてはと思っている。
2014/04/02(Wed) 21時頃
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[関係ないと、告げられた言葉に小さく心臓がはねた。 真っ直ぐに床を見つめた視線は宗介の方を向けない。 淡々と告げられる言葉は寮にいた頃と変わらない。]
……そ、…か…、
[返事を返す声がひどく掠れて。 顔を上げれなくなって抱えていた膝に埋もれさせる。 宗介が近づいてくる気配がして、髪を撫でられた。 二度、三度と乱暴ではない手つきに肩を震わせて]
(+82) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[机の上の携帯が震えた。開いた窓の外からエンジン音が聞こえる。 バスが来たのだ。ひとの話す微かな声。利一たちだろうか。
────きっとそこに、朔太郎はいない。 ────朔太郎だけが、どこにもいない。
次に浮かんだのは「捨ててかれたのか」という諦観に似た何か。 携帯がまた震えた。そのメールを受け取るべき本人はいない。
─────何だこれ。
思考が止まっている。そっと足を踏み出して。敷き詰められたやわらかい白い花を踏まないように。 机の上の携帯電話を手に取った。開く。 昨日の夜からの未読メールが並ぶ。自分が深夜に送ったものもある。
─────つまり、あれが、最後だった]
(40) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[宗介を突き飛ばすように、 その胸元に思い切り頭突きを食らわせる。]
―――――――…ッ
[身を起こして顔を覗き込もうとすれば、 相手に乗り上げるような格好になっただろうか。]
……ッ、最後の最後くらい……!!! ちったぁ、俺に気を許せよ……!!!
[ぎゅっと堪えるように眉根を寄せて。 泣きそうな表情のまま宗介を見下ろして]
(+83) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[確認したら絶望と諦観が増した。 夜明けに見送ったあの背中はもうここにいない。 約束はどうなるんだろう。連絡手段もないのではないか。 置いてかれたんだ。捨ててかれたんだ。ひどい虚無が喉を枯らす。
携帯が震える。頼児からのメール。4通目。 きっと朔太郎を探しているのだろう。
視界は茫洋としたまま、返事をしなければ、と思う。 もう朔太郎はいないと報せないと。フォルダを開く。新規作成、そう操作しようとして。未送信メールがあることに気付く。 未送信。この訳分からん失踪劇を皆に報せるために用意してたメールだろうか、そんな些か乱暴な気持ちでそのメールを開く]
(41) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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っ仕方ねえじゃん、もー決まっちまったし! 大学、受けたくてもこっち受けれなかったし!
……そりゃ俺、馬鹿だし! 鈍いし、気ぃ回らないし…! 俺に言ったって意味ないのもわかってっけど!!
―――…でも、 お前が弱音吐けるくらいの相手には なりたいと思ってたし……、
[はたりと、雫が落ちる。]
(+84) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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………友達じゃん。
.
(+85) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[ぱたぱたと、水滴が落ちていく。 そう、宗介は大丈夫なのだ。きっとうまくやっていく。 離れることが不安なのは、大丈夫じゃないのは―――…]
……、…ごめん…。
[―――――…自分の方だった。]
(+86) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[ありがとう、という題名。あて先は白辻ありす。内容はたった二行]
(42) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[世界から音が消えた気がする。携帯を持つ自分の手が震えている。 ふと思い出す彼の言葉。あれは花見より前だった。
─────捨てる方がさ、難しいよね ─────捨てちゃいけないもんまで、棄てんなよ?
全部捨てる、と告げた自分にそう返した、難しいと言った彼。難しくてどうしても捨てられずに、でも持ってゆくことも出来ずに、この部屋に残さざるを得なかったもの。 机の上に視線を向ける。 本。ぬいぐるみ。一本の線香花火。硬貨。星の紙屑。救急セット。一房綺麗に結われた髪。 手の中の携帯電話。部屋を埋め尽くす白い花。
─────これを、すべて。ぼくが咲かせたのだと]
(43) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[この部屋は棄てられた部屋なんかじゃない。
─────最後まで棄てられなかったものの眠る、朔太郎の宝箱だ]
(44) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[扉の張り紙。最初は「朔太郎以外立ち入り禁止」と掲げられ。 そうして今は「ありす以外立ち入り禁止」に書き換えられた、それの意味するもの。朔太郎の宝物の眠る部屋の扉は、たったひとりに放たれた。
─────自分だけが、入ることを赦された。彼の心の中へ。
噛みしめた顎が震える。閉じた目から零れる雨粒は、ひとつ、ふたつ、俯く足元に降り注ぎ桜の花びらに雑じる。取り繕う余裕もない。 溢れるものを止めることも出来ないまま、額を抑えて崩れるように蹲る。 世界がまた動き始める。バスの走り去る音が聞こえる。 震える携帯。利一からのメール。頬を濡らしたまま不格好に笑って。
ごめん、朔太郎。ひとつだけぼくは君の望まないことをするよ。
やがて気持ちが落ち着いた頃。 ガラパゴスを鳴らして、朔太郎の携帯から一通のメールを送る]
(45) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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お前は俺のこと好きすぎなんだ、ばーか
[しばらくはその部屋で蹲って、動けないまま。 たくさんの白い花からある五つの文字を探し出すのは、もう少しあとになってからのこと*]
(46) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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To:目測190p(漫画家)>>5:+189 From:小鳥谷 博 Sub:RE:
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[天使の輪がついたカピバラ][お墓]
おはようございます 一番よくわかる野球ルールブックという、まんまな本がありますよ
――――――――――
(+87) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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[朝、ネットカフェで目を覚ます。 初めてこういうところに入ったが、食事はあるしシャワー室はあるしベッドチェアはあるしで、住めるんじゃないかと静かに感心した。
なるべくいろんなことを考えないようにして、寝落ちした分のメールを返してから ふと、朔からのメールに気が付く>>*7 その送り主は知らぬままに、嗚呼、行ったのかとぼんやり思う。
住所を言えないという彼は、いったいどこへ行くのだろうか。 本当にまた会えるのかとか。
いろんなことを考えて、ぼんやりして。 なにやらいろんな喪失感がこみ上げてきたので、朔に電話をかけてみた。
一回、二回、三回。 コール音、三回目きっかり。
言いたいことも思いつかないと思いなおして、ぷつ、と電話を切った]
(+88) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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―― 昨日・中庭 カラオケ大会中に ――
成斗からのリクエストなー。
[それは何時のタイミングだったか、男はプレイヤーを操作すると、マイク前に立った。 歌詞を検索し、時折そちらを見ながら演奏をする。彼が何を想い、これを選んだのか。 流れるままに口にする歌詞の意味は、検索したサイトの隅に書かれていた。
“私”が待つ“あなた”は “成斗”が待つ“あなた”は 一体誰なのだろう。
―― 少なくともその先に、自らはいない。]
―― what your love means to me Open arms
[歌い終えてベースに視線を落とす。 今の男には少し、ほんの少しだけ、辛かった*]
(47) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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―― 翌朝・バス停 ――
[今日はきちんと起きることが出来た。 利一と共にバスに乗るだろうとばかり思っていた朔太郎の姿は見えず、事情も知らぬ男はただ首をひねるばかり。]
またな、ロンよ。大きくなれよ。 元気でツモれッ!
[最後に告げたのは、そんないつものふざけた言葉。 賑やかに、笑顔で。旅立つ彼を見送る。 バスに乗り込む姿に手を振って、車体が見えなくなるまでずっと、バス停でたたずんでいた。]
(48) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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……まあ、また会えると信じてやろう。
[呟いて。 さてさてと伸びをして、下宿先へ少しでも近づくために駅へと足を運ぶ。
途中、そうだまだ朔以外に住所を教えてなかったと携帯を取り出して。 知り合いを選択している途中、ふと手が止まる。
謎の登録ネームが並ぶ中、唯一、「さん」付けで登録されている名前を選択したものかと指が彷徨い]
……えいっ。
[勇気を出して、ぽちっておいた]
(+89) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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To:ALL From:小鳥谷 博 Sub:新住所
――――――――――
ご卒業おめでとうございます このたび、実家を離れてフランスのロンドンへ渡米しますので、新住所をお知らせしておきます
[グーグーマップのアドレス。ネズミーランドの県にピンが刺さっている。 フランスでもロンドンでも米でもない]
――――――――――
(+90) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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親父、お袋 へ
オレは、オレの道を行くことにした。 心配すんな。
店、継げなくてごめん。 親不孝で、ごめんな。
朔太郎
(+91) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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―――――――――――――――― 十条烝(@cross_10 ) @raijingbaseball>>*5 フォロ返しthx. 分かった、電話待ってるな。 ――――――――――――――――
(+92) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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TO:保元 頼児>>*6 TITLE:RE:RE:元気だ! MESSAGE: そうか?丁度TL見てたとこだったから ああ、定良で合ってる。
さっき行ってくるってあいつからメールきてたな お前の名前も同送にあったけど。 お前らに泣いてるとこでも見せたくなかったのかね
分かった、電話待ってる。
――――――――――――――
(+93) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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[俺が社会人として働き出した今日。 一人の友人が、一つの決意を抱いて旅立ったことを。
今の俺は――知らない。
「人は変わる」
俺の知っている山本は変わってしまったから嘘をついたのか。 ――変わることは、悪いことでしかないのか。
なにも知らない今の俺には、すべてが解らない。*]
(+94) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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知らんなぁ。 まだ寮いんのかね?
[同じく事情を知らない頼児>>10に、そう答え。 それでも寮にいるのならバスの時間には気がつくはずだろうと、首を傾いだ*]
(49) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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―空港―
[カコン、と小気味いい音が聞こえた。 思いを認めた手紙を、赤いモンスターのその口へ運ぶ。 実家へこの手紙が辿り着く頃には、きっともう海の向こう側なのだろう。 誰にも告げなかった【道】へと、金属の鳥で空を羽ばたくまではあと少し。
ひしめき合う足音、声、アナウンス、喧騒。 昨夜や朝とは大違いのそれに、ロビーに腰かけて目を閉じた。
瞼の裏に焼き付いた暁。 薄い闇が朝を纏って、落ちる一粒の雨。 触れた肌は、絹よりも滑らかに感じた。
幻影に、そっと手を伸ばす。]
(+95) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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―― 4-O ――
[寮母から書類を受け取り、足取りも軽く部屋に戻る。 智明も取りに向かっただろうか、はたまた共に行っただろうか。 菓子とベース以外殆ど荷物のなかった男は、パーソナルスペースに殆ど物を残していない。]
んーっとととこれ送ればいっかな。
[机に腰掛けてスマートフォンを弄る。 ひよこは男の手が動くそれに沿って、軽やかにゆれている。]
(50) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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