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21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[……嗚呼、もう良いや。
シーシャの顔を見ずに、その怪我した手を取り。 指先を口に含んだ。
鉄の味が口に広がる。 その味に、泣きそうになった。]
(63) 2013/08/11(Sun) 23時頃
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[もっとと強請るフィリップへ 彼の欲しがるままに 何度も何度も唇を合わせる]
フィー…ちょっと苦しい…かも
[きつく抱きしめられ 身動きも取りづらい状態で、思わず]
これじゃあ…俺よりも子どもみたい
[と、くすくす笑った]
でも、嬉しい…
(+22) 2013/08/11(Sun) 23時頃
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[がっついてるのはわかってる。でも]
ん? ハロルドをくれるなら子供でもいいよ。
[嬉しいと言われて>>+22調子にのる。 ハロルドの襟元に指をかけて顔を覗き込むと 挑発的な視線で誘惑をする]
ハロルド、俺がつけた痕を見せて。
(+23) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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あかばら は あおばら が いなくなって さびしそう だったよ
にぃせん せんぱい の なかに とじこめられた あおばら の ぶん まで いきていたいって
あねすと せんぱい の なかで ないてる しろばら を できそこないって いってた
あかばら は どこか へ いきたがってる まいご ひとり めいろ で まよって いる まいご
そんな きがする
(+24) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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…そーだね、 全員寝ちゃったらもう構ってもらえないか…。 でも、そっかー…、 ずっと良い夢見れるんなら俺も起きなくていいって思うかも。
[グレッグの言葉に納得したように呟いて、 また、顔は逸れる。こちらを見ようとしない。 だから手当ての遣り取りだって、何時ものように。 そう思っていたからグレッグが手を取ると目を丸くして]
…、
[指先にやわらかなぬめりを感じると、俯いて小さく息を吞む。]
(64) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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[セシル、上着つかんで、あたまなでられて ないてる、最中、また、こえきこえて。
あかばら、どこかいきたい、 今セシルのなかで、そうおもってる?
このまま、セシル、のなか、同調、共鳴する どうなってしまう、のだろう? まいご、こわくないのかな?あかばら]
(65) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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[調子に乗ってさらにねだるフィリップを見て ふわっとほほ笑む]
俺、もっとフィーとキスしてたいな… だって、順番逆だったんだもん
魔法を見る前に魔術師が消えちゃった そんな感じで…物足りないよ
[フィリップの唇をなぞりながら]
俺の唇でフィーをもっと感じたい…駄目?
[と、上目遣いで彼を見た]
(+25) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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………、
[小さく、何か嘯いてから 俯いたまま前髪の隙間からグレッグの表情を覗き見て]
…嫌、なら…無理しなくていいのに…、
[ふ、と吐く吐息が笑みのような音になる。]
…先輩、…強くすると痛い、から… もっと、ゆっくり…優しくして…?
(66) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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”あかばらさん、どうしたい、のかな。”
[はな、かるくすすりながら、ぽつり、こぼす。 セシル、あかばら、なんていってる? そんなふう、くびかしげて]
(67) 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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[赤薔薇が欲してたのは その毒で惑わせて従わせやすいサミュエル そう思い込んでいたが
もしかしたら、セシルの方だったのだろうか
2人が互いを求める強さに 大きな違いはないだろう ただ…より激しさを隠していた方ならば 多分、セシルではないのかと
御しにくい一方、秘めたエネルギーの強い方 赤薔薇が求めていたのはそういう宿主?]
(+26) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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……まいご?
[ゆめの中に囚われた、こころ。 少し近くなったせいか、なにか聞こえた気がした。]
まいごは、どこにいるの?
(+27) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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ああもうっ
[ガバッとハロルドを離し、距離をとる]
あんまり可愛い顔するな。
[困ったように睨みつけて、それから]
強引に奪いたくなるだろ…
[視線を逸らした]
(+28) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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だからキスもハグも終わりっ
[くるりと背を向け、何処へとも知れずに歩き出す]
(+29) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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[まるで拗ねた子どものようなフィリップを 追いかけながら]
ええっ…つまんない… もっと、その気にさせて欲しかったのに
[ぷんぷんと怒って]
フィーの意地悪…ずるいよ… 俺にだって こうしたいっていう権利くらいあるんだから!
[その腕にしがみついた]
(+30) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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[目覚めたくない程の、良い夢。 自分だったらどんな夢をみるのだろうか。 そんなことを考える。]
……ん……っ、
[シーシャの指に、舌を這わせる。 指先以外の場所にも、舌を絡めた。
それは治療ではなく、別の意味を含んでいる。 篭った息が漏れた。]
(68) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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[小さな声は、耳には届かない。 シーシャの声に、返事はしなかった。
少し荒くなった息遣いと、シーシャの声。 水音が、静かな礼拝堂に響いている。
シーシャの顔を見ないまま。 何度も傷を舐めるように、舌を動かす。
笑みを含んだような声も無視をして。 強く。]
(69) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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[>>53きらきら。綺麗な雫が落ちて、驚いた。 あたふたと指で拭おうと手を伸ばせば、届く前にすがりつかれて 手は彷徨った後、よしよしとサミュエルの後頭部を撫でた。
薔薇の香りが、する。
くらり、くらり。 理性を唆し、誑かして、誘惑する香り。
思いっきり、眉を顰めた。
赤の薔薇は、愛情の色。 その色を押し付けることを、自分は望んではいない。 それなのに、薔薇は甘く甘く、囁いて]
(70) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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(不意打ちだろ)
[ハロルドを気遣えなくなるくらい理性をなくすなんて そんなことはしたくなかった。 だから強引に打ち切ったのに]
くそ…っ もう知らないからな。
[顎に手をかけると強引に上を向かせてキスを奪う。 舌を絡めればそれは甘く。 理性をとろかすには充分だった]
(+31) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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[撫でてくれる手、優しくて。それだけで、むねのうち、 みちるものがあって、はな、ちいさくならす。
ふかく、いきをはく、すこしずつおちつく。 みあげた、さき、眉間しわ、 ゆび、のばして、のばそうと。
どうしたの?とうかわり、くびをかしげる、 まだ、なみだ、おさまりきらないけれど]
(71) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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[>>71皺を伸ばそうとするサミュエルの手に、少しだけ微笑む。 問う言葉には、ゆる、と首を振った]
……薔薇の望み?
[>>67サミュエルの唐突な問いに、ぱち、と瞬く。
孤独を食らって、愛を食らって それすらも手段でしかないそれが、望むもの。
こてり、首を傾いで]
咲くこと、では、ないのですか?
(72) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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フィー…
[その先の言葉が出るより先に 彼の手が顎を上向かせ 強く激しいキスをしてくる
フィリップの舌に絡め取られた自分の舌で 彼のそれを感じると、背筋がぞくり]
(…気持ちいい)
[その痺れる感じに、しばらく惚けていた]
(+32) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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……咲くこと、に、必要なのは
[赤薔薇の小さくなっていく声に、ゆっくりと瞬きをしてから 客観的事実だけを、伝える。 ぱっと香る薔薇の香りは、甘く心をかき乱して]
私の、眠りだそう、ですがね。やはり。
[少なくとも、それは確かに真実だろうと。 伝えながら、きゅうと眉が下がった。
いつもの、困った顔。 温厚で優しい面の、セシルの顔]
……でも、私、は
[ぽつり、呟いて 言葉は、一旦途切れる]
(73) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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[返答は返って来ない、 代わりに温かなぬめりが指先から逸れて 傷以外触れられると思っていなかった手が震えた。
ふ、と先程笑みの音を鳴らした吐息に今度は熱が宿る。 グレッグの息遣いと、グレッグが鳴らす水音。 煽られるように、呼吸の感覚がわからなくなっていく。]
――…っぃ、
[グレッグは今どのような顔をしているのか、 覗き見ようと顔を上げたと同時、傷口に強く触れられ震えと共に声が零れた。 痛みを訴えるものとしては、甘く、掠れて。]
(74) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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…せんぱい、
[没頭する姿を弱く呼ぶ、 返事がなければ呼び止めるように声音が強めて]
…っ先輩…!
(75) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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[茫然としているハロルドを見てにこりと笑い、 再び唇を合わせた。 ハロルドが欲っしたように、深く、深く、]
[ハロルドを思う存分 味わったあと、 水音をたてて耳をしゃぶる。 そこに吐息をかけるように囁いた]
次にしてほしいことは?
[それは辱めるためではなく。 気遣いだということは伝わるだろうか]
(+33) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/08/12(Mon) 00時半頃
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[伸ばす、までもなく、笑み うすくなった、しわ、ゆびでふれながら]
[さくこと、それ、おれもしってる。 でも、ひとのなか、いどうするばら そのばらの、ひりょうってなんだろう?
そう、思えば……ふることば、またたいてみあげて。]
”……セシル、ねむっちゃう、やだ……いや”
[それに、眠る、まえにひつようなのは 無意識、みけんにのばしてた指、 セシル、唇、ふれようと]
(76) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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”セシルが……だれかと、キス、するの……いや”
[シーシャ、とした。やさしくて、やわらかい。 セシル、だれかと、したら? むねのうち、ざわざわする。
わがまま、ばっかり、ゆめのなかのせしる。 いってしまう。じぶんの、わがまま、くしにしたあと セシル、途切れた言葉、いいたいこと、なんだろう、 じっと、みあげる]
(77) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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[震える手が逃げないようにと、軽く歯を立てる。 傷に当たってしまったかもしれないけれど、気にしない。
シーシャの吐息にも熱が篭ったのを感じれば。 夢中で、舐める。 もっと、と煽るように。
今浮かべている表情は、泣きそうなで。 しかし熱に浮かされたような顔だ。
漏れたシーシャの、甘く掠れた声に、煽られる。]
(78) 2013/08/12(Mon) 01時頃
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[呼ばれたことを、無視したら、もっと強い声で呼ばれた。 顔を上げる。}
……何?
[答えながら、指に絡んだ唾液を拭う。 舌先を見せ付けるように、シーシャの指に絡ませた。]
(79) 2013/08/12(Mon) 01時頃
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[再び感じたフィリップの唇 口を開けて合わせて隙間から 舌を絡ませて深く、深く味わった
夢中になって息を忘れていたようで 口を離してから、ほぅっと長い吐息をひとつ]
…フィー、そこだめ
[フィリップが音を立てて耳を食む ゾクゾクして、身を捩ると
『次にしてほしいことは?』
と耳をくすぐる吐息混じりの囁き]
(+34) 2013/08/12(Mon) 01時頃
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