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62 Bye Bye CUCKOO'S NEST
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/03/26(Wed) 20時頃
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[ふらりと歩いていれば少女の怒声が聞こえてきた>>49 一体何が起こっているのかはさっぱり分からないが。 あの少女は明るく快活で、悪く言えば煩い。 だからきっと騒いでいるだけだろうと思うだけで。]
But all the drugs in this world Won't save her from herself
[のんびりと歌を口ずさみながら散歩をするようにゆったりと歩く。 通信機からは何か音が聞こえただろうか。 どうも近くまで追手は来ているらしい、そんな感じの事が聞こえた気がした。]
(56) 2014/03/26(Wed) 20時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/03/26(Wed) 20時半頃
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レティに会えたら、教えてやれ。
[三月の湖の冷たさと日差しの温かさを、頭を撫でられる感覚を、ロビンがそのまま伝えられるように。俺は、脱力したロビンを支えるように抱いたまま、頭を撫で続けた。
その最中の心音は、穏やかに鳴る。 不意に母の腕に抱かれた最後の日を思い出し、嫌な高鳴りが胸の内に響くまでは。…泣き喚き俺に縋った母の声が耳の奥に響く。ジクジク…と嫌な湿気のある声だ。]
………歌だ。
[その声を覆い隠したのは、 やや遠くから聞こえる歌声(>>56)。]
(57) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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[>>55の言葉にぱちぱちと瞬いて出ていくのを見届けた。
――悪趣味。
どさり、と右手を話せばまだ新しい色鉛筆が転がり落ち、紙はひらひらと低空を舞う。]
ねえ。お父さん。どこ。 ねえ。お母さん。どこ。
[虚空につぶやいて目を閉じる。とずきずきと頭が痛む。自分しかいない空間でぐったりと背を預けて、
一人、独り。]
(58) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/03/26(Wed) 21時半頃
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…………うん……
[水面からはみ出た肩や外気に触れる方の側頭 膝に、いつ感じた以来かわからない陽光の その穏やかな暖かさを感じながら 目を閉じて腕の中でとろとろとしていた時だった。]
…………何、か…………
[あったの?] [と、耳に届く心音が微か変容したようで 僕は目を開けて見上げたが、 聞こえてくる歌と、それを認める声に 最後まで言い終わらないまま目をまたたかせた。]
Was sollen wir Denn dir Zur Dankbarkeit dafur erlegen,
(59) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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『…だれ…つか……け』
[通信機から何やら指令が入る。 誰か捕まえておけ、だろうか。 捕まえるのはいいけど、ケヴィンなんかだとこちらが負けそうだし。]
…レティ、見つかってねぇからなぁ。 どーしよっかなぁ。
[脳裏に浮かんだ小柄な人間と言えば二人で。 そのうちの一人は少々気に食わないとはいえ一応は”仲間”だ。 だとすれば必然的にもう一人になるわけで。
ほんの少し眉を下げて歩いていれば湖へと辿り着いて。 そこでロビンとケヴィンの姿を見る事になる。]
(60) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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[歌。][聞こえる歌に、レティが歌っていたのを 僕は思い出して、小さく口ずさんだ。 …………レティの鈴のような歌声とは 全く違うと、すぐに口を閉じたが。]
(61) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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[耳に歌声が飛び込んで来た。 それはすぐに終わってしまったけど、とても綺麗で。]
せっかくだからもっと歌ったらいいのに。
[にこやかにロビンへと声を掛け。 それから二人へと視線をちらりと投げて。] ま、歌もいいけどさ。 なに呑気に水浴びしてんだよ。 サイモンみたいに捕まってもいいの?
追手、近くまで来てるかもよ。
[追手の存在を匂わせながらも焦りなどみじんも見せない。 そんな自分の違和感に二人がどう感じるのか。]
(62) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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[途切れた言葉の先が歌に成るのを、ひとつ深い呼吸を置きながら聞いて。彼らの歌はすぐに止んでしまう事を、少し残念がって吐息を零す。]
続きは…――
[と、イアンの声に追従してロビンに歌の続きを促す声が不自然に止まり。追手の存在を匂わせるイアンを注視した。]
……道は外れた。 発信機でも…――あるのか?
[車体に追跡のための何かが取り付けられているという可能性を考え、ロビンを支えたままの腕が微かに緊張した。]
(63) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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…………僕は……聞いていた、だけだから。
[目をしっかりと開けて声の方向を振り返る。 まだ登り切らぬ日を受けて反射する水面と 芽吹き始めた緑がまばらな林、 その間に短い茶髪の青年 ……声から薬を欲しがっていた姿、とわかる。]
…………呑気、かな。 体調、はだいじょうぶ…………?
[自分の行動がのんきかどうかもよくわからない だから眼前の彼にあるらしき違和感もわからず むしろ僕はそのまま少し考える]
…………二人とも、名前……
(64) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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[ケヴィンの視線が痛く感じて、そっと外し。]
…どうだろう、そんなん俺が知るわけねぇだろ。 でも、あんたの指示であんだけぐねぐね色んな道通ったのに追ってくるって事はさぁ……。
[もう既に追手がいる事を確定で話してしまっている事に自分では気づいてはいない。 じわりと汗が額に滲む。 視線が泳いで目を合わさない。 声だけはなんとか平静さを保ってはいても。 人を騙している、その事が身体に変化として現れる。]
…名前? 俺ならイアンだけど、それがどうかしたか?
[ロビンの言葉にそう答えつつ。 どうしたもんかと、内心で溜息をついた。]
(65) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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[水浴びをして撫でてくれた姿にも 続き、と言われ、レティの声との差を知っている僕は きっと眉が困るように下がっただろう。]
[支えるように回された手の様子に 僕は一度相手を見上げて。 支える手をそっと撫でた。]
(66) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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二度と塀の内に戻る気は無い。
……オマエは、何故それを知っている。 イアン。
[イアンの言葉が引っ掛かる。 追手が迫っている事を、どうして彼は察知出来たのか。とは言え咄嗟に千里眼のようなものを疑ってみるあたり、俺はまさか内通者が居るとは思っていない。今は。]
ケヴィンだ。 [ロビンの腰に腕を回し、水中で軽く抱えて岸へと戻ろうとしながら。問い掛けには名乗りを返す。視線は、どこかよそよそしいイアンを見据えたままで。]
(67) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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[ロビンを捕まえるにしてもケヴィンが邪魔だ。 逸らしていた視線をちらりとケヴィンへと戻し。]
さて、なんでだろうね? 薬が魅せる幻覚かもなぁ。
[おどけてみせて、時間を稼ぐ。]
『近いな、どこだ。』
[追手はかなり近くまで来たようで、今度ははっきりと言葉が聞き取れた。 それはもしかしたらケヴィンやロビンにも聞こえたかもしれない。]
(68) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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[細かな言葉のそれや、矛盾には僕は気づけず。]
そっか、イアン……ケヴィン ん…………知りたかった、だけ。
イアン……薬……切れたの?
[僕はケヴィンに抱えられながら 回された位置が少しくすぐったく 僕は小さく身をよじりもしたが…… イアンが何処か落ち着かない様子にゆるく首を傾げ ……思い当たり理由は薬切れ。]
…もう、僕は持ってない、し…………ごめんね
(69) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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[じっと。窓を見つめる。 ところどころ点だけど少しは見える。]
外、出てみようかなあ。
[悪趣味。違う意味なのだがその他の記憶を知らない自分は絵のことだと思い絵を書く気がなくなってしまってそのまま車から降りた。]
くぅ。いい空気。
[湿気った車ではない新鮮な空気である。まさか知らないところで険悪なことになっているとはしらず]
(70) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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ロビンは、イアンとケヴィンの様子をゆっくり交互に見る。
2014/03/26(Wed) 22時頃
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誰だ、
[知らない声がイアンの居る方向から聞こえた気がした。「近いな、どこだ。」…何かを探していると解る声。何を探しているのかは、イアンの話と重ねあわせると明白だった。]
……車を出す。 幻覚に追われるのは困る。
逃げても逃げても、追われ続ける。
[歩けば次第に浅くなる湖から、ロビンを連れて岸へと上がり。デメテルに変態だと叫ばれそうな格好のままで緩く首を振る。]
(71) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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知らない。
[通信機の向こう側の声の主が誰かなんて知らない。 だから素直に答える。
自分だけ置いて行かれても困る。 誰か一人捕まえておかないと、薬が貰えないから。 だからケヴィンに連れられたロビンへと手を伸ばして。]
レティ、探すの手伝ってやれなくてごめんな? でも、このまま行ったら赦して貰えなくてずっと会えないかもしれねぇよ。 だから一緒に戻ろ?
[レティを探してやりたいと思ったのは本当で。 でも捕まえたら一緒にあの場所へと戻れて寂しくないと気づいたのも事実で。 だから、懇願するようにそう言葉を投げかける。]
(72) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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【外】
[あてもなくフラフラと歩いた。緑や水のたまり場なんて見たこともなかったから少し前のことは忘れてしゃがみこんだり、背伸びしたりして触れたことのない緑を楽しんでいた。]
わぁ...。
[大きな光る深い青に目を輝かせる。初めてみる作られていない青と―――
...見たことのないなにかいた>>71]
(73) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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………………?
[知らない声に周りを見る 知らない人はいない。 調子がいいと思ったけどまた組織だろうか?]
そっか、もう、いかなくちゃ、なんだ…… あ、縦縞の……と女の子……
[岸に上がったところで、僕は自分の足で地面へ降りた。 そうして、まだ、少女に変態と言われる格好のまま ふら、と二人が消えた方へと足を向けたところで イアンの伸びた手に捕まる]
………………?? 一緒に、戻る?? …………戻らないと、イアンはこまる?
[切実な様子に、僕はどうしていいかわからず イアンに捕まったまま彼を見上げて……]
(74) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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ね、水冷たくて気持ちいいわ。 あなたも手を浸してみない?
[作戦、この子に自分で手を洗わせる] [まだ、3人のやりとりを知らない彼女は さて、髪はどうしたら洗ってあげられるかしら、と泉の水でかおをあらって、スッキリしながら思う]
(75) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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― 少し前、湖に降りて ―
[デメテルの悲鳴がわからなかった。 病院で一人ずつゆっくり身体を洗えるわけもなく 男の身体なんて見慣れていたし それを恥らうという感覚は、もとよりなかった]
な なななな、 …なに
[背中に隠れる彼女の顔が見えず 犬のようにぐるぐる回り そのうち引かれるがまま、少し離れた湖畔で 人差し指で水面を揺らしていた。 きらきら、眩しくて 少しだけ、楽しかった]
(76) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[見たことないなにか…変態からUMAに進化したらしい俺は、人間に戻るべく下だけ服を着けた。まだ濡れたままの足に布が貼り付いて心地悪いが、仕方がない。]
……、
[ロビンにも服を着せよう…と思ったところで、彼はイアンに捕らわれていると気付き。黙ったままで、彼らを見る。イアンの言う事をそのまま信じるなら、彼は…あの塀の中へ戻ろうとしている。ロビンを伴って。
どうすべきか、と。 思案を。]
(77) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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……か、お
[促しを聞いていたかどうか。 珍しく吃ることなく、小さく呟いて 盛大に水をはね散らかせながら顔をあらった。 おさげもなにも、気にしない。 青いリボンも、ずぶぬれだ]
(78) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[拒否されると思っていた手に温もりを感じて、びくりと肩が震えた。]
ん、困る。 一緒に戻ってくれないと、独りになるから寂しい。
[見上げるロビンへの視線は泣きそうな子供のようなものへと変化して。 それから彼が水浴びをしていたままの恰好である事に気づいて。 脱がれた服が置かれた場所へと視線を投げればケヴィンと視線が合うだろうか。]
さっさと逃げれば? それとも俺だけ、殴ってでも止める?
[彼まで捕まえる気はない。 どうせ勝てそうにもないから。 だから逃げるならば追いかけはしない。]
(79) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[何か見えたが見なかったことにして妙な雰囲気にきょとん、とする。]
?どうかしたの?
[そう言いながらもぴちゃぴちゃと水に触れる。冷たい。少ない色では表せない様子に見惚れ。
二人が戻ろうとしている声をじっと聞いていた。 もし戻ってしまったら、どうなってしまうのだろうかと。]
(80) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[顔を洗ったなら、作戦は成功、よね……] [彼の後ろに隠れれば、なぜかぐるぐる回る羽目になったり (かおがみえないのが理由とは彼女は気がつかず) どこか、楽しそうな気配を感じて彼女も嬉しそうにし。 盛大に飛んでくる冷たい水に、明るい笑い声を上げる。]
ふふ、まるで大きな犬みたい! タオル…………はないから、ハンカチでいい?
[と、ハンカチを取り出しながら近づいて ついでに水滴を拭ったらその湿り気で 首回りも綺麗にしたいと思いつつ手を伸ばす リボンのことは、もう、いろいろ諦めも着いていた]
(81) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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…………そっか、イアンが困る、んだ。 [勿論レティは探したい、会いたい。 けれど、僕なんかが他の人を困らせてまで 何かをすることは当然赦されない。 どうしてか、震えた僕に触れるてに 反対の手を重ねて。]
…………僕、なんかでも、たしに、なる?
[僕が一緒だと言っても、僕なんかといても 寂しくなくならない、とは思う。 ただ、今ははっきりと見える見上げた表情が なんだか悲しくて。 僕はそのままそこに立ち尽くす。]
(82) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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オマエが、殴って連れ戻そうとするなら。 俺もオマエを殴って止める。
……そうじゃない。
[懇願は暴力ではない。 それを暴力で阻むのは道理に適わない。
ロビンが帰りたいと言うならそれを止めはしない。先へ行きたいのなら、前を歩いて足跡を残してやる。追手がイアンと繋がっているなら、どちらにせよ彼は此処に置いていく。シンプルな話だ。]
どうかしてるな。
[シンプルな話として頭は自体を解しているが、オスカーの声に答える表情は曇る。]
(83) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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い いい、 い 犬じゃ、ない
[ふるふると首を振れば、それこそ犬みたいに飛沫がとんだ。 差し出されたハンカチが、何のためかわからずに 水に濡れぼやけた瞳でデメテルを見た]
かお、あらう? お おおおお 俺 もう
[きらきらの向こうに空が見えた。 果てのない空だ]
も ももも もう ……もど、ろ
[狭い車内が恋しかった。 ゆっくりと、たちあがる。 濡れそぼった髪から雫がいくつも落ちた]
(84) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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[別に独りにならずに済むのならばロビンでなくとも構わない。 ただ、彼は薬をくれたから。 だからほんの少しだけ好意を抱いていて、それだけの理由で連れて行きたいなんて。]
…うん、だから戻ろう? もうすぐ、迎え来るから。
[口に出せるわけもないから、そう答えた。 実際通信機からは着々とこちらに向かってきている様子は聞き取れていて。]
『…あと少しで追いつく』
[時間はない、逃げたい人達は急がねばなるまい。]
(85) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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