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64 さよならのひとつまえ
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『9回裏、ネイビーシトラス1アウト満塁! ここで打者はキャッチャーのライジです』 『2年連続オールスター選出、盗塁刺数は今日もまた2伸ばし、阻止率5割を盤石のものとしましたが、今日はまだ当たりが聞けておりません』 『投手は左ですからね、これは厳しい勝負になるかもしれません』
[カメラがバッターボックスのライジに寄る。 すると、必ず映るアクションがある。
右手に巻かれた、補修の跡のあるネイビーブルーのリストバンドに、掠める程度、唇を触れさせる。 打席に立つ時や、好守備の後に見られるこのアクションは、一部野球物真似芸人達の、格好の物真似ネタになっている。]
……。
『さーボールカウントツーエンドツー、ライジ追い込まれました』 『まだ1アウト残っていますから、次の左代打に運命を託し、手堅く犠打を狙うという選択も出てくるでしょうね』 『彼ならバントより外野へ運ぶ方がうまいでしょう……おーっと大きな当たりはー……切れた、ファウルです。依然カウントはツーエンドツー、次が第6球目───』
(311) nordwolf 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[一瞬の静寂と、どよめき。
白球は、ライトスタンドへと飛んだ。*]
(312) nordwolf 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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─ 10年後 ─
[昨シーズンは、結局リーグ優勝は遂げたものの、最後のシリーズは2勝4敗で敗北し、頂点に立つことはできなかった。 それでも、盗塁阻止率5割超は両リーグ合わせてトップ、打率.296、本塁打10本で、ゴールデングラブ賞を受賞した。
お陰でこの年末年始は、テレビのバラエティーにやたら引っ張りだこだった。
メジャーからも2件、移籍の打診があった。 アリソナのエメラルドバックスと、ボストソのブルーソックス。 しかしどちらも、即というわけではなく、もう1年様子を見てからとのことだった。 チームも、今シーズンに結果を残してくれればと、理解を示してくれた。
───大切な1年になる。]
(326) nordwolf 2014/04/07(Mon) 23時頃
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[十文字に電話をしてから、数日後のこと。
プロ野球はオープン戦真っ直中だったが、監督に打診したら、控え捕手を試すいい機会だと快諾してくれた。 来年は海を渡りたいんだろう……とも。
年棒は12球団一安く、練習は12球団一厳しい。 人気は局地的に熱狂的だが、全国規模ではかなり地味。 けれど道は拓いてくれる。 そんな球団関係者達に深く頭を下げ、数日間の休暇を得た。
1年前に免許を取って、すぐに買った愛車の色は、チームカラーと同じネイビーブルー。 陽の昇りきらぬうちに出発し、到着したのはいつ頃だったか。]
(343) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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─ タイムカプセル ─
悪い、思ったより遅くなった!
[到着した時、もうそこには幾人もの姿があった。 遅れてすまないと頭を下げてから、ハツラツ飲料の瓶をゴミ箱へ放り捨てる。]
あれ、朔太郎いねーの?
[あの日から、ずっと連絡の途絶えていた友の姿は、ここにもやはりなかった。 こういうイベント事になら、きっと顔を出してくれると思っていただけに、残念そうに俯いた。]
(349) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[掘り起こされたタイムカプセルの中から、文字の書かれた白球を掴み出す。
『祈!一軍レギュラー定着! 頼児』>>2:163
添えられた不格好なサインは、けれど、今のものとあまり変わっていないかもしれない。]
レギュラー、ちゃんと定着してるぞ。
それと───。 来年には、絶対海を渡ってみせる! メジャー、行くからな!!
[ボールを仲間達に見せながら、あの頃はまだ朧気すぎて文字にすらできなかった夢を、笑顔で力強く宣言した。*]
(358) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時頃
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そういえば、そんなモン詰めてたっけなー。
[>>360皆の思い出を、目を細め、懐かしく見ていたが、十文字が卒業証書の筒を手にした時、「あ」と短い声をあげた。]
………。
[筒の中から引っ張り出された、髪と同じ色のリストバンドを見て、目が泳ぐ。]
あ、なに……、わかった……。
[>>362多少の挙動の不審は、周囲に伝わってしまったかもしれないが。
手にしていた白球に、ひとまわり太い字で『メジャーに行って、漫画の主人公になる!!』と書き足すと、それを缶の中へと戻し、足早に、暫し皆の元から離れた。*]
(367) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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─ 桜の樹下 ─
[少し遅れて向かった先に、やはり間違いはなかった。 あの日と同じように、綻び始めた桜が、数枚の花弁を春風に舞わしている。]
丞、何……───
[>>374彼の手の中にある手紙。 静かに読み上げられた言葉。 指先の石灰に気付き、視線を校庭へと向けて]
───ばか。
字、間違ってんぞ、それ………。
[肩幅と胸囲は、学生の頃に比べて格段に増した。 身長は1cm伸びたし、首周りも太くなった。
けれども、ずっと変わっていない。]
(382) nordwolf 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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俺 も だろ……ッ!!
忘れなんかしねーよ、絶対。 だからお前だって、忘れんな……!
[胸元に、赤くなった顔を埋めて隠そうとするけれど、耳も指先もこれでは、隠す意味がない。
左腕を掴む右手には、今も、ボロボロになったリストバンドが巻かれている。 糸で綴られた文字はとうに擦り切れ、あちこち補修の跡だらけの、もうネイビーとはあまりいえないリストバンド。]
丞……俺は、来年、必ずメジャー行くからな。
そしたらお前、約束……だぞ!
(388) nordwolf 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[ 俺を主人公にした、野球漫画を描け。*]
(389) nordwolf 2014/04/08(Tue) 01時頃
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