91 とある生徒会長の憂鬱2
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待ちなさい!
[ミルフィと共にイアンを追って校舎裏へと走っていく。 やがて彼に追いつくと、木刀を突き付けて。]
ミルフィへのセクハラ、万死に値するわ。 もちろん、うちの部員も後で殴っておくけれど。
[見えたって声に歓声が一部から上がっていたのは気が付いていた。 まあ、自分のところの部員だから終わったら小突いておけばよいと。]
(22) 2014/09/26(Fri) 08時頃
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久々に、全力でやるとするわ。
[彼女の言う“全力” それは今まで本気を出していなかったと言うわけではない。
ただし、得物はその真の姿を見せていなかっただけの事。]
(23) 2014/09/26(Fri) 08時頃
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――見せてあげる、天地《アマツチ》の真の姿。
(24) 2014/09/26(Fri) 08時頃
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[入れ子構造になっている特注の木刀。
それで何十回殴っても外れたりはしないのだが。 木刀の持ち手の部分を慣れた手つきで回す。
すると、以前よりも少し短くなった木刀と。 小太刀ほどのサイズの木刀に分離した。 これが、睦の本当の戦闘スタイルだった。]
(25) 2014/09/26(Fri) 08時頃
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さあ、第2ラウンドと行きましょうか。
[イアンの方を向くと両手の木刀で十字を作る。 それは彼に対する挑発のようなものだった**]
(26) 2014/09/26(Fri) 08時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/26(Fri) 11時頃
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はっ……
[ビリビリと伝わってくる気迫。そして咆哮。>>21]
まさか……!
[意味ありげな表情で、階上を見上げる。]
始まる……!
[とても意味深に呟いた。何が始まるのかは知らない。**]
(27) 2014/09/26(Fri) 16時頃
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― 校舎二階 β階段方面 ―
……ふぅ。何とか勝てたね。 お疲れ様、タルトちゃん!
さ、龍くんからバッチを奪って、保健室になげこも……
[安心しきって、僕はそうタルトちゃんに告げた時、それは起きました]
(28) 2014/09/26(Fri) 18時半頃
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[時速54kmで迸る、黄金の曲線が、白い大玉を奔り抜けました!!>>4]
……………… え ………… です?
[まるでそれは… 絶対切断の剣です。黄金の絶対結界です。 奔る双筋の黄金は、必殺の大玉を切り裂き…]
(29) 2014/09/26(Fri) 18時半頃
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嗚呼!?大玉が破裂した!?中等部からの借り物なんだぞ!!です!!
[弁償代は絶対にお前につけてやるからな!僕知らないぞ!!です!! …でなく。爆発四散した白い布切れの奥、そこにいる敵は、立っていたです>>14]
ぐ、くぬぬっ、なんつー斜め上ですか!! お前のチーム、なんでそう脳筋ばかりなのです!!
[おっかしいだろ会長!です!! どんな方法でチームの選定をしたのか会長に問い詰めたくなりながらも、僕はタルトちゃんと龍くん、二人の様子を見守ります]
(30) 2014/09/26(Fri) 19時頃
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[二人の様子を見守りつつ、僕は状況を考えてます。 どうやらエリがやられたくさいです。龍くん落とせなかったし、そこそこ劣勢ですが]
仮面だなんて、ほんっとデリカシー無いな!です!!
だから彼女できても振られるですよ!
[タルトちゃんが、勢い良くジャンピングタックルを仕掛けます。 あ、スカートがちょっと危ないです……?あ、後ちょっとでみえ…げふん]
(31) 2014/09/26(Fri) 19時頃
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[その時、龍くんの咆哮が校舎を、学園を揺るがしました!>>21]
真正面から、タルトちゃんを迎撃する気ですか!?
くっ、そんな思い通りには……させねえですっ!!
[ああもう、贅沢言えないです!勿体無いけどこれしか手が無いです! 僕は、簡単な罠として愛用としてた、500mlな業務用の接着剤を龍くんの足元に投げつけました>>21。 蓋は全開、踏めば足を地面に縫いとめる瞬間接着剤を撒き散らしながら、それは本体を踏めば、辺りを拘束トラップへと変貌させる凶器として、龍くんの下目掛けて滑り込みました]
(32) 2014/09/26(Fri) 19時頃
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[僕は、黄金に輝くシンバル。脱落の運命を切り裂く黄金の刃を取りました。 龍くんの手を離れたこれを、むざむざ床に放置する理由はないです。それに、これには幾つか使い道もありそうですし]
罠部部長としての、僕に求められる役割は、ですね。 とりあえず、状況をめちゃくちゃに掻き回しちゃう事、です!
タルトちゃん、任せましたです!
[接着剤を手放した僕は、シンバルを両手に抱え、タルトちゃんを残しながらβ階段を離脱します。 現在、交戦してる人がお互い硬直してるので、今のままだとフィジカルに弱いチーム"百鬼夜行"、ジリ貧です。なので状況を動かす余裕のある僕がちょっと頑張らないといけないらしいです]
(33) 2014/09/26(Fri) 19時頃
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α階段の封鎖を解除するです!
櫻子! ベニヤ板によっといてくださいです!
[僕は二階廊下を走りながら、通信マイクでチームに叫びました。 気持ち声を張りながら、僕はα階段へ急行します]
(34) 2014/09/26(Fri) 19時頃
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― 二階 α階段前 ―
[さて、折角ですが扉前に仕掛けた自作の罠を全解除します。 櫻子に誤爆すると、今は悲惨な状況にしかならないのです]
櫻子! いくですよ!
……覚悟しやがれです! スージーちゃん!!
[ベニヤ板の扉を、僕は内側から開き、取り外しました。 これで1階と2階を繋ぐ封鎖は完全に解除されましたが、止むを得ません。 僕は扉を開くと同時に、スージーちゃんの耳元目掛けて。そう、奪取したばかりの武器。僕の切り札を切り刻みやがった、龍くんのシンバルを使い、非力ながらも、精一杯騒音を掻き鳴らしてやったです**]
(35) 2014/09/26(Fri) 19時頃
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あらっ、本当に来……
[何かが始まる、と見上げていると、本当にオスカーが来たのを見て、目を瞬かせ。はっと構えるが、若干遅かった。よもや、ミームの楽器を持っていようとは想像だに出来ず……!>>35]
きゃあああっ!!!
[ぐわんぐわん、と頭に響き、ふらついて階段からごろごろと転がり落ちた。
起き上がるのに少々の時間を要し。]
(36) 2014/09/26(Fri) 20時半頃
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ふふっ……
[最初に漏れたのは、笑い。]
これで……三回の貸しね……
[ゆらり。 スージーが起き上がるにつれて周囲の気温が下がった、ような。 階段下を這いつくばって、置いておいたクーラーボックスの紐を、体にたすき掛けにし。ぱかりと蓋を開けて、手を突っ込んだ。そして。]
(37) 2014/09/26(Fri) 20時半頃
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……ありの〜
[左手から、氷を数個、上に投げた。]
(38) 2014/09/26(Fri) 20時半頃
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ままの〜
[右手から、氷を数個、上に投げた。]
(39) 2014/09/26(Fri) 20時半頃
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姿を見せるのよおおおおお!!!
[そして掴んだ氷を、オスカーに投げつけまくる!!!]
ありのーままのー自分になるのおおおお!!!
[速い。普段のスージーの動きよりもずっと速い。 オスカーへの怒りが、体のスピードを高めていた。]
なぁにぃもー!怖くなーいー!!! 待てゴルァ!!!
[逃げても避けても、執拗にオスカーを狙っていた。]
(40) 2014/09/26(Fri) 20時半頃
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少しも寒くないわ?
[めっちゃ手が冷たいしクーラーボックスは重いが、忍耐である。
ふ、ふ、ふ、と不気味に笑う様は、まさに冷たき氷雪の女王。]
(41) 2014/09/26(Fri) 20時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/09/26(Fri) 21時頃
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[思い切り、シンバルで三半規管を揺らしてやりました。 階段を転げ落ちたので、実は慌てたのですが、平気です。メイン盾も驚きの頑丈さです>>36]
へ、平気そうでよかったです。 で、ですが勝負の世界は非情であってですね。
あ、あのスージーちゃんそのクーラーボックスで何をやらかすですか?
[あれ?何だか肌寒く。まだ冬には少し早いはずです…。 彼女の視線は既に、僕が来るまで戦っていたはずの櫻子の方を向いてませんです。
…あれ、僕何時の間に、ゲームで良くあるヘイト稼ぐスキルとか、リアルで習得しているです…?]
(42) 2014/09/26(Fri) 21時頃
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[氷が、氷がスージーちゃんの両手の指にびっしりと! まるで、「右手からアイス、左手からもアイス」で合体してやばいくらい冷たい氷の嵐状態です!!>>38>>39]
ぎにゃぁあああ!!?
[氷が、僕の頬を浅く切り裂きます。いいえ、唯の氷な筈なんです。 僕へ集中しすぎた恨みが、スージーちゃんの速さを最大限まで引き上げた結果。 投擲される氷もまた、風を超える程の速さで僕を襲ってるんです]
(43) 2014/09/26(Fri) 21時頃
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罪もない僕をいじめるのはよくないですっ!!
というか、櫻子そこにいるですよ!?
[身の危険を感じるあまり、思わず櫻子売る発言しちゃいましたです。 然しそれ程に今の彼女は恐ろしく、そして凶悪なのです。 僕は、龍くんから奪取したシンバルを、あろう事かこの恐怖の氷撃から身を守る盾にしました。
カンカンカンカン! うん、分度器よかずっと高性能な盾です。 さしずめ、英雄の盾(シンバル)って所です]
(44) 2014/09/26(Fri) 21時頃
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や、やべえ事になってる、です。
[離脱予定です。校舎を離れて、イアンやエリの方面も状況を混乱させてやるつもりなのですが。 これ、彼女は絶対僕を追いかけてくるです。いや、櫻子とタルトちゃんにはその方が有利なのか?だけど背中が怖い。確実に狙われる背中が凄く怖いのです…]
(45) 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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貴方の罪を数えなさい?オスカー……
[薄暗い廊下では逆光となり、目の辺りが光っているようにさえ見える。そう、絶対、ぜーったい追いかけるつもりであった。
氷を2,3個弄びながら、オスカーを見据えている。 雪国の猛獣、荒ぶるシロクマを背負っているかのような気迫!]
さくらこちゃん?ああ……後でね?
[まずは貴様からだ。]
(46) 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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ぼ、僕は潔白な、穢れない子羊さんですよ……?
[シロクマとかシャチ?いいえこの悪しき眼光は絶対違うです! コレは氷龍とかリバイアさんとかフェンリルとか、そういう次元の威圧です!!>>46
だけど対話の精神を忘れずににこにこしてみますです]
(47) 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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オスカーは、スージーとはきっと分かり合えるはずなのです。にこにこ……にこ…
2014/09/26(Fri) 21時半頃
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………だりぃ、見てねーってーの。
[>>22木刀を突き付けられれば、 そんな言い訳をしながら、首を幾度か擦り。
尤も、男のロマンとも言うべきそれに歓声が沸くのは 健全な男子高校生なら普通の事とも思うがそれはおき]
んーー これ、ひょっとして ………本気出させちゃった感じ?
[これがありのままの彼女だと云うのか。 剣道部が獲物を二つ使うとは、何処ぞの女王も吃驚だ。]
(48) 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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……別に、そっちの得意で相手する必要ねーよなー
[十字に向かって口端を上げて見せると、 一度屈んでから後ろへ跳び、一回転後着地する。
そのまま地を蹴り、オスカーの罠がある校舎裏へと駆ける。 彼女達が追ってくるかどうかは知らないが 追って来なければそのまま仲間と合流しようかと]
(49) 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/09/26(Fri) 22時頃
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ザシュッ
[オスカーの右頬を、氷のかけらが掠めた。 敢えて外して投げたのである。]
……それが貴方の遺言ね?
[目がぎらぎらと光っている。 じりっ。一歩、オスカーに近づいた。]
(50) 2014/09/26(Fri) 22時頃
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─ 屋上 ─
[橘を保健室に送り届けた後、その足で屋上へ向かった。 もし誰かいれば、遮蔽物が少なく戦法の限られてくる屋上は好都合。 誰もいないならば、ゆっくり休息を取るのもいい。
橘との戦いの疲れが残っている今、できることなら後者であって欲しいと、ひそかに願いながら重い鉄扉を開けると、幸いそこには誰もいないようだった。]
は……助かった。
[安堵の深呼吸をして、うろうろと屋上を歩く。]
(51) 2014/09/26(Fri) 22時頃
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