93 Once upon a time...
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[アントニーとエフェドラ。 その両名は猛獣使いと特に近しいと、道化は思っていた。 だから道化は拳を作り、猛獣使いの胸を叩く。]
簡単には死ねなくなったね。 ……ま、死んだ後のことが心配なら 先にアントニーやエフィーを占って 潔白を証明してやりゃあいい。
そう簡単には死なないって言うなら、……――
(171) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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[数人の顔が浮かび上がる。 ころされたら、いやだよ。手を振る。 だから、悲しくないよ。舞台裏に漏れた光。 歪なスポットライトに照らされた笑顔。]
……ニコラス かな。 まァ、わかんないよ。勘だね。 こっちの選択肢は 有用な使い方じゃないのは確か。
[根拠もなく名を上げて、 そして、常になく真面目に長話をこなしたことに 道化方の男は少し口を尖らせた。 クラウンらしくない。]
(172) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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――……、 人狼がどうとか、嘘くさいし そんなちゃちな水晶に全部、任せらんないし
俺は俺で、ニコラスと話してみようかなあ。
[だからお好きなように。 流した視線は、猛獣使いにそう告げた*]
(173) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 17時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 22時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 23時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 23時半頃
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―― サーカス敷地内:テント外 ――
[猛獣使いと話を終えた後、 男は一つの頼まれごとを果たした。 ――髪を切ってくれ。 凄惨な現場から遺体を運んだ>>183 大道具班の一員から頼まれた。 髪に染みついた匂いが取れないのだと。]
[しゃきん。 役目を果たし終えた銀鋏をポケットに押し込んで 代わりに>>186鮮やかに彩る鳥の羽根を持ち上げる。 その続く道筋を灰色が追い、]
[前後なく、呼ばれる声に瞼が上がった。]
(196) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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……、ゥン、ちょっと話。 してみたくて。
[ぱちり、ぱちり、瞬きを重ね 体の向きを変えた。 動きに先んじて金糸に注がれた視線は、 会話の糸口を探して宙を彷徨う。
団員の髪を切った際、 手元を外して切りつけた人差し指で頬を掻いた。]
今日みつかった死体の話、聞いた? 団長に引き続いて二人。 犯人の目的。なんだろね、って。さ。
(199) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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[犯人。――人狼だと噂されるそれを ワルツに乗れども信じはせず。 また、目的を聞くわりに、己の答えをもつような 一本調子の口ぶりで道化は会話を求め]
(200) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 23時半頃
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食べたかった、
[直前の言葉を繰り返す。 確かに死体の総量は通常の男性よりも幾分軽かった。 灰色のぎょと目で見、 その手で運んだ男はそれを知っている。
でも、だからこそ、 視線はニコラスを追いかけた。 逸れてしまったそれを探すように。]
ふゥン、じゃあ。 ニコラスは人狼の仕業だって、 やっぱり、思ってるんだ。
(210) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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リング・マスター。フライヤー。二代目調教師。 わざわざ最終公演の日に殺してさ。 相当このサーカスに恨みがあるのかな、って、 俺ね。思ってて。
[ニコラス、感覚が近そうだったから 話してみたかったんだと道化は続けた。]
それにさ、 人狼なんているわけないじゃん。
(211) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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