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64 さよならのひとつまえ
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ライジに1人が投票した。
リーに7人が投票した。
トレイルに1人が投票した。
リーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ザックが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ダーラ、ライジ、チアキ、シメオン、ジャニス、フィリップ、トレイルの7名。
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[送信して顔を上げれば、>>156既に校庭に朔太郎の姿は見えて。 ゆっくりと近づきながら、首を傾ける。吐く息はかすかに白い]
早かったんだな、待たせたか? というか散歩に荷物を持って来るのかお前は
なんだ、手ぶらで来ちまったぞ
[返って来る応えは送り忘れとのこと。そうか、とだけ相槌を打って。 差し出された手を、躊躇いなく取る。今はもう触れることを恐れない指。後ろめたさに震えない掌。歩き出す朔太郎に黙ってついてゆく]
────お前、襟足、切ったのか
[視線を向ければ、ひとことそれだけを呟いた*]
(0) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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― 夜・2-K部屋前 ―
[ビニール袋と枕を手に、扉の前ですぅと息を吸い込み。]
リーチ、あけろー!
[ダンダンダンッと乱暴に扉を叩いた。 彼が出てきたのなら、にっと笑って。]
泊まりにきてやったぞ。 あとこれ、俺が忘れないうちにシュークリームのお返し。
[ビニール袋の中身は、コンビニで買ってきたいちごプリンとコーラと。も一つおまけに、ホワイトコーラ。*]
(1) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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― 寮母室 ―
…… さて、とっ。
[ばらばらと、茶封筒の中を改めていく。 今まで滞っていた書類の処理が一気に行われたか、中身は相当に分厚い。
残った生徒の一覧と、書類に書かれた名とを照らしあわせ、満足気に笑んだ。]
(2) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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書類待ちの者は寮母室まで。 やっと全員分来たから、慌てず騒がず混み合わずの精神で来るように。
…… 少し早いが、…… 卒業、おめでとう。
[マイクのスイッチを、切る。*]
(3) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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−−−−−−-
To:丞>>+5:118 Sub:よかった
よくわかったね さっき登録したばっかだからぜんぜんわかんない
けどメールのほうがやっぱ便利だな
[画像:大きいじゃがいもの入ったカレー]
−−−−−−-
(+0) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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−−−−−−-
To:利一 Sub:カレー!
カレーつくった! 味は普通だった!
[画像:丞に送ったものと同じ写真]
なんとかやれてるよ 利一もあしたから、がんばって
−−−−−−-
(+1) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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─ 4-M・夜 ─
[ベッド転がり、スマホを操作し、今日の野球の結果を確認する。 育成として間もなく所属するチームは、今季は快調な滑り出しを見せていて、少しでも早くこの一員となれるよう頑張らねばと、志を新たにした。
それから、今日の出来事を、十文字にメールで送ろうとして……*]
(4) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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[まだ新しい匙に、一口を大きく掬う。 頬を膨らませながら咀嚼し、次を口に運ぶ。
食事のペースは、寮の時と対して変わらない。 送信を終えた画面を見つめれば、少しだけ眉を下げる。]
……そりゃ、……頑張るよ 頑張らないと駄目だもの、
頑張らないと、……もう、甘えてられない、
[空になった更に二杯目をよそいながら、独り言。*]
(+2) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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―翌朝・バス停― [朝は少し寝坊してしまった。 バタバタと慌ただしいのは最後までで、忘れ物がないかだけ空っぽになった部屋を再確認してバス停まで駆けていく。 寮母に呼び止められたのは寮を出る丁度前、渡された茶封筒には覚えがなくて、けれども差出人を確認している暇もない。]
つか、あれ?サクは? 一緒じゃねえの?あいつも寝坊??
[バスに乗る前、一緒に寮を出る筈だった朔太郎の姿が見えないことに辺りを見渡したけれども現れない。 誰か事情を知っている者はいたのだろうか。 探しに戻っている時間もメールで呼びかける時間もなくて、バスに乗ったのは1人だけ。]
…なんだよ。しゃーねーの。
[仕方ねえな、とそう笑って。バスから手を振り3年間住み慣れた町に、残った仲間達にさよならを告げた。**]
(+3) 2014/04/02(Wed) 01時頃
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―― それから ――
[リクエスト曲をこなしたり、ジャ(ピー)に笑ったり、ターンのし過ぎで転けそうになったり。 落ちてくる雨粒に負けないくらい、はしゃいで暴れて、楽しんだ。]
――――……はい。 はい、すんませんした。はい。 すんませんした!
[若干機材を返すのが遅くなったり、校舎まで音が聞こえていたと言われたりとお説教をいただく場面もあったけれど、教師の誰もが最後は許してくれた。 それはきっと、謝って頭を下げる男の顔が、曇り空を吹き飛ばすような晴れやかなものだったから、だろう*]
(5) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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To:宗介 From:睦井利一 Sub:今出た
―――――――――――― 今寮出た。バス。あ んま泣かなかったつ か寝坊してバタバタ
カレーいいな。俺も 昼はカレーにするか も、、、
(+4) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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To:怜二 From:睦井利一 Sub:今出た
―――――――――――― 連絡忘れてた、今寮 出た。実家着いたら また連絡するわ、近 く来た時は言って。
(+5) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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To:朔太郎 From:睦井利一 Sub:お前
―――――――――――― 寝坊??もーバス出 ちゃったんだけど! !
しゃーねえ、またな !昨日のラジオっぽ いのかっこよかった
[拍手する国民的マスコット]
(+6) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/02(Wed) 01時半頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2014/04/02(Wed) 01時半頃
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―夜・2-K部屋前>>1― [その時は窓から空を見上げていた。最後の星はやはり雲の向こう側に隠れてしまっていて。諦めて少し早めに寝ようか、思い切り乱暴に扉が鳴らされたのはそんな時だ。]
うお…、何事? 最後に闇討ち??
[言いながらも何の警戒もなくドアを開けたのは聞き馴染みのある声だからだ、開きしな殴るような人物ではない。]
どした利政…、何?
[コンビニ袋に視線を落として、利政を見上げてから笑う。]
んだよ、お前が忘れても俺は忘れなかったのに。 泊まり…いいよ。入れよ。何もないけどー… も、どこも似たようなもんか。
[ドアを大きく開いて利政を招き入れる。袋の中身を確かめるように利政の後ろから利政の持つ袋を引っ張った。]
(+7) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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─ 翌早朝 ─
[寝落ちて送信し損ねていたメールに気付き、慌てて送り、送ったあとに「おやすみ」の文字を消し忘れたことに気付き、頭を抱えた。
二度寝という気分でもなかったので、朝食を済ませ、部屋でまたスケッチブックを眺めていた。 これも、今日には送ってしまわなければならない。]
一番古いのって、これだよな。
[隅に書かれている日付は、2年の秋のものだった。 泥の付いたユニフォームの後ろ姿に、当時のことが懐かしく蘇る。]
(6) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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[同乗者がいないとすることもなくて。どんどん時間と景色が流れていく。昼には無事に新幹線に乗れそうだ。それまでは携帯に話し相手になってもらうつもりで。]
……なんか、あっという間。
[このまま夜には地元に戻って。新しい生活が始まる。忘れ物はないか?慌てて飛び出た寮の部屋を思い返す。多分、大丈夫な筈だ。本当に忘れ物はないか?大丈夫――…もう一度、繰り返して。バスが到着を告げる。本当にあっという間だ。]
(+8) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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闇討ちって言うより、夜這い? ほら、寝る準備してきたし。
[すんなり開いた扉から室内に滑り込む。>>+7]
お邪魔しまーす。 うわぁほんとに何もないな。 俺のとこも同じだけど。
[昼間騒いだのもあってか。一人のがらんとした部屋が妙に寂しくて、枕を持ってやってきたのは元同室者の部屋。 後ろから袋を引っ張られれば、開けて見せながら。]
もしまた会ったときは、その時で奢ってやるから。 なかなか会えなくなるし。 今はこれで勘弁な。
[どっち飲む?と二本のコーラを指して見せた。]
(7) 2014/04/02(Wed) 01時半頃
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[この頃の十文字の印象といえば、やたらと背の高い、やたらと気の回る生徒会役員……という程度だった。 寮の食堂や風呂場で顔を合わせては、よく話もしたかもしれないが、そこに恋愛感情があったかとなれば、まったくなかったといってもいい。
なんとなく、違うものを感じ始めたのは、やはり3年の夏……地方大会で敗北し、全国への挑戦が終わり、同時に引退が決まったあの頃。 夕食時までは気丈に振る舞っていたが、部屋に戻ってベッドに潜り込むと同時、涙が堪えきれなくなった。
望遠鏡でも未だ見えなかったかもしれないほどの、淡い微かな光が灯った。 いつの間に、こんな大きくなったんだろう。 いつの間に、こんな眩しく明るくなったんだろう。
思い返し、目を細めながら、スケッチブックをぱたりと閉じると、寮母から、書類が届いたとの連絡>>3が来た。 混まないうちに取りに行こうと、立ち上がった。*]
(8) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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―少しの追想・校庭から―
[まだ、呼び出した誰かの足音(>>0)も聞こえない頃。 皆はもう寝静まっている程の時刻。 見上げる空には雨の匂いはあるのに、落ちてはこず。 咲きかけの桜を見上げながら、思い返す。]
――最高に、ロックだったぜ?
[流れる音楽、ぽつぽつと落ちる雨にも負けず。 何も言わずここを去ってしまう前に。
ほんの少しだけ、感傷にでも浸ろうか――……]
(+9) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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―野外フェス『カラオケ大会』の開始―
[腫れた手を動かし、作り続けていく何か。 片方のベッドに敷き詰められた程度で、携帯が音楽を奏でた。 数通のメール、休憩がてらに返信をしていく。]
メールも、最後だな。
[新しい携帯は、文明の利器。 薄くて表面をなぞるものは、少し前から鞄に入れられたまま。 電源もつけていない、故にその番号もアドレスも自分でさえ知らない。
旧型のガラパゴスを、カコカコと鳴かせ。]
(+10) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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To:小熊 成斗 From:朔太郎 Sub:すげえだろヾ(゚д゚*三*゚д゚)ノ
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ひひひ、さ〜んきゅ((嬉´∀`嬉))ノ 朔太郎はイタコにもDJにもなれるのじゃよ(ノ≧∀≦)ノ
ライラ姐には…怒られるかも…Σ(っ゚Д゚;)っ
にゃんこかわいいな(=^・ω・^=)
(+11) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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To:鳥塚 環 From:朔太郎 Sub:やったった(* ̄ー ̄*)
*****
オレもロックだけど、テリタマの方がロックだべ(*´艸`) 大成功願ってる!! 友情ぱう((((」`д´)」わ━━━━━!!!!
窓あけてっから、そのソウル届けてくれよ☆ 待ってるワd(*・ω・*)b♪
(+12) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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To:入江 利政 From:朔太郎 Sub:オレだからな☆
*****
ポテチの空筒ならあげるけど…(ノд`@)
朔太郎サマだからね☆ 寂しいけど、わかるけど、遠くても空くらいは繋がってんじゃね? お礼はツナマヨでいいのよ(*/∇\*)
(+13) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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To:入江 利政 From:朔太郎 Sub:ばかめが(」。≧□≦)」
*****
今も嫌だとか思ってたら、言うかばかヽ( `д´*)ノ なんもしてねえし、オレの勝手な勘違い!!
あんまやたらと、ハニーとか 言っちゃダメってことだべ(*`Д´)ノシシ
(+14) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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[駅に着くと新幹線の切符を買った。西行き、1枚。 一番早い切符を買ったから出発までそこまで時間の余裕がない。 昼ご飯はカレーの予定だったけれど、新幹線の中で済ませることになりそうだ。荷物を持ち直して、改札へと切符を通す。指定された12番と書かれたホームへ登って指定された車両の番号を探して新幹線が来るのを待って。 両親に到着の時間をメールしなくてはと携帯を開き]
――――――…、
[画面を見つめる。カチカチと、ボタンの操作の音。 また画面を見つめて。送信ボタン、送信されました、と画面に表記される。]
(+15) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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To:実家 From:睦井利一 Sub:
―――――――――――― 明日寮出る。
(+16) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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[両親に嘘の内容を送信すると、踵を返してホームを降りていく。 行き先間違えました、駅員にそう告げて。
忘れ物はあるか?――…忘れ物は、ないと思う。 多分自分の思い違いだ、恐らくそうだろう、そうだろうか? それを確かめる為に。 買い直すのは西ではなく、東行きの切符。
家とは逆方向になる行き先の新幹線に飛び乗った。**]
(+17) 2014/04/02(Wed) 02時頃
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