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93 Once upon a time...
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ニコラスは許婚 ニコラスに投票した。
ザックは許婚 ニコラスに投票した。
トニーは許婚 ニコラスに投票した。
サイラスは許婚 ニコラスに投票した。
スージーは許婚 ニコラスに投票した。
サイモンは靴磨き トニーに投票した。
ペラジーは流浪者 ペラジーに投票した。
ブローリンは許婚 ニコラスに投票した。
ニコラスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ザックが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、トニー、サイラス、スージー、サイモン、ペラジー、ブローリンの6名。
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[男2人と獣2匹を瞬時に屠れるだろう相手に 殺意や敵意を向けたなら、自分も同じく骸になる
トニーへの情もありはしたが 頭のどこかで仕留める時ではなかったと やはり、思っていたのだろう
人に牙と爪があるとするならば より狡猾に振る舞うこと──それ以外ない*]
(0) 2014/10/18(Sat) 00時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
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[静かに、なった。]
(1) 2014/10/18(Sat) 00時頃
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[ナイフが肉を抉る音も、肉を咀嚼する音も、咳く声も、血の滴が落ちる音も、呼吸音すらもしなくなった。 ずる、と重い衣擦れの音と重いものが落ちる音だけが最後に残った。 終わった。終わった。
――終わった。]
(2) 2014/10/18(Sat) 00時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
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[自分が何もしないままに、終わった。 隠れて逃げ込んでいるうちに、終わった。 自分でない仲間の犠牲を出して、ずっと寝食を共にしてきた団員の命もまたなくなって、終わった。 静かになってしばらくしても、子狼は息を殺したままずっとそこにいた。 動けなかった。まだ誰かの気配があれば今度こそだめだと思ったし、動く気も、しなかった。]
(3) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[大テントも、夜は静かだった、筈だった。
すん、と、鼻先を揺らすと 獣でもないのに―――… メルヘンに侵食する、死の臭い。 寒さを感じるわけでもないのに、腕を抱き寄せた。]
……… それとも、寒い。 ………
[彷徨う、足取り。
死んだ。 死んだ。 誰が、死んだ。 団員の誰かがそう口にする度に、足を止めた。 既に死体の運ばれた、団長テントに、視線を伸ばす。
―――― 誰かが、誰が。
その名前を聞いて、動けずに**]
(+0) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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― 団長のテント ―
[布を捲る。 エフェドラも女性なのだから きっと見られたくないだろう。 わかるから少しだけ、傷痕を覗き見て またそっと布をかぶせそれを見えなくする。]
……痛かったよね。
[己が受けた痛みとは比べ物にならないだろう。 ぎゅっと己の身体を抱きしめて俯き、女は呟く。 彼女の覚悟と勇気も知らぬまま 痛みと仲間の喪失感が胸を苛む。]
(4) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[>>4:160刃物が皮膚を、肉を切り裂く。 楽師の掌の肉は赤く染め上げられ、 ――おそらくきっと、音を奏でるのも至らない、のだろう。 サーカスの構成要素がまたひとつ失われる。]
……、っ
[い、と唇の両端を持ち上げた。 ホワイトフェイス、白粉があれば全てを隠せる。 顔面の表層を動かせば、伝えるべき思考が乗る。 『二言はない』、『当然』、『任せて』、 そのどれでもよかった。どれでもきっと、正解だ。]
(+1) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[>>4:162掛ける力が、基点がずれる。 溢れた血液はぬめやかに、下に、更なる肉を割らんと誘う。 道化役者は力を抜くことはせず、そのまま、 下敷きにした楽師の体を首を貫こうとして]
[楽師の眉の下がらない笑みを見るのは、 もしや、たったの二度目なのでは、と過った。 おかしいなあ道化師の本分はどこいってるんだ なにやってんのかな。俺は。 やっぱり、もう少し笑ったところ見たかったと思うくらいには、 結構、――――。 返し損ねたいつかの言葉がもう一度脳裏に浮かんで けれどやはり、言い切る前に、*]
(+2) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[戻ってみれば、テントの付近は騒がしくなっていた。 漏れ聞こえる名は、人形少女エフェドラ。 「後片付け」の人々の中に、髭のモンドとのっぽのイアンの姿も見える。目が合って、しかし彼らは来るな、と仕草で示した。辺りの喧騒からは、「人狼」「喰われて」「メルヘンの中に」そんな言葉が、断片的に聞き取れた。
ペギーはもう泣くことはない。悲しい、という気持ちさえ忘れてしまったような、そんな痺れた心で、ふらりとその場を、離れた。]
(5) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[キュィ、と高い声が聞こえた。 まだ猿はテントの中を動き回っていたらしい。 その声にもなにか反応する気配がないのに、ようやく布を取り去った。 猿はその動きを敏感に察知して、駆けてくる。 抱きとめれば、その身体に手紙が付いているのに気づいた。 『話をしたい、猛獣の檻の前で待つ ブローリン』]
……、
[くしゃ、と紙を丸めた。 隠れていなければならない。ここを出る訳にはいかない。 猿を抱いた手に、少し力を込めた。]
(6) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[ペギーはふたたび、楽隊テントへと向かう。 笛はそこに置いておこうと思った。
日常を、せめてかけらほどでも、残しておくために。]
(7) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[彼女は、まだ知らない。]
(8) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[日の高いうちにやりあった。皆起きていておかしくない時間だった。 楽隊テントはあまり人が寄らないようだったが、時間の問題だろう。]
……は、
[ようやく、短くとも深く息を吐いた。 それと同時に、背中から何か上がってくる気がして、震える。 鼻の奥まで熱くなって、ふたしずくだけ、泣いた。 あとは息をゆっくり吐いて感情を押し流して、猿をぎちぎちに抱きしめて、堪える。 苦しげに泣く声が聞こえたが、すぐには離してやれなかった。]
(9) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[滑ったナイフは押し込まれる力のまま 腕を舐めるように切り裂いて、そのまま左胸のあたりに突き刺さった。 カツン、と音がしたように思ったのは、きっと幻聴だ。
鎖骨は、結構太いものな、と。屠った仲間のことを想った]
は、はは …ふ
[肺に穴が開いたのか、上手く笑えない。 ナイフを握ったクラウンの手に、腕に長く伸びた爪を突き立て、強くひいた 笑みの形に大きく開いた口で、引き寄せた肩口に――期せずとも、それは奏者の傷と似た位置になった――大きく噛み付き
―――噛み切った]
(+3) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[長い息を吐き終えれば、今度は一息も漏らさぬようにきつく唇を噛み。 シェロを抱いた手を、緩める。 猿は拘束を解かれて逃げるように駆けていった。二人の血の跡をそのまま駆けて、テントを出て行く。 ちょうどこちらに向かってくるペギーの足元をも駆けて、飼い主の方へと戻るだろう。 赤い足跡。血塗れた獣。檻の方へと、駆けていく。]
(10) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[天幕が大きく波打ち、太陽を隠す直前に 奏者の目が赤く、獣のように染まる様が見て取れたろうか。 咀嚼もおろそかに音を立てて飲み込み 途中、咳き込んで、拍子にクラウンの腕から手が外れた]
身をよじり、闇雲に手を伸ばす。
よくある御伽噺の、噛ませ役の台詞が頭をよぎった。 此処を通りたくば、我を倒してからにしろ………とか、そんな。 すぐに倒される、弱い者の台詞だ*]
(+4) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[重く厚い入り口を開けて、テントの中へ滑り込む。 きっとここは、何もかも以前のままで。だから、何も見ないで、笛だけをそこに置いて、立ち去る、つもりだった。
何かが、足元を駆け抜けていった。 空気が揺れ、いつもとは違う、匂いがした。 音ではなく、匂いが。]
(11) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[テントの中は、何もかも以前とは、違っていた。 以前と同じものは、何ひとつ、なかった。 ペギーは泣きもせず、叫びもせず、ただ静かに楽隊テントを後にした。
取り落とした黒いケースを、かえりみもせずに。]
(12) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時頃
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[目の前に、赤い水たまりがある。 喉が渇く。唾を飲み込んでも、足りない。何度飲んでも、何度飲んでも、足りない。 いけない、と思っても、止まらない。 震える指を、水たまりに浸して、口元へ運んだ。]
あま、
[甘い。けれどいけない。隠れていなければ。 二人が死に、血が流れ、生き残った一人という状況。誰が見ても、自分の生存は、異常だ。]
(13) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[鈍く響いた振動が無骨な金属を伝わり肌の表面を走る。 肌を焼く感触、その上から握り込んでくる手>>+3が、 手の温度が、突き刺さる獣の爪が、それを上書きする。 力任せに引かれる。 一度突き刺さったナイフは、 肉を連れて、楽師の体から離れた。]
――、っ ……… !!
[あ。と喉が震えた。 声にはならなかった。 皮膚を削り肉を割る、その牙を熱い、と男が思い、 道化が口端を無理に吊り上げた。 笑うのが仕事でしょうとホワイトフェイス。 笑わせるのが仕事だよ、とオーグストが笑う。 ピエロは首を振った。]
(+5) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[喉がまた震えた。 呼気に熱が混じる。呼吸音がなる。 ああ、ミスしたな。と道化は思った。 けれど、ここはサーカス。 後ろにも演目は続いている。アクターは続く。 だから、一度くらいのミスは、フォローできる。
>>+4紅く染まる目、天蓋が太陽の照明を拒んでもなお輝く。
だから、サーカスならたとえ一度くらい間違えた>>4:134って、 フォローできるのだ。 演目間の幕間、準備の時間を用意するコミカルクラウン。 ――アクターのミスで客の視線が途切れたって、 巻き戻してみせるのが仕事の、道化役者。]
(+6) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[褒めるくらいなら、信じてくれればいいのに。]
[ひ、と呼吸が笑った。 道化が笑ったのか、男が笑ったのか、 自分のことながら不確かなそれを聞きつつ
自由になった手で刃物を持ち上げた。 今度は両手。けど鎖骨の折れている片手はほぼ無意味。 だから、倒れるように、振り下ろす。
紅く染まった、その眼に向けて。]
(+7) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[団長のテントで、団長の亡骸を見たその時 動けぬ風に見えたアントニーとトリノスに声を掛けた。 トリノスとは共に過ごす機会もあり 元気そうにも見えていたから安心してはいたのだけれど アントニーは如何しているだろう、とぼんやり思う。 エフェドラを探していた彼>>4:41は 目の前で眠る彼女に出会えたのだろうか、と。]
――――……。
[目を伏せる。]
エフェドラ。 アントニーが探してた、けど
…………………。
[会えた?と問う言葉は喉のまで出掛るの声にはならず 遅すぎた言伝を残すだけに終わる。]
(14) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時頃
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[布の開く気配がした。 慌てて布をかぶり直す。震えそうになるのを必死に抑えて、また息を殺す。 明かりの乏しいテントの中、開けてすぐに地に伏せる二人を見た上で、隅で縮こまる自分の姿が見えたのかどうか、わからない。
かしゃん、と物の落ちる音と遠ざかる足音だけ、聞いていた。]
(15) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
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[ナイフが血肉を伴って離れていく。 痛いな、と考える。考えただけ、痛いかどうか、よくわからない。 トニーはどれほど痛かっただろう。 ちゃんと、隠れているだろうか。
もう振り返れない。
喉が鳴る。目の前の獲物を――全部、食べないと]
(+8) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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[死を覚悟したことも幾度かあった。 けれど相手が何を思い手をあげたかは知らない。 尋ねる余裕もなく其処から逃げてしまった。
逃げて正解だったと思っている。 けれど、本当に殺したかったのなら 殺されてしまった方が良かったのかもしれない。
それが父が望んだ娘の役割なら 演じてしまえれば孝行になっただろうか。]
(16) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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あ、が……っ
[視界が半分消えた。 痛くはないけど熱いから、きっと、そう。 メルヘンのクラウンはナイフの使い方も的確らしい。
伸ばした手が、クラウンの服に引っかかった。 もう少し、のばして、ひいて
見えなくても大丈夫。 鼓動の聞こえる場所。命が流れている場所]
(+9) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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