73 ― 帝都・つくも開闢奇譚 ―
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―暫し前、台所―
…ウチ、おとんもおかんも狐ちゃうしなぁ…
[食べてみたらおいしいのかもしれないけれど、 個人的には油揚げよりお肉か魚。 質問>>77には遠慮がちに首を振り、調理されていく鼠を眺めていた。]
あ、おおきにっ! やっぱ、ウチは油揚げよりこっちのが好きやわ…
[干し魚を貰うとにこりと笑い、 尻尾もゆらゆら揺れている。 端っこの方をちょいと齧って、櫻子見送り幸せ気分…]
(97) 2014/05/31(Sat) 22時頃
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少々猫臭いのがなんだが まあ佳としよう これは黍のところの櫛であろ
[猫?はて。 大ばば様のように鼻の利かないわたくしには何のことかわかりかねますが、御機嫌のお狐様はなにやらうとうとされんばかり]
願い?…内容如何じゃろう 言うてみよ
(98) 2014/05/31(Sat) 22時頃
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にて…
そういや…さぷらいずて…かす…なんよね…
…かす…ならある…は…も…るんやけど…
…かす…はなかなかないんよなぁ…
…
…やらんような…りを…やってみるとかどないやろ…
…
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[>>98了解を得ることが出来たので、少し緊張しながら 片手で、ぶらっしんぐをしつつ 手元に、今朝から持ち歩いていた風呂敷包みのひもをほどいていった
中から取り出したのは、黒紺色の袖が長く下はスカートになって、上下つながっている洋服に白い洋装前掛けが付いている。エプロンドレスと言われるものを取り出した]
どうです、これ?あとは、白い大きな帽子をかぶれば完成です 可愛いでしょ。大ばば様のサイズに合わせて作ったんですよ
[ブラッシングする手は止めず 洋服を大ばば様の前へ持ってきて、軽く合わせてみる
ふへへ、やっぱりぴったりだ。 それにしても、尻尾さわり心地最高だよ]
今度、つくも神社の桜の前で西洋料理の出店を開きますので 大ばば様には、これを着ていただいてお手伝いしてもらいたいんですよ
そうすれば、あの大ばば様が何をやっているんだろと 驚いた桜の精さんが近くに出て来てくれるはずです
(99) 2014/05/31(Sat) 22時半頃
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そして、大ばば様がおもむろに桜の精さんに うちの店で作ったライスカレーを手渡すんです
大ばば様の優しさ、ライスカレーのおいしさに心ふるえた 桜の精さんは、感激のあまり桜を満開に咲かせてくれる
という、作戦を思いついたのですよ 大ばば様、是非ともこの町の為お力をお貸しください
[お願いしつつも、大ばば様を離さないために ぶらっしんぐを続ける
もう一つの筋書き、人間からは、可愛い売り子が居る珍しい店があると話になり 妖怪からはあの大ばば様が洋服を来て売り子をやっていぞと寄ってきて、櫻子の店は大繁盛という筋書きは黙っておいた]
(100) 2014/05/31(Sat) 22時半頃
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―河原―
そりゃ楽しみじゃ。 期待しとるぞ、けっけ。
[そうかそうか、塩焼好きか>>78、気が合うの 馳走して貰えるならば楽しみじゃ]
……?
[茶を淹れる手が止まったか>>79 どうしたかのかの、わからんわい わしゃ小首傾げるしか出来んわ]
(101) 2014/05/31(Sat) 22時半頃
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し…
…の…を…かせるのは…しいですよね
ほとんど…でするわけですし
…
お…りですか…しいお…りみたいなものは…があるんですけどね…ばば…が…していただければ
…
そういえば…さんが…を…ってみたらどうかと…っていましたね
…さん…を…めてみて…や…りを…ってみてはどうでしょうか…さん…は…いですから…の…さん…てくれるかもですし
もし…さん…が…まってきても…が…けましたといえばなんとかなるかもです…どうでしょうか…
…
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協力…あぁ、仲間にちょっと聞いてみるよ。 またねぇ。
[黍炉>>64が河原を歩いて行くのを見送り、それから]
― 商店街・呉服屋 ―
[それにしても足袋のさく桜の木とは如何様な光景だろう? そうぞうするだに口角が上がってまた笑い転げてしまいそうだ] おいちゃん、桜のために、いらん足袋かなにかはないかね? 桜に吊るすと、桜がおどろいて花を咲かすかも知れな…
[何言ってるんだと呉服屋のおいちゃんにいわれてぴしゃりと扉が閉まった]
(102) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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[しばし、夕顔と櫻子のやりとりを微笑んで聞いている……
……が。
櫻子のいう「作戦」とやら(>>99 >>100)が聞こえると、途端に目線に力を込め。 ニヤリと笑って櫻子に……]
おい嬢ちゃん……その話。 おいらも一枚乗せてくれねえかい? [櫻子に目線を合わせたまま]
いやな、おいらもよ。 「桜が咲いたことを祝う祭り」じゃなくてよ。 たまにゃ、「桜を咲かせるための祭り」ってのがあってもいいように思ってたんよな。
盛り上げてぇ、ってんなら、だ。 [自分の左腕で自分の右腕を叩いてパチンと鳴らし。右腕を曲げて力を込めて]
おいらと長屋の男衆で良けりゃ、力になるぜ。 [不格好にウィンクして]
(103) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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― 土手 ―
けろろーん♪
[家鳴りがなんか言ったって? 全然聞こえてなかったヤヘイ、塀を跳び越えてぴょんすこぴょんすこ、 町のあちこちで元気に挨拶しながら気の向くままのお散歩]
あれー?沼たろのおじちゃんじゃないけろ〜
[釣りといえば河童の老人、じゃなくって河原にいるのはピカピカのお店の旦那さんと、煙の亀吉のよう]
けろけろっこんにちはー!
[土手の上から両手をいっぱいに振った]
(104) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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[どうです、これ?と申されますと… いやあ、風呂敷から出て参りましたのはまたなんとも可愛らしい洋装でございますねぇ]
…
[ぴらっ、と大ばば様の前に翳されると、眠そうだったおめめがすぅっと半眼に。 あ、これは…]
…
[西洋料理のライスカレー、とはなにやら美味しそうな話ですが、 やはり大ばば様の。顔に。 険が。 嗚呼]
(105) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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………。 いいじゃないか少しくらい協力してくれたってーッ! ケチーッ!
[ピシャリとしまった扉の前で尻餅をついていた。 憤慨して言い返したが、どうしようもなく]
家の古いのでも… いや、それはお怒りになるかもしれないよ
…ア、なにも足袋や靴下だけじゃなくてもいいな。
[なにか面白いものを飾ってやるのはどうだろう、正月のように、なんて考えている*]
(106) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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おお、蛙か。 今日も元気じゃの。 良き哉良き哉、けっけっけ。
[手を振る彼れは蛙の子かの>>104 手を振る様は犬の尾みたいじゃ
どれ、わしも手を振り返してやるかの]
(107) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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辰次さんありがとうございます
[辰次の援護に櫻子はニヤリとした]
ほら、辰次さんも協力してくれると言ってくれてますよ
[ぶらっしんぐする手は、焦らすようにゆっくりと]
このお祭りで、妖怪と人間の絆が強まれば きっと、妖怪の皆さんこの町に住みやすくなりますよ。
[膝に乗せているせいか櫻子の方から 大ばば様の顔はよく見えない]
(108) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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…
[俯いた大ばば様の手が、手が、ほれ プルプルしておりますよ。 洋服を握ってプルプルしておりますよ…!こいつは雷が───]
(109) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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この 痴れ者がっ
[あぁあぁ]
斯様に悪趣味な南蛮の着物を纏い あやつに媚を売れなどと …末代まで嗤われようが
そなたは何を考えておるのじゃ!
[大ばば様の西洋嫌いときたら…… いやでもすっごくかわいいと思うのですけどねぇ]
黙りゃ家鳴り! ええ忌々しい 祭ならばそなたらで勝手にやっておれ!
[憤然、とばかり。 櫻子さんの櫛持つ手をびしりと叩いて、大ばば様はくるり、飛び上がったと思えば───煙と消えてしまったのでした**]
(110) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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亀吉っつぁ〜ん♪
[手を振り返してくれたのでびょーんと跳ねて、一気に河原まで]
釣れてるけろ? おいしいけろ? 今日はお寿司けろっ?
(111) 2014/05/31(Sat) 23時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/05/31(Sat) 23時半頃
い…なぁ…
…
…が…う…にはええんやけど…の…は…しいやろなぁ…
そもそも…って…で…くもんやないし…
…
…うん…えせんな…
…
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[おう任せとけ、と言わんばかりの態度を櫻子に取っていると……
あれ、夕顔様の様子がおかしい。 と思った次の瞬間。
夕顔様の怒りの叫びが響き、その場から姿を消してしまう(>>110)。]
……ありゃ、怒らせちまったかね……
[自分が煽ったせいもあるのだろうかと。少々バツの悪い表情を浮かべてから。]
……困ったねえ。 ま、とりあえず………
それならそれで、おいら達はおいら達で、なんとかしてみるかい? ……たまちゃん、どう思うよ。 [櫻子、たまこに声をかける]
(112) 2014/05/31(Sat) 23時半頃
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辰次は、しかし、洋装の夕顔様もアリな気がするけどねえ。と独り言。
2014/05/31(Sat) 23時半頃
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[>>110大ばば様の怒鳴り声に、櫻子は大変驚いた 叩かれた手から櫛を落ちてしまった]
あっ
[櫻子が声をかける前に、煙のように大ばば様は消えてしまった]
そ、そんな…大ばば様これは、妖怪みんなの為、町の為なんですよ。 結界が完成しないと、皆の変化うまくいかないんですよ そのために、桜を咲かせないと、 それに、大ばば様が西洋嫌いだと、妖怪のみんな新しいことになじみにくいんですよ 私たちだけ取り残されてしまうんですよ。
[櫻子は必死に大ばば様が消えて行った方向へと叫んだ]
それじゃあ、いつかみんな居なくなってしまいます 聞いていますか!もう!この分からず屋!
[あの狐め!今度作る揚げ物にはわさびを大量に入れてやる。 そう心の中で毒づくのであった]
(113) 2014/05/31(Sat) 23時半頃
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―玄関前―
…届け物も届けたし、ちょいと街ぶらついてきますわ。 桜咲かすネタ、何ぞ考えんとアカンし…
[玄関までは一応分かるし、猫の姿でそちらへ向かい。 一声かけて外に出て、誰ぞ探すかと歩きはじめる。 …術は役に立たず、野良仲間も厳しい。 となると、はてさてどうした物か…]
(114) 2014/05/31(Sat) 23時半頃
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う…
そうですよね…さんみたいに…けるわけじゃないですもんね
…いかなっと…ったのですが
…
う…ん…にゃ…にゃ…いてるだけじゃ…っぽいですよね
きちんと…がとれていれば…なんでしょうけども
むずかしですね…
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まったくも!あの人は!
[プンスカ怒りながら、お茶を飲み干す 少し、心を落ちつけてから>>112辰次に返答する]
そうですね。まあ、大ばば様居なくても 桜の前にお店は出せると思いますので、 一応作戦は、できますけども
桜の精さんの機嫌が悪いのも大ばば様との因縁が何かあるかもしれませんし 出来れば、大ばば様に協力してほしいんですけどね
[はあぁと、ため息一つついて]
あんな調子じゃ、無理そうですね… とりあえず、私は準備の方を進めて行こうと思います たまこちゃん辰次さん、もし何かあったらお願いするかもしれませんが、いいですか?
[大ばば様の洋服姿見たかったなっと心の中でつぶやいた]
(115) 2014/06/01(Sun) 00時頃
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いや、釣れておらんの。 寿司も良いが、鮎が釣れたら塩焼じゃ。
[寿司も良いの>>111 久しく喰うておらなんだ]
(116) 2014/06/01(Sun) 00時頃
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あんま…に…いとらんからなぁ…ら…
…
…も…け…も…めれるほど…らんしなぁ…
…がった…
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坊主かぁ! 塩焼き!鮎はうまいけろ〜
[けろけーろ。 人が釣りをしていた横だというのにザブザブ川に入ってって水の中に顔を突っ込んだ。 ばしゃん!(数秒)ばしゃん!]
魚の方は食われたくねって けろっ、 大変そうだけろ釣れるといいね!
(117) 2014/06/01(Sun) 00時頃
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[あーハラ減って来た]
俺ら魚屋さんに行ってみようかな!
[風情とかふぃっしんぐ浪漫のないカエル。 首に提げたトンボ玉を揺らして、河原に跳び上がった]
(118) 2014/06/01(Sun) 00時頃
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いくら…つくも…っていっても…
そんなに…さんいませんもんね
…がってるのを…て
…の…ならお…してるのになっと…えていた…
…いの…ですか…の…でも…また…えてみますね
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―道行―
[人がいない道を選んで歩きながら、声に出して状況を確認する。 何かするにしても、何をした物か…]
…そもそも、驚かせる系のは難しいんよなぁ。 驚くような「何か」が有るならともかく、 ウチみたいな猫又やと「妖怪である事」で驚かせとるようなもんやし。 …種が割れきってるモンじゃ欠片も驚かんわ。
[言いながらくるりと宙返りして、人へと化けて通りへと出る。 独り言の声は、だいぶ抑えて…]
…んで、野良連中もアカン。 そもそもウチらは芸するもんやないしな。 ネズミ捕ったりすんのが仕事で、芸は暇な飼い主が仕込むもんやし。
[…可愛がる目的で飼う飼い主も居るが、そう言った連中も芸は期待しないだろう。 猫は芸をするものではない、と認識されがちだし、 そもそも芸をしても別段人目を引くようなことはできない。]
(119) 2014/06/01(Sun) 00時頃
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