5 シ ロ イ ハ コ
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>>5
[ソフィアという少女は死んだ。 しかし、サミュエルは何もしなかった。 勝手にソフィアは死んだ。 サミュエルとリッキィは毒ではないかと憶測をとなえてじゃれ合ってるように見えた。 サミュエルの手には赤いイヤフォンが握られている。 ヒューは自分が殺した事を否定している。 じゃあ誰が殺したんだ? 彼女自身とでも言うのか。]
(41) 2013/06/03(Mon) 04時頃
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[ヒューとサミュエルのやり取りを聞きながら、僕は死んだ少女。ソフィアという少女を見ていた。 引っ掻いてできた喉元の傷はほとんど口から吐いた血で赤く覆い隠されていた。それでも、わずかに見える傷口からはピンク色の肉がむき出しになっており、絶命の際の苦しみを訴えかけていた。 僕は床に伏せる少女のところまで行って腰を屈めた。]
可哀そうに 苦しかった事だろう
[僕はどこからか真っ白なシーツを取り出し、絶命する彼女に覆い被せた。 シーツはすぐに血で赤く染まっていった。 死体にシーツを被せると、僕は腰を上げヒューという男に向かってこう告げた。]
ヒューさん。本当にあなたは彼女に何もしなかったのですか?
[少女の死体を一瞥した後、さらに言葉を繋げる。**]
あなたは全員が死んでしまえば話は終わると言いましたね? あなたの言う全員にあなた自身は含まれているんですか?
(42) 2013/06/03(Mon) 05時頃
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…
…もそう…うよ
…ぬ…が…きる…から…になれる…なんだろうね
…
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[死んでいなければ殺していた。 そんなサミュエルの言葉に、そうか。と小さく相槌を打つ。]
実際に殺したのと 殺したかった、と希望するのは 全くの別物だからな。 殺したい、なんて呟いても、そう簡単に捕まりゃしねぇだろ?
[だが殺せば別。 法律で言っても、実際に手を下した場合の罪は重い。]
……まぁこんな場所 無法地帯だろうけどな。
(43) 2013/06/03(Mon) 06時頃
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自分らがこの死体横目に 仲良しこよし出来るんなら別だろうが。
[順番、という言葉に頷いた]
少なくともこのソフィアって女を殺したやつが この中にいるんなら また誰か死ぬだろ。
[重々しく瞑目し、それからサミュエルをじっと見る]
殺意を持った人間がいるんなら そいつに殺される前に殺しちまえば、 順番ってやつは、後手後手に回っていくんじゃないか?
[いづれ回ってくる順番も、先延ばし出来る可能性はある。 ただ、その言はあくまでもサミュエルへの提案であり 自身がその言葉に従うかと言えば、まだ疑問が残る。]
(44) 2013/06/03(Mon) 06時頃
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生き残ればな。 そうかもしれないな。
[サミュエルに頷きながら、チアキの投げてくる言葉を受け止め]
自分が言ったのは喩え話だ。 この場にいる全員が死んじまえば、シロイハコの噂話の続きを誰もしらないことに合点が行く。勿論、自分も死ぬ。 誰も残らない――― 物語としては最高のバッドエンドだろう。
[そして前後する形で、ソフィアの近くに転がっているシチューのスプーンを見遣り]
自分は、殺してねぇよ。 毒殺ってんなら、自分が犯人なのが一番の道理だな。 むしろ他の人間にソフィアを殺せたとは思えねえ。
だが殺してないんだ――自分の望んだシチューは毒入りなんかじゃない。
[ピリリ、と軽く脳が痺れるような感覚。 そもそも何故食事の手配なんかした? 多分、このシロイハコに来る前の習慣や行動が、無意識に働いたというのが濃厚だろう。]
(45) 2013/06/03(Mon) 06時頃
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この空間の不可解な点は多々あるが、 望んだものが手に入る、それは確かなんだろうな。
[紅茶やコーヒーを嗜む人らを見遣って]
それならこう望むことは可能じゃないか。 "ソフィアの口の中に毒が現れろ"ってな。
[少なくともソフィアに差し出したスプーンには毒はなかった。そのスプーンからひとすくいして食べた自分がまだ無事なのが証拠だ。]
……そもそも本当に毒殺で合ってんのか?
[ふと疑問に思ったように、手で頭を掻きながら]
楽観視するなら、ソフィアって女の自殺だって考えも出来るしな。
(46) 2013/06/03(Mon) 06時頃
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……。 いや、自殺はねぇか。
[喉を掻き毟りながら死んでいった彼女は、 まだ生きたい、苦しい、生きたい、と 望んでいたんだろうと思う。]
専門知識があるやつなんていねーみたいだし、 死んだ理由は犯人の自白でもない限り分からないだろうさ。 自分らに残るのは、
殺した誰かがいる、ってことだけだ。
[全員に記憶のない状況なら、ソフィアだけ私怨で殺された可能性は0に近い。ならば、この後もまた、だれかが死ぬんだろう**]
(47) 2013/06/03(Mon) 06時半頃
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[白いシーツが掛けられた死体。 そこだけ不自然に隆起しているように、床の白と同化している。 だが点々と、やがてじわりと広がって行く赤は、この室内で何よりも鮮烈だった。
否が応でも、死体が有ることを其処に居る者達に認識させようとしているように。]
……口の中に毒、か。
[包帯の男の言葉を拾い、反芻する。 暫く、虚ろに宙を眺めていたが。 ふと、ある事が浮かび薄く笑う。]
思えば、何でも出てくる、か。 それなら──。
[暫く、沈黙した後。 品定めするように、一人一人の顔を見る。]
(48) 2013/06/03(Mon) 20時頃
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ヘクターは、視線をヒュー[[who]]の顔の前止めた。
2013/06/03(Mon) 20時頃
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[おそらくは、気紛れな視線の先。 定めた包帯の男の顔を暫く、じっと見つめていたが。]
──…ははっ。
[やや長い間の後、声を漏らして笑う。]
ダメみてぇだな。 そこまで、うまい事はいかねぇか。
[相手の顔を笑いながら眺めたまま。 顎に手をやり、ざらつく無精髭を撫でる。]
今──、試しにあんたの腹ん中にナイフが出るよう念じてみたんだが。 平気そうなとこ見ると。…不発か。
[本気で実行したのか、どうなのか。 また低く声を漏らし笑った。*]
(49) 2013/06/03(Mon) 20時頃
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[ヘクターといったか、男の言に耳を傾け 少しの間を怪訝そうに見ていたが 無精髭を撫でながら告げられた言葉に、 苦い笑みを共に腹部を擦った]
……そうか、だめか。 そこまで都合がいいってわけじゃねぇんだな。
[自分の仮定は崩され、とすればやはり ソフィアを殺した状況的犯人は自分ということになる。
"お前が殺した"―――
脳内で薄ら笑いが聞こえた気がして、 ぞくりと背筋に寒気が走る。
この、既視感。]
(50) 2013/06/03(Mon) 21時頃
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>>45
すみません もしあなたがという事でしたら…
[僕らも彼女のように殺されるかもしれない。 最後まで言葉を続ける事はしないまでも、僕は警戒感を滲ませた。
二人の男のやり取りを聞きつつ、エリアスの様子を窺っていた。 彼は目立った行動をおこしていない。 それは、あえて目立ちたくないからではないのか? 僕はあからさまになり過ぎないよう気をつけながらも、訝しむ眼差しを彼に向けていた。**]
(51) 2013/06/03(Mon) 21時頃
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[床の上で身じろきもせず、包帯の男を見詰める。 腹の辺りを擦る、包帯にくるまれた腕。
何時の間に、男の顔から薄ら笑いは消えていた。]
…あんた。どうした? 顔色、悪りぃぞ。さっきより。
[口調は、軽い。 もしかすると、顔色が悪いと言うのも出まかせかも知れない。 しかし、相手を見据える目には少しの光も浮かんでいない。 >>51 聞こえた声に続き更に煽るような言葉を、ただ淡々と吐く。]
(52) 2013/06/03(Mon) 22時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/06/03(Mon) 22時半頃
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なにかしら条件があるのかもしれませんね?
[物騒な会話をするヒューとヘクター、その間にぽつりと一言呟いた]
どんな条件かは分かりませんけど。
『突然と心臓が止まる』だとか。 『急に病気になって死ぬ』だとか。 『首を掻き切って自殺する』だとか。 『お腹の中に異物が発生して死ぬ』だとか。
誰かの身体に干渉する魔法は使えないのかも知れません。
(53) 2013/06/03(Mon) 23時頃
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何もないところに紅茶出したり、食事出したり。 そんなのは大丈夫なのに…… どのへんでありえないって判断されてるか、荒唐無稽とされてるか分かりませんけど。 あんまりファンタジィなものも呼び出せたりしないみたいですね?
[何を願ったのかは分からないが、どこかおかしそうに少女は宣った]
(54) 2013/06/03(Mon) 23時頃
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[ふと、聞こえた呟きに視線をそちらに流す。>>53]
条件ねぇ…。それが解れば楽そうだが?
[初めは、其処になかったはずの食卓を横目にする。 そうして、暫く少女の言葉を黙って聞いていた。 ──と、不意に声に出して笑う。 次第に体力を奪われているのか、覇気は無いがそれまでよりは幾らか楽しげに。]
ファンタジィね。
[何でも呼び出せるなら、裸の女でも所望しただろうか。 だが、生憎。]
俺が今欲しいのは、鎮痛剤だな。
[呟く。不意に、それまでの笑いが嘘だったように忌々しげに宙を睨んで。 顔をしかめる。]
(55) 2013/06/03(Mon) 23時半頃
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鎮痛剤くらいは出せそうですけどね――出せないんですか? バファリンとか。
[あまりといえばあまりに適当な題材を挙げ、彼女は薄く笑う]
自分がやったんだ! なんていう人、現れませんね。 サミュエルさん以外の、誰かなって。 そんな風に思ってましたけど――
(56) 2013/06/03(Mon) 23時半頃
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……。
[少女の言葉に不機嫌な顔のまま、掌を宙で広げて見下ろす。 どう念じたかどうか解らないが。 微か、ひとつ瞬き。 掌に一粒。現れた白い錠剤を見下ろす。 暫く、それを睨んでいたが口にはせず掌を握り締め。]
…俺もちげーな。…寝てたし。
[ぼそりと。]
(57) 2013/06/03(Mon) 23時半頃
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[ぼそり、と呟かれた言葉を聞いてか聞かずか、彼女は話を続ける]
一番怪しいのはやっぱりヒューさんかな? 普通に毒殺、とかなら誰となったらヒューさんでしょうし――
疑いの目やヘイトが向くのを承知の上ならそれを恐れて、みたいな見方もあるんですけどね。 真犯人としちゃヒューさんになすりつけたかったのかなーなんて?
[つ、と眼鏡にかかった横髪を指で拭ってチアキを見る]
マホウってこの際だからいっちゃいますけど。 そんなものもあるみたいですしねえ。
(58) 2013/06/03(Mon) 23時半頃
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ただそうなると誰でも出来たってことでもあるんですけどねー。 まだよくわかりませんけど、ね。
[そうして、"条件"の曖昧なところを突き、続けて彼女は黙ったままの男を見据えた]
犯人に理性があるなら、悪目立ちしたくないんじゃないかなぁって気もしますよね? 消え過ぎると逆に目立つ、ってことかもしれませんケド。
(59) 2013/06/04(Tue) 00時頃
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理性があるといえば―― ヒューさんって、なんで弁解なんてしてるんですかね?
[そういえば、と言わんばかりにヒューへと視線を向けた。 顎に人差し指を添えて、いま思い出したとでも言うように]
魔法を使い出したときは気でも違っちゃったかなって思ったんですけど。 だったら殺しの弁解なんてしませんよね? そういうリスクヘッジ、狂人の仕業って感じしませんし。 やってるにしろやってないにしろ、らしくないですよねー。
なんで気の触れたフリなんてしちゃったんです?
[怪訝な様子で、ヒューを見た。つるりと眼鏡が光る――**]
(60) 2013/06/04(Tue) 01時頃
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へぇ…とかかけちゃうんだ…
…い…が…い…さる…
なんだか…に…が…った…
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わぁお、チアキさんやっさしー。
(死体にかけられたシーツ。 それをみてケラケラ笑いながら、椅子をガタゴト鳴らした。)
『ゴミ』に可哀想とかよく言えるよねー。 チョー優しいんですけど。
(61) 2013/06/04(Tue) 02時半頃
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ぬのが…だとかさ…わかった…きかないでよ…
…い…から…く…に…が…ちる…
…するなんて…
…ろうと…えば…いつだって…れる…
むしろ…をかくのなら…してると…わせてた…が
どこか…だって…れるかもしれない…
…なあんて…
…ごめんごめん…になっちゃった…
…ってごまかす…
…りは…あたしにだってやって…るかもしれない…
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>>58
[リッキィの問いかけに対し、僕は否定もせず、肯定もせずに肩を竦めて笑ってみせた。]
みんなの言うようにマホウみたいなあり得ない事が起きてるんですから、僕でも可能でしょうね こんな状況じゃ証明しようがありませんよ
[そう言った後、>>61 茶化すサミュエルに詰問をする。]
サミュエル答えてくれないか? 君は先ほど彼女に何をしようとしてた?
[彼女の言うゴミという発言には触れず、僕はゆっくりとサミュエルの座る椅子へと歩みを向ける。]
(62) 2013/06/04(Tue) 02時半頃
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ま、ソフィアちゃんはご愁傷さまってことで。
(わざとおどけて手を合わせて、なむなむーとか言っちゃうあたし。)
べつにさ、弁護する訳じゃないけど。 例えばヒューさんが犯人だとして、だからってどうすんの? ソフィアちゃんみたく殺しちゃう?
そしたら次はヒューさん殺した人が殺されて、その次が殺されて…。 なにもしなかった人がはいゴール、とか?
たとえば、今のエリアスさんみたいに?
(視線はちらりとエリアスさんに向かう。)
(63) 2013/06/04(Tue) 03時頃
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へ? あたし? なんだ、チアキさんってばあたしが怪しいと思ってんの?
(ふいに投げられた質問にはクスクスと笑みが溢れた。)
だから、さっきから言ってんじゃん? 誰も殺らないなら、あたしが殺ろうと思ってたって。
殺すならナイフでぐさり? 一発で死なない程度に、何度か刺してーって思ってたけど 近付いたら死んじゃうから、チョーびっくりしたんだって。
(64) 2013/06/04(Tue) 03時頃
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あたしはそれよりもさぁ。 なんもしないで、勝利を勝ち取るー…みたいなスタンス嫌いなんだよねぇー。
(一人へと向けた視線は変わらぬ意味をもって。)
犯人探しとかしても無駄じゃないかなぁ? 秩序とか、ホーリツとか、ここには存在してないわけでしょ?
ほら、人が一人死んだ時点で。
『賽は投げられた』――――ってね?
(65) 2013/06/04(Tue) 03時頃
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