137 【突発小喉少人数RP村】九葉物語・初夢の章
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、預言者が3人、衰狼が1人いるようだ。
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逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。
(0) 2016/01/02(Sat) 12時頃
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[葉がひらり、落ちた時、 佇む私には、名も、齢も、何も存在しなかった。
記憶だけが断片的なパズルのピースとして いくつも点在している。 探し物はこの中にある筈だ。
櫻の樹の下で佇む蒼き日々。 団欒には何かが欠け落ちていただろうか。]
(1) 2016/01/02(Sat) 14時頃
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「みょんこさ、あんた結婚しないの?彼氏は?」
[その声に、むっとして頬を膨らますが 少女のような所作は様にはならない。]
うるさい。 私が結婚して子ども育てられるような女に見える?
[ならば私は、如何様の人生を思い描いているのだろう]
(2) 2016/01/02(Sat) 14時半頃
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[湿った枕の冷たさに目が覚める。涙で濡れるそれに頬を埋めたまま、布団の中できゅうと丸くなる。
またあの夢。 何度も繰り返される痛み]
どうせなら、先輩がいる夢がいいのに…。
[独り言を宙に投げる。結局あたしはどうしたいんだろう]
(3) 2016/01/02(Sat) 15時頃
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[涙の跡を洗い流しても気分は晴れないまま。夢の中ですら望む結末が得られないで、いつまでこうしていればいいのか。
洗面台の前でうんと伸びをする。決めた。きっぱり忘れよう。湯気で曇った鏡に【先輩の名前】を書いて、ジャージの袖で消す。 これでいい。後で気分転換に散歩でもしに行こう]*
(4) 2016/01/02(Sat) 16時頃
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ほら、んなとこ寝てると風邪引くぞ…
[目を擦る娘の肩を叩き、眠たげな顔を覗き込む 自分には余り似てない可愛らしい様子に 亡妻の面影を見つけて、ふと苦い表情になる
しかし、それも束の間のことだった
促した就寝にコクリ頷くその頭をわしゃわしゃ撫でると 彼女はクマのぬいぐるみを抱いて寝室へと行った]
(5) 2016/01/02(Sat) 17時頃
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[しばらく、天板の上を片付けていくうちに 画用紙に描かれた風景に目が止まる
何気ない風景が無造作に描かれ置かれていた
拙い部分もあるとはいえ構図と色使いが独特ながら 絵心があるといえばいいのだろうか 忘れていたものを思い出す様な懐かしさがこみ上げる
特に白い画用紙の真ん中に描かれた紅い椿が目を惹いた]
(6) 2016/01/02(Sat) 18時半頃
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末恐ろしいな…本当に七歳かよ…
[在りし日の妻も放課後の美術室で イーゼルの前に座り筆を手にしてカンバスと闘っていた 茜空から滲む夕陽を逆光に浮かぶシルエットは それすらも一服の絵で不覚にも見惚れていたこともある
制服の上にかけたエプロンは 闘いの真剣さが伺える程、 雑多な色に塗れていたのを知っていた]
(7) 2016/01/02(Sat) 18時半頃
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[寝室でクマと一緒に布団に入った娘の寝顔を確かめて コタツの部屋に戻り、ひとり晩酌を再開した
青い琉球ガラスの徳利からお猪口に冷酒を注ぎ ぐいっと飲み干してため息をひとつ吐いてから 正月なら切子がよかったかもとほんの少し後悔しつつ
次に注いだものはゆっくりと味わいながら飲んだ]
ツマミでも出すか
(8) 2016/01/02(Sat) 20時頃
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[鉄の意志のつもりで肴を用意しようと台所に立つと 窓の外は煌々と月明かりが照らしていて 【雪化粧】の世界が淡く、優しく広がっている]
ふえっくしょい…あ"…さぶ…
[元々、気取らぬ質でもなかったが、 おしゃまな娘の目はなく健やかなる夢の中ならば 品性などないも同然 と、なれば──これくらいは許されよう]
(9) 2016/01/02(Sat) 20時頃
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[くしゃみで何となく、気が削がれ そのまま、コタツで暖を取る 散らばる年賀状を掻き集めながら そこに書かれたジャニス[[who]]の名前を見てぼんやりと]
…返事書かねえとな
[その名前は教え子だったか、同僚だったか それとも、幼馴染か近所の誰かであっただろうか? それすらもぼんやりとなった男は夢見心地のまま書いた]
(10) 2016/01/02(Sat) 20時半頃
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[朝方の冷気で目を覚ます。 いつ酔い潰れたのか、或いは此処も夢の中か。 ひやりとして曇った窓。指先で【結婚】と書いて、消した。
「みょんこの家が楽だし」
集まるは年下の友人や後輩。 酔いつぶれた彼女らに毛布をかけ コートを羽織り外に出る]
(11) 2016/01/02(Sat) 20時半頃
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いってきまーす
[玄関から家の中に向かって声をかけるが果たして返事はあったろうか。ともかく、簡単に身支度を済ませ、履き慣れたスニーカーを突っ掛けて家を出る。目的なんてない。ただ、家に閉じこもっていても思い出すばかりなのだ。 そう、気分転換。ハッピーエンドが道に落ちてるかもしれないもの]
(12) 2016/01/02(Sat) 21時頃
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[団地のポストを覗けば年賀状。 決して多くない友人関係と、仕事関係、親戚。 それにしても男性からの年賀状の少ないこと。
部屋に戻るのも億劫で、コートのポケットにゴムで巻かれた年賀状を押し込めば、二日酔いに負けじと冷たい空気の中を往く。]
(13) 2016/01/02(Sat) 21時頃
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[数歩も歩かぬうちに、帰ろうかと逡巡したが]
あ。明けましておめでとうございます。
[近所の高校生の少女の顔が見えれば、挨拶を投げかけた。 背の低い若者に抱く淡い羨望、未来が輝かしいであろう。 しかし眼差しは未来と過去のどちらを向いていたか]
(14) 2016/01/02(Sat) 21時頃
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…な…として…まれ…ちた…
…さぬ…は…せであった…
…き…は…の…にあった
…にも…に…けず…うた…
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- 星が流れる車窓のこちら側 -
[伸ばした手が触れたのは硬めの紙で馴染みがあった。 苦し紛れにそれをグッと力任せに掴むと 嘘みたいに楽になって違う場所に来たのを悟った。]
…年賀状? 何で…これが?
[押し潰しそうな冷たい水は見る影もなく、 あれは夢だったのかとすら思ったのだけど違った。]
(15) 2016/01/02(Sat) 21時半頃
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[高校とは逆の方向に進もう。雪のちらつく中佇む桜の木を見たら、この散歩の意味がない。マフラーの中に顎を埋めて、気の向くままに足を進める。 こっちの方は住宅街だ。途中どこかの家の盛大なクシャミが聞こえてきてちょっと笑う]
(16) 2016/01/02(Sat) 21時半頃
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[しばらく歩いていたら、近所のお姉さんに声をかけられた]
あ、どうもー あけましておめでとございますー
[お姉さんに会釈を返す。あたしより背の高いお姉さんは、いかにも【大人の女】って感じがして素敵。いつかああいう感じになりたい。 あまりジロジロ見ても失礼だし、呼び止められなければ立ち去ろうかな]
(17) 2016/01/02(Sat) 22時頃
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[何故なら手にしたハガキは濡れていたから。 これは夢なのかも知れないけれど、 あれは夢ではなかったのだろうというのも分かって。
『切符を拝見します』
やけに古めかしい制服を着た車掌は 濡れたハガキに視線を移した後、 手を伸ばすとそれをグッと自分に引き寄せてから パチン、パチンと鋏を入れた。]
(18) 2016/01/02(Sat) 22時半頃
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あの…これは、ひとり分ですか?
[咄嗟に問いが出てしまったのは、切符のせい。 一葉のハガキ──しかも、年賀状。
そこには、受取人と差出人の両方名前があって 裏には小さな見慣れない女の子と並ぶ君がいたから。
もしかしたら、君たちのではないのかなと思ったのは 穿ち過ぎだっただろうか?]
(19) 2016/01/02(Sat) 23時頃
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[車掌は問いに、首を横に振った。 ならば、これは2人分以上の切符なのだろう。
いつの間にか辿り着いていた ガタゴト揺れる木で出来た列車の内装を見れば、 赤い天鵞絨の張られた座席がドミノみたいに並び 同じく木で出来た窓枠の外には流れる銀河。
他に誰もいない列車はしばらく止まる気配がない。]
(20) 2016/01/02(Sat) 23時頃
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[ ポーッ、ポオオォーッ……──
遥けき彼方まで響き渡る汽笛は物哀しく、 ここが遠く離れて隔たれた所であると奏でていた。]
ああ、跳んでしまったんだ
[その呟きは、もちろん誰も聞くことはないだろう。 濡れて張り付く服から、水が滴る。 銀河を走る汽車の【旅人】となり座席に腰かけた。]
(21) 2016/01/02(Sat) 23時半頃
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[若者と括ってしまう自分に苦笑し、少女に微笑んだが、それが上手く出来たかは分からない。彼女も行き先があるだろうと、引き止めることなく歩き出す。]
[薄曇り、夜には雪になりそうな空を見上げ]
[私が生まれ落ちた時も、曇天、今に似た空だったらしい]
(22) 2016/01/02(Sat) 23時半頃
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[景色が変わった] [蒼い春を過ごす学び舎]
そんな時代も、あった。
[覚えているのは、同級生を低レベルだと見下し、一人で孤高を気取っていた恥ずかしい過去である。]
本当は一人なんて厭だったのに、ね。
[苦い笑み。くるくると景色は移ろい往く]
(23) 2016/01/02(Sat) 23時半頃
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[クールに立ち去るお姉さんを見送って、あたしはまた歩き出す。 道中自然に口をついて出たのは、先輩の卒業公演であたしに振られた配役の台詞だった]
そしてまた1人、行く宛もなく 頼る人も、言葉を交わす人もなく 夜が来る度、彼のことを思い続ける
(24) 2016/01/03(Sun) 00時頃
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[あたしは叶わぬ恋をする娘の役だった。先輩の役は、あたしの片想い相手だけど、彼はまた別な身分違いの恋をしてる。娘は少しでも彼に喜んで欲しくて、その恋の後押しをする。 あたしはこの役を貰えて嬉しかった。叶わぬ恋でも、先輩といられるなら。
…あれ?でも配役決まった時、先輩は泣いてた気がする。何でだっけ?]
(25) 2016/01/03(Sun) 00時半頃
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[ 迎春 謹んで新年のご挨拶致します。
葉書の裏面にそんな定型文の挨拶が印字され 写真館で撮った七五三の着物を着たはにかむ童女と 緊張感に満ちた濃色の背広を着た男が並んでいた
写真は他に誰も映っていないため 父ひとり娘ひとりの父子家庭なのは明白で
片隅にこどもの描いた干支の動物の絵がちんまりあった]
(26) 2016/01/03(Sun) 01時半頃
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[年賀状はこれまで色々と近所でお世話になった家や 勤める学校の教職員、教え子にそれぞれ 達筆とは云い難い手書きの文字でひとことを添えていた
ジャニスへ宛てたものは住所はなく
『どこほっつき歩いてんだ、いい加減帰って来やがれ 俺の娘は可愛いぞ、見に来い…ただし、やらん』
と、変わり映えのしない一文のみ]
(27) 2016/01/03(Sun) 01時半頃
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[ふらふらと行く宛もなく歩いてきたけれど、だいぶ景色に見覚えがなくなってきた。小さい頃はよく友達と遊びに自転車で町内を駆け回ったけど、果たしてこの辺りまで来たことはあったっけ?
ここは川だ。橋の下の方から轟々と音を立てて水が流れていく]
(28) 2016/01/03(Sun) 09時半頃
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[橋の欄干から乗り出して覗き込んでみると、激しい流ればかりで魚が泳ぐ訳でもなし。ここから落ちたら死んじゃいそう、という感想しか出てこない。死ぬつもりはないけれど、真下を流れる濁流から暫く目が離せなくなる。
そう、あの劇にもセーヌ川に身を投じた役がいた。それを思い出す]
(29) 2016/01/03(Sun) 10時頃
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マドカは、「…でもあたし、ジャヴェールは嫌いだな」と小さく呟いた。
2016/01/03(Sun) 10時頃
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[当たり前の日常と言って差し支えのないこと。 結婚を急かされながら日々を生きる、取り柄のない女]
[意識は、水底の泡に似た。 空気は地下を駆る列車に似た。 行き着いた混濁の世界は]
「妙子、お誕生日おめでとう」
[繰り返される1/365は何度目か]
(30) 2016/01/03(Sun) 10時半頃
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もうそんな年じゃないんだから……。
[歳を重ねた自分。微笑む老いた父母。 子離れできぬ二人に、嫌がることすら出来なくなった。]
祝わないでよ……。
[苦笑混じりの言葉の裏に潜むのは 無為に重ねた、年月への、虚しい諦観だけであった。]
(31) 2016/01/03(Sun) 10時半頃
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[手にした切符を改めて見れば近況が書かれていて。 宛名と同じ癖の字には見覚えがあって君のもの。]
…娘って、幾つの時の?
[年賀葉書の年と「今」を計算してみたら、 違和感もないけど若い時でもなさそうだなと。
君とは同い年だったから、単純に計算すると そこは、簡単に分かってしまう所でもある。]
(32) 2016/01/03(Sun) 11時頃
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やらんって、そんな趣味ないってば…
[確かに近所で懐いていた歳下の子の中に 写真で君と並ぶ年頃の女の子もいただろうけど。
歳上のお兄ちゃんのお嫁さんになるって言葉は 小さな女の子の常套句じゃないか?
本当にその気持ちがあるなら別とはいえ、 分かる時に、どれだけの年数が経っているか。]
(33) 2016/01/03(Sun) 11時頃
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[「今」から経ってる年数を考えたなら、 多分、あの子は君と同じ分の年の差くらいで すっかり大人になっているに違いない。
『車内販売でございます、いかがですか?』
通路を進むワゴンに葉書があったのは やっぱりこれが夢なんだろうと思わざるを得ず。 そのまま、君とその子に宛てて書いた。]
(34) 2016/01/03(Sun) 11時半頃
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[ 銀河新年 宇宙(そら)の車窓からお返しします。 新年早々、幼馴染はの幼女趣味警戒はやめて欲しい。 帰りは未定。終点まで行くかも。 ジャニスより]
[ 謹賀新年 それからお誕生日おめでとう。 妙子ちゃん……じゃなくて、もう妙子さんかな? 訳あって今旅してる、お元気で。 ジャニスより]
(35) 2016/01/03(Sun) 11時半頃
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ジャニスは、ミナカタ宛(>>35)は幼馴染「への警戒」を書き間違えていたようだ。
2016/01/03(Sun) 11時半頃
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[川を覗き込んでいたらちょっとバランスを崩して欄干から落ちそうになる。慌てて体を支えて体勢を立て直した。川を覗いてた時から足が浮いていたもの、嫌な予感はしていたのだ]
どうせチビですよーだ。
[誰にともなく呟いて足元に転がる小石を蹴った]
(36) 2016/01/03(Sun) 15時頃
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[さっきのお姉さんみたいに背も高くないし、いつまでも子供体型で本当に自分が嫌になる。 でも一度、先輩に言ってもらったことがある]
「……円香は可愛いからね」
[褒めてもらえたけれど素直に喜べなかったことはよく覚えてる]
(37) 2016/01/03(Sun) 15時半頃
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[ここから先に行っても迷子になってしまいそうな気がして、来た道を引き返す。雪はまだしんしんと降り注いでくる。手を擦り合わせ息を吹きかける。
結局、心は桜の木の下に囚われたまま。 そんなことにはとっくに気付いてる]
(38) 2016/01/03(Sun) 15時半頃
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ぶえっくしょい…あいでででっ
[くしゃみの拍子に、コタツの天板がゴッと鳴った 男は額をさすりながら酒が溢れていないのを確認し ほうっと胸を撫で下ろす]
おっと、セーフセーフ…エリはいねえよな?
[見られてしまうも難だが跡を残すのも、親として、 情けないの上塗り以外でなく、回避は成功したらしい]
(39) 2016/01/03(Sun) 15時半頃
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[天板に散らばった年賀状をまとめていて、 見慣れない葉書が混ざっているのに気がついた
そこに書かれた文面を見て、男は固まる]
…なん、だと? おいおい、何だよこれは…
[慌ててまとめた束から、幼馴染宛の年賀状を コタツ布団の中や、座布団の下まで丁寧に、 しっかり探してみたが、影も形も見当たらず]
(40) 2016/01/03(Sun) 17時頃
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嘘だろ? …何で今更?
[確かに自分は書いた記憶はあったし、 その時のペンのインクの染みが手にあった だから、それは紛れもなく夢ではない筈だが
それが消えたのは初めてで しかも、返事らしき葉書が着いているとか これは夢でしかあり得ない状況に呆然として そして、もう一度返事を見て──笑うしかなかった]
(41) 2016/01/03(Sun) 17時頃
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ったく、相変わらずだな…ジャニス
[まるで、近所へ探検に行くかの様な気楽さで 綴られた言葉に、苦笑する]
あれから、何年経ったと思ってるんだ…バーカ
[年賀状の年で計算されていた事に回らない程度には 酔っていたし、動揺していた自分に彼自身は気づかず 出す返事の年賀状と、他をまとめて後片づけをした]
(42) 2016/01/03(Sun) 17時半頃
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[家にとぼとぼと帰りついた頃には日もとっぷり陰っていた。
また夜が来てしまう。また夢を見てしまう。
親戚の家に行ってしまった両親が用意してくれた夕飯を温め直す間、大量に届いた年賀状を家族ごとに仕分けしていく。自分の分の束を改めて眺めていると、見知った名前がちらりほらり]
(43) 2016/01/03(Sun) 19時半頃
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[まず見つけたのは先輩からの。意外に可愛いデフォルメされた猿のデザインに一言【元気?体を崩さないように】と書き添えられている。先輩からのアクションは嬉しいけど、欲しい言葉はどこにもない。 次は演劇部の顧問の先生から。富士山を横断するように【公演の練習頑張りなさい】の一言。うるせー。ビリっと破り捨てた]
(44) 2016/01/03(Sun) 19時半頃
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[書き終えた「住所のある」他の宛名の年賀状を どうしようかと、しばらくぼんやりと見ていたが]
うっし…散歩がてら歩くかね…
[近くのコンビニの前にはポストもあった 往復でも、10分と掛からない程度の外出である 戸締りさえきちんとしてれば問題ない筈
男は徐に上着を羽織って、つっかけを履くと家を出た]
(45) 2016/01/03(Sun) 22時頃
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[行きがてら、川に架かった橋を渡ると 花も葉も見えない桜の樹があり、その側を歩く 街灯に照らされちらりと見える 散り始めた花弁めいた雪に、両目を細め
亡妻が放課後の部活で描いていた絵に こんな景色があったのを思い出した
見上げた枝の隙間から、星とも花弁ともつかない 雪とも思える切片を丹念に描いていた絵を]
(46) 2016/01/03(Sun) 22時半頃
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[自宅に戻れば、宴会の痕跡などなかったように片付いた部屋。 はて、友人らはそんなにも律儀であっただろうか。
そういえば年賀状が届いていたのだと、 コートのポケットから取り出した数枚の中に、 見落としていた其れは手品で隠れたトランプのように するりと束を抜け出した。]
……ジャニス、お兄ちゃん?
(47) 2016/01/03(Sun) 23時頃
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[久しい名に、その場で立ち尽くし、そして]
嘘、なんで今頃になって
[涙ぐみ、膝から落ちてわっと泣き崩れる。 いなくなって何れ程の時が経っただろう。 大きくなったらジャニスお兄ちゃんのお嫁さんになる、なんて、他愛ない戯言でも、子どもながらの本気だったのに。]
生きていてくれて、よかった。
(48) 2016/01/03(Sun) 23時頃
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「旅をしているジャニスさんへ 妙子は、三十歳になりました。まだだったかな?」
[私の誕生日はいつだったか、過去か未来か]
「旅路に祝福がありますように。お帰りをお待ちしています」
[他人行儀な文章しか書けないし、彼の年賀状に住所はなかった。曇った窓に指で書いただけの書簡、彼に届くといいと夜空を見る。]
(49) 2016/01/03(Sun) 23時頃
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[何を思って、うら若い女子高校生が ひとりで夜空をじっと眺めていたのだろう?
星空だったのか、花弁だったか小雪だったか 満点の星空なら汽車でも走ってそうな空だっただろう
『カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ。』
その時の表情は──放課後の美術室で イーゼルに向かっていた時に似ていただろうと]
(50) 2016/01/04(Mon) 00時頃
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[ポストに投函した後、背中を丸めて家路を急ぐ 橋の上から見える川からは視線を逸らしても 真冬の川はせせらぎの音などないかの様に ひっそり橋の上に横たわっていた]
どいつもこいつも…まったく…
[幼馴染が飛び込んで帰る事がなく 亡妻が飛び降り下流で抜け殻が発見された ──そんな現場を見る勇気は未だない]
(51) 2016/01/04(Mon) 01時頃
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そしてまた1人、行く宛もなく 頼る人も、言葉を交わす人もなく 夜が来る度、彼のことを思い続ける
[温めた雑煮を口に含みながら、台詞を頭の中に思い描く。 また夜が来る。夢を見る。この夢は終わらない]
(52) 2016/01/04(Mon) 10時半頃
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[夢の中に先輩が出てくればいいのか それとも、束の間のハッピーエンド? ……ハッピーエンドって? あたしは先輩に何を望んでいるのだろう。
キス?お付き合い?結婚?…その先?
頭の中に浮かんだあらぬ想像を慌てて振り払う]
(53) 2016/01/04(Mon) 11時頃
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[椀に残った雑煮をかきこんで、ばん、と勢いをつけて席を立つ。どうしていいのか分からないけれど、とにかくいい夢になれるように願うしかない。
ベランダの窓は外気との差で結露している。曇ったガラスに指を乗せて、誰へともなく想いを綴る]
(54) 2016/01/04(Mon) 11時頃
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【いい夢見られますよーに!】
[ご利益があるのか知らないけれど窓ガラスに向かって2回柏手を打つ。祈った先にいるのが神様なのか仏様なのか、そのへんの誰かなのかも分からない。効果があるのかも分からない。
でも、あたしたちはそうやって言葉を形にしないと、やってられないんじゃないかな、きっと]
(55) 2016/01/04(Mon) 11時半頃
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[この部屋はこんなに散らかっていたっけ? ごっちゃりと物が多い部屋。 それらをすり抜け、ハチワレの猫が練り歩く。]
おいで。
[手招くも、猫はふいと気まぐれにクッションの上で丸くなる。二度手を打ち鳴らすような音が、鬼さんお出での合図の如く、こちらをちらりと見た猫の瞳、細く鋭く、恐ろしい色]
(56) 2016/01/04(Mon) 11時半頃
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|
[不意に、隅に山積みにされた通販の箱ががらがらと崩れ落ちた。 団地の近くの線路に走る列車の振動のせいだろう。 前から危ないと思っていたような――そうでもないような。]
新年から不吉だな……
[先刻よりひどく時間感覚が曖昧だが、年を越していることには確信があった。自分の誕生日は、何日だったかな――?]
(57) 2016/01/04(Mon) 11時半頃
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|
[つまり、ここは一月の世界だ。 何日なのかはわからないけれど。そうだ。カレンダー。 薬局でもらったものを壁に画鋲で止めた記憶がある。
見回して――見つけた、「2016年1月」の文字。31の数字が並ぶ中で、一つに丸印がつけてある。「誕生日」の文字。 私はこの誕生日を余り歓迎していないはずなのに。]
(58) 2016/01/04(Mon) 11時半頃
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|
[眠れば何かが変わるかも知れない。 別に変える必要もないのだけど。 夢が現実で、現実は夢で。ああもうわからなくなる]
……パズルのピースは見つかったっけ?
[幾つかの欠け落ちた欠片を探すために ジャニスお兄ちゃんを真似て、旅立つ準備。 敷きっぱなしの布団に入り、眠りにつく。 おやすみなさい。]
(59) 2016/01/04(Mon) 12時頃
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|
[ 零 、この世に生を受ける。 一つ、はじめて笑った。 二つ、はいはいが上手だと褒められて。 三つ、甘えんぼな子ども。 四つ、保育園はどんなところ? 五つ、ジャニスおにいちゃん、はじめまして。 六つ、もうすぐ小学生。 七つ、学校でお友達もできた。 八つ、九つ、十、]
(60) 2016/01/04(Mon) 12時頃
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[そして
11を数えた頃から、何がか歪み始めていったのだ。
玄関で、わんわんと泣き喚く少女。 お父さんもお母さんも困り顔。 果てには友達が来て、先生が来て 少女は更に、ないて、ないた。
この時から、私は普通では、なくなっていった。]
(61) 2016/01/04(Mon) 12時頃
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