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93 Once upon a time...
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[トリノスの応え>>144に少しだけ目許が和む。]
安心する、は嬉しいわ。 トリノスの心が落ち着いてくれればより嬉しい。
[公演の心配をするでなく 今は目の前の相手の心を案じて]
――…ああ。 おなかはすいてたはずなんだけど さすがにお肉は食べられそうにないかしら。
[困ったように笑い空いた手を差し出すは トリノスが立ち上がるを手伝う為。]
向こうに行こう。 此処に居るのはよくないわ。
[死の匂いが近すぎて眩暈さえ感じそうで]
(150) 2014/10/10(Fri) 23時半頃
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きれいな…おおかみかぁ
…しいな
…
…に…えて…に…しいよ
…
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[立ち上がるトリノス>>162の視線は先とは逆になる。 礼の言葉にゆると首を振り]
食べないと身体がもたないもの。 でも、――…体型絞るには丁度いいかしら。
[歩み出す気配にはたりと瞬くは 手が離されないままあるから。 つられるように歩みだし]
ん、……パンとスープなら。
[食べられる事は出来そうだ、と頷く。 握る手を、小さく握り返し]
――…現実かメルヘンか。 どちらにしても、 ……
[こわい、と微か漏れる声はざわめきに掻き消された。]
(167) 2014/10/11(Sat) 00時頃
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[ぼそりと漏らされたトリノスの言葉>>171に女は猫目を瞬かせた。 そわりと落ち着かない風に視線を泳がせ]
……あ、ありがと。
[照れる風に頬を染めながら]
お伽噺の中では銀が弱点って話もあるけれど どう、なのかしら。 護身用に銀の何かお守り代わりにすれば少しは――…
[気休めとは思いながらも彼が同じ事を考えるとは知らず そんな事を口にするうち血の匂いは遠退いてゆく。]
(178) 2014/10/11(Sat) 00時半頃
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わかった…
…
そう…きれいな…おおかみ…
…も…きれい…
…
…しい…
…しい…
…
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[基準とした者を知ればさすがに絶句してしまうだろうけど それを知らずにいるは幸か不幸か。 銀についてのトリノス>>183の言葉に少し考える風。]
銀貨を投げてみる? 銀のナイフがあれば安心かもしれないけれど なかなかぱっと身近なものでは思いつかないものね。
[そういったものを考える必要性がなかったこともあり お守りになりそうなものは手許にはなく]
――…ナイフ。 もし持つなら、怪我はしないように気をつけて。 花形が怪我をしたら大変だもの。 そうね、ひとりは避けた方がいいとは思う。 でも難しいものね、普段ひとりになることも少なくないもの。
[誰かと一緒に意識して過ごす事は今は少なく トリノスにそんな言葉を返していれば 気付けば食事場近くまで来ていた。]
(188) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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銀貨が命中したら吃驚して怯んでくれるかも。 ふふ、女の子扱いしてくれるんだ? ナイフを隠し持つならスカートの下とか そういった意味では出来なくはないんでしょうけど。
[武器といえる物を扱った覚えはなく。 危害加えようとする者からは逃げる事しか選べなかった過去。 トリノス>>195をちらとみる。]
一緒に、いるの……
[フィリップでなくていいの、とか。 私でいいの、なんて言葉が脳裏を掠めるけれど]
そうね、……こうして一緒に居てもらえると 私も、安心できる、から。 ありがと、トリノス。
[支える心算がいつのまにか支えられている気がして 素直に礼の言葉を向けて食事場へと足を踏み入れた。]
(200) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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を…ったから…
…
どうして…
おおかみ…なんて…こわくない…のに…
いやだ…
さ…たちを…らないからだよ
…の…おおかみを…らないから
…
…いやだ…いやだねぇ
…
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[手を繋いで歩くのなんていつぶりの事だろう。 指導役の隻眼とも滅多にそうすることは無く 安堵するようなそわと落ち着かぬような心地。]
公演があるなら ごはん食べて、練習して ……備えなきゃ、ね。
でも、もし、……人狼が居るのなら また、誰かが、――……
[団長のように襲われて無残な姿になるのだろうか。 最後まで言葉には出来ぬまま語尾は掠れる。 それは己かもしれないしあたたかな手の彼かもしれない。 身近な者が頭を掠めて、失われてしまうのがこわいと思う。 ふ、と、トリノスの横顔を見詰め、彼の相方のことを思い出す。 パートナーを失った彼の心を改めて思えば酷く胸が痛んで 泣くのを堪えるように柳眉を寄せて俯いてしまう。]
(207) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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― 食事場 ―
[既にいる面々に会釈を向ける。 パンを頬張りながらのアントニー>>208の声に 女は一度顔を上げてそちらを見て、目を細めた。]
……ん。
[泣いていた子も食事をとっている。 そのことに少しだけ安堵もしていたけれど 音として返せたのは短い一音のみ。]
(208) 2014/10/11(Sat) 02時頃
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よくわからないもの…って…だ…
…
うん…おこられたり…するのも…だ…
…
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[相槌のような問い返しのような音色に思える。 二つ目の音は同じだけれど違う響き。 繋ぐ手に再び込められた力にぬくもりを強く感じて トリノス>>210を見上げて、微かな笑みを浮かべる。]
今はひとりじゃない。 トリノスがこうして一緒にいてくれて――…
[よかった、と言おうとして。 それもまた少し違うような気がして。 少しだけ考えるような間があく。]
嬉しかった。
[漸く一番しっくりくる言葉を見つけ出して声にして 髪を撫でるその手の主>>211にこくんと頷けば 空腹を知らせる音が僅かに聞こえた。]
(216) 2014/10/11(Sat) 02時頃
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わかった。 コーヒーね。
[スープを取ってくるというトリノスに頷き向ける。 繋いでいた手を微か緩めるも ぬくもりを惜しむような僅かな躊躇いが指先にあらわれる。]
ありがとう。
[一緒に居てくれた事への礼か。 感謝の言葉を向けてから手を解き下ろして]
(217) 2014/10/11(Sat) 02時頃
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[トリノスの後を追いかけるアントニー>>213の姿が見える。 食事場にはすでにコーヒーの良い香りがしていた。 ペギーやエフェドラに振る舞うザック>>203に視線向け]
コーヒーまだ残ってる? もしあるなら、貰ってしまっても構わないかしら。
[うかがうように声を掛けて首を傾ぐ。]
(219) 2014/10/11(Sat) 02時半頃
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[ザックの返答>>222に視線あわせて頷き]
よかった。 ありがとう、二人分頂くわ。
[ミルクにブランデーと聞けば使用するのは前者。 お酒に興味を懐きながらも今の今まで飲む機会なく 言われた通り炊事場に向かおうとして]
――…え。
[呼び止める声>>224と尋ねに動きが止まる。 団長の姿がすぐに消えるはずもなく 赤い景色が脳裏を過り肌は白さを増して]
…………ん。 近くには行けなかった、けど。
[見たという肯定の言葉を抑えた声で返した。]
(225) 2014/10/11(Sat) 03時頃
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[ザックの言葉を聞いて少しだけ考える間があいた。 誰に、というのはすぐに浮かぶ。 顔をみる、というそれにその場の状況を振り返り]
――シーツは掛かっていると思うけれど 他の誰かが何もしていなければ、まだ。
[団長に会う事は可能だろう。 そう思って、ザックに小さく頷いた。]
(228) 2014/10/11(Sat) 03時半頃
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――……。
[団長、と呼び掛けるような響きは微か。 お別れをいうことも 冥福を祈ることも出来ぬままだった。 けれど再びあの場に行けるかと問われれば すぐに頷く事は出来ぬほど女にとっては凄惨な景色。 思い返すだけでも血の気がひくもの。 ザックの言葉>>229に相槌うつように頷き]
怒る声でもいいから、また聞きたい。
[冗句じみた響きにそう返して炊事場へと足を向けた。]
(230) 2014/10/11(Sat) 03時半頃
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[炊事場に入る手前で、足を止める。 小さく息を吐くのは心を落ち着けようとして。 色の失われた頬を軽く叩くは血の気を戻す為の足掻き。]
……。
[胸元で十字をきり、聖句をくちびるのみで紡いで 離れたテントに居る団長の冥福を密やかに祈る。]
(231) 2014/10/11(Sat) 03時半頃
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― 炊事場 ―
[カップを二つ用意してポットに落ちたコーヒー>>92を注ぐ。 スープを用意するトリノスに顔を向けて]
――ミルクとブランデーがあるみたいだけど トリノスはどちらが好き?
[片方はミルクをたっぷりと注いで 近くにあるメイプルに気付けばはたと瞬き]
甘いのがいいならメイプルもあるみたい。
[甘い蜜色を少しだけカップに垂らして 子供向けには近いけれど控えめな甘さのカフェオレが一つ出来上がる。 もうひとつはトリノスの好みのままに用意するは言わずもがな**]
(232) 2014/10/11(Sat) 04時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/11(Sat) 04時頃
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[炊事場へと向かう前の食事場で エフェドラの声>>236が聞こえた。 女自身は冗句じみた響きを滲ませた心算はないが エフェドラにとっては聞こえ方が違ったらしい。 其れも知らぬまま、女はエフェドラに一度視線を向ける。 続く言葉は聞けぬまま同意するように頷くのみ。
ザック>>241が肩竦めるを見遣り 少しだけ困ったように眉尻を下げる。 同意にも謝罪のようにも聞こえるその響きに 女はゆると首を左右に振り金糸を揺らす。 気にしないで、と言葉にはしなかったから ザックにそれが如何映ったかは知れない。*]
(249) 2014/10/11(Sat) 20時頃
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[炊事場のスープの鍋の方に居るトリノス>>250からの応えに 女はゆるく頷いてミルクを取りもう一つのカップに注ぐ。 たっぷりと注いだミルクがコーヒーの色を淡く染めて]
ん、私もミルクは多めが好き。 おすすめは、ちょっぴりメイプルも足して 風味と甘みをほんのりのせる感じ、かしら。
トリノスも一緒でいい?
[確認するように彼に視線を一度向けた。]
(251) 2014/10/11(Sat) 22時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/11(Sat) 22時頃
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[メイプルの小瓶を手に取りなおしたのは トリノスの返事>>253を聞いてから。 近くからはスープの良い匂いも漂い 空腹を思い出させるようだった。]
わかった。
[お揃い、なんて。 そんな言葉が頭を過り少しだけ嬉しくなる。 飲み物ひとつ、ささやかなことなのに。 同じように少しだけ甘みを加えたカフェオレを作り]
用意出来たから持っていくね。
[トリノスに声を掛けて、カップ二つを手に 食事場の方へと足を向けて]
(257) 2014/10/11(Sat) 22時半頃
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[死の恐怖を薄ら感じていたのは子供の頃。 けれどそれからも逃げ出してしまい ちゃんと向き合い考える事も無かったから トリノスのように感じるでもなくある。 礼の言葉が彼>>266から聞こえて小さく笑った。]
ん。 こちらこそありがとう。
[誰かに用意してもらうのも。 誰かの為に用意するのもあたたかな心地。 食事場のテーブルに隣り合わせにカップを置き 並ぶようにして席につく。 トリノスが装ったスープはおいしそうにみえた。]
(269) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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――…そうなんだ。
[トリノスの言葉>>276に女は小さく頷く。 きっと傍にありたいと思わせる何かが彼にあったのだろう。 今こうしてあるからそう思うのかもしれない。 けれど、一緒に居て貰ってる、という思いもあるから 考えをうまく言葉にはできず短い言葉になってしまう。]
トリノスはちゃんと立ててるよ。 誰かの手を引いて歩けるくらい――…
[支えて貰ったと思う女はそんな言葉を付けたした。 スプーンを手に取りスープを掬い口に運べば あたたかくも優しい味が口の中に広がり ほっとしたように女は表情を緩める。]
(282) 2014/10/11(Sat) 23時半頃
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