人狼議事


55 【飛び入り歓迎】言い替えガチ村de薔薇

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【人】 鳥使い フィリップ

逃げてない。
少なくとも、自分からは逃げてない。

[そこは、はっきりと否定しておく。]

……でも、逃げてるように見えるんならさ。
俺は、どうすべき?

「ドウスベキ?」

[と、問いかけるのは
サミュエルも含んだ周りに向けて。]

(94) onecat 2014/03/01(Sat) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

――…嬉しい、けどな。初めてだし。
大事に想ってもらうのは。生まれて初めてだ。

でも、
嬉しいと…好きはイコールでは繋がらない。
意識して繋げるものじゃないし繋げられない。

俺が望んでるのは、
きっと、サミュエルが考えてるのよりさ、
もっとずっと広い意味での、自由かな。

(95) onecat 2014/03/01(Sat) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

どうすべきかわかってたらさ。
訊かないよ。団十郎。

[団十郎の声を聞くと妙に安心はする。
困ったように、眉下げた笑みで肩を竦めて見せた。]

……サミュエルは、
俺が君か誰かを好きになると良いと思う?
人を好きになる事が幸せな事だと思う?

………そういうの、わからない。俺は。

(100) onecat 2014/03/01(Sat) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

そこが、俺とサミュエル、ずれてる。

俺、恋とかしたことないけど楽しいし、
しなくてもいいやって思ってる。

「オレガ イルシ ナ」

な。

(104) onecat 2014/03/01(Sat) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

ああいう事…と恋とか情も、繋がらないから。

[しばらく悩んだ後。
思考の行き着いた先に、軽く笑って。]

どうしたいの?何考えてるの?…って、
聞かれると一番困るよな。

[団十郎にも、ありがと、と返す。]

(107) onecat 2014/03/01(Sat) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

言ったっけ、そんな事。……忘れた。

…珍しいな。
「俺は誰か一人には決められない」
……て言わない団十郎は。

[思わず笑ってしまった。
笑うと、肩の力が抜けて楽になる。]

ありがとう。

[少し疲れた、と素直に溜息を落としながら。]

(110) onecat 2014/03/01(Sat) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

すごく有難いんだけどな。
うん…これは遠慮させてくれ。

[謹んで褌を返却した。]

(113) onecat 2014/03/01(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

違うってわかったらさ。
その時に、思い出すよ。
サミュエルがそう言ってたなって。

俺はずっと心から笑ってるだろ。

[作り笑いは得意じゃない、と続けて言う表情は、
確かに笑ってはいない。
嘘を乗せられれば良いのにと思うものの。
出来ないんだから仕方ない。]

…団十郎。ありがと。またな。

[返した褌はどうなったのか。
団十郎の足の間がまだ寒そうなのであれば、
そこを平手で思い切り打ってみようと思ったが。
やめておく。]

(116) onecat 2014/03/01(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

せめて頭に巻いてる方の布をくれよ……

[首に生暖かい褌を巻き付けられて、
これ以上ないくらいわかりやすく肩を落とした。]

(117) onecat 2014/03/01(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

……は、ふっ…はは いい奴だな。団十郎。
でもな。団十郎の如意棒押し付けんなよ。

[抱き締められてポロリしている如意棒が
足だか腰だか腹だかに当ってくすぐったい。
褌の匂いは……しない事にしよう。

笑って抱き返すと、背中を叩き返す。

大道芸には使い勝手の良い掌は、
団十郎程ではないが、大きくて力もある。]

(122) onecat 2014/03/01(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

ん。

[離れていくサミュエルを、
悲しきかな団十郎の褌に埋もれたまま見送り。

団十郎からも離れ、
今度こそ外へ通じる出口を探して
廊下の奥の暗がりへ消える。

鳥は、名残惜しそうにシーシャを振り返ったが、
ちゃんと傍に居てくれるようだ。**]

(123) onecat 2014/03/01(Sat) 02時半頃

フィリップは、うとうとぱたり

onecat 2014/03/01(Sat) 03時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

―裏口―

[暗く埃ぽい廊下の先、薄い扉の前。
結局、夜のうちは雪に阻まれて扉は開かなかった。
他の出口を探してみたが、
廃材の影響は受けていない裏口が
いちばん早く開きそうだと朝を待ち。


その場に座り込んで眠った夜が空けた。

褌は荷物の中に押し込んで。
改めて扉を押してみると、
夜のうちに覆っていた雪が少し崩れたようで
何とか、開いた。]

(146) onecat 2014/03/01(Sat) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[外に出ると、
春にはまだ遠くとも空は明るく晴れていて。
庭の雪は白く光っていっそ美しくさえある。]

春を追いかけようか。

「マッテルノハ タイクツ ダシナ」

夏を見つけたら、そこで暮らそう。
行こう、鳥。

[歩き出してみれば、深い雪も何て事はない。
羽ばたき飛び立つ鳥を追いかけて、
ふたりで南を目指しす。

きっと二度とこの界隈には戻らない。
どこか遠く、向日葵が似合う場所を見つけたら、
ふたりでずっと笑って暮らすのだ。**]

(147) onecat 2014/03/01(Sat) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―夏―

[春を追い越して。
いよいよ本格的な夏が訪れようとしている7月。

各地の祭りやイベントを巡る賑やかな日々。
いつかの冬の日を思い出す余白を作らず、
頭の中には楽しい事ばかりを詰め込み過ごしていた。

鳥は暑がって少し食欲を落としていたが、
相変わらず元気で騒がしい、優秀な相方だ。]

そろそろ此処も終わりだな。

[鳥を肩に乗せ、
日の暮れかかった広場を離れて。
祭りが去る前にに街を眺めて回った。

その途中で、
向日葵の揺れる庭先を覗いたかもしれない。]

(161) onecat 2014/03/02(Sun) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[鳥は夕暮れの逆光の飛び込み、羽ばたく。
呼ばれたら返事をする愛想の良さが
投げ銭を得る秘訣と心得ている。]

「ナンダイ ミナカタ」

[間近からの鳥の声に、庭の奥へ視線を向けて。
逆光の中で目を丸くした。]

―……
アクシデントだな。冒険には付き物の。

[声は出さずに薄く笑って。
肩を竦ませた。]

(164) onecat 2014/03/02(Sun) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

ミナカタにとってのな。

[鳥は、差し出される腕に降り。
何か食べ物をくれるだろうかと
無垢に期待を露わにした視線をミナカタへと注ぐ。

フィリップはその様子を垣根越しに眺める。
餌を強請って自分で稼ぐのは、
鳥の勝手であり仕事なので咎めはしない。]

(167) onecat 2014/03/02(Sun) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

「ゲンキ クエバ モットゲンキ二ナル」

[撫でられ調子に乗った鳥は、
本格的に餌を強請ってミナカタに甘え。
待つ時間も惜しいとばかりに付いていく。

店内へ消えた彼らを見送り、
誰も居なくなった庭から目を逸らして。
道端に座り込んで待つことにした。

垣根からはみでる向日葵を見上げて。]

(172) onecat 2014/03/02(Sun) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

……ふは、…ミナカタ。
今が真夏だって事を忘れてないか?

[腕を伸ばして受け取りはしたが。
夕暮れ時でも汗が滲む季節に、
湯気を吐くカップは不似合いで笑ってしまった。

中身は甘くて熱いミルクだろうか。

文句を言いながら、飲むけれど。]

(176) onecat 2014/03/02(Sun) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[鳥は自分が欲しいものしか言わなかっただろう。
ミズ ナッツ ビスケット コオリ …
四季に関わらず同じものばかり与えているのは
鳥がこれしか欲しがらないからだ。

視線はカップへ落としたまま、
頭に乗る手の感触に、少し肩を強張らせた。

何を言うでもなく、逃げるでもなく。
また少し、ミルクを飲む。]

(179) onecat 2014/03/02(Sun) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[強張る以上の反応が出来ないままでいると
鳥がミナカタの髪を啄み、軽く引っ張る。]

「コワガッテル」

[実によく出来た相方だったが。

余計なこと言うなよな、と。
視線を上げて鳥を睨む。]

(182) onecat 2014/03/02(Sun) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

……許してやる。

[ミルクくれたし。
空になったカップを、返して立ち上がり。
何に対してかはわからない謝罪には、
それ以上の追求はなく、ただ一言を返した。]

(185) onecat 2014/03/02(Sun) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

何様?俺様?
変わってはないけど、不幸せになった。

[笑うミナカタの顔を見ていた視線を、
彼の頭上でまたナッツを食む鳥に向け。
戻っておいでと声をかけた。

鳥は、渋々といった様子で肩へと戻る。]

(189) onecat 2014/03/02(Sun) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

…寂しい、を知ったら、
不幸せになるんだろう?

[戻った鳥の背を撫でてやり、一歩後退る。]

(193) onecat 2014/03/02(Sun) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[褌は荷物の中だ。巻いてない。巻いてないから。]

鳥と居るのは寂しくない。幸せだ。

[もう一歩、後ろへ退いて。
ミナカタと距離を取る。]

逃げたい。
居なくなれって言われたの思い出すと、寂しい。
熱いミルクくれたの思い出すと、寂しい。
嘘を思い出すと、寂しい。
ミナカタが居るから、寂しい。

だから逃げたい。

[さらにもう一歩。]

(196) onecat 2014/03/02(Sun) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[褌は、手ぬぐいとして活用しています。
ありがとう団十郎、お前の事は忘れていない。

さておき。]

そのうちきっと、なくなる。
鳥と一緒に冬をあと二十回も見たら。
きっと、なくなる。

[鳥を抱いて、一言ごとに少しずつ遠ざかる。
当然、影も一緒に離れて。
ミナカタの手からは逃れる。]

(198) onecat 2014/03/02(Sun) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[洗って干して使ってるから大丈夫。
脱ぎたてほやほやじゃないから大丈夫。
脱ぎたてほやほやでも団十郎のなら大丈夫。]

ミナカタも、忘れる。
俺が忘れるより早く忘れる。

でも、忘れたかなって思うと
俺はきっと思い出す。

ミナカタはズルい。嘘つきだしズルい。

[緩く首を振って。そのまま俯く。]

(202) onecat 2014/03/02(Sun) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[今こそ手ぬぐいを使うべきなのに、
褌は荷物の中にあってすぐには取り出せない。

瞑った瞼の隙間から溢れ。
拭うべき涙が、
見上げてくるミナカタの顔に一粒だけ落ちた。]

……、

[たまに立ち寄ってミルクを貰う…
想像してみると。

いわゆる婆ちゃん家みたいだな…と思って。
そういうものがあるのも良いのかもしれない…と、
考えた事を小さく呟きながら緩く頷く。]

(204) onecat 2014/03/02(Sun) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

少しだけになった。

……ミナカタは。
もう、怖くない?

[目元を手で擦って睫毛に絡んだ涙も拭い。
何度かゆっくりと呼吸を繰り返し感情を落ち着けて。]

今の分はもう貰ったから、行く。

[この街での祭りはもう終わる。
次の仕事に仕事をするに相応しい街を
また探さなければならない。

鳥と視線を合わせ頷いた。]

(206) onecat 2014/03/02(Sun) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

ん。

[怖くないなら良かった。
ひとまずの安堵に少し笑って。


頭を撫でる手を前に避ける形で距離を詰め、
彼が自ら覆っていた口元へ唇寄せて。
「いってらっしゃい」に応えるようにキスをする。]


――……いつか、またな。

[慣れない嘘を吐く表情はぎこちなく。
鳥を促し、踵を返して走りだす。]

(210) onecat 2014/03/02(Sun) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[共に生きるのは叶わないという、
彼自身の言葉は鮮明に覚えている。

その時に感じた
寂しさに混じって残る痛みは
ミナカタが言うようにこの先を過ごしても、
消える事は無いように思う。

だから、きっとそれが真理なのだろう。


振り返る事なく駆け去って。
沈む夕日と共に夜へと消えていく。**]

(213) onecat 2014/03/02(Sun) 04時頃

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