93 Once upon a time...
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
――ステージ裏――
[力なくとも笑うエフェドラ>>91に、いいこと褒められてこちらも口元が弓なる。 水も受け取ってもらえたようだった。]
だいじょーぶ。 いつも通り、演るって決めたから。 ドラも、頑張ったから。おれも頑張る。な。 トリノスとも約束したんだ。
[強面のクラウンにもらった、いつも通りの言葉は、胸の中に強くある。 いつも通りが続く。思考の幼い小鳥には、公演が終わった明日は、また練習の日々があるとしか、思えていない。]
(126) 2014/10/13(Mon) 00時頃
|
|
[そのやりとりの最中、遠吠えが聞こえる>>80。 音のあるないすら曖昧なマリオネットソングよりは、ステージ裏まで届く。 すぐに熱気に消されたとしても、特徴的な獣の声に表情が動いた。]
おおかみ……
[昨日は、猿に続いて新しい狼が来るのかと思っていた。 今は皆、狼を探そうとしている。 この遠吠えはもちろん出て行ったプードルのものだが、朝からの噂話が重なるような気がして、少しばかりか眉をひそめた。]
(127) 2014/10/13(Mon) 00時頃
|
|
[だからジャニスが戻ってきても、プードル・カットに触れることはせず>>115。 腹話術と揺れるしっぽへ視線を向けるだけだった。 空中ブランコが始まる。共演のためにもできればよく見ておきたい、と袖のぎりぎりまで向かったら、子ども同士の取り合いになるその席には、クラウンと奏者がいて>>109>>110。 話しかけようかとも思ったけれど、静かに言葉交わすようなのに場所を変えることにした。 話をしてしまったら、ブランコは見えないのだ。 袖口は袖口でも、手前の側、観客に見えないか際どい位置から、じっと演目を見つめる。 あの間を跳びまわる、自分を思い描く。]
(128) 2014/10/13(Mon) 00時頃
|
|
フィー。フィー。
[演目を追え戻ってくるブランコ乗りたちを見つけて、フィリップの方へと駆け寄っていく。 トリノスにはさっきの話をしたから、今度はフィリップだ。]
(129) 2014/10/13(Mon) 00時頃
|
|
[エフェドラの昂った声に、思わず駆け寄ろうとした足もびくりと止まり。 本来なら客席を案じて止めなければいけないのだろうが、突然のことで思考が止まった。 しゃん、と足環の鈴だけが、遅れて止まる。]
ふぃ、
[唇が震えて、名前を呼び続けられない。]
(132) 2014/10/13(Mon) 00時頃
|
|
そう、だけど。 あの、あのな。おれもさ、おれも、跳びたいんだ、いっしょに。 次の公演とか、でも。どうかな。 トリノスは、いいって。
[消える笑顔、戻ってくる笑顔>>133。 エフェドラの昂ぶりに、冷たくすら聞こえるフィリップの声。 自分の用件を伝えていいのか迷って、でも出番が近いのも確かで。 雰囲気に気圧されてうまく動かない唇が、たどたどしく言葉を紡いだ。 ちょうどトリノスも声を聞きつけてかやってきたので、そちらに意識を逸らす。少し落ち着いた。]
(139) 2014/10/13(Mon) 00時半頃
|
|
[綱渡りが終わって、ジャグラーが舞って。 すべての演目が進み残りふたつを数えた頃が、今日の小鳥の出番。 あと本当にいくらもない。ステージの時間は短いのだ。 団員同士のやりとりに震えている場合じゃない。 子犬を宥めるジャニスの静止に同調するよう、拳を強く握って、無理矢理平常心を取り戻す。]
そう、けんか、だめ。
[そして、ようやく震えない声で言いつつ。 用件は伝えたから、答えはもらえていないけれど、そろそろ離れなければいけない。 演目を共にするブローリンの元へ、駆けてゆこうと。]
(144) 2014/10/13(Mon) 00時半頃
|
み…されないように…
…
…しいのは…のせいでもない…
じゃあ…のせいでも…ないよ…
おれは…に…しくされてない…
…
|
ブロ、
[しゃんしゃん駆け寄っていったら、頭を撫でられた。 羽根飾りを避けて髪の上を指先が通り過ぎていく。]
ブロ、みんな、やれそうか。 おれ、や、るから。頑張る。
[口にして、自分に言い聞かせる。 冷静さを取り戻すまじないのようなもので、舞台に立ち始めたばかりの落ち着かない頃は、よくいろんな団員に頑張る、と言いまわっていた。]
(162) 2014/10/13(Mon) 01時頃
|
|
……うん。
[アントニーならやれる、を耳にして、軽く自然に笑えた。 いつも通り、を取り戻してきた。]
ドラにも怒られる。
[さっきの力ないガッツポーズを思い出す。 出番まで本当に間もない。共演する動物たちの様子はどうだろうと檻の方を覗き込みつつ。]
(169) 2014/10/13(Mon) 01時半頃
|
|
だめ、だからな。
[今度はブローリンとトリノスが始めそうだったので、一言だけ制してから。 しゃん、とステージ裏のドア前まで向かった。 アクロバットジャンパーは、袖ではなくステージ正面奥の大扉から出る。]
(172) 2014/10/13(Mon) 01時半頃
|
|
[舞台裏で軽く、ジャンプ。そのたびに鈴が何度も鳴る。 シルクの垂れた金環と、ついていないのとを合わせて放り投げて、最後のウォーミングアップを繰り返す。
身長が合わないことが主な理由だが、クライマックスを担うジャンパーたちと違って、自分はほとんどソロジャンプだ。 息のあった群舞を魅せるのでなく、自分一人だけ。 ここに来ると袖であったことなんて、みんな忘れてしまいそう。 それくらいのぴりりとした緊張感と、集中を得られる**]
(179) 2014/10/13(Mon) 03時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/13(Mon) 03時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/13(Mon) 19時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/13(Mon) 22時半頃
|
――ステージ――
[暗い舞台裏の扉が開けば、スポットライトの急な明るさが眩しい。 舞台転換で出されたトランポリンに向けてまっすぐ駆け出す。 台の縁に手をついて大きく一回転で飛び乗ったなら、一斉に拍手が聞こえた。 大仰に片手を広げお辞儀するのが合図。軽快でどこかエキゾチックなメロディーが、高いジャンプを後押しする。 リズムに合わせて跳んでいるのか、跳ぶリズムに曲が合わせられているのか、わからなくなっていくような錯覚。 一、軽く跳び。二、高く跳び。三、それより高く宙返り。 複数置かれたトランポリンを、飛んで跳ねてで行き交った。シルクと、髪と、羽根飾りの描く、アールの異なる流線が軌跡を彩る。 足を開く、打ち付ける、着地する、跳ぶ、そのたび何度も楽隊に鈴音が混ざった。]
(220) 2014/10/13(Mon) 22時半頃
|
|
[獣が混ざるのは、いつもこのタイミング。 指笛鳴らしたタイミングで、小さな獣が駆けてくる。 逆立ち、ハイジャンプ、飛び交いざまにハイタッチ。 火の輪くぐりにステップダンス、その日その獣によって共演内容は違うが、どれであっても歓声と拍手は止むことはない。 調教師や獣使いの補助なしで掛け合えるのはほんの1分2分の短い間だけれど、それでも挟み込むのはなにより自分が楽しめるからだ。 獣が舞台を去れば、ついに出番も山場を迎える。]
(221) 2014/10/13(Mon) 22時半頃
|
|
やっ!
[一つ大きく声上げて、腕の金環を投げ上げる。それをジャンプで取りに行き、宙にいる間にまた投げる。 風をはらんだシルクの腕環がしゅるり落ちてくる間、跳んで空中二回転、投げる環の数は4つに増えた。 それをくるくる、空中でジャグリング。片手にとっては高く投げ、高く投げては宙返り。 5つ、6つと増やしたところ、ひとつ外れた金環を、あなや失敗かとなったところで、右足長く伸ばして爪先で引っ掛けた。 しゃん! と強く鈴が鳴るのと、楽隊の締めの一音が重なって、跳ねる小鳥は舞台を降りる。]
(222) 2014/10/13(Mon) 22時半頃
|
|
[拍手喝采、羽根飾りもしゃんとお辞儀して、左手を標に呼び迎えるのは、より迫力の群舞を魅せるアクロバットジャンパーの団員たち。 出番を終えた小鳥は床蹴り、何度も回転跳びしながら袖へと退いた*]
(223) 2014/10/13(Mon) 22時半頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/13(Mon) 22時半頃
|
[下手に捌けて、ほうと深く息をつく。 終わって、拍手を聞いて、バトンを渡す。そこまでの一連をやり遂げて、ようやくハッピーエンドだ。 今日はよいエンドを迎えられたと思う。皆は少しぴりぴりしていたけれど、お客さんはそれを微塵も感じていないようだった。 自分もうまくやれた。息をついた瞬間に疲労で崩れ落ちてしまいそうになったが、それを笑顔に変えて吐き出す。 上手側、ステージの見える方へ向かおうと、足輪を外して走りだした。]
(237) 2014/10/13(Mon) 23時頃
|
|
[皆集う上手。カーテンコールも近い頃か。 鈴の輪を手に持った――音が鳴りにくいから、走るときはこうする――鳥が、ぱたぱたと戻ってくる。]
どうだった。
[ぐるり見渡して、聞く。 自分の演目ももちろんだが、喧嘩の行く末や、先に捌けた獣の様子についても。]
(246) 2014/10/13(Mon) 23時頃
|
|
[ザックやエフェドラの賞賛が聞こえて、笑顔はより満面のものに変わった。 褒められることにもやりがいを見いだせる幼さが、まだ心に根付いている。
次は、フィリップと、トリノスとも跳べる。 高みを目指している、と怖れを思われていることなんて、知る由もない。 自分はただ跳ぶことが楽しく、そしてそれが一人でなければ、なおさら楽しいと思っているだけのことだ。]
(265) 2014/10/13(Mon) 23時半頃
|
|
[次は来る。 細い月が傾いて、明日が来るのと同じように、いつも通りに次は来る。 団長を失ったことの、本当の意味を、まだ知らない。
例えば、その"次"はどこへ向かうのか――なんて、誰が知るんだろう。 そんな安易なところにも思考が行かないのは、ステージの余韻で興奮しているから、だけじゃない。 団長がいないなんて経験を、したことがなければ、想像もしたこと、なかったから。]
(272) 2014/10/14(Tue) 00時頃
|
|
[獣とのやりとりを、うまくこなせたかどうか。 一番言葉を欲しかった調教師が、ここにはいない。 下手から上手に来る間には見なかったから、袖を抜けて裏に行ったのだろうか。 ルリも一緒なら、あの鮮やかな青は目につくだろう。 探してみよう、と袖から裏口を覗くも、カーテンコールまではもう時間がない。
終わった後にしよう。 そのほうが、ゆっくり話もできるだろうと。]
(282) 2014/10/14(Tue) 00時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る