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91 とある生徒会長の憂鬱2
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しなんて…な…はしないよ…
ただ…からは…
…いのない…いを…
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「……あの子ですか?」
[部員達の問いに、柔道場の中央を見て、頷く。
早く行けと言う風に片手を振るうと、部員達は、規律正しく一礼自、柔道場から離れていった。]
───橘。
他の奴らには、手出し無用と伝えてある。
[そちらがどうなのかは、敢えて問うようなことはしない。]
(74) 2014/09/25(Thu) 01時頃
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あ…もしもし…こえてますぅ…
…から…へ…る…に…みたいな…が…ってますぅ…
おそらく…が…に…を…けてるんだと…いますぅ…
…をつけてくださいですぅ…
こちら…はありますです…
…ちゃんの…に…が…からない…なら…
…ですが…は…するのもひとつの…です…
…とは…も…からない…の…が…には…い…なのです…
それにしても…
まだ…が…してない…で…は…です…
…しで…の…がきれいな…で…したのに…です…
…え…の…になりそうな…よりは…ましです…
だから…は…と…へと…る…に…ち…かうのです…
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[畳にはまだ足を踏み入れぬまま、視線だけを真っ直ぐに橘へ向ける。]
小さいから大を倒せる。
そこに武道としての柔道の意義がある。
俺の敬愛する柔道家の言葉だ。 俺もお前も、そう体格が優れているわけではない。 しかしな、柔道は体格だけで勝敗が決まるものではない。
───忍術も、そうだろう?
(81) 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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ああ、そうだな。
[橘の言葉をゆっくりと聞き、ふっと目を細める。]
柔道と忍術の違いがあるとはいえ、ずっと「弟子」と呼んでおきながら、今まで、一度の手合わせもしたことがなかったな。
ならば確かに、これは格好の機。
今まで俺の背を見てきたというお前の実力、俺は、よく知っている。 だからこそ、手加減などしない!
部の威信云々ではなく、師として、武人として! 橘、お前と向き合う!
(83) 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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その通り。
弟子の成長を、この身で受け止めること。 それこそが、師としての何よりの喜び。
[橘の向ける真摯な瞳と言葉に、しかと決意を受け取った。 腰に差していた赤い二本の風車を、畳の端に並べて挿し、改めて、柔道着を整える。]
───だが。
[畳に一歩、足を踏み込む。
一歩、また一歩と近付くたびに、その身に殺気を纏わせて]
(94) 2014/09/25(Thu) 02時頃
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まだ、俺を越えさせるつもりはない!
いざ尋常に、勝負!!
[弟子であるからと、手心を加えたり、まして侮るつもりなどまったくない。 間合いに入った瞬間、先手必勝とばかりに、畳を強く蹴って一気に距離を詰めにかかった**]
(95) 2014/09/25(Thu) 02時頃
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しまぁす…
…き…せて…に…とすのはご…にだけど…が…ちたりしないようにね…
こぼれ…えないから…けてあげられな…
あと…うつもりだけど…
こちら…っ…から…さっきの…して…に…かいまぁす…
…どうですかぁ…
…
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[>>96軸足で強く畳を蹴り、利き足を大きく前に踏み出すことで、橘との距離を瞬時に詰める。 並の相手であれば、この一歩で勝負は決まる。 あとは襟を掴んで投げるだけだ。
だが橘相手にそれが通用するなどとは、当然ながら思ってなどいない。 >>97案の定、体躯を屈めてこちらの伸ばした腕をかわし、脇差しでの足払いを仕掛けてきた。]
───ッ!
[顎を狙うように上向きに振るわれる脇差しを避けようと、転がるように左に飛び退く。 ごろごろと二回転して立ち上がれば、橘と視線がぶつかった。]
流石だな。
[張り詰めた空気と、心地良い緊張感。 次の一手を仕掛けるべく、慎重に機を窺う。]
(105) 2014/09/25(Thu) 20時頃
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です…ちゃん…
…は…に…づけないし…される…に…から…すればいいさ…です…
…
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一手仕掛け、かわされても、即座に次の一手を打つ。
あの足払い、並の相手なら容易にバランスを崩せていたろうな。 そうでなくとも、二撃目で顎に手痛い一撃をくらっていたというところか。
その後の動きの無駄もない。 俺から学んだこと以上を、確実に身につけているな。
[橘から初めて弟子入りを志願された時のことを、ふと思い出した。 そうだあの時も、1階級ほど上の相手を、大車で投げ飛ばしていたのだったか。
柔道と忍術の違いはあったが、この小柄な体躯から発せられる気迫は、確かに本物だった。 だから瞬時に確信に至った。
この少女は────強い と。]
(113) 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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ッ、脇差しを捨てるか!
[投げられた脇差し>>106を払い落とそうと、右手を振るう。 もしかしたら、そこに微かな傲慢があったのかもしれない。 もし、払わず避けていたならば、そこで勝負を決めることも可能だっただろう。
しかし───]
……っ、く?!
しまった!
[絡み付く鋼糸に利き手の自由を奪われた。 ぐ……、と、眉根が深く寄る。]
(114) 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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ちょっと…
それが…ですね…お…くらいは…れる…もありますし…
…つかれた…にはおいでませ…
こちら…
…のところは…そう…ってみるからちょっと…ってて…
…
こちら…に…したでござるよ…
そうね…のところはこっちの…は…だわ…にたじたじといったところかしら…
いないわよ…の…まであっさり…り…けたくらいだもの…
…の…では…から…くん…を…あら…
…
…か…た…の…さんかも…
あ…
とりあえず…そ…なのは
…が…で…めしてっから
…その…に…ってくれ…だりぃ…ど…ぞ…
…
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くっ……
[このまま綱引き勝負をすれば、おそらくこちらに分があるだろう。 だがそれは”柔”の”忍”の本懐ではない。 ぴぃんと張り詰めた剛糸の先を睨み付け、牽制する。]
僅かな隙も逃さない、まさに忍の技だな……橘。
だが、ッ!
[糸が強く引かれる。 そうすれば当然、身体は大きく前に傾ぐ。
が、それに逆らうことはしない。 引かれるままに大きく踏み出し、前に倒れ、左手を畳について半回転。 自ら距離を詰めることで、糸に弛みを生じさせる。
接近したことにより、攻撃はくらいやすくなるかもしれない。 だがこれで、拘束は解けぬまでも、ある程度の自由は得た。]
(141) 2014/09/25(Thu) 22時半頃
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したら…ちゃんは…くの…き…に…げ…んで…
…くんを…がさない…にびったりと…を…じてね…
…がはしるです…
…
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[>>158このまま糸を弛ませたままであったなら、容易に投げ飛ばせていただろう。 だが、投げを打てない程度に再び糸は張られ、距離が詰まったところで放棄される。]
ッ、いい判断だ!
[純粋な疾さであれば、橘に分があることは知っている。 離れたからといって無理に攻め込むことはせず、苦無をかわすべく後方へ跳ねる。]
させるか!
[橘の手が脇差しに伸びようとするのに気付けば、阻止しようと身を翻すが、一歩及ばず獲物は橘の手に渡ってしまった。
こうなれば、一撃くらうは覚悟の上。 グッと、腹に力を込めた。]
(164) 2014/09/25(Thu) 23時半頃
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───ッグ、ぅ!
[呼吸が一瞬詰まる。
防御をとったとはいえ、鋭い角度で鳩尾を剔ってきた脇差しは、見た目以上のダメージをこちらに与えてきた。 もしこれが本物の刃物だったなら、間違いなく致命傷となっていたろう。]
いい 一撃、だ
[がくりと身が崩れ落ちる。]
……が!!
[しかし、それで終わらせるつもりなどない。 崩れ落ちたのは、無論、受けた攻撃の為ももあるが、それと同時に足下を狙う為。 油断を誘い、低い姿勢のままで大きく身を捻り、今度はこちらから足払いを仕掛けた。]
(171) 2014/09/25(Thu) 23時半頃
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[足を払い、橘の小柄な身を宙に浮かせる。 通常であれば、これで十分な決まり手だが]
……!
させん!!
[日々の鍛錬で培われたか、この状況にあっても橘は反射液に受け身を取ろうとしていた。 しかしそうはさせじと、低い姿勢から腕を伸ばし、橘の左胸座を掴む。]
(201) 2014/09/26(Fri) 00時半頃
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