人狼議事


93 Once upon a time...

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【人】 許婚 ニコラス

[共演者の小さな声には頷き返し、
少しだけ、いつもよりも眉尻下げて、短い金髪を揺らした。


「いつもより」


皆の演技は輝いているように見える。
団長がいなくとも――団長が、いないから?]

(101) 2014/10/12(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

[ステージ裏を見渡す。
ステージ上にいる仲間を想う。

一人一人の顔を思い浮かべる。

ついさっき「皆のこと、好き」と言った。
その言葉に偽りはない。
事実、奏者はこのサーカス団メルヘンのことを愛していたし
団長にたいしてもは特に感謝するようなこともなかったが
恨み辛みがあるわけではなかった]

(103) 2014/10/12(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

[常のように頷きをくれたクラウンの背中が目に入る。
ステージ裏の特等席。
フライヤーがステージに上る時だけ、メルヘン内の子どもたちがいつもとりあっている場所にいる、クラウン。

音もなく――ステージ裏で足音をたてぬ技くらいはだれもが心得ている――歩み寄り、少し後ろで鳥が飛ぶのを眺め]

 悲しいの

[短く、背中に問いかけた]

(110) 2014/10/12(Sun) 23時頃

みんな…しいのかな


うん…だ…
…みは…だ…


おれのせい…


【人】 許婚 ニコラス

 んーん、大丈夫

[あけてくれた場所、少しだけ塞ぐように半歩前に出た]

 皆、悲しいのかな、って思って
 ……ザックの前口上、かっこよかったから


 だから、俺は悲しくないと       思う

[いつもと違う音。
いつもと違うざわめき。
自分ひとりに向けられた意識。
悲しみは、きっとほんの少しだけ、あったけれど
朝が来る前に何処かへ行ってしまったのだ]

(116) 2014/10/12(Sun) 23時半頃

じゃあ…みされないように…しちゃおう



…しいのはね…かのせいじゃないよ


だから…う

…ああでも…し…らしちゃったから…



…だから…のせいかもね…


【人】 許婚 ニコラス

 ん、と

[唇を湿らせる。
言葉は酷くもどかしい。
音だけで、全て伝えられたらいいのに。
でも、そうしたら――――]

 皆悲しそうに、見えたからザックも?
 ……俺は大丈夫だよ。メルヘンは、大丈夫
 ザックの口上、かっこよかったから
 メルヘンは、大丈夫だもの

 だから   ……悲しくないよ

[浮かべた笑顔は、ステージからの光で斑に照らされる。
表情の陰影は曖昧になり、さてどう見えたか。
想いはきっと、言葉では伝わりきれない]

(130) 2014/10/13(Mon) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

 うーん ……うん
 じゃあそれも、一緒だ

[悲しいより、寂しい。
一緒だね、と、同じように人差し指を口元へ。
真似をして、さらに片目を瞑ってみせた。

そして、ほら。
今もステージ裏では「いつもどおり」ではない荒い声]

 ありがとう、ザック

[頷きに、返し損ねた言葉。
相変わらず潜めた声を落として、
そして困った顔でそちらを見た]

(143) 2014/10/13(Mon) 00時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[観客の拍手がエフェドラの声を隠してくれたろうか。

感謝の言葉を置いて、奏者は斑の光から逃れるようにその場を離れる。
昂ぶった心に届く"言葉"なんて、持ち合わせていないから]

 こわくない、なら
 ……みんなは、何がこわいのかなぁ

[おおかみなんて、こわくない。
それならいい。
こわくないならいい。
いつかの囁きを繰り返して、歓声を背に、夜へ*溶ける*]

(148) 2014/10/13(Mon) 00時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 00時半頃


み…されないように…



…しいのは…のせいでもない…
じゃあ…のせいでも…ないよ…
おれは…に…しくされてない…


ありがと…



おれのせいじゃない…
…は…すごいな…


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 22時頃


【人】 許婚 ニコラス

 ― ステージ裏、クラウンと―

[次の出番まで、まだもう少し、時間がある。
一足先に離れた背中。
しゃん、となる鈴の音。
ステージを終え、汗を拭く仲間たち。
見渡した瞳は、かけられた声に瞬いた]

 …………うん

[魔法は一人では成し遂げられない。
まやかしであっても――否、まやかしだからこそ。
クラウンの真似して、頷いて
そのまま足を進めた]

(218) 2014/10/13(Mon) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス

 それでもかっこよかったよー…とは
 ……うん、言わないでおこう

[そしてステージ裏を横切る。
全部、通り過ぎる。
革袋に入れっぱなしだった芋を、はらぺこマリオネットに投げようかと、一度取り出したけれど、やめておいた。

この後の公演に使わない、急すぎる階段の先。
客席を後ろから見下ろすような位置にある高台へ、音もなく足は向く。革袋片手に、時折両手を使ってはしごを上り

そして、次のショーを、見守ることにした]

(224) 2014/10/13(Mon) 22時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 22時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[音のない拍手を送る。
幕間の音に、演技に
空へと跳ねる鈴音に、
拍手を、声なき歓声を。

革袋から取り出した楽器が、回る照明に照らされ、輝いた]

(238) 2014/10/13(Mon) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

[テントの外。
沸き立つ歓声をBGMに、月がひっそりと輝いている。
夜は更けていくばかり。

幕が閉じるまで、あと少し。
率いる者を欠いた御伽噺が、よろめきながらもハッピーエンドを迎えるまで、あと少し]

(239) 2014/10/13(Mon) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

[観客は背中から聞こえるバンドネオンに振り返るだろうか。
―――否、この時音楽は添え物。
目の前に繰り広げられる猛獣たちの振る舞いに
目も、心も奪われるに決まっている]

 此処が特等席 ……だよね?

[囁きを笑みにのせ、
後ろから、ステージ上から
テント全体を使って観客を包み込む]

(249) 2014/10/13(Mon) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― 公演後、空気は未だ、熱を孕み ―

[全てのショーが終わり、観客が総立ちになる頃
奏者は頭上から姿を消し、地に降り立つ。
見送りの曲に哀しさ残る音はいらない。
華やかで、景気のいいやつでいこう。


「また、見にこようね」


無邪気な声が耳に届いた。
裏方は早くも片づけを始めている。
奏者は月を見上げ、首を傾げた]

(262) 2014/10/13(Mon) 23時半頃



…おなか…すいたなぁ





…は…どこ…


【人】 許婚 ニコラス

[奏者は今日、何も口にしていない。
水を飲むことすらなく、公演を終えて今、
手のひらで冷たく乾いた芋を遊ばせている。

赤い星を縫いこんだスーツが月の光を反射する。
一人、また一人と大テントから出ていくのを見守り]

 どこ、だろうね

[ぽん、と高く跳ねさせた芋を受け止めて、
土汚れた皮のまま、大きく口をあけて齧り付いた]

(269) 2014/10/14(Tue) 00時頃

まだ…にいるようだよ
…つけたら…えて


わかった…



【人】 許婚 ニコラス

[声が聞こえた方に顔を向ける]

 悲しい、声だねぇ
 おなか減ってるのかな

[半分よりももっと少なくなってしまった芋を眺める。
あげようと、思っていたことを思い出した。

だって芋はいらない。
こんなんじゃ、腹も満たされないし、喉の渇きも癒されない。
嬉しくもないし、悲しくもない]

(284) 2014/10/14(Tue) 00時頃

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