138 レグルスの新年会(両片想い薔薇村おまけ)
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[実のところ、誰かを待つのは嫌いでもない。>>0:31 寒い中彼が自分を待つより、自分が彼を待つ方が、きっとずっと良い。 彼はいつだって、自分の薄着にお節介めいた言葉を掛けてくれていたのだから。 今回もきっとそうに違いない。
そんな打算は、伝えるつもりはないけれど。
──だから、ポケットへと滑り込ませた手が拒まれなかったのも、すり抜けようとした手を留められたのも、言ってしまえば思惑通り。]
(3) 2016/01/29(Fri) 00時半頃
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[耳元へ寄せられた言葉>>0:33に、冷えた耳に当たる温い吐息に、思わずびくりと肩を揺らして──反射的にきっと睨み上げる。 意図せず鋭くなった視線は、すぐに緩むのだけれど。]
……別に。 待ち合わせてたわけでもないし。
俺が待ってたかっただけ。
[何でもないように伝えた言葉は、意地でも建前でもない。
すぐに消えるだろう爪の痛み>>0:32は、打って変わって子供じみた反抗のようで。 ついと緩んだ表情は、マフラーへ埋めて隠した。…つもり。]
(4) 2016/01/29(Fri) 00時半頃
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……ぅ、
[ヘクターの言葉>>0:36はそれはもう正論で、…他意なく伝えられた問いも正論で、まるで喧嘩に押し負けた子供のように、ぐうと喉を鳴らす。 未だにヴェラのポケットへ収まったままの腕を、ちらりと見て。]
……そ、っすけど。
一緒に来たりとか、待ち合わせとか。 普段、なかなかしないから。
[実のところは"待ち伏せ"なのだけれど。 "恋人"らしいこともしたい、なんて。]
ああ、うわあ、雪はヤっすね。 手袋して走り回るのは好きだけど。 車で、ってなるとそうはいかなそ。
[重ねられたライジからの揶揄>>2も、的外れとは言い難い。 それを無理に否定する気にもなれずに、あーやらうーやら、意味を成さない言葉と共に、当たり障りない世間話で無理やりに押し流した。 ヴェラの言葉>>5を盾にしながら、さらに逃げ出す。]
(8) 2016/01/29(Fri) 00時半頃
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[ヘクターの視線が揺れれば、もしくはライジに沈黙が残れば、多少なり、してやったり──なんて気持ちになってもみたり。 他意はなかったのだけれど、先の問答の後だったものだから。 大人げなんて初めから無い。
ふたりを横目にカウンターに近付きながら、片手のうちでおしぼりをくるくる丸めて。]
…あ、ヘクターさん。
事故とか、怪我とか。 しないでくださいよね。
困るひと、たぶんたくさんいるから。
[小さく笑ってから付け足した言葉は、心配は、まぎれもない本心。 自分の他から、もっと近くから。言われているかもしれないけれど。
ぬるく当てられた肘のように。>>2]
(9) 2016/01/29(Fri) 00時半頃
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あ、乾杯! そゆのなくちゃ、始まったって感じしねっすもんね!
[ヘクターからの乾杯の提案>>1には、カウンターに置かれた水に一度手を伸ばす。
ヤニクを撫でようとするヴェラを見ながら、自分はヤニクの隣へと腰を下ろそうと。 今ばかりは嫉妬じみた視線は向けなかった、はず。…と思いたい。]
水、じゃあちょっとつまんないな。 何飲も、……、
[アルコールにも飲み物にも、そうこだわりはないから。 一度ちらりと、ヴェラへと視線を向けて。
手伝うなら自分が、と立ち上がろうとするけれど、ライジがヘクターへ頼もうとしたならば>>7上がり開けた腰はそっと下ろそうとするだろう。
なるほど、"なかよし">>6、と、密かに頷く。 ふたりが並んで連れ立っているのを見るのは、嫌いじゃない。]**
(10) 2016/01/29(Fri) 00時半頃
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と…ばれて…
…ずっと…ずっと…していた…お…と…ばれて…がどれだけ…だったか…かるかい…
もう…に…したく…いと…ったし…れる…に…えられないと…った…
すぐにでも…り…けてしまいたかったけれど…
…のくれる…し…みを…う…み…が…おしかったから…
…しだけ…もう…だけ…つ…にしたんだ…
…お…への…
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キルロイ、残念だったな。 今度自慢してやろ。 ヤニクと一緒に雷雲亭だぞーって。
[ヤニクの挨拶>>17にも手を振って返しながら、冗談めかしてそんなことを。
ヘクターの三択>>14には、少しだけ迷うそぶりを見せたけれど。]
…ん、いーよ、同じので。 甘いのがいい。
[ビールも日本酒も、そこまで好んで飲みたい訳ではない。 自分がそうなのだから、たとえ歳上のヴェラ>>12がそうであろうと揶揄する思考もなく。 だからこそ、注文は任せっきりにもなる。>>13
離すタイミングを忘れてしまった手はそのまま。一度離れかけたそれを繋ぎとめられたのなら尚更、今更離す理由もない。 ヘクターから揶揄が返されなかった>>15のは、良かったのか悪かったのか。]
(20) 2016/01/29(Fri) 18時半頃
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[首を捻って、器用にマフラーを振りほどきながら。 ふと、隣へ視線を向けては。]
……それ、さあ。 暑いんじゃねーの、取れば。
[塞がっていない片手をヴェラへと伸ばして、ムートンマフラーを剥ぎ取ろうとすることは、叶っただろうか。]
(21) 2016/01/29(Fri) 18時半頃
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[自分は聞かなかったヘクターとヤニクの会話の続き>>19を聞きながら、椅子の上でゆらゆらと足を揺らす。]
……合宿から仲良くなった話?
[脈絡を掴むには参戦は遅かったようだけれど、わかったような顔をして頷いておいた。 同好会には新参の自分が、それでもこうして呑気にくつろげる空気は、今も健在。 むしろ以前よりも居心地が良くなったと思えるのは、決して気のせいではないはず。
ライジとヘクターの勝手知ったるようなやり取り>>16を眺めながら、にんまり笑う。]
(22) 2016/01/29(Fri) 18時半頃
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あの時の飯も美味かったなぁ。 次があったら俺も頑張ろうと思ってたけど、今日はライジさんが頑張ってくれちゃってるのか。
…あ、ダメ。 そのヒトは料理ダメ。
[ヴェラの料理の話題が出れば、すかさず横槍を入れてみたり、したけれど。 嫁さんなんて言葉には、少しだけ眉を寄せた。]
…ふふん、俺のが出来るに決まってんじゃん。
[嫁さんなんていらないよ、とは、言わないけれど。]**
(23) 2016/01/29(Fri) 18時半頃
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が…わって…もない…
…を…に…まとまった…みが…えた…
…を…にして…に…の…いをかけてみた…
…いつものように…い…に…を…し…を…んだり…をつまんだりしながら…の…がいなくなるのを…っていた…は…おそらくだいぶそわついていた…
…その…は…にどう…ったろう…
してくれる…の…に…ると…うのも…だか…で…それだけで…が…がっていたものだ…
と…って…ったのかは…が…ぎて…よく…えていない…
…だが…つ…の…に…がなければ…うく…きしめていたんではないかというほど…んだことは…えている…
…じゃ…じゃあ…の…の…の…まで…えにくっから…
…そう…え…その…はかなり…したまま…に…った…
…から…の…まで…で…いいことでもあったか…と…かれただろう…
そして…
…つい…く…が…めてしまい…の…よりだいぶ…くに…の…に…いてしまった…
…の…でも…こんなことはなかったというのに…
…は…とかそういうのは…きか…
…に…んだ…は…この…りでは…し…しいかもしれない…の…だ…
…もあるらしい…
…なんとなく…にでも…くみたいだ…
…を…しながら…そんなことを…い…つい…がにやけてしまったりもした…
お…たせ
…つ…
そうそう…も…って…たんだよ…
…なもんだけどな…
どっか…に…おうぜ…
…する…
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