93 Once upon a time...
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だんちょー、しんだ? ………なんで?
[問いかけても、返ってくるのは困り顔ばかり。彼らにだって、はっきりとしたことはわからないのだ。殺された、という言葉は、敢えて避けた。背後のテントの中が、どうなっているのかについても、口を閉ざした。知らせることはない。団長は死んだ。それで十分すぎる。
「……公演は」「やるってさ」
彼らはペギーを見た。色味の薄い唇が、わずかに震える。]
もういない?
[沈痛な面持ちで、二人は頷くしかなかった。]
(89) 2014/10/10(Fri) 18時半頃
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………う、
[大きな目から、涙がこぼれ落ちる。ペギーはその場にへたり込んだ。]
わああああん。 わあああああああん。
[彼女が声をあげて泣くのは、父親が彼女と笛を遺して行ってしまった時以来…つまり、ここへ来て初めて、だった。人目もはばからず涙を流ししゃくりあげるペギーに、男らは困惑し、周りの人々もぎょっとして振り返った。
彼女の愛した日常の中には、いつの間にか得体の知れない何かが音も立てずに忍び込んでいた。]
(90) 2014/10/10(Fri) 18時半頃
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は…そんなにうまい…んだよ
…
…どもにはわからない…かもしれないけれどね
…
なんで…くの…
…
…なんにも…いことはしていないのに
…
かせたのが…しい…
…じゃあ…べちゃう…
…
…なんてね…ねぇ…そうだなぁ
…にはね…はどちらにも…えるよ
…の…も…の…も…どっちも…ってる
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……ふえ、
[泣き声はやみ、ペギーはぐしゃぐしゃの顔のまま、目の前の人形少女を、見た。何か言おうとしたが、すぐには呼吸は整わない。]
ふえ、ふき、ます。
[手のひらでごしごし顔をこすって小さく頷き、短い単語を絞り出すのが精一杯だった。]
(143) 2014/10/10(Fri) 23時頃
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わからない…なぁ
…にはあんまり…しそうには…えないけれど
…
…どっちに…える…
そうか…
…
おれは…は…おおかみだと…うよ…
きれいな…きれいなおおかみ…
…
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ころされ、た?
[穏やかでない言葉に、しゃくりあげていた呼吸が一瞬、止まった。]
…………なんで?
[それしか、言葉は出てこない。 なぜ、なぜ。そればかりが、頭の中で渦を巻いていた。 ころされた。ころす、とは。
虫を殺す。鼠を殺す。 人は?]
……だれが?
(156) 2014/10/10(Fri) 23時半頃
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きれいな…おおかみかぁ
…しいな
…
…に…えて…に…しいよ
…
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………うん。
[撫でられながら、ペギーは考える。 人形少女、エフェドラの言うことは、難しくてよくわからない。人が「殺される」とはどういうことなのか、ペギーにはイメージができなかった。起きてから今まで起こったことが、まだきちんと繋がっていない。
ふたつだけ、わかった。団長はもういない。「殺された」からだ。それから、さっきの団員は「公演は予定通り」と言った。彼女には他にすることがない。できることがない。ならば]
だいじょぶ、やります。
[俯いたまま、ペギーは答えた。 腹の底から絞り出すように、大きな声で。]
(165) 2014/10/11(Sat) 00時頃
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[ペギーは立ち上がった。ぐしゃぐしゃの顔をぐしゃぐしゃの袖でもう一度拭って、一度、テントをちらりと見たが……そこはまるで夜の暗がりのように恐ろしいものに見えた。すぐに顔を逸らす。]
………ねえ
[エフェドラの服の裾を摘んで、黒髪を見上げ]
おなか、すいた。
(177) 2014/10/11(Sat) 00時頃
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わかった…
…
そう…きれいな…おおかみ…
…も…きれい…
…
…しい…
…しい…
…
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うん。なる。
[ペギーはエフェドラの後について歩き始めた。 歩きながら、はたと思い当たる。]
こわいかお。 ………ざっく?
[クラウンの顔が頭に浮かぶ。あれは確かに怖い顔かもしれない。などと考えながら、食堂への道をゆくのであった。]
(187) 2014/10/11(Sat) 01時頃
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[中途半端な丈のズボンから突き出た脚には、まだ土埃もこびりついていた。サンダルを引きずるようにしながら、ペギーはエフェドラに続いて食堂へと足を踏み入れる。上着の裾は掴んだまま。涙は乾いていたが、目元は赤く腫れ上がっていた。]
………おはよ。
[食堂の面々に挨拶を交わして歩く。先程の男たちも、隅のテーブルで朝食をとっていた。ペギーの姿を認めると、やや安堵の表情で、軽く手を挙げ挨拶した。中央のテーブルにはパンと格闘する赤毛の少年。
クラウンが姿を現したのは、ちょうどその頃。]
(199) 2014/10/11(Sat) 01時半頃
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を…ったから…
…
どうして…
おおかみ…なんて…こわくない…のに…
いやだ…
さ…たちを…らないからだよ
…の…おおかみを…らないから
…
…いやだ…いやだねぇ
…
よくわからないもの…って…だ…
…
うん…おこられたり…するのも…だ…
…
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[クラウン・ザックからカップを受け取って、てのひらで包み込んだ。温かい。立ち上る香りを深く吸い込んでから、ありがと、と、はにかむように呟いた。]
……うん。だいじょぶ。
[実のところは、まだ少し混乱もしていた。訳のわからない恐怖もあった。 しかし彼女にはメルヘンしかない。このサーカス団が、彼女のすべて。他に行くところもなければ、できることもない。やるしかないのだ。]
ぺぎーは、ふえがふけます。
[見上げて、一語一語、ゆっくりと答えた。決意をあらわすにはあまりに乏しい語彙であったが、いつになくはっきりとした口調が、その気持ちを代弁していた。]
(215) 2014/10/11(Sat) 02時頃
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ぺぎーはだいじょうぶ。
[どちらかと言うと自分に言い聞かせるように答えて頷き、側の椅子に掛けた。上唇で注意深くカフェオレの温度を確かめ、ひと口すする。ほんのり香ばしい甘み。クラウン・ザックは人相こそ悪いが、人はいい。 多分ああいうのも、優しい、というのだろう。
クラウンの方へ目を向けると、綱渡りのスージーと何事か話し込んでいる…が、声はここまでは届かない。ペギーは再び、たゆたう水面に視線を落とし、目の前の温もりに身をゆだねることにした。]
(233) 2014/10/11(Sat) 13時頃
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