人狼議事


108 Persona外典−影の海・月の影−

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視点:


がお…の…だ…


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 満月の夜/本屋前 ―

[翔子を守らんとする男の前から姿を消した少年は、本屋の前を訪れていた。
片手に青いタロットを翳すと、図柄からは血塗れの剣士が現れる。

剣士は大きな剣を構え、シャッターに向けて突きを放つ。
切っ先は鉄を押し開き、奥の扉をも突き破った。
仕事を果たした剣士は消え、少年は本屋の暗がりに足を運ぶ。

もう何度も訪れていた場所だ。
何処に何があるのかは、すっかり記憶してしまっていた。]

(0) 2015/02/20(Fri) 13時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

― 或る日/繁華街・雑居ビルの屋上 ―

 ………………。

[今、少年の手の中には新しい本がある。
黒い表紙の本だ。

翔子の影は確かに無意識の海へと向かった。
少年は成すべきことを果たした。
しかし得たのは満足感でも、充実感でも無く――。

未だ月塞の光の影響が残るかのような痛みがある。
>>3:498精神の力が引き裂かれ、影の一部が削がれたことも影響しているのだろう。
次の満月までに、どれほど回復出来るかは分からないが。]

 …………やっぱり人間は馬鹿だ。

[>>3:488悲痛な叫びを、少年は一笑に伏す。
大切なモノ、とは、なんと身勝手な言い分だろう、と。
――少年は自らの傲慢さに、少女の気持ちに、気付かない。]

(1) 2015/02/20(Fri) 13時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[屋上から下界を見下ろしながら、少年は端末に触れる。
指先を素早く動かして、メールを一通送信した。

あの満月の夜。
去り際、少年は見知った気配に気付いていた。
馬鹿ではない二人と、もう一人。**]

(2) 2015/02/20(Fri) 13時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

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To:まや From:リツキ
件名:
この間は、会えなくて残念だった。
僕はいつでも、ライヘンバッハの滝で探偵を待ってる。

読者が望んだ復活は、蛇足でしか無いと僕は思う。
物事にはきちんと、最良の形での終わりがあるべきだ。
そうは思わないか?
----------------------------------------------------------

(3) 2015/02/20(Fri) 13時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/20(Fri) 13時半頃


やみ…やみ…やみ…
にんげんはやみをいみきらい…ひかりにいようとする…
なぜ…どうして…
それはひかりが…あたたかい…つつんでくれるものだから…

では…ひかりのないものはどうすればいい…
だいじょうぶ…やみはそれらをみすてない…
ひかりのように…やみはひとをつつんではなさない…


ひかりはだれにもひとしくふりそそぐでしょう…
それとおなじだよ…やみもひとしくみなをつつむ…

だいじょうぶ…おそれないで…こわいことなんてない…
だれもここではてきにならない…
みんなひとしいそんざいだから…


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/20(Fri) 20時頃


そう…なかよくできる…
だって…あらそうりゆうなんてないんだもの…

わたしがきめることではない…
あなたがのぞむならいつまでもいられる…



あなたのすきに…よんでいいよ…


しんじているの…
それなら…それでいいとおもう…

…したようにそういう…
…など…の…みもない…

だが…の…にはつい…き…してしまう…

は…か…かみさま…



…まぁ…いいや…


あの…は…の…にうまく…け…むような…がするね…
…はないけれど…そんな…がするよ…



あの…の…はきっととても…な…だろうと…そう…う…


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/20(Fri) 21時半頃


ふ…

…おれいなんていらないよ…


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/20(Fri) 21時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 繁華街/雑居ビルの屋上 ―

[程無くしてメールの返事が返ってくる。
>>16その文面を見遣り、少年は端末を仕舞った。
浮かぶ表情を隠すように、本を口元にあてる。

目的を果たして尚、満たされない。
或いは好ましく思うもの全てを飲み込まなければ、満足など出来ないのだろうか。
いずれにせよ、人間の世界は未だに人間の世界のままだ。]

 ……もう少し、待ってて。

[そう囁いたのは、誰に宛てたものだったか。]

(23) 2015/02/20(Fri) 22時頃

ちあき…
ちあき…ちあきか…ふふ…


さぁ…どうだろうね…ふふふ…



らくにすればいい…
やすらいでいればいい…
じゃまをするものなんていないから…


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 繁華街/雑居ビルの屋上 ―

[少年は、フェンス越しに下界を見る。
影の無い世界。ただの人間に擬態せざるをえない世界。

少年はゲームセンターの辺りを見る。
何度かその近辺で遭遇した姿を探すも、見当たらない。
日の下では人の足元に幾つも影が伸びている。
それらが重なり合い、暗がりを生み――。]

 …………つまらないな。

[全部奪ってしまいたい。
本屋から強奪した黒い本は、未だ1頁も読み進んではいなかった。]

(45) 2015/02/20(Fri) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

― 中央区/繁華街 ―

[少年は屋上から降り、街中に降り立つ。
正月の休みが過ぎ、影が奪われる人間が増えても尚、街の賑わいは途絶えない。]

 …………。

[少年は街角で足を止め、端末を手にした。
溜まったメールはそう多くない。
そもそも、メールをする相手が限られているからだ。
それも、雑談をするようなメールの件数となれば尚更限られてくる。]

(62) 2015/02/21(Sat) 00時頃


には…いないね…でも…は…きなんだけどな…


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 中央区/繁華街 ―

 …………。

[少年は端末から顔を上げる。
見慣れた髪の色が、視界の端を掠めた気がしたからだ。
しかし、いざ視線を向けてみれば、そこにいる>>66のは、知った姿では無く。]

 …………面白い?それ。

[>>73メールを返信する様子を見ていた少年は、彼の手の中にある端末を指差した。]

(75) 2015/02/21(Sat) 00時半頃

かに…みは…だね…

…もよくやったものだよね…
あの…を…なずけてから…を…うなんてさ…


をかける…のある…もいる…
…は…に…り…うような…さもしいものにはなりたくない…


【人】 幸運の科学 リッキィ

 …………そういうの、面倒だな。

[下準備だとか、何だとか。
馬鹿に分類した人間に対し、少年は興味を持てない。
或いは憎悪を駆り立てるような対象であれば、話は別だが。

同胞の覗き込んだ先には、友人からのメール>>16が表示されている。>>80こちらに気付いている人物には未だ気付かず。]

 そう。価値の無い人間とつるむ気は無い。
 俺は君たちほど、マメじゃないから。

(86) 2015/02/21(Sat) 01時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 ……愛着。

[>>95リツキのデータにはないものだ。
故に、影はそれが少女に対して抱いていたものだとは気付かない。肩を竦める仕草を見遣り、少年は不思議そうに首を傾げる。]

 あの子。しょうこ?
 しょうこも、まやも馬鹿じゃない。
 話す価値はあるし……優先的に、救われるべき人間でもある。

[離れる距離。
それを平然と受け入れ、少年は端末の画面を閉じる。
>>92その直後、喫茶店の中に何やら慌てた様子のサムを見つけた。少年の口元に薄く笑みが浮かぶ。]

(100) 2015/02/21(Sat) 01時頃




【人】 幸運の科学 リッキィ

 ……サム。
 何で慌てるのかが分からない。

[>>104転びそうになるのは見えていた。
少年はそう言い、視線をサムに固定する。

やや距離を離した同胞には構わず、片手を上げる仕草に瞬いて。]

 声を掛けてくるのは、意外だった。

[そう。彼も知っているはずだ。
前回の満月の夜――少年が何をしたのか、を。]

(109) 2015/02/21(Sat) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 …………。

[>>112少年は、問い掛けに答えなかった。
慈悲を与える高揚と、それから――痛み。
告げる気にならなかったのが何故か。
リツキのデータになく、影自身にも理解できない感情の所為だ。
彼がサムについて告げる一言はさておき。]

 俺の友達は、一人しかいない。
 サムは、もう会ってるだろ?
 …………俺に、聞きたいこと?

[>>115問い掛けへの返答に自らの問いを添えて、少年はサムを見上げた。]

(120) 2015/02/21(Sat) 02時頃

いたい…ねぇ…いたいんだ…
それはまだ…いきているあかし…
まてばいいよ…あなたのまつものを…


ごめん…


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 繁華街/路上 ―

[>>130さて、サムと律の関係性は何だろう。
少年には推察するにも至らず、さて置いておくことにした。
合間に挟まる女性の名前を考慮するならば「痴情のもつれ」という言葉が浮かぶが、これは口にしない方が良い類の言葉だ。]

 喧嘩は売られてない。
 寂しさも、苦しみもないところに連れていくって約束した。
 だから、それを果たした。
 死ぬことと、無意識の海に沈むことは別だ。
 彼女の心は今も、無意識の海の中にある。
 ……だから、何も心配しなくていい。

[>>131律が離れていくのは一瞥するのみ。
少年はすぐに、サムに視線を戻した。]

(134) 2015/02/21(Sat) 02時半頃

そう…がんばって…







【人】 幸運の科学 リッキィ

 死ぬことと、無意識の海に沈むのとは違う。
 現に俺は、生きてる。幽霊でも何でもない。

[>>147例え宿主が闇の中に沈んだとしても、確かに身体は生きている。それを人間がどう捉えるかは別として。]

 ……すっきり、しない?
 サムがどうしてそう思うのかは、とても興味深いな。
 でも、俺は無茶苦茶なことはしてない。
 サムも、まやも、しょうこも、馬鹿じゃない。
 不要じゃない。削除の必要もない。
 なら救いが与えられてしかるべきだ。

[少年は自らの理想を滔々と語る。
理解されたい、受け入れて欲しい、認めて欲しい。
影の欲望は、>>152満たされることはなく。]

(156) 2015/02/21(Sat) 03時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 …………俺が、寂しい?
 そう思うなら、サムも俺の世界を受け入れてくれればいい。
 無意識の海は広大で、一つだ。
 皆が一つで、寂しさとも苦しさとも無縁だ。

[無意識の内に、黒い本を抱える手に力が籠る。
眉を寄せるサムの表情が、やけに目に付いた。]

 見てるだけでいられないなら、足掻いても構わない。
 でも、サムは馬鹿じゃない。
 すぐに、足掻くことに意味は無いと分かるはずだ。
 ……サムとまやには、分かってもらいたいな。
 俺たちの世界の美しさを、さ。

[少年は黒い本を持ち上げて、緩めた口元を隠す。
次の満月の夜、彼らが何をするつもりなのかも知らないまま、
少年はサムとの距離を一歩詰め、眼鏡越しの双眸でじっと見詰めた。**]

(158) 2015/02/21(Sat) 03時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/21(Sat) 03時半頃


だいじょうぶ…しんぱいしなくても…
すぐにらくになれるから…

かのじょも…かれも…だれもかも…


わからないな…
そんなかんじょうは…



けんしんは…ひとをのろう…
しんぱいし…つくすことが…かならずしもさいぜんではないわ…


それがなにをもたらすのか…かんがえてみればいいの…
さいごにそこにあるのは…かなしみ…

そう…たえがたい…わかれ…


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/21(Sat) 13時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 満月の前日/南部・自宅 ―

[一般的な戸建ての一軒家。
それが少年の育った家であり、暮らしている家でもあった。
しかし平日の夜でありながら、少年の家に人の気配は感じられない。

誰もいない部屋で、少年は人と変わらない生活を営む。
冷凍庫から小分けにされた肉を取り出し、食事の用意を始めた。
部位別に分けられた肉の塊は、まだ暫く食事に困ることは無いだろう量が残されていた。]

 ………………。

[次の満月は明日。
少年は一件のメールを送信する。]

(188) 2015/02/21(Sat) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

------------------------------------------------
To:まや From:リツキ
件名:

明日は満月だよ。
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(189) 2015/02/21(Sat) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[それから、調理を終えた肉を食べながら、
少年は>>186以前に届いていたメールに目を通す。]

 ………………。

[牛とも豚とも、鳥とも違う肉の食感。
それを噛みながら、少年は片手で端末を操作する。]

(190) 2015/02/21(Sat) 14時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

------------------------------------------------
To:花咲巡理  From:リツキ
件名:Re:

会う理由が分からない。
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(191) 2015/02/21(Sat) 14時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/21(Sat) 14時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― そして、満月の夜 ―

[結局>>194巡理からの返信は無く、少年にとって彼女の提案はそれまでとなった。
ひと月の時間を経ても、力は万全に戻っているとは言い難い。
しかし、時を待つという選択肢は少年にはない。
>>16物語の終幕は最良の形で引かれるべきなのだ。
それが如何なる形の結末であるか、少年にも未だ分からない。
しかし。]

 ………………。

[少年は、確かな高揚を覚えていた。

黒い本の表紙をぱん、と叩いた。
呼び出すのは小さな幽霊の如きシャドウ。
それはけたけたと子供じみた声を上げながら、誰かの姿を探すようにふわふわと宙を舞いながら飛んでいく。
やがて目的の人物を見つければ、案内するとばかりに、跳ね回りながら、本体の元へと進路を取る。]

(197) 2015/02/21(Sat) 15時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/21(Sat) 15時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 満月の夜/西部・ショッピングモール ―

[既に連ねた頁は幾許か。
臙脂色の本を読み終え、次の本に差し掛かっている。
>>207跳ね回る幽霊は繁華街を抜け、更に西へと進路を取る。

交通手段は沈黙している。
長く歩むには、ペルソナの助けを借りることは必須だろう。
そうして辿り着いた先――ショッピングモールの広大な駐車場の真ん中に、少年は立っていた。

その場には未だペルソナはなく、シャドウもいない。
ただ、静けさだけがその場を包み込んでいる。]

(209) 2015/02/21(Sat) 18時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

― 満月の夜/西部・ショッピングモール ―

[少年がこの場所を好むようになったのは、影と入れ代わってからのことだ。
郊外の広大な敷地は、遮るものもなく辺りの闇を見渡せる。
その奥には、赤く輝く美しい月がある。
少年はその輝きを見つめながら、>>214響く足音に耳を傾けていた。

目的地に辿り着き、少年の目の前で小さなお化けは霧散する。
黒い霧状に崩れた身体は、吸い込まれるように少年の影に溶けた。]

 久しぶり。
 それとも、初めましてという方がいいかな?
 親愛なるシャーロック・ホームズ。
 ……サムがワトソンというのは、悪くない人選だ。

(218) 2015/02/21(Sat) 18時半頃

の…とは…
…まともで…な…だな…
…われているみたいだね…

…さすがにあの…では…
…だましは…じなさそうだ…


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/21(Sat) 18時半頃


ああ…だっけ…
…が…の…の…を…いていたのか…

そう…えばこの…の…でも…を…めることはできなかったな…
…な…だ…
…がかかることはそれもまた…しいが…ただ…なのは…だ…
…に…かるかな…この…ちが…

まあ…けれど…らも…は…が…った…
…を…すのももうほんの…しの…だ…と…いたいね…




…へえ…
あかりにそんな…を…しているんだ…


あかり…
…あの…いは…だな…

…の…の…しみを…されたくない…


に…われた…から…していく…
…というのは…いささか…がなさすぎるかな…

…しみのないことは…つまらないね…
けれど…ごとを…しなければ…しみにもたどり…けない…


あかりのことは…に…せてよ…
…は…の…だからね…よく…っている…

それに…の…は…だよ…も…ない…
もう…くらい…いてほしいものだけれど…

…けば…くほど…
…の…さは…らかなこころを…つける…





…どれだけ…ついてくれるだろう…


そうだなあ…あかりは…かに…だな…
…きこもっていたようだけれど…まあ…いいか…

…の…には…が…らないようにはしておこう…
…は…にはご…かな…
…い…があるなら…せるんだけれど…


が…でした…って…

…なねたばらしをしたいだけだよ…
なにせ…ちゃんには…いてもらえなかったしね…


そうか…
…にその…は…うつもりもなかったし…からは…っておこう…

…けれど…をばらしたいなら…めの…がいいかもしれないね…
…らもそう…くはないが…ったより…しは…さそうだ…


【人】 幸運の科学 リッキィ

 ……まやからすれば初めましてなんだろうけど、
 俺にとってはそうじゃない。
 気付いてた?
 高校に入った時から、俺はもう、俺だったよ。

[>>221彼との付き合いはそれよりも長い。
でなければ、リツキが彼を友人と評するわけがない。
少年は理解しながら、言葉を選び、口にする。
意地悪く、煽るように。]

 なんで……俺がこの身体を乗っ取った理由なら、
 説明するには少し時間が掛かる。
 でも、そうだな…………端的に言うなら、基本的な原因は
 『寂しさ』だ。

(229) 2015/02/21(Sat) 19時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 そう。リツキは寂しかった。
 まや以外に、誰もいなかった。
 ……彼の両親も、彼の理解者にはなれなかった。

[さて、傍らでサムはどんな顔をしているだろう。
ちらりとそちらを伺い、少年は黒い本で口元を隠す。
これはリツキにはない、影特有の仕草だ。]

 もうそんなに経つかな?
 俺が彼を選んだのは、彼が初めて高校に向かう時だった。
 リツキは、本当は行きたくなかったんだ。
 ただ、彼の母親が行けというから、行かざるをえなかった。

 ……と、俺の事情を話すだけで良いのかな。
 他にもっと知りたいことは?

(233) 2015/02/21(Sat) 20時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 考えたくなくても、真実は真実だ。
 リツキはそれを知ってた。

 ……誰も、自分を見てくれない。
 誰も、本当の自分に気付いてくれない。
 それは大多数が馬鹿だからだ。
 馬鹿だから、真に価値のある人間が分からない。
 悪いのは自分じゃなくて、馬鹿な連中だ。

 ……なんて。
 本当は何が悪いか、ちゃんと分かってたクセに。
 でも、リツキは行動出来なかった。
 だから、俺が代わりに動いてるんだ。

[>>236黒い本が隠したのは、意地悪く笑う口元だった。
少年の声色には、嘲笑うような色と同情の色が混じり合う。

グローブを外す手元を見遣り、何をするのかを伺うように目を丸くする。]

(239) 2015/02/21(Sat) 21時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[>>238走り込んでくる。
その勢いを削ぐのは難しくない。
ペルソナを呼ぶでも良いし、影を使役するでも良い。

しかし少年は、その場から動かなかった。
全力の一撃。
それを頬で受け止め、平均よりやや小柄な身体が後方へ吹き飛ぶ。手の中にあった黒い本も、少年の手を離れ飛んでいく。]

 ……っ!

[地面に強かに背中を打ちつけ、一瞬息が詰まる。
確かにダメージを受ける様子を感じさせながらも、少年は平然と上半身を起こした。
切れた口の端を手の甲で拭いながら、にやりと口元を歪ませる。]

 …………青春ごっこは、もう終わり?

[影は、そう言い放った。]

(240) 2015/02/21(Sat) 21時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 ……リツキは、そういうことを、
 人に言うことが格好悪いと思ってた。
 たとえ、まや相手でも。

 ……まや、熱血だな。

 まやは自分のことしか見ていない。
 それを、自分でちゃんと分かってる。
 だから、リツキはまやが好きだったのに。

[大義名分、正義、自己犠牲。
それらは少年の最も嫌うものたちだった。
>>248そういうものとは無縁だったからこそ、少年は彼を好いた。
唯一の友として、近しい場所にいることを認めたのだ。
しかし――。]

(264) 2015/02/21(Sat) 22時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[>>251はっきりと宣告は下された。
『本人』が聞けば傷つくだろう言葉でも、影は笑って受け入れる。影がすべきことは、明らかだ。]

 ……まやが俺を消すなら、俺はまやを倒すよ。
 まやが一緒になれば、きっとリツキも喜ぶ。

 俺は、影だけど……リツキでもある。
 リツキが何を喜ぶのか、俺はよく知ってる。

[それが果たして影の思い込みであるか否か。
それを教える人間はもう何処にもいない。
>>252現れる龍を前に、少年は掌に青いカードを取り出して、浮かべる。]

 …………ペルソナ。

[少年がそう告げると共に、青いカードはどろりと黒く溶け
――禍々しい姿をした、血塗れの剣士が姿を現した。]

(266) 2015/02/21(Sat) 22時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[さて。
>>262傍にいるサムの他に>>260ペルソナ使いの気配はもう一つ。

血塗れの剣士は、自身と少年を中心に、
円柱を描くように無数の剣を展開する。

少年は中指で眼鏡を押し上げ、
麻夜、サム、そしてもう一人の客人を順に見遣った。
黒い本は無く、さらされたままの少年の口元には、楽しげにすら見える笑みが浮かんだ。]

(267) 2015/02/21(Sat) 22時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 友人の他に大事なものがある。
 友人よりも、守りたいものがある。

 ……リツキがここにいなくて、良かったよ。
 まやが自分を傷つけようとしてる、
 なんて知ったら、リツキは悲しむ。

[>>272途切れた言葉を、影は勝手に繋ぎ合わせる。
それが麻夜の本心を言い当てているかなど、影にとってはどうでも良い事だ。

>>274ドラゴンが吠える。
円柱と化した剣は影と剣士を軸にぐるぐると回転し、発生した風で炎を散らさんとする。
その内の数本の切っ先が麻夜と>>277サムに向けられた。
そのまま遠心力に任せ、数本の剣は麻夜とサムを貫かんと、勢い良く放たれた。]

(278) 2015/02/21(Sat) 22時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[円中に展開する剣は、一点を狙うのには不向きだ。
対峙する人間は2人。
だからこそ、影は敢えてその攻撃を選んだ。
それはいわばフィールドに展開する全体攻撃と同様。

しかし、>>287その内の片方は目的を果たせず麻夜の頭上を通過し、対象物を失った剣は一定の距離で掻き消える。
彼らに与えられた加護>>271も知らず、影は目を瞬かせた。

もう片方の剣が対象物を捉えたか否か。
それを確認するより早く、>>287龍の鉤爪が剣の壁を打ち破らんとする。]

(291) 2015/02/21(Sat) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 …………悪くない、な。

[影はさも楽しげに、赤い眼鏡の位置を正す。
龍の鉤爪と競り合う剣。
その数本が押し負けたようにぐらりと内側へ傾ぐ。
しかし――。]

 でも、まやなら分かるだろ?
 ステータスを物理にガン振りしてちゃ、
 ゲームには勝てない。

[血塗れの剣士は、円柱の中心で大振りの剣を構えた。
龍の鉤爪に障壁の一部が崩される瞬間を狙い、
剣士は大きく飛び上がる。
構えた剣先が狙うのは、龍の掌。]

(292) 2015/02/21(Sat) 23時半頃

さて…どちらを…そうか…

ねたばらしを…かされたからね…
どちらかには…を…めてもらおう…


ふうん…



どうするべきかな…


おや…えたよ…


【人】 幸運の科学 リッキィ

[>>296剣士の刃に、確かな手ごたえが届く。
それと同時に、麻夜の呻くような声が聞こえた。

剣士は素早く龍の掌から切っ先を引き抜き、構え直そうとする。
しかし、加護の分だけ龍の動きが剣士に勝る。
振り下ろされた龍の鉤爪を咄嗟に剣で受け止めるも、
力の差は歴然だ。]

 ――……っぐ、……!

[火花の散る激しい鍔迫り合いの末、剣士の身体は手にした剣諸共、龍の爪に打ち砕かれる。
額から腹の辺りまでを縦に引き裂かれ、剣士は黒い霧となって霧散した。それと共に、影を取り囲んでいた剣の防壁も消え去る。]

(305) 2015/02/22(Sun) 00時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[影のかけていた眼鏡が砕け、額からどろりと血の代わりに黒い液体が流れ出す。
それを掌で拭い、ぐっと握り込んで開くと、
影の掌の上に白い猿が現れた。

白い猿はくるりと踊り、>>297飛びかかってくる土礫を小さな雷で撃ち落とす。]

 …………はは、
 もう、レベル上げの機会なんてないだろ、まや。
 
 ――……これだから、ペルソナ使いは嫌いなんだ。

[邪魔するだけでなく、影にはない心の輝きを見せつけられる。
負の部分を背負ってきた存在には、その明りは眩しすぎて――]

 叩き潰してやりたくなる。

[呟くと同時に、影は空気を薙ぐように腕を振るった。
それに応じ、地面に降りた白い猿がくるりと舞い、大きな稲光が地を這うように麻夜へと襲いかかった。]

(306) 2015/02/22(Sun) 00時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 血も涙もない、ってやつかな。
 俺たちは人間じゃないから。

[>>315落ちる呟きに返す声は楽しげに。
息を詰めるかに見えた一瞬を見逃さずに捉え、影は口元を歪ませた。

>>316雷は的確に麻夜を苛む。
叫ぶ声が鼓膜を震わせ、影は数歩距離を詰める。
余裕を崩さない影の様子に反し、足取りはやや重く。]

(320) 2015/02/22(Sun) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 まや。
 ペルソナは心の力だ。
 雷には勝てない?
 なら、まやもここまでだ。

[影が煽ると共に、白い猿が楽しげに地面を跳ね回る。
しかし、>>301青い輝きを見ると、忌々しげに眉を寄せた。
青い部屋。青い蝶。影が疎ましく思う輝きに似ている。]

 …………面倒だな。

[影は大きな馬に視線を向ける。
>>301半月に開いた眼と、視線があった気がする。
影の意識が一瞬、完全に麻夜から逸れた。]

(322) 2015/02/22(Sun) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 …………忌々しい。

[>>327青い光。
影が半月の眼を睨みつけると共に、白い猿がそちらを向いた。
沸き上がる不快感に任せて掌を振りそうになるも、
影は大きく息を吐いて自身を諌める。

サムを潰すのは難しくない。
それよりも障害になりそうな方を潰すのが優先だ。
一度ペルソナを潰されている分、残る力も多いとは言えない。
しかし、先程の攻撃は的確に彼の弱点を貫いた。
とどめを刺すのは難しくないだろう。

そう思い、再び麻夜の方を向くと――>>332引き寄せ合う、2枚のカード。その意味が分からず、影は瞬く。]

(336) 2015/02/22(Sun) 01時頃

の…だ…


【人】 幸運の科学 リッキィ

[>>341麻夜の頭上で二つのカードが融合する。
影はそれを見つめながら、楽しげに口角を持ち上げた。]

 へぇ……面白いな。

[しかし、麻夜は未だ起き上がる気配を見せない。
白い猿がきいきいと甲高い声で鳴きながら、その傍に近づく。
ほんの数歩の距離で足を止め――。]

 でも、融合しただけじゃどうにもならない。
 コントローラーも握ってない状態じゃ、
 意味は無いよ、まや。

(346) 2015/02/22(Sun) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[麻夜のすぐ傍で白い猿が舞う。
影がその身に残す力のほぼ全てを束ね、
白い猿は両手を掲げる。]

 ――――……これで終わりだ。

[自然現象では見られないほどに大きく、太い稲光が、
暗い空から麻夜の身体を狙うように、落とされた。]

(347) 2015/02/22(Sun) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[稲光と同時に、>>350叫ぶようなサムの声が響く。
しかし練り上げられた稲妻は止まらない。
青く光る盾と稲妻とが拮抗し、光の粒が辺りを照らす。
白い猿は両手を掲げたまま跳ね回り、稲妻をもっと傍へと呼び寄せようとする。

時間にしてほんの数秒。
>>355稲妻が力で押し切り、青い盾は砕けた。
勢いは多少削がれはしたものの、雷は未だ人間の身一つ、容易く焼き尽くす程の熱量を備えていた。
しかし、雷が砕くのは麻夜ではなく、岩塊。

――避けるだけの隙が出来るには、十分な時間だ。]

(362) 2015/02/22(Sun) 02時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[雷は地面を打ち、白い猿は驚くように目を見開いた。
その頭上に、>>357大蛇が迫る。

先日の満月の日から、影の力は十分に戻っていない。
それは即ち、腹を裂かれた猿の身体が癒え切っていないということでもある。
大蛇を前に、猿は身を竦ませた。]

 リツキはもう、……ここにはいない。

[白い猿はぬいぐるみのように容易く、大蛇の顎に砕かれた。

唸るような『友人』の声に、影が言い放つと同時
――鋭く、重い一撃が的確に、影の胸を捉えた。] 

(363) 2015/02/22(Sun) 02時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 ……っ ぐ、……、……っ!

[影は吹き飛ばされないように足に力を込めてその場に留まる。
そして、>>357ま近くに迫る麻夜の顔を見つめた。
かつての友達を殴りつける時、彼はどんな表情をするのか。
ただ、それを見たかっただけだ。

強い衝撃に、唇からごぷりと黒い液体が溢れた。
血も涙もない。
その代わりにあるのは、ただただ黒い影ばかりだ。]

 ……は、…………これで……終わり、か。

[エネルギーは尽きた。身体の耐久力も限界だ。
しかし、影は楽しげに嗤っていた。]

(365) 2015/02/22(Sun) 02時半頃

リッキィは、オスカーをただじっと、見つめている。

2015/02/22(Sun) 02時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

[後方に吹き飛ぶのは、衝撃を身体の外に逃がす故の作用だ。
それをしないということは、ダメージを全て受け止めるということでもある。

影は空の手をぎこちなく動かし、胸元に握りこまれた麻夜の拳を両手で包むように握る。
影の掌に人の温度は無く、ただただ、冷たい。]

 …………ああ、面白く、 ないな。
 お前ら、揃いも揃って不愉快だ。

 小学生の頃、リツキはお前に憧れていた。
 お前が、虐められていたリツキを庇ったことがあっただろ。
 リツキは、その記憶を大事に抱えてた。

(383) 2015/02/22(Sun) 03時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[影の手が、麻夜の拳を握る手に力を込める。
ぐ、と指先が白むほどに強く握り込み――]

 まぁ、俺には関係ない話だ。

[そう呟くと共に、影の背後に血塗れの剣士が現れる。
剣士は、大きな剣を水平に構え、横に薙ぐ。

――その切っ先は、的確に影の首を刎ねた。]

(384) 2015/02/22(Sun) 03時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[肉体に目立った外傷は現れない。
しかし、その身体に巣食っていた影が失せたことは、
剣士の姿がその場から掻き消えたことからも明らかだろう。

後に残るのは抜け殻となった身体一つ。
糸の切れた人形のように、
ずしりと麻夜の身体に伸し掛かった。]

(387) 2015/02/22(Sun) 03時頃



…うれしいことだね…


【人】 幸運の科学 リッキィ

[のし掛かった重みが、麻夜に何をもたらすのか。
既に消え失せたシャドウは、それを知らず。

影だけでなく、存在すらシャドウに奪われたものの末路は、
ペルソナを奪われたものとは些か異なる。
その場に留まるかに見えたリツキの身体は、
指先から黒い霧と化し、跡形も残さず崩れていく。

最期に残るものは、黒い本と、砕けた眼鏡の欠片のみ。**]

(403) 2015/02/22(Sun) 03時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/02/22(Sun) 03時半頃


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