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21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[サミュエルを抱えながら眠れるようにとゆっくり揺らす。 視線を降ろすと金の髪から見え隠れする無防備な首筋に 先程の胸に書かれた指先の声の擽ったさを思い出し。 眠るのを待ってから、そっと其処へと口許を寄せた。]
…構ってくれた、お礼。
[やわく吸って、首の裏に赤い痕を一つ残す。]
[先程の音は大丈夫だったのだろうか? 気にはなるけれども、少年はこの場から動こうとはせずに**]
(197) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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[赤がラドルファスの唇から自分の指にも感染する。 シーツや服で拭うのも洗濯のことを考えれば躊躇われ 口元へ指を持っていくと、つ、と自分の指を舐めた。 そのまま口内へ指を入れ、軽く吸う。
鉄と、甘いシロップの味]
あか?
[また首を傾ぐ。ラドさん語は難解だ。
じぃ、彼の顔を見つめる。
彼の静かな息の音が聞こえる距離、酔ったような彼の目とかち合った]
んん……寝ぼけてる、ですか?
[子供を甘やかすように、額に口付けたのは、人恋しさもあったのだと思う]
(198) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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[纏めた食器を、厨房へと運ぶ。 そこにしゃがんでいるフィリップ>>189に躓き掛けた。]
……何してんだ?
[躓く前に避け、食器を流しに置く。 食器を洗いながら、ふと思い出して聞いてみる。]
そういえば、さっきの音、なんだったか知ってるか? ラドルファスが見に行ったみたいだけど。
[聞きながらも、手は動かしている。]
(199) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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[中庭の見える机の席、フィリップの隣ではなく それを挟んだ向かい側に座る ひとりで厨房へ向かう彼を見送ってから 頬杖をついてリュシュカを見つめた]
…フィリップ先輩、やさしいね
[独り言のようにポツリとリュシュカに囁くと ご機嫌な声で返事が来る]
さっきはびっくりしたね…
[他愛ないやり取りをしばらく続けると カップを持ったフィリップが戻ってきたので 慌ててて立ち上がり]
俺、食事取ってきます…
[と、逃げるように向かった]
(200) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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えっ、いや、べつに…
[グレッグに突然話しかけられ、 考えていたことがことだけに しどろもどろになる。 どう誤魔化そうかと思ったところで、 グレッグが先程の音について聞いてきた。 これ幸い と、その話題に答えたかったが、 彼が知っていることは何もない]
ガラスっぽい としかわからないな。 ラルフなら さっきセシルといたけど…
[どこに行ったかまではわからない と、 軽く肩をすくめた]
(201) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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[額に当たるセシルの唇の感触はやわらかくて、 あの時戯れに従兄弟と重ねたキスの心地よさを思いださせる。
思わず衝動的に、セシルをベッドに押し倒してしまって、 唇を奪おうと……]
(202) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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[ごちん★]
[勢い余っておでことおでこがごっつんこ]
(203) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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[しどろもどろと歯切れの悪い返答>>201に、首を傾げ。 しかし、音の話になれば、]
そうか。 ……セシルと?
[ラドルファスは音の鳴った方へと行った。 つまり、セシルが其処にいたということだ。
昨夜、廊下を走り去るセシルの後姿を思い出す。 見られていた、と思う。 口の端が歪む。]
(204) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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あぁ。珍しい組み合わせだと思ったんだけど、 ふたりは仲がいいのか?
[ケトルを火にかける。 用意したカップはふたつ。 中身はどちらも紅茶にする予定。 普段 彼が飲むのは珈琲が多い。 しかし今のような時に飲んでは 紅茶の香りがとんでしまうだろう。 そんな気遣いができる程度には、 落ち着いたようだった]
(205) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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……いたい、
[押し倒されて数秒、無言で痛みに耐えたあと、やっとそう口にした。 痛みに潤む目で、苦情を訴える]
すごく、いたい……
[ラドさん語は難解だが、ラドさんの行動はもっと難解だ。 怪我をしてないほうの手で、もふもふと髪を撫でる。 ついでに、指でおでこを弾いておいた]
(206) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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ガーディは、朝食はパンケーキを選らんで席に戻った**
2013/08/08(Thu) 18時頃
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……ぅ、
ご、ごめん……つい。
[おでこぺちられて、やっと我に返る。 何をしようとしていたんだろう。 ひどくうろたえて、泣きそうになって。]
手当て、しなきゃね?
[セシルを起こすと、怪我したところを消毒…]
(207) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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さあ?どうなんだろうな? でも、あの二人って話し方とか行動が、なんていうか。 子どもっぽい感じして似てる気がしてる。
[失礼に近いようなことを言って笑う。
食器を洗い終え、両手についた水を払った。 そのまま出ようとも思ったが、何か飲みたくて。 お湯を沸かすフィリップの隣で、ミルクを温める。 マグカップの中にハチミツをいれ、其処にミルクを注いだ。]
じゃ、俺行くわ。
[ミルクの入ったマグカップを手に、食堂から出る。]
(208) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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つい?
[きょと、と首を傾ぐ。つい、なんだというのだろう。 だけどそれを訊く前に、なんだか彼が泣きそうになっていて 苦笑して、起き上がるとまた髪を撫でる]
……怒ってません、よ?
[もふなで。
もふもふと髪を撫でる合間、何気なくラドルファスのおでこに触るとこぶが出来ていた]
後で冷やす、しましょう、ね。 ……ん、
[消毒をされ、沁みて少し眉をしかめる]
……ぅ、
[とても痛い]
(209) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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[紅茶を注ぐと、ケトルをひとまず流しに置く。 グレッグ>>208と挨拶を交わし、 熱くなったカップのフチを持って席に戻った。 すると 入れ替わりのようにハロルドが立つ]
食事くらい俺が取りにいくのに。
[そんなことをサラッと言ってしまう彼は 世話を焼きたがるタイプなのかもしれない]
[言葉をするりとかわして歩いていったハロルド>>200を しばらく見ていたが、 視界の端にチラつく窓が気になり、そちらへ向いた。 いや、正確に言うと 気になったのは窓の外。 大雨に荒らされた薔薇園だった。 キッとした表情で薔薇たちを睨みつける。 色とりどりの薔薇があるが、脳裏を掠めるのは情熱の赤。 彼は知らずのうちに手首を押さえていた]
(210) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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まだ…を…たしてくれないの…
…
…をひとりにできない
…に…りの…へ…けばいいでしょう…
でも…っ
…
…を…してくれないの…
…でも…を…れたくないんだ
…
…そう…
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『カタン…』
[机に皿が置かれる音で振り返る。 愛しい人の姿を見れば自然と笑顔になって。 ありがとう と礼を述べて パンケーキをつっついた*]
(211) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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……うん、ごめんね?
[撫でられるのは心地よい。 心地よいんだけど…
それだけじゃ足りなくて、けれどどうすればいいのかなんてわからなくて。
黙々と手当てをする。ガーゼを当てて包帯を……]
(212) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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[意外と手際よく治療される手をちらりみて、少しだけため息。 包帯を巻かれてる途中、ちらと同室者のベッドを見て]
……ラドさん、一回だけハグしてみても、いいですか?
[訊きながら、むぎゅうと何やら微妙な顔をしていた彼の頭を抱いてみる。問答無用。
柔らかな髪を撫で、子供みたいに高い体温を感受してみて 熱りを求めて、もう一度ぎゅっとしてみたけど
違うんだよ、なあ。やっぱり]
……私はいま、寂しいのです。
[もふなで。 気は済んでないけど、暫くしたら解放してあげた]
(213) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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[マグカップを手に、廊下を歩く。 甘いミルクを飲んで、落ち着きたい。
ラドルファスとセシルを見に行った方が良いのだろうか。 思うが、何処に行ったのか分からない。
ガラスの割れる音。怪我をしたのかもしれない。 だったら医務室にいるだろうか。 でも、医務室には何故か行きたくなくて。
自然と向かうは、談話室。**]
(214) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2013/08/08(Thu) 19時頃
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わぷっ!
[むぎゅうと抱きしめられて、伝わる体温と心臓の音と]
……セシル? さみしい、の?
オレ、いるよ? オレで良かったら、一緒に居るよ?
(215) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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それとも、オレなんかじゃ、ダメ?
[上目遣いは、飼い主を案じる犬のよう]
(216) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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んー……
[上目遣いをする彼に、少し微笑んで]
……ダメ。
[おでこにちゅうをしてやった]
でも、いっしょにいてください。
(217) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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だって、ラドさんは、サミュさんでは、ありませんので。
[おでこ同士を優しく合わせ、少し泣きそうな顔]
……ラドさん、私、サミュさんに嫌われてしまいまし、た。
私が、わるい人、だから。
[髪を優しく指に遊ばせながら、そんな愚痴をぽつり。 子供体温を抱き寄せて、彼に出来たこぶをさする]
……こんな悪い人でもそばにいてくれるのならば、慰めてください。
[ぎゅっと抱きしめて、珍しくそんな我儘]
(218) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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……ん。 [おでこに触れるキスに、思わず目を閉じて]
そっか。
そんなことないよ?セシル、優しい。
[慰めてと言われて小さく頷き、背中をとんとんした]
(219) 2013/08/08(Thu) 19時半頃
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[背中を撫でられて、もふりと肩口に顔半分を埋める]
ん……それは、騙されています。 私は、罪ばかり、ですよ。
[安心しきったその顔を歪ませてやるすべを知ってるくらいには。
抱き締めるふりをして、軽く首に負荷をかけてみる。 完全に八つ当たりのそれは、彼がもがくならすぐにやめてあげるけど]
……冷やしますか。
[弱く確実に気道を圧迫しながら、よしよしとおでこを撫でた]
(220) 2013/08/08(Thu) 20時頃
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……セシ、ル?
[ぎゅっと抱きしめられて、なんだかドキドキして。 胸が苦しいのか息が苦しいのか、頭がぼーっとして……]
……う、うん……。
[くらくらする。 撫でる手が、なんだか気持ちいい……]
(221) 2013/08/08(Thu) 20時頃
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−自室−
…先輩から見ても、そう見えてたんですね。
[自分が勝手に思っているだけなのかと思っていた。 けれど周りから見てそう見えるのなら、 夜ほどあからさまに嫌われているのだと想像できる。 聞いて暗くなるのは表情も、声色も。
いつもの自分が嘘の自分なのかと問う声は 胸に刺さって表情が歪んだ。 いいたいことがあるのに上手く言える自身が無くて、 口が開いて、閉じて、まるで酸欠のよう。 苛立つような声にも、結局は首を横に振ることしか出来ず]
(222) 2013/08/08(Thu) 20時頃
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…シーシャに、言われたんです。 「いけないこと」してちゃんと報告しろって。
[そうしたら、クラスメイトだって。 ささやきを思い出した表情は苦い。 同級生たちに受け入れてもらうためとはいえ それが正しいのかを未だに悩み続けている。
頭を撫でる手は、聞こえてくる声の穏やかさによって 先ほどよりも恐いものだとは感じなかった。 味方になってくれると。 頼れと、散々繰り返してくれたトレイルに 今だけなら甘えても許されるだろうか。 一度は自分から解いた彼の手の袖口に怯え交じりの指先を伸ばす。 真正面から見返すだけの勇気はまだない。 心の底から、頼るにはまだ辿り付けないけれど]
(223) 2013/08/08(Thu) 20時頃
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…どうして、嫌いなんて思うんだろ。 どうして、人間に嫌いなんて感情があるの。 何で、みんな大好きだけじゃいけないのかな。
教えてよ先輩。苦しいんだ。 …どうして、俺のままじゃ、駄目なの?
[怖い、と小さく呟いた。 床板を濡らして、肩を震わせながら水玉が落ちる。 自分の前にあるはずの道を見失って、途方にくれる迷子がひとり。 今は、自分を好きだといってくれるトレイルに縋ることしか出来ないまま]
(224) 2013/08/08(Thu) 20時頃
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ラドさん?
[予想に反しておとなしい彼の額を撫でる。 顔が赤いのは、苦しいだけじゃないだろうと容易に分かって
ほんのすこし、口元を歪めた]
……ラドさん。逃げないとひどいことします、よ?
[主に八つ当たりで。 もうしているじゃないかって?まあ、もっとひどいことするよってことで。
首を絞めるのを緩めて、息を吐いたときにまた絞める。 そうしながら、今度は頬にキスをした]
(225) 2013/08/08(Thu) 20時半頃
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