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78 わかば荘の薔薇色の日常
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にでも…なんて…ひくものだ…
だからこそ…や…を…す…に…た…れなさを…じる…
…の…を…ろうとしない…
…の…の…を…ねない…
…の…についてをきかない…
…が…に…られて…しいのかどうかを…ねない…
そういえば…つ…いた…
…さんは…と…ぎに…き…した…
…は…れた…という…なものだったが…
のように…うからだろうか…
…を…にするよりも…に…など…り…われてしまいそうで…はこうして…に…を…いている…
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[目的の部屋ではなく、その隣の扉>>77が開く。
眠たげな徹の姿に瞳を細めて、告げられる言葉に、そうかと呟く。 隣の動きが音としてわかるから徹が告げてくるのは分からないことではなく。
瑛士が居ないと知れば、わずかにため息をこぼした]
ああ、わざわざすまない。 中にいるなら談話室とかみてみるよ。
[小さく頷いて、ありがとうとつげて。
ふといつもと違うように思える徹に、首をかしげる]
(100) 2014/06/30(Mon) 13時半頃
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[徹の声は、いつも耳に心地良い。 こんな時間に瑛士を訪ねていることに、なにも聞かれないことにほっとして]
ああ、わかった。
ーー徹、
[いつものように承諾して。 ふと、徹の名を呼び。
けれど、続く言葉はなにも浮かばずにゆるりと首を振って]
いや、何でもない。 またあとでな。
[呼びかけに止まった徹にすまないと告げて、扉が閉まるのを見守り。 階下へと降りていく**]
(101) 2014/06/30(Mon) 13時半頃
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[チェーンから滑り落ちた指の行方を、充血した目が追った。 そして、袋がガサ、と音をたてるのを耳が拾って、視線を持ち上げる。]
…………。
……。 …… それ薬?
(102) 2014/06/30(Mon) 13時半頃
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ミナカタは、ジャニスが持つ袋をじっとみている。
2014/06/30(Mon) 13時半頃
ミナカタは、ジャニスが持つ袋をじっとじっとみている。
2014/06/30(Mon) 13時半頃
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[頷く。
中身が見えづらい黄色の薄いビニール底に 長方形の箱の形が浮いている。
もう一つ、ヨーグルトも入っているから、 わかりにくいかもしれないが。]
(103) 2014/06/30(Mon) 13時半頃
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ミナカタは、ジャニスが持つ袋をめっちゃみている。
2014/06/30(Mon) 13時半頃
ジャニスは、ミナカタの視線にビニール袋が怯えている気がした。
2014/06/30(Mon) 13時半頃
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……
[ついに、咳を堪えるという無茶は決壊して、いくらか咳き込んでから、諦めたように、一度ドアを閉める。 金属音があった。 黄色の袋のなかに箱が見えたし、それは願ってもない餌であったし、間中には昨日からの不調を分かられていた。 邪険にするのは、忍びなく思えた。 ドアを開けた。]
金はらうわ。 待っててもらっていい?
[南方は、ドアから手を離した。 ドアの重みで、やんわりと閉じるに任せる。 南方は、財布をとりに部屋に戻った。]
(104) 2014/06/30(Mon) 14時頃
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[一度、扉が閉まる。
らしくもない落胆を感じた瞬間、 もう一度金属音があって]
……。
[金属線に遮られていない空間が、ひらかれた。]
(105) 2014/06/30(Mon) 14時頃
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いらない。
[閉まってしまおうとするドアを手で押さえ、 背中に声を投げる。
外側に開いたドアの向こうに ドアが収まるべき枠がある。
それを越えていいのか、 迷って]
お金はいらない。
[もう一度言って、爪先を枠に乗せた。]
(106) 2014/06/30(Mon) 14時頃
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――202――
[本日の徹津來夏の朝は、遅かった。 頭が重くて、時間に囚われないサボり魔大学生は、目が覚めてすぐに二度寝を決め込んだからだ。 話に聞く二日酔いというやつよりは、楽だと思えた。頭痛もないし吐き気もしない。夕方から飲んで、寝る頃にはほとんどアルコールが抜けていたのが幸いした。 単なる疲れと、飲み慣れないもののせい。ゆっくり、昨日よりは二時間は長く寝て、のそりと起きた。 日課をこなそうとして、外を見る。]
――あ、
[やってしまった。外には、霧のような雨。 傘を取り込むときにもまだ湿気っていた、タオルやらデニムパンツやらが、泣いていた。]
(107) 2014/06/30(Mon) 14時頃
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[濡れてしまったものは、仕方ない。 切ない悲しみを覚えつつ、取り込んだものをそのまま洗濯機に放り込んだ。 それからPCをつけて、メールを見て。浴びるシャワーの熱さが、心地よい。 さて、昨日考えたさまざまを、どの順番でこなそうか。 長めの髪を拭いて、なけなしのタオルを肩にかけたまま、本棚からアルバムを一冊手に取る**]
(108) 2014/06/30(Mon) 14時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/30(Mon) 14時頃
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──…。
[片足踏み出しかけたまま、 ひとり歩きした思考の途中で、遊は一瞬、微妙な顔を見せた。]
(109) 2014/06/30(Mon) 14時頃
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[間仕切りの向こうへ向かおうとして、カーテンに手をかけたところで]
なんで。 薬たけぇじゃん。
[間中の顔を振り返る。そこに特別表情が乗ってなかったとしても、枠に乗るつま先、ドアにかけた手。それらを見て、目を瞬く。 それから、呆れたようにひとつ息をつく。]
今日はなにがしてぇんだよ。 待ってて。
[どうせ対価に期待しているんだろうと思っての言葉だ。 しかし、あくまで、そこに相手を留めるような声しかかけない。 南方は、カーテンを半分あけて、向こう側へ行く。 後ろ手で、閉めた。 半分から見えたのは、きっと、床に敷かれた板や、カップが乗った作業台や、ベッドくらいだ。]
(110) 2014/06/30(Mon) 14時半頃
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[悪人でも、どうでも。 気にしない。
折角のチャンスなのでお邪魔することにした。
104号室の扉が閉まる。 黄色い袋を提げた珍獣を中に迎え入れて。]
(111) 2014/06/30(Mon) 14時半頃
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な…は…り…われている…
…れば…とは…はかけなかった…
…るのは…いの…えない…だけだ…
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[目についたのは、部屋と玄関とを隔てるカーテン。
──こんなところにも境界線がある。]
(112) 2014/06/30(Mon) 14時半頃
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と…りとで…になったそれには…お…は…まで…という…で…してあるといってもいい…
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[南方が通るために捲ったカーテンの隙間から 作業台のようなものと、その上のカップと、ベッドが見えた。
床に置かれた板は、隙間からではそうと認識できなかった。
ぱちりと目を瞬いて、 何も考えず後をついてゆく。]
(113) 2014/06/30(Mon) 14時半頃
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[何度も咳き込み、鼻をすすった。 部屋のなか、置いてあった財布を拾い上げる。 片付いた部屋であるから、探すという手間はない。]
(114) 2014/06/30(Mon) 14時半頃
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[南方が財布に手を伸ばした辺りで、 仕切りのためのカーテンが捲れて、白い姿が覗く。]
(115) 2014/06/30(Mon) 14時半頃
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──絵だ
[玄関に戻るために南方が振り返るのと 気配に気付いて顔を上げるのと 陽光をカーテンで遮った部屋に、遊の声が響くのと。
どれが最初だっただろう。]
(116) 2014/06/30(Mon) 15時頃
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