78 わかば荘の薔薇色の日常
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─ バースディパーティ ─
[管理人の掛け声で、下手くそな斉唱が始まる。
ハッピーバースデー徹津 ハッピーバースデー來夏
無口な來夏がいつになく照れているようにも見える。
ハッピーバースデーディア來夏 ハッピーバースデートゥーユー
住人それぞれが、それぞれの言葉で來夏の誕生日を祝ったり 主役よりも先に手を伸ばし 切り分けられたケーキを確保しようとしたり──。
談話室は、いつにも増して賑やかになった。]
(327) hana 2014/07/05(Sat) 20時半頃
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[声の輪の中で、歌唱力33(0..100)x1の遊も 小さな声でバースディソングを口遊んだ。
鮮やかな紅のタルトを一切れ皿に取り フォークで一口分に切って口に運ぶ。
艶めくラズベリーの甘みと同時に 爽やかな酸味が鼻腔に広がり──]
(328) hana 2014/07/05(Sat) 20時半頃
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ジャニスは、テッドを慰める振りをした。
hana 2014/07/05(Sat) 20時半頃
…これ…よかったら…んでみてや
…
…おめでとう…これからもよろしく…
…
…
…の…どや…
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─ パーティ中 ─
[來夏の誕生日をこの上なく盛大に祝い ともすれば感涙を堪えて俯き 言葉も発せないくらい喜んでいる來夏の様子に 満足そうな薄い笑みを引き、 ケーキを食べ終えると遊は自然に椅子を立った。
置きっぱなしの桃の箱は 既に誰かが手をつけたようで減っている。 そのつもりで置いてあるので問題ない。
中の一つを手にとり、 談話室を出ようとする永利>>356の側に近付いた。]
……はい
[掌の上の、まだ少し固い桃を差し出す。]
(358) hana 2014/07/05(Sat) 23時頃
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[わかば荘で唯一遊を遊くんと呼ぶ永利の声は、 ぼさぼさ頭のイメージと違って、柔らかく耳触りが良い。
この声に呼ばれるのは好きで ソファでうつらうつらしている時、 時々髪を撫でてゆく指先も好きだった。]
……部屋、戻るの
[声を掛けたのに大きな意味はない。 用事もない。
ただ──なぜか少し、寂しそうに見えたからだ。]
これはまだ── 新聞紙に包んで、数日柔らかくなるまで置いておく。
そうすると、甘く柔らかくなる。
(374) hana 2014/07/05(Sat) 23時半頃
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で…
…
…そうなんや…したら…んでも…
…なんやろなあ…そない…みでもないんやけど
…めっちゃすきやわ
…
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烟草 おいしい?
[何かあったと問う声を無視し、 提示された箱を見て、また永利に視線を戻す。]
何度か試したけど どうも、いまいちだったな──。
桃は──甘い方が、売れる。 熟した方が香りもいいし。
でも、俺は──…… その年最初に収穫した、まだ未熟な桃も好きだった。
[数ある桃の中から、どうしてそれを選んだのか。 熟しきった甘い実でなく、未熟な果実を選んだ理由。]
(380) hana 2014/07/06(Sun) 00時頃
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[揺れる烟草の、紙と擦れる微かな音は 永利の声とどこか似ていた。
想像していなかった永利の返事>>390に 遊の目が、 パッケージの破れ目から覗く烟草の端に引き寄せられる。]
へぇ
──面白い。
[向き合う相手を内に求めるか。 それとも──煙が描くあやふやな幻に求めるのか。
食べ頃はいつ──と尋かれ、遊は凝っと、 桃を見詰める永利の表情を見詰めた。]
…────じゃあ、明日の──朝。
(398) hana 2014/07/06(Sun) 00時半頃
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─ 談話室>>404 ─
[きっとまだ固くて青いけど──とは言わなかった。
ただ、フレームで切り取られた永利の瞳が 思いの外柔らかかったから
──ああ。もう少し甘くても良かったかな
とは、思ったけれど。
差し出された烟草の箱。 差し出した永利の目と、交互に見て]
……うん
[頭を出した一本を、指で摘んで引き抜いた。]
(414) hana 2014/07/06(Sun) 02時頃
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ありがとう
[柔らかいけれど抑揚に乏しい声で礼を言い、 出てゆく背中を見送って 貰った烟草のフィルターを、軽く歯で噛んだ。*]
(415) hana 2014/07/06(Sun) 02時頃
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[永利が談話室を出て間もなく、 桃の詰まった段ボール箱を重ねて二つ、細腕に抱え]
檀さん、これ──
[と、檀の前に詰み]
お店に。 ──…使えたら、だけど。
いつものお礼。
[遠慮など聞かぬ体で踵を返し、談話室を出た。 永利が談話室を出て間もなくのことだった。]
(421) hana 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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─ 201号室 ─
[部屋に戻ると、遊はまず服を脱いだ。 三日間、バイトも買い物の間も同じズボンを穿いていたため 臭くはないが何となく気持ち悪かった。
脱いだものを洗濯機に放り込み、 洗剤と柔軟剤を投入してスイッチを入れる。
シャワー室で水を出し 湯になる前に烏の行水を終えると、 サルエルパンツとTシャツという楽な格好に着替えた。
オカマバーに行こう──。 談話室を出る前、誰かがそんなことを言っていた。 興味があったので行く、とは告げて来た。
そろそろ戻らないと置いて行かれるかもしれない。 そうは思ったが──]
(429) hana 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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[──五分だけ。
と、パソコンを開き、 書き始めたばかりの小説に向き合った。]
(430) hana 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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[五分のつもりだったことなんて 書き出してしまえば忘れている。
白い光に顔を照らしだされ、 暗い部屋でキーボードを打ち込む遊の意識は 小説の世界から、ノックの音で現実に引き戻された。
いつも決まって二回、來夏はドアをノックする。 一定のリズムで、同じ位置で。
来訪者自体そう多くない部屋のこと。 外にいる人物が來夏だとはすぐに気付いた。]
あいてる
[扉に顔だけ向けて、声を掛ける。 入っておいでと言わないけれど、來夏なら必要ない。]
(441) hana 2014/07/06(Sun) 03時半頃
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[今まではパソコンを開いても、今ほど指は走らなかった。 今は、書き始めなせいもあってか、言葉は勝手に湧いて来る。 急いで書き記さなければ取りこぼしそうで怖いくらいだ。
來夏が入って来ても、浮かんだ文章を打ち込んでしまうまで すぐに前を向き、句点を打ってやっと振り返った。]
ううん 大丈夫。
もうすぐ出掛けるけど、 來夏が来なかったら忘れてた。
[入って来た來夏に目を細め、 手招きしてクッションを半分開ける。]
(447) hana 2014/07/06(Sun) 03時半頃
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[クッションの上の体重移動を感じ取り 一瞬前までキーボードを叩いていた指が來夏の腕を取る。]
來夏
邪魔じゃない。
[名を呼んだ後、僅かに間を開けて、はっきりと言う。 置いて行かれたら遅れて行くだけだ。 別に少しも困らない。]
……飲む?
[来夏の手首に触れたまま、 その手の中にある物を見て、眼差しを和らげた。]
(449) hana 2014/07/06(Sun) 04時頃
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──
[液晶の明かりが透かした薄桃色に気付いて 一度、立ち上がって天井のライトを点けた。]
桃の酒 かな
[季節柄か、このところよくよく桃に縁がある。 先日ても爺からもらった水まんじゅうも 今日届いた桃も──。
桃の酒は香りがよい。]
うまそう グラス持って来た?
(454) hana 2014/07/06(Sun) 04時頃
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[グラスを忘れたのが、声でわかった。 ぽんぽんと頭に掌を乗せ、 もう一度立ち上がってキッチンに向かう。
戻って来た時、遊は、ガラスのグラスと、 朝南方に貸したアカシアのマグカップを手にしていた。
グラスの方を來夏に渡し]
これで、乾杯出来る
[自分はアカシアのマグカップを持って、 注いで──? と言うように、來夏前に差し出した。*]
(456) hana 2014/07/06(Sun) 04時半頃
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─ オカマバー体験ツアー帰り道 ─
[藤堂の案内で、生まれて初めて訪れたその場所は 過去に読んだ小説の中に出て来る店と違い 雑然としていて安っぽく、働いている男──…もとい、 お姉さんたちも目立って綺麗な容姿のものはいなかった。
それでも、小説と同じ赤っぽいライトの下、 働くオカマたちは皆驚くくらい賑やかで、明るかった。
いつもの調子で飲むな、と藤堂から釘を刺されていた遊は 途中から、迷惑そうな店員の視線もなんのその 氷水ばかりを飲んで、店と、店員と、 店員に絡みつかれるわかば荘の住人たちを 涼し気な目の奥で、しげしげと観察していた。]
(457) hana 2014/07/06(Sun) 05時半頃
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