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64 さよならのひとつまえ
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…
…
…
なんだなんだ…がどうした…
とりあえず…から…に…ってみる…
…
…
…
…どこじゃ…い
…
もうお…らせしちゃったぞ…
…かひもちんと…なら…に…の…んべ…
…
…
…
あ…すまない…ありがとう…
…にとある…を…したんだけど
…は…に…ってやれない…があるので
…の…へ…い…れてってやって…しい…
ただ…の…まではこの…は…にしといてくれ
…っていう…の…が…いつきがいいから…えておくように
…
…
…
…
いや…むしろ…の…な…のせいで…びさせてしまった…がする…
…は…にしてないから…お…も…にしなくていい…
…を…きだったなんて…だったけどな
お…いつか…いてみないか
…
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お前も? [保元は何処へ行くんだろう。>>488 校庭?屋上?違うところ?
どちらにせよ、食堂の長居は止めた方がいいらしい。 俺は足早にその場を立ち去る*]
(492) 2014/03/28(Fri) 23時半頃
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…
…
…どこじゃ…い…
…
…と…
…かったうえから…る
…
…きながらの…は…いつも…に…く…もそのままだった…
|
― 中央棟・屋上 ―
[そのまま保元と共に食堂を抜けて、>>493 階段で屋上階まであがってゆく。
中庭じゃなくて校庭、と校舎側の方に向き直る。
誰が何を書いたのか、 判別するのはちょっと難しい気もするが]
(505) 2014/03/29(Sat) 00時頃
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[――卒業おめでとう ああ、ありがとう。そうだな、これで卒業だ ――メガネなくすなよ!! 全くだ、何回無くせば気が済むんだ ――おれたちは 正しくはないが まちがってもいな 人の趣向なんて、そいつが良いと思えばそれでいいのだ ――ロックンローーーーーーーーーーーーール! バリバリヒャッフーって返せばいいのかこれは ――れーちん へんな とこで たおれて んじゃねーぞ! ……あいつ、自分も落とすのか。警察も大変だな。 ――むっちゃん FOREVER 断る、俺はちゃんとジジイになって普通に死ぬ。 ――☆彡 これは星…だよな?多分。ヒトデじゃないよな? ――またな! ああ、またな。また会おうな、]
(506) 2014/03/29(Sat) 00時頃
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[白い石灰で塗りつぶされた欠けた月。 ああ、これは、誰が書いたのか解る。
いや、一部解るものもあったが、これは間違えようもない。]
お前ら、暇な事やってるな……。 ちゃんと荷造り終わってんのか?
[俺と紐井屋を送る為の文字や絵を眺めて、 呆れた口調で呟き、手摺に組んだ両腕を預ける。
ほんと、こいつらは莫迦だな。 もっと他にやる事ないのか、もっと、他に……もっと、]
……く、
[緋い陽光が眩しい。 ぼたぼたとジャケットの袖に染みができるのは、 まあ、俺が泣いてるからだ。]
(507) 2014/03/29(Sat) 00時頃
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くそ………、
[この校庭を見下ろす高校生の俺は、 いなくなるのだ。
俺はまだ、俺たちはまだ子供なのに。 無理やり大人に引きずり上げられる。
だから、卒業証書を埋めたんだ。 ここから去りたくないと、ここから消えたくないと。
さよなら を認めるのが、厭だって]
(508) 2014/03/29(Sat) 00時頃
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ありがとな! ちゃんとお前らも卒業していけよ!!
[精一杯デカい声を上げて、校庭の方へ向かって叫ぶ。 やるならやるって言え、畜生。
アレルギー対策眼鏡とマスクを付けて来たのに。 悪態は紡がれず、夕闇に混ざって消える。]
(512) 2014/03/29(Sat) 00時頃
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― 屋上 ―
そうか、山本のやつも忙しいな。 結局髪を切って貰いそこねた。
[手を振る保元と同じ行動はせずに、 思い出した様に自習室での話を独り言として零す。>>510
あれ、眼鏡なのか。 オデンじゃなかったのか、と思わず言いそうになった。]
……それ。
[送った画像が待ち受けにされているのを目の当たりにし>>514 少しだけ驚いて、目を見開く。
来て欲しい、ではなくて。 来いと繰り返す保元に、]
(528) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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………分かった。
[さよならの、ひとつまえの約束を結ぶ*]
(531) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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[――それから、漸く校庭の方へと手を振ることができた。
俺は、さよならをしなくてはいけない。 今日という日に、俺の三年間に、さよならをしなくてはならない
別れたくなくても、時間が止まってくれない。
ここより高い建物は何処にでもあるけれど、 今俺の立っている此処は、世界で一番高い場所だった。 荒野に綴られたメッセージに緋い色が満ちている。
焼けた世界を見下ろしながら、この光景を目に焚きつける。
――この別れは、忘れてはいけないものなのだと*]
(540) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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― →自室 ―
[保元が降りて行った後、暫くその場に留まっていたが。 自室に戻るべく、俺は屋上を離れる。
自室に戻り、もう一度校庭側を見ようと窓を開けた。 宵の色が濃くなった風に運ばれて、歌>>545>>549が聞こえた。]
あいつ、この時間に薄着で出てると絶対に風邪ひくぞ……
[かけられる言葉は、無い。 だから、俺は何時ものようにペンを手に取って*]
(552) 2014/03/29(Sat) 01時頃
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…おつかれさん
…
そういや…ひ…ちゃんの…とか…きそこねた…
…しても…じゃなかったら…おしえて…
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― 夜・東棟屋上 ―
[消灯時間を過ぎても起きてる事は多々あったが、 消灯時間に部屋から出るのは、流星群のあの日以来だ。
寮母さんに見つかると間違いなくハリセンが飛んでくるので、 息を殺し、足音を潜ませて出歩く俺は、犯罪でも犯した気分だ。
俺より先に到着していた保元の、背中を見つめ、 待たせたな、と声をかける。]
ちゃんと来たぞ。
[極力、声は平静を装っている。 それでも、寝ている彼の枕元に置くつもりだった物。それを握り締める手は、夜風ではなく俺の緊張で震えている**]
(563) 2014/03/29(Sat) 01時頃
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