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21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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も…も…
…まだ…えきれてないんだね…
…も…を…まえただけ…
…まだ…は…く…まってない…
…くには…まだ…りないんだ…
…でも…
…きっと…いつの…か…
い…は…れる…れる…
…で…な…が…の…
…と…じような…しい…を…かせる
そして…を…りまく
…い…は…れる…れる…
|
[許しを貰うと角度を変えて深く、口付ける。 舌を絡めて、唇と、吐息を擦り合わせる行為、 息継ぎの間に、ふと、また笑みが零れ]
…いいよ。 " "でいいよ…、先輩…、
[少年は、自分でよく知っているのだ。 自分が何であるのかを。そしてまた、笑う。]
…なら、俺のことだけ見ててよ…。 ……考えなくて、いいから。
[濡れたトレイルの唇を指で拭う、 少しだけ、口端に当たる小指の歪な部分。 手は首元へ降りて、服の上からトレイルに触れていく。 見下ろす人が、忘れてしまえるように。]
(317) 2013/08/05(Mon) 22時半頃
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ねぇ…
…に…める…けをして…
…に…らわれるように…けるから…
…みんなで…きたいの…
…だから…
だったら…えてあげて
…に…を…る…を
いいえ…は…っている…
…れている…の…が…
だから…い…させて
…い…が…く…ちる…へと…う…
…り…ない…
…
ほしい…
…がきっと…っている…
…を…ばし…を…め…を…かせるために…りないものを
…いと…う…の…が…ちるのを…っている…
もっと
もっと
…む…
…して…ゆるして…
…
…たして…いっぱいに…
…
…なぁに…その…
…があなたと…じだと…った…
ちがうっ
…うそつき…
…
…じなら…しさを…めてくれると…ったんだね…
…でも…の…は…なの…
…はあなたと…じ…をしているのに…
|
[好きにしたらいい、そんな言葉が聴こえて。 トレイルに触れていた手が、止まった。]
―――……、
[トレイルは今、どのような表情をしてるだろう。 少年の顔からはまた笑みが消えていて。
トレイルの体に触れていた手が離れ]
[とん、とん]
[とん、とん]
[離れた手は、トレイルの頭へ。 繰り返し、繰り返し、 子供をあやす時のように調子をつけて撫で始める。]
(332) 2013/08/05(Mon) 23時頃
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する…の…に…が…れ…ぶ…
…
だって…から…り…も…りでも…
…の…もりがあれば…を…させてくれる…がいる…り
…
…りって…した…がないから…って…からない…
だから…
…
|
[手を払われると引っ込める。 口許に持っていきそうになるのを緩く拳を握って留め]
…うん。 …らしくなかったねー…?
[ゆがんだ顔が見えた、視線が拳に落ちる。]
先輩が気持ちよくなれるんなら 続けてもよかったんだけれどー…、
…先輩楽しくなさそうだし、 …流石にちょっと、虚しいなーって…、
…ごめんね、嫌いになった…?
(340) 2013/08/05(Mon) 23時半頃
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ほら…も…じだったでしょう…
…が…いのはわかる…
…だったら…めてあげたら…
…が…に…めているものは…わかっているんでしょう…
…だ…は…しいのは…だから
…じゃあこのまま…っておくの…
それは…
…あなたは…を…れられればいい…
…は…が…しい…
…ならばあなたがとる…は…
|
[相手の心の裡なんて読めない。 読めないから、立ち上がるトレイルを見上げて 何時もと同じ笑みを作れない。]
…予約分、勿体ないことしちゃったな。 …嫌ってない?…本当? 嘘じゃなくて、本当に…?
…なら先輩、また、構ってねー…?
[立ち去る背に、そう告げる。]
(349) 2013/08/06(Tue) 00時頃
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[トレイルを見送った後、 動く気になれなくてその場に再び寝転がる。]
…あーあ…、 …馬鹿なことしちゃった…。
[" "でよかった筈なのに。 欲が出た、結果この様だ。]
(352) 2013/08/06(Tue) 00時頃
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[かり…、かりかり…、]
[爪の削れる音が響く。粗く削れていく。 ほら、やっぱり爪切りなんて意味がなかった。
―――…だって意味がなかった。 ―――…だって、………………、]
[かりかり…、がりがり…、]
[強く噛みすぎた小指が血で赤く染まる、 赤く、紅く、薔薇の花弁の色のように―――…]
[…がりり…**]
(356) 2013/08/06(Tue) 00時頃
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ごめん…
…あなたの…みは…に…った…
あぁ…そうだね
…でもそれは…め…
あぁ…そうだね
…を…に…れるまでの…わり…
あぁ…そうだね…
…
ねぇ…
…の…は…ね…
…ずいぶん…きつけてみたのだけど…
…これが…かしら…
…だったら…ごめんなさいね…
…の…にたちたかったの…
もう…の…は…かないことにしたよ
…あら…どうして…
…
…は…を…にかければ…が…むんだ…
…わかっていて…かりにいったくせに…
…はもう…も…つけたくない
…そう…わかったわ…
…でもこれだけは…えておいて…
…の…いは…いを…めたくちづけでうつるのよ…
…ではまた…あなたが…を…とする…まで…
…を…えて…きればいいわ…
すみません…やりすぎました…
…の…として…ります…
ごめんなさい…
…こういう…の…い…は…ってると…うのですけど…
それに…してのお…りは…で…けますので…
…
…にしてない…
これをやってはいけないはないと…う…
…はいかんとやら…だと…えば…はっきり…うから…
…しんで…こう…
ありがとうございます…
そう…ってもらえると…が…くなります…
…な…は…かけお…いします…ですよ…
はい…しみたいと…います…
…さんも…しんでください…
では…
|
―裏庭→― [ゆらりと、裏庭から立ち去ったのは トレイルが去ってあまり経たないうちに。 強く噛んで赤く、赤く染まった小指。 まるで薔薇の花弁を散らしたかのような。 ポケットに入れて隠そうともせず、 きょろきょろと誰かを探すようにして廊下を歩く。]
(384) 2013/08/06(Tue) 05時半頃
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……あ、
[探していた姿、見つけると小さな声をあげて近づいていき]
…せーんーぱーいー…、
[そう呼びかけた声の先には、 つい先程、気まずい別れ方をしたばかりのトレイルの姿。 >>353>>359 グレッグの部屋に入ろうとした所だったか、 それともグレッグに扉を譲る為に立ち上がった所だったか、 その背中に、飛びつくように抱きついて]
…見つけたー…、先輩ー…、
[つい先程の気まずさなんてなかったかのように、 ぐりぐりと、自分の頭をトレイルの背に押しつける。]
(385) 2013/08/06(Tue) 05時半頃
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…ね、先輩…さっきはごめんね…? 俺、失敗しちゃった…。 もう、しないよ…ううん、次は、ちゃんとやるね。 先輩の望むように、俺するから…
…今度は先輩が喜んでくれるように、 なんでも、なんでも、なんでも、なんでも…、
[徐々に抱きしめる手に力を篭めて うわ言の様にトレイルの背へと囁いて。
離れた時、トレイルはどのような表情を浮かべていただろう。 先程のように、不愉快そうに顔を歪めただろうか。 少年は、何も気にしないような素振りで笑って手を振る。 噛みすぎて、赤く染まった小指も、一緒に揺れて。]
…今はやめとくけど、俺からまた、誘いに行くね…? …先輩から来てくれても、いいからね…?
(386) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[それから視線はグレッグへも、]
…じゃあ、お邪魔してごめんなさい。 トレイル先輩、グレッグ先輩、またね…。
…2人とも、また、構ってね…?
[甘える口調でそう言って、 一歩、二歩、手を振りながら2人から離れていく。]
(388) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[2人から離れると、再び廊下を歩きだす。 爪切りは、もう必要なくなってしまった。 だから、元あった場所に片付けないと。
向かう先は、医務室へ**]
(391) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[>>397トレイルの拒むような言葉にも、 少年は笑って頷きを返さずまたね、と告げた。
医務室へ向かう。 じくじくと、痛い。痛みが広がっていく。 そういえば、爪を強く噛んでしまったんだった。 消毒もしなきゃいけないかもしれない。]
(401) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[医務室に辿りつくと、 爪切りを探しに来た時と少し異なる空気を感じた。 ぴりり、と少し張り詰めたような空気、 それと、消毒液の匂いに紛れる薔薇の香り。]
……何か、あったの……?
[セシルはその場に残っていただろうか、 残っていたのならセシルにそう訊ねただろう。 セシルが立ち去っていても、そんな言葉は零れて。]
(402) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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